2万人の幸せにかんする調査結果が発表!ー所得や学歴より⭕️⭕️が幸福度を上げる

国連は2018年3月14日、最新の「世界幸福度報告書2018」を発表しました。

 

幸福度ランキングの第1位はフィンランド、最下位はブルンジで、日本は54位で、昨年の51位から後退しました。

 

同報告書は、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」がまとめたもので、156カ国を対象に、1人当たり国内総生産(GDP)、社会支援、健康余命、社会の自由度と寛大さ、汚職の頻度などについて分析し、一位にあげられたフィンランド人は暗く厳しい冬にもかかわらず、自然、安全、児童の保育、良い学校へのアクセスの良さと、ヘルスケアが無料であることなどが高い評価となりました。

 

経済大国3位の日本がなぜ幸福度ランキングでは54位なのか?という問いに関してはいずれ取り上げたいと思いますが、

 

今回フォーカスしたいのは、ここでの幸せを指標化する要因としてあげられている幸せにかんする公式な指標は何か?という点です。

 

所得?

学歴?

健康?

人間関係?

 

ほかには何でしょうか?

 

この順番は何だと思いますか?

 

神戸大学の西村和雄特命教授と同志社大学の八木匡教授による国内2万人に対する幸福にかんするアンケート調査の結果があります。

 

この研究は、オックスフォード式の心理的幸福感を測る質問を用いて、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つについて幸福感と相関するかについて分析を行いました。

 

この、2018年8月31日に発表された研究によると、

http://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

 

一番にあげられたのは、(1位)健康、次に(2位)人間関係でした。

 

そして、個人的に面白いと思ったのは、3位に挙げられたのが、所得よりも学歴よりも先に「自己決定」でした。

 

自己決定は「自分で決めること」です。

 

一般的には所得が多いとより幸せになると思われがちですが、所得よりも「自分で決めること」の方が、幸福度への影響は強いという調査結果が明らかにされたのです。

 

自己決定度を評価するにあたっては、「中学から高校への進学」、「高校から大学への進学」、「初めての就職」について、自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ね、幸福感に与える影響力を比較したところ、健康、人間関係に次ぐ要因として、所得、学歴よりも「自己決定」が強い影響を与えることが分かりました。

 

その結果に対して、この研究は、「自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられるため」と結論付けています。

 

2018年5月5日の記事

10年働いても指示待ち&自分で考えられない人 vs どんどん自信をつけていく人ーその差は普段自分はどうやって○○○しているかを意識しているかにあった!の中で、

 

「自分で決めると納得感がありますし、なにより自分で決めたという体験自体が自信になります。自分の意思で決めたので多少の困難があっても、ふんばれます。。。自分で決められるかどうかは、長い人生の質に大きな「差」がでるだろうと感じます」と書きました。

 

また、「逆に自分で決めないと誰かのせいにしたくなる気持ちがでてきて、目の前の状況や自分の人生に対してどこかで他人まかせにしてしまいます」とも書きました

 

これが幸福についての調査から、統計的にも、実証的に証明された形となりました。

 

日本は世界的にも「人生の選択の自由」の値が低い=自分で決めていない人が多いとされ、それが幸福度を下げていること、そして、そういう社会でこそ、自分で決められる人、つまり、「自己決定度」の高い人が、幸福度が高いとされるという結論は、改めて注目に値します。

 

自分で決められる人になりましょう!

 

参考資料:神戸調査ー大学所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査

 

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日本の雇用システムは学びとモーチベーションを失わせるー業界や職場、企業が変わっても通用する「ポータブルスキル」を身につけよ❗️

キャリアコーチングでは、「ポータブルスキル」を改めて発見していくことをやっています。

 

「ポータブルスキル」とは、「業界や職場、企業を超えて通用する自分のコアに持っているスキル」のことを言います。

 

~(会社名どこどこ)で働いています

広告にかかわってきました

銀行で働いています

国際協力にかかわってきました

 

とはすぐに言えますが、

 

業界の専門用語ではなく

 

自分はこういうスキルがあります、こういう強みがあります、と言えることです

 

~をやってきました、というだけでなく、もう一つ視点を上げて客観視できることです。

 

