ギフテッドの特徴②: 子どもの身体と感情の中に大人の知能(非同期性)がある

ギフテッドの特徴の一つに、英語の文献によくでてくるasynchronous development (直訳すると「非同期的発達、または「非同期性」)と呼ばれる特徴があります。

 

簡単に言うと、得意分野と苦手分野の差や、いろいろな認知能力の差、知性や気質・感情年齢の差があることを言います。

 

例えば、7歳の子の例です。

 

身体能力は6歳レベルなのに、数学は12歳レベル、読解力は13歳レベルだということもあります。

 

6歳でも「なんで世界に貧困があるの?」といった社会的な課題や不正興味を示す子もいれば、

 

7歳の男の子が、近所の開発プロジェクトが自然に与える影響について大人のような会話をし始めたり。。。

 

 

ママの立場から見ると、甘えん坊で泣き喚く時があるかと思えば、時々、この子は、「ちっちゃい身体をした大人」なんじゃないか?と感じることもあって少しと戸惑ってしまいますね。。。

 

 

これをどういう風に捉えればいいかと言うと、

 

 

「高いレベルの魂」を持つ子が生まれてきた、と説明するのがいいかも知れません。

 

 

私の友人の子供たちにもいますが、彼らは赤ちゃんの時から「賢い」雰囲気を持っています。

 

大人の会話もよく理解しているので彼らの前では悪口もいい加減なことも言えません。

 

「どうせ子供だから」は通用しないと考えた方がいいでしょう。

 

 

ただ、同時に、大人が注意を払う必要があるのは、知能や読解力は高校生(または大学生)位でも、情緒レベルでは普通の6歳の女の子としてのケアが必要であったり、

 

10歳の男の子で17・18歳レベルの微分積分が出来るけれども、情緒的にはやはり普通の10歳であるという点です。

 

 

突然、大人のような会話をしたかと思ったら、その数時間後にはお出かけ先で泣き始めて文字通り腕に抱えて連れて帰ってきた。。。。なんて、こともあるかも知れません。

 

「子どもの身体と感情の中に大人の知能」を持っている本人自身も「とまどい」を感じているかも知れません。

 

では、そんな子ども達とどういう風に付き合っていくのがいいでしょうか?

 

 

まず、大きな前提として、

 

今の時代に生まれてくる子供たち、特にギフテッドやクリスタルチルドレンなどと呼ばれる子供たちの特徴を持ち合わせる子供たちは、身体は子供だけれども、「大人の魂」を持ったであるということです。

 

特に、大人の都合、社会の都合、権威主義や「そういうものだから」という考え方、子供は大人の言うことを聞くべきだというコントロールはあまり効果的ではありません。

 

 

彼らは、「そういうものだから」ではなく、「なんでそうなのか」に納得しないと動かないのです。

 

そんな風では適応できないんじゃないか?

 

もちろんそんな心配はあるでしょう。

 

ただ、これは「彼らの問題」ではないのです。これは、「大人の問題」なのです。

「そういうものだから」ではなく、「なぜそうなのか」、「なぜそれが大切なのか」を一つ一つ私たちに問いかけてくれているのです。

 

教育制度しかり、社会全体に新しい方策が求められています。

 

ただ私たちが内面の変容をとげない限り、制度を変えることはできません。学校しかり政府しかり、その制度をつくったのは私たち自身だからです。

 

私たちの一人一人が生活の質を改善していけば、大きな制度もそれに従わざるをえなくなります。政府や制度は社会全体の考えに従うしかないのです。

 

そういう意味では、彼らはそうした変化を助けてくれている存在です。

 

 

子供たちは神様からの「預かりもの」です。

 

子供たちはそれぞれのママとパパのところに来てくれましたが、その人たちの所有物ではありません。

 

私たち(大人)が彼らにとって出来る最大の助けは、私たちの価値観を押し付けるのではなくて、彼らが自然体で生きられるように協力することだと思います。

 

もし、そんなことをしたら大変なんじゃないか?どうにかしなければいけない、と思うとしたら、それは彼らの問題ではなくて、大人の側の課題です。わたし達大人自身がそうやって育てられてきたことから自由になれていないからです。

 

