「千と千尋の神隠し」のモデルの村に行ってきました❗️ー人間の弱さは神さまの強さ

先日、日本三大秘境のひとつに旅行をしてきたお話しをしました。

 

長野県の遠山郷、南アルプスに囲まれた標高1200mの地で日本のチロル(オーストリア)と呼ばれる下栗の里というところです。

 

高速道路を使っても、片道7時間かかりました。

 

さて、この地域は、宮崎駿監督が「千と千尋の神隠し」のインスピレーションを受けた地域だそうです。

 

霜月祭といって、日本中の神様を呼び出してお風呂に入れて元気にするというとても面白いお祭りがあるのです。

 

長野県南部の天竜川流域、南信濃村と天龍村に伝わる霜月祭(地域によっては違う名称で呼ばれる)というもので、宮崎駿監督はテレビでこの祭りの存在を知って強い影響を受けたのだそうです。

 

今は「かぐらの湯」として親しまれている温泉に私も行ってきました。

 

とてもお湯がよくて、お肌がツルツルになりました。

 

場所のエネルギーもとてもよくて、お湯に浸かった瞬間に疲れもふっとんで、これだけでも遠路はるばる来た甲斐があったと思いました。

 

さて、そのお祭りには、「神さまから湯を浴びて穢れを祓い、魂を清める」という儀式があるそうです。

 

冬を迎える前に無事に冬を越せること=「再生」を願う、という意味が含められています。

下栗⑤

 

 

その標高1200mの村は車があってもたどり着くのが難しい険しい山を登っていくところです。

 

少し前だったら、冬はまさに交通が遮断されたところだったのしょう。

 

 

だから、もっとも人間の力が弱くなるこの時期を、どうか無地に生きて冬を越せますように、と神々に祈ったというのです。

 

 

それを聞いて思いました。

 

人間にとって弱い時こそ、謙虚になれる時なのだ、と。

 

 

人間の弱さは神さまの強さなのだと。

 

もし、一人でなんでもできると思ったらそれは傲慢なことなのだ、と。

 

 

下栗①

 

下栗②.jpg

 

下栗④.jpg

 

そう、人間というのは自然のリズムと一緒に生きて来たのですよね。

 

秋には収穫し、豊穣を祝い、感謝して、冬に備える。

そして、冬は人間の活動もゆっくりになり、自らのエネルギーを蓄え、

そして春に活動を再開して、夏にはもっとも活動的になる。

 

 

人間にはそんなリズムがあるのですね。

 

 

都会に住んでいると、一年間をあたかも全速力で疾走するものだと思いがちですが、一年をもう少し自然のリズムと共に身体のペースを持てるといいなと思いました。

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私の目を覚ませてくれた一言:世界で働くリーダーシップ(1)

さて、世界を舞台にして働く時、特に多国籍なチームにかかわる時、または多国籍な環境でリーダーになった時、意識しておいた方がいいことは何でしょうか?

リーダーシップにかんする基本的な考えは同じだと思いますが、やはりそれぞれの出身国の特質というものもあり、それを含めて多様性をどう活かすのかがチャレンジングな点でもあり、同時に面白い点だと思います。

この点についてすごく意識をさせられたのは、アジアと中東8カ国の軍隊にトレーニングをした時でした。トレーニングの目的は「戦う軍隊」から国連の平和維持活動に参加するための「話しあえる軍隊」になってもらうこと。

対象国は、ネパール、スリランカ、フィリピン、バングラデシュ、モンゴル、ヨルダン、タイ等でした。全員が同じ演習をこなすのですが、それぞれのパフォーマンスにはそれぞれの国の特質が見事に表れたのです。

ある演習で、タイの軍隊が私の目には「および腰」のように見え、「本番ならどうすんだ!」と自分でもびっくりする位内心けっこう怒っていた時がありました。その事について愚痴っていたら、スーダン・ダルフールでの元PKO司令官を務めた方が、私に何気なく言ってくだったのです。

「いろいろな国の部隊が同じ目的のための参加しているところがチャレンジでもあるけど強みだよ。」と。

 

たしかに!

 

もっとタイという国の軍隊について理解してみようーきっとタイという国の人たちが得意な分野があるはず!と意識を向け始めたら、彼らは上下関係を重視する国柄なのですがどうやら上官の意思伝達が誤解されて伝わっていたようだったことが判明しました。そして、次の演習では素晴しいパフォーマンスをはじめました。

そしてさらに!

演習後に行なわれていた、国別対抗のサッカー大会でタイチームは気がつけばぐんぐんと勝ち抜き、もっと大柄なヨルダンやネパールチームを断然に引き離して見事優勝したのです。

私はサッカーは詳しくないのですが、パス回しとチームワークが抜群だったと聞きました。

サッカー大会で優勝できたなら演習が出来ないはずがない!、と私の中の早まった見方を反省したのでした。

 

どんな人でも得意な分野がある。

そこに目を向けて伸ばし、活かすことー

さらにいろんな国の特性や多様性が上手く活かされたら?

 

ダイバーシティー(多様性)を強みとして見れることーリーダーシップの一つの特質だと思います。

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