「ポータブルスキル」が大事になっているのは (わたしは「コアスキル」と表現しています)、「ライフシフト100年時代の人生戦略」が話題になったように、

 

「教育→仕事→引退」という人 生3ステージ制が崩壊している100年時代を考えるとき、高校、または、大学で学んだことだけで、その後の40年〜50年間「食い続ける」ことはできない、ということです。

 

「ライフシフト」が言うように、どこかの組織に所属しながらも、自分の体験や分野を広げていったり、自分で仕事を生み出していくステージが同時に進行していく「人生のマルチステージ化」が進んでいくからです。

 

 

別の言い方をすると、

 

一つの組織でしか通用しないことだけでは追いつかず、常に学び続けることが必要になるということです。

 

わたしが自分の「コアスキル」や強み、自分しかできないことやミッション、存在意義を意識するようになったのには、国連での転職・応募体験があります。

 

わたしは国連で約10年働きましたが、国連とは基本的には自己志願制の有限契約の組織です。

 

そのポストになぜわたしはこの職務内容に対して一番最適な候補者なのか、自分の強みは何なのかをきちんと言語化し、実際の経験を交えて面接でアピールしないといけないからです。

 

国際機関や英語圏では、アピールして当たり前という文化的背景があるので、日本人の感覚的には「それ盛りすぎじゃない?」と感じる面もありますが、

 

日本人はそうした視点が非常に弱いと言わざるを得ません。

 

2018年、リクルートワークス研究所 発行の「どうすれば人は学ぶのか ― 社 会 人 の 学 び 」を 解 析 す る ― 」は、

 

「日本の雇用システムは、特段、学ばなくても定年まで企業にい続けることができ、給料も年齢に応じ 一定レベルで増加するため、学び 続ける ためのインセンティブが弱く、学びの習慣を失わせる」と指摘しています。

 

また、退職経験のない人は同 2 回の 人と比較して、学びの習慣を持っている確率が 4.0%低いとされ、転職経験が3回以上ある人と同2回の人を比べ ると前者のほうが 4.3%高く、転職を通じて、新しいスキルを身につけたり、新しい環境に対応するた めに学びが促進されることが示唆されています。学びの習慣のある人ほど転職しやすい という逆の因果関係も指摘されています。

 

誰にでも転職という選択肢が合うかは分かりませんが、この結果は終身雇用に代表される日本の雇用システムが学ぶインセンティブを阻害している可能性が示唆しています。

 

175カ国もの人が働く国連では、不正防止と透明化のため、採用も人事査定の基準もすべてはっきりと言語化されていたので、

 

その基準を満たすためにはプレゼン能力、文章作成、コミュニケーション能力、交渉、リーダーシップなど常に学び続ける必要がありました。

 

実力主義の国連という組織はけっして甘くはなく、赴任先の国が変われば、言語も覚えないといけないので大変でしたが、新しいことを学び、成長しているがあることと実際に現場を体験することで得られる「学び」の刺激は、わたしにとっては重要で、そうした中で、米海軍大学院で講師を務めるのにも、コーチングをするのにも応用できる「ポータブルスキル」を身につけさせてもらったと思います。

 

さらに、前述の「どうすれば人は学ぶのか ―「 社 会 人 の 学 び 」を 解 析 す る ―」の全国就業実態パネル調査 2018( 有効回収数 50,677サンプル )は、「時間がない」とか「忙しいから」は学ばない理由ではなく、「何を学ぶべきかわかっていない」ことが一番の理由である、と言っています。

 

同時に、学び続ける人は、賃金からキャリアでも学びは報われる、とはっきり結論が出されています。

 

転職をしてもしなくても、人は自分を知ることや自分の学びのために自己投資することは、とても重要なことだと思います。

 

そして、英語や資格の勉強も大事ですが、

 

自分のコアスキルや自分の役割を発見するための学びのための時間をとって欲しいと思います。

 

このことは、100年時代を生きるために決定的に重要だと思っています。
AI脅威論も、100年ライフシフトの本質も、常に学び続け、自分の役割やミッションを求めないと、つまり、自分がやるべきこと以外のことをやっていては、自分の人生を生きていなければ生きていけないよ、というのが、究極のメッセージなのではないかと思っています。

 

 

100年時代を大胆に生きるための本質的な学びをサポートします。

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いい混乱をすると頭がよくなる ー日本人に必要なのは「考える力」じゃなくて「答えがない状態」に慣れること❗️

 

混乱と聞くとどういうイメージでしょうか?