彼らの能力や才能は、自分の興味を追求したり、思っていることを口にしたり、表現したりすることから育まれていきます。

 

その為には家庭の中でそ彼らの能力を表現しても変に思われない、受け入れられる、認められるー「違ってもいい」「そのままでいい」という安心感が感じられることが助けになります。

 

何度でも何度でも何度でもそのこと言葉で体全身で伝えてあげるようにして下さい。

(*^-^)ニコ

 

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ギフテッドコーチング

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ギフテッドの人たちにとって大きな悩みの一つは誰にも理解されないと感じる孤独感です。「こんな私はおかしいんじゃないか?」と悩む方も多いのです。ギフテッドの人にとって、自分と同じ知的レベルの人と一緒に過ごしたり、理解し合える存在がいることは大きな心の支えになることが知られています。

自身もギフテッドの大仲千華が自分の体験をもとに丁寧に向き合います。国連での勤務より帰国後、心理学やスピリチュアリティー学び始める中で、自身もギフテッドであり、相談に来る人たちも姪っ子もギフテッドであることに気づき、ギフテッドに向けた情報発信とコーチングを始めました。

誰もがありのままで認められ、その人の持つ強みや才能を活かすお手伝いをしたい!私がコーチングを始めた理由です。⇨ギフテッドコーチングはこちら

 

《大仲千華プロフィール》

英国オックスフォード大学大学院より奨学金(New Century Scholar)を授与され大学院を修了(社会人類学)。ニューヨーク国連本部、南スーダン、東ティモールなど国連活動の最前線において、元兵士の社会復帰支援などの平和支援に10年従事。多国籍チームのリーダーを務める。国連退職後は、国連特使にスカウトされ、米国政府(米軍)付けの専門家として、アジアの政府(国連の平和支援に参加する軍隊)に派遣され、講師を勤める。

PTSDから帰国後、燃え尽とうつになり、何もやる気がしない・朝起きれない・働けなくなる。自分の「弱さ」やシャドー受け入れ、統合していくことを学ぶ。数年を経て、うつを乗り越えた時に、直感能力とヒーリング能力が飛躍的に開花する。

クーリエジャポンで「答えを求めない勇気」連載中⇨https://courrier.jp/columns/58542/

 

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ギフテッド8つの強み①:ギフテッドの子の強みとチャレンジは「同じコインの表と裏」

ギフテッドと呼ばれる子供・大人がいます。ある分野での能力は秀でていて、得意や不得意の差があるため、時にはADHDなどど診断される場合もありますが、アメリカではギフテッド教育(gifted education)といって、彼らの才能を伸ばす教育がされています。

 

2014年、カナダで9歳で『ギフテッド』に認定され、14歳にして5つの難関大学に奨学金付きで合格した大川翔さんが、こんなことを言ってます。

 

「日本には、僕みたいな人はたくさんいると思うんです。ただギフテッド教育とか飛び級の制度がないので、表に出てこないだけ。」と。

 

私もそう思うし、私の世代からすでにけっこういたし、今の世代はもっと割合が高いんじゃないかな?

 

アメリカでは、学齢期の子ども達の6~10%、300~500万人の子ども達がギフテッドであると推定されていて、だとすると、日本の子供や若者・大人の10%以上はギフテッドではないかとも言われています。

 

ギフテッドというと単純に「頭のいい子」と思われるかも知れませんが、「頭のいい子」と「ギフテッド」はちょっと違うので、まず、彼らの特徴を理解してあげて下さいね。

 

ギフテッドだけでなく、誰もがそうなように、ギフテッドの子ならではの強みとチャレンジもあります。いわば、「同じコインの表と裏」のような関係です。

 

ギフテッドの8つの強みに関する「ポジティブな側面」と「ポジティブでもない側面」を2回に分けて紹介します。

 

カナダのAlberta Learning(アルバータラーニング)とAlberta Associations for Bright Children (AABC) アルバータ協会が共同で製作した『ジャーニー: ギフテッドの親のためのハンドブック』(The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented)を参照にしています。

 

何がポジティブか何がポジティブではないかは、成長の過程で変わることもありますし、論理的に区切りができるものではなく、ある意味社会が求める大人の言い分でもあるので、本人にとって役に立たない面に偏っていたら上手にガイドしつつも、「ポジティブな面」に注目し、長い目でやさしく「強み」を育んでいただければと思います。

