20年たっても機械化されないトップ47職種は何か?を検証することで見えてくる「人」と「AI」を差別化するもの

2013年にオックスフォード大学のオズボーン準教授が、『雇用の未来—コンピューター化によってどれだけ仕事が影響されるのか?』という論文を発表し、702の職業のうち47%が、10〜20年後には機械化される確率が非常に高い、と発表して衝撃を与えました。

 

この研究では、米国労働省が定めた702の職業をクリエイティビティ、社会性、知覚、細かい動きといった項目ごとに分析し、機械化の確率を検証しました。

 

結果、特に金融、会計、法律実務の多くが自動化されるだろうと指摘され、実際、昨年秋には日本でも大手銀行による人員削減の発表がありました。

 

このオズボーン準教授による論文は「仕事がなくなる」といったタイトルで紹介され、センセーショナルにとりあげられた面がありますが、

 

一度少し落ち着いて

 

原文をナナメ読みしながら、逆に、どういう仕事のどういう面が人間にしかできない、と判断されたのか、ということに改めて注目してみたいと思います。

 

The Future of Employment Oxford.jpg

THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?

オックスフォード大学マーティンカレッジマイケルオズボーン准教授、カールフライ研究員著

 

ではまず先に、機械化される確率が1%未満のものを見てみたいと思います。

 

Oxford 将来の仕事①.jpg

THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?p.57より

 

上から機械される可能性が低いものが全49職種が挙げられています。

 

この研究によると、「リクリエーショナルセラピスト」が機械化される確率が最も低い職種に挙げられて、「機械化予測確率」は0.0028%とされています。

 

他に挙げられている職種は、

 

セラピスト、ソーシャルワーカー、コーチ、カウンセラー、キャリア(人生)教育、宇宙工学エンジニア、歯科医、アパレルデザイナー、セールスパーソン、看護師、リハビリ療法士、アスレティックトレーナー、ジャーナリスト、先生、特別支援学校の先生、分子生物学者、緊急事態指揮官、キュレーター(学芸員)、人類学者などです。

 

アメリカの職種のカテゴリーなので、日本の文脈では直接的には当てはまらない部分もありますが、人との高度なコミュニケーション能力と協調が求められる点、創造性や創造的な思考による問題解決が求められるという共通点は読み取れると思います。

 

面白いところでは、セールスパーソンが14番に位置付けられています。

 

今の時代にものを売るということは、単に製品や機能がよければいいという訳ではなく、相手のニーズを細かく理解していったり、共感や感動を「売る」という面が大きいからなのでしょう。

 

表の一番に「リクリエーショナルセラピスト」が挙げられるように、全体的にはソーシャルワーカーやカウンセラー、コーチなどが続き、対人援助職が目立ちます。

 

「これらの職種は、人間の倫理観に由来する価値判断や感覚、感情、美意識、芸術性を活かした職種で、まだまだコンピューターを寄せ付けない能力、高い価値観を人間が生み出し続けることでしょう」と「人工知能が変える仕事の未来」の著書 野村直之氏は言います。

 

人を全人格的にとらえ、人の本音を引き出したり、相手の願望や不安、モーチベーションを理解、洞察(共感)し、高度なコミュニケーション能力をもって、問題解決や人のサポートにあたるコーチ・カウンセラーの仕事や、

 

時に心理的な駆け引きを行って、わずかな手がかりから背景を推理し、想像して大胆な仮説をたてるジャーナリストの仕事は、

 

現時点でのAIの「プロファイリング」や「パターン認識」では当面無理とされています。

 

では、人をAIと差別化する手がかりは何でしょうか?

 

先述の野村直之氏は、「なぜ?」と問うこと、だと言います。

 

なぜなら、目に見える出来事、自然現象、社会の変化であっても、その原因が最初から見えていることは稀だからです。

 

そして、二つ以上の結びつきがわかること、または「一見まったく違う二つ以上のものを組み合わせることができること」だと思います。

 

「クリエーティブなもの」や何かを「つくる」とか「生み出す」というと、人はまったく新しい発想でゼロからつくると考えますが、そのクリエーティブなものは大抵すでに存在するものの「組み合わせ」です。

 

でも同じ本を読んでも人が感じる点がそれぞれ違うように、

その人独自の視点、感じ方、悩みや経験があるからこそ見えるもの、その人しか思いつかないユニークな「組み合わせ」があります。

 

