トランプ大統領の当選を予測できなかった時代を生きる私たちが自分の「判断基準」を持つために

トランプ大統領が当選したのを知った時に真っ先に思ったこの一つは、これからは「自分で考えなきゃいけない」時代なんだなということでした。

 

なぜなら、メディアや予測もあてにならないし、誰かの意見を一方的に信じていればいいという時代が終わりつつあるのを感じたからです。

 

自分の「判断基準」がより求められる時代なのでしょう。

 

そもそも判断基準ってどうしたら養うことができるんだろう?と考えていたら、

ある人の記事でこんな「くだり」をみつけました。

 

判断基準の一つは、「自然」か「自然じゃないか」ということ。

 

それで思い出したのは、ケニアのサファリに行った時のことです。

 

なぜなら、ライオンがいつでも「勝つ」わけではないからです。

 

 

目の前で野生の象やキリン、ライオンを目の前に見れるのは本当に感動です。

遠く感じるかも知れませんが、ヨーロッパへ行くのと飛行時間がそこまで違いません。

一度は行く価値はあります。

 

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私たちの方はオリがついている専用のジープに乗ります。

相手から見たら、人間て「きゅうくつ」そうだなあと思うのかも知れません。

 

 

その時にとても印象に残っているシーンがありました。

 

目の前でイボイノシシの親子たちがのどかに草をはんでいました。

イボイノシシとは、一見ぶたのようなちょっと短足なちょっと「かわブサイク」な(失礼!)動物ちゃんです。

 

子供たちはまだ産まれて数ヶ月なのでしょうか。母イノシシの後で草をはんでいます。

 

そんなのどかな風景でした。

 

 

それが一転緊張状態に!

 

数百メートル先にいたライオンがイノシシたちに狙いを始めたのが見えたのです。

 

野生の動物を見るということは、自然界のなりたちを見るということ。

 

それも含めて、見る価値があるということなのでしょうが、ライオンが一気にダッシュを始めた時には私は思わず一瞬息を止めてしまいました。

 

イボイノシシママもライオンを察知するやいなや、一斉に号令を出したようでした。「散らばれ!」と。

 

そして、子供たちは四方八方に散らばりました。

 

すると❗️

 

ライオンはイボイノシシの子供たちが四方八方に逃げていくのについていけず、「捕獲」は失敗したのです。

 

身体の大きさも足の長さも速さもすべての面で「勝っている」と思ったライオンでしたが、小回りは苦手だったのです。

 

これを「勝敗」とするならば、イボイノシシがライオンに勝ったのです。

 

そして、さらにそこから数百メートル先のところでは、おなかいっぱいの別のライオンは昼寝をし、シマウマや別のイノシシがその周りをウロチョロしています。

 

ライオンは、おなかが一杯の時には、むやみに他の動物を襲うことはありません。

 

自分が必要な分以外は求めないのです。

 

 

たとえ弱肉強食でも、強いものがいつも弱いものに「勝つ」わけでもない。

ライオンはライオン。シマウマはシマウマ。イノシシはイノシシ。

ライオンだけがいても自然じゃないし面白くありません。

 

ぜんぶの存在があることが「自然」。

 

人間も自然界の一部です。

 

私にとって忘れられないシーンの一つです。

 

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アイデアはどこからやって来るの? 本読んでないのに原稿書けるの?ー原稿を書き始めて学んだ直観力トレーニング

 

アイデアはどこからやって来るの?

本読んでないのに原稿書けるの???

 

はい、書けるんです!

 

クーリエジャポンでの連載「答えを求めない勇気」の第三回目の記事が配信されました。

 

「答えを求めない勇気」大仲千華 Vol.3 「チンパンジー化」が進む地球の上で、未知の恐怖に打ち勝つ方法

 

最近、世界情勢が激しいので、テロだとかいわゆる「第四世代の紛争」と呼ばれている現象についての洞察を体験談を交えて書きたいなと漠然と思ってました。

 

ただ大きいテーマだし、具体的にはまだ固まってなくて、さてどういう切り口にしよう???と、

アイデアが頭に浮かぶままに紙に書き出したりしながら、ゆる〜く構成案を考えていました。

 

そんな時に、私のセッションにいらしたクライアントの方がふと言いいました。

 

「あのブログの記事を読んで涙が出たんです。」

「へっ?そうだったの?」(ポカンとする私)

 

講座に参加した人が言いました。

「ミンデルの本に感化されたんです」

(紛争心理学というマイナーな本の著者)

 

ああ、コレだ!💡💡💡

 

ひらめき2

 

 

点と点が繋がって今回の記事になりました。

 

 

ところで、私の記事を読むと、沢山本を読んでいたりするような人の印象を与えるようですが、実を言うと、最近読んだ本で最初から最後までちゃんと読んだ本はあまりなくて、

最近で最後まで読んだのは窓際のトットちゃんくらい(笑)

(←これは面白かった!そして泣いた。。。)

 

だって、情報過多な時代、そんなに文字頭に入らないし、必要なところだけ読めばいいから。

 

 

書くからにはいいものを書きたい。

そのためには自分のピン!と来る感覚に感覚を澄ませる。

こうして、原稿を書くことは、直感力のトレーニングになっているようです。

 

ふと目にしたニュースや届いたメールの

一文にピン!と来たり、

本を開いたら必要なページが目にとまるとか、

そういうことがあるから。

 

だから、

自分のキャッチ能力と識別力の「精度」がより上がればいいなと思います。

 

記事も「考える」というよりは、

背景情報をある程度理解した後は、

数日寝かして、

パズルのピースが一つになるのを待ちます。

 

 

ある日

ピン!!!

💡💡💡

 

一つ一つのパズルが繋がり、

パズルが一つになった感覚(全体像)を得たら、

それを文字にしていくという作業です。

 

書くからにはいいものを書きたい。

だから自分の感覚に耳を澄ませる。

よいトレーニングになっていま~す。

 

メッセンジャーになってくださった方々ありがとうございました~ \(^o^)/