 

日本で教育を受けた私たちにとって「混乱」は、失敗と同じくらい避けるべきものだ、とされているようです。

 

ただ、いい混乱というものがあります。

 

 

 

自分の中の考えの幅が広がって、新しい発想が浮かぶとき、私たちの脳は一度混乱するからです。

 

 

それは、今までにないような考え方ややり方、価値観に触れたときに体験する頭の混乱です。

 

これまでの自分の中の常識や前提がくつがえされるような感じがするからです。

 

脳の中で今までとは違う回路(シノプシス)が刺激されている状態です。

 

今までとは、違う回線を通じた感覚なので心地が悪いのです。

 

例えるならば脳の回線が新しいOSに転換しているような状態です。

 

 

ただ、これまでの自分の中の常識や前提がいったんくつがえされるということは、思考の幅が広がるという意味でもあります。

 

 

まったく新しい考え方に触れるとき、または、まったく新しいレベルでの知識や世界観に触れるときに、私たちはこのような体験をします。

 

 

例えば、旧ソ連圏の国カザフスタンに初めて赴任した時、私はしばらく脳の中が落ち着かない感覚を感じていました。

 

 

カザフスタンに赴任した最初の数週間には、挨拶とその国を理解するために、旧ソ連時代に教職や要職に就いていた人たちに会いました。

 

 

私の中では、統制社会で表現の自由も職業の選択も限られていたソ連時代から自由になってよかっただろうと単純に思っていましたが、ソ連時代はよかったと言う人たちがけっこう多いことに最初はびっくりしました。

 

しばらく経ってから、それが不自由でも、一度慣れた秩序や安定の方が人は楽だと感じるのだろうなと理解しましたが、ソ連(共産圏)というこれまで歴史の教科書の中でしか聞いたことのなかった制度とそこで生きてきた人たちのメンタリティーに実際に触れた瞬間でした。

 

 

国連で勤務を始めた最初の数ヶ月間は、イスラム圏出身やアフリカ出身の同僚、警察官の同僚など、それまでの私の人生の体験の中であまり触れたことのない人たちと一緒に働くことになり、打ち合わせの仕方など一つとっても慣れないことが続きました。

 

難しい課題に対する答えや新しい発想を求める時、私たちはこのような「落ち着かない」状態を通ります。

 

 

少し居心地は悪いかも知れませんが、こうした体験をつうじて、文字通り経験と思考の幅が広がっているのです。

 

 

 

日本人は考えるのが苦手だと言われますが、私はそうは思いません。

 

 

考える力が苦手というよりも、答えがでる前のこのような途中の状態に耐えるのが苦手なのだと思います。

 

それは暗記や答えありきの問題を解くのが勉強だとされてきたこと、そして、電車は1分も遅れることなく到着し、注文すればなんでもすぐにでてくる世界一の便利な環境とも関係していると思います。

 

それ自体はとても有り難い感謝すべきことですが、「耐性」という点からすると私たちの能力を甘えさせている面があります。

 

自分にとって新しい課題に対して自分の答えを出そうとする時、混乱を感じることがあります。

 

 

でも、そのような混乱はけっして悪いことではないのです。

 

そして、答えのない状態も悪いわけではないのです。

 

 

大人になってから体験する問題というのはすぐに答えがでないものばかりです。

 

 

これは人間関係でも同じです。

 

同じ日本人だから理解し合えるだろう、という訳でもありません。

 

 

だからこそ、自分とは違う考え方に耳を傾けてみようと思います。

 

 

そして、自分の中の考えの幅が広がります。

 

 

新しい発想が浮かぶ前に、脳は一度こうした状態を通るのです。

 

 

頭が落ち着かない感じがしても、新しい発想が浮かぶ前の状態だと思って楽しんでみてください。