そして、その「組み合わせ」こそがその人しか持てない「独自性」となり、その人の表現方法と合わさって「創造性」になるのです。

 

AIを知ることは創造性を知ること

AIを知ることは「人間であること」を知ること

 

新しく見えてきたことがあります。

面白いです。(*^-^)ニコ

 

自分に与えられた経験も含めギフトの意味を改めて思い、すべての人に与えられたギフトの「多様性」と「偉大さ」を改めて想います。

 

「人工知能が変える仕事の未来」いい本です。

 

変に不安をあおるわけでもなく、現時点でのAIの進歩や社会へのインパクトを分かりやすく伝えてくれています。

 

大仲千華

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新しい時代をほんとうの自分で生きるガイドブック「EMPATHY IMPACT」運営中。

https://www.facebook.com/empathyimpact/

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運営者プロフィール

 

国連ニューヨーク本部、東ティモール、南スーダン等で現地国政府の人材育成や元兵士の社会復帰支援に約10年従事に従事。国連の平和支援の最前線である南スーダンで80人強の多国籍チームのリーダーを務める。リーダーシップや仲裁について研鑽を積む。

 

米海軍大学院付けの専門家として、世界的な研修プログラムにおいて唯一の日本人女性として講師を務める。

 

燃え尽き症候群と二次受傷(PTSD)になり、心理学やカウンセリングを学び始め、回復・再統合する過程で直観能力とヒーリング能力が飛躍的に開花。

 

自由に活き活きと生きる人を増やしたい、応援したい、世界の課題にチャレンジする人たちをサポートしたいと思い、コーチングとカウンセリングを始める。

 

英国オックスフォード大学New Century Scholar (全額奨学金授与され修士課程を修了)。

 

人生で尊敬する人は、沖縄小浜島のおばあたち。(*^-^)ニコ

 

https://www.facebook.com/empathyimpact/

 

人工知能

 

 

「職業」に「自分」を合わせる時代は終わりーAI時代こと自分で職業をつくる時

AI(人口知能)と人間が共存を始める日がすでに始まっているようです。

 

つい数日前のことですが、近くのスーパーでセルフレジが導入されました。自分でお金をマシンに入れてお釣りを受け取り、支払いを済ませました。

 

今まで人がやっていた仕事の多くが、AIに替わられるー

 

こうした流れが数年先でもなく、すでに「進行中」であることを「ま・さ・に」実感しました。

 

そして、これもつい数日前のことですが、google翻訳の機能が格段にアップしていることに驚きました。

 

そういう記事は目にしていて、Youtubeの音声文字化の性能があがっていることにも気づいではいたのですが、そのことを実感したのは、先月、ドバイから来てくれた友人と会った時でした。

 

エミレーツ航空でクルーのトレーナーを務めている彼女の話しが面白しろかったので、その内容を記事にした、と彼女に言ったら、「え~読みたい!」と言うので、google翻訳でよかったら送るよ、と言ったのです。

Google翻訳だから、なんとか読めればいいや位に思っていたら。。。

 

なんと❗️❗️❗️

 

多少の「修正」は必要ではありましたが、十分に意味をなす以上の、これ誰かが書いたんでしょ?というくらいの英文記事ができあがりました。

 

日本語記事はこちら

 

 

Google翻訳の性能がアップしているとは聞いていましたが、ほんとうにそうだと実感した瞬間でした。

 

 

「2011年に小学校に入学した子どもの65%は、いまはまだない職業に就くでしょう。」こう指摘したのは、デューク大学教授のキャシー・デビッドソンの言葉です。

 

だからこそ、そんな時代こそ、むしろ私たち人間のひとりひとりがが本当にやりたいことをやるチャンスなんですよね。

 

 

その人だからこそできるこそ。

 

その人しかできないこと。

 

はっきりとした使命のようなものを持つ人もいれば、より調和的な役割を果たす人もいるようですが、その人の「フレーバー」は誰にも必ずあります。

 

 

「わたしなんて。。。」

一見謙虚のように聞こえる言葉ですが、そうして自分を小さくすることもまたエゴなのです。

 

これからは、一人一人が輝いていくことを自分にゆるす時代です。

 

 

自分が自分を知ること

 

自分が自分を認めること

 

自分の内なる声に耳を傾けることがますます大切になることでしょう。