 

・高い知能 (Advanced Intellectual Achievements)

・高い言語能力 (Verbal Proficiency)

・好奇心が旺盛 ( Curiosity)

・創造性 (Creativity)

・エネルギーが高い(High Energy)

・ロジカルシンキング(Logical Thinking)

・繊細さ(Sensitivity)

・ユーモアのセンス(Sense of Humor)

 

《高い知能 (Advanced Intellectual Achievements)》

 

ポジティブな側面:

新しい考え方や概念を素早くつかみ、同じ年齢の子供たちよりも深く理解する。

•自分自身の新しい考え方や概念を発見し、クリエイティブでユニークな方法でそれを当てはめる。

•記憶力が高く、データやリスト、名前などを覚える。

•難しいゲームや壮大な計画を作る。

 

ポジティブでもない側面:

すぐに飽きる。

•すでに知っているかのように振る舞う。

•全ての理由を知りたがり周りが辟易する。

•他の人たちが「遅い」ことに忍耐強くない。

•他人の意見に対して批判的であったり、寛容的でない。

•手が頭についていけないので、手元の作業が雑になったり、間違える。

 

《高い言語能力 (Verbal Proficiency)》

 

ポジティブな側面:

比較的小さい時からお話しが上手で、言葉を正確に使う。

•発達した語彙力を持ち、複雑な文章構造を使う。

•洗練されたストーリーを展開する。

•詩やリズムを暗唱したり記憶することを楽しむ。

•読書が好き。

•新しい体験を複雑でユニークな方法でそぐにその場で簡単に表現する。

 

ポジティブでもない側面:

同じ年齢の友達から理解されるのが難しい。

・自分の都合のいいように相手にしてもらうために言葉を使う。

・ひっきりなしにしゃべる。

 

《好奇心が旺盛 ( Curiosity)》

 

ポジティブな側面

たくさん質問をする。

・愛や関係性(リレーションシップ)、宇宙についてなど抽象的なアイデアについて知りたがる。

・「なぜ世の中には戦争があるの?」といった質問をする。

・新しいことを体験するのが好き。

 

ポジティブでもない側面:

質問がいつにたっても終わらない。

・興味の対象が一つのことから次のことに移っていく。

 

《創造性 (Creativity)》

 

ポジティブな側面:

目の前の題材を新しくユニークな方法で見る。

・たくさんアイデアがある。

・ストーリーや歌、映画、ゲームなどを付け加えて、新しいものを創り上げる。

・ある質問に対して、考えられうる答えを列挙する。

・複雑な遊びやゲームを創り出す。

 

ポジティブでもない側面:

ファンタジーに逃避する。

・何がリアルでリアルでないもの区別できない時がある。

・インストラクションに従うよりも自分のやり方で進めることがある。

・夢想したり考えることに時間を費やすので、時間を無駄にしているように見える。

・もっともらしい言い訳を考えたり、「抜け穴」(loopholes)をみつけ、自分のふるまいに対する責任を逃れようとする。

 

ところで、日本人は世界の中でも弱みを克服しようとする傾向が強いそうです。その理由の一つとして、特に教育システムをはじめ、私たちは強みよりも弱みを克服しようとする文化的背景も関係しているようです。

 

ただ、才能を伸ばすという側面から見ると、弱みを克服するというアプローチには限界があります。誰も一人で全て出来る人なんていないのだから、ビジネス界でも自分の強みを生かし、弱みを補ってくれるチームと組みましょう、というパートナーシップの考え方が主流です。

 

だから、まず、「この年齢だからこの位でいいんじゃないかな」「これ以上勉強が進んだら同学年のお友達や学校に合わなくなっちゃうんじゃないか?」といった心配はいったん脇に置いておいて、社会の常識や親の都合ではなく、子供にとって本当に必要なことを優先させて下さい。

興味のある事は、どんどん習わせてください。

 

全てを得意にできる訳ではないから、逆に強みを活かそうということを教えてもらってる気がします。

 

ギフテッド8つの強み②ギフテッドの子の強みとチャレンジ②

 

強みを伸ばすor 弱みを克服するーどちらが才能を開く?