どうしたら「できる自分」になるんだろう?」と思ったらー毎日確実に自信をあげるノート術①

最近、執筆プロセスを有意義にしたいと思って、ある「ノート」をつけ始めることにしました。

 

「書く」ことは好きですが、先月ある執筆の〆切りが迫ってくるのがわかりながら、まったく書けなくなってしまったからです。

 

そんな日は、一文字も書けず、ああ今日は何をしたんだろう?と凹みます。

 

一日ならまだしも、数日、それ以上も、締め切りが迫ってくるのを知っていながら書けないというか、モーチベンションが上がらない、というか、ちょっと「トンネルにはまってしまったような感じ」が続くと、さすがに落ち込みます。

 

だから、自分で自分を励ますというか、モーチベーションを保つ方法が必要だなと思ったのです。

 

現代人がかかわる仕事は、「成果」がすぐに見えるものばかりではありませんよね。

 

 

そこで、いわゆるノート術や知的生産術の本をいくつか読み、簡単な方法から始めることにしました。

 

 

ちなみに、ノートをつける効果としてこんなことが挙げられています。

 

(1)頭の中を「整理」でき、ストレスが軽減する

(2)日常生活で成果が上がる

(3)目標が定まり、夢が叶う(引き寄せの法則)

(4)気づきが生まれ、自分のことを知り(自己認識力があがり)自分の強みがわかる

(5)発想力や創造性、直感力があがり、自信がつく

 

 

いい事もたくさんありそうですが、やることはとてもシンプルです。

 

まず「ひたすら行動記録をとる」、という方法。

 

ゆるく、ともかくその日の行動をひたすら書きとめるだけです。

 

朝コーヒーを淹れた。

エチオピア産の新しい「アンドロイド」という新しいブランド。

米粉マフィンを食べた。

 

 

類似本・参考本として「〜」の本を読んだ。

などなど。

 

 

本当にただの記録なのですが、これは、「ダイエット」で効果的だった方法だったそうです。

 

ただ書くだけなのですが、まず、それだけで、自分の行動が「意識化」されます。

 

私もしばらく続けてみて、気づいたことがありました。

 

自分が「心地いいと思うこと」、「もっとこうしたい」ということを書きたいと思ってくることです。

 

同じように、これは辞めたいな(あるサイトの記事を読み始めたら気づいたら3時間も経ってたなど)、ということは書きたくないなとも感じます。

 

いいこと書きたいと思うと、「きれいなもの」を探し始めます。

 

すると、自然に「自分が心地よい」ことやこれまで気づかなかった日常の生活にある「きれいなもの」に目が向いてきます。

 

すると、「思っている以上にいいことがすでに周りにあるかも」と感じられるようになったり、意識も行動も自分が「心地よいこと」に向いてくる、のです。

 

 

 

そして、一時間〜に時間単位くらいでこまめに行動記録をとるので、その作業の「意図」や「アプトプット」もより意識するようになってきます。

 

なので、なんとなくダラダラと作業を続けることが減って、集中力が高まったように感じます。

 

あれ?なんかあっという間にもうこんな時間だけど、この時間って何してたんだっけ?という時間が少なくなります。

 

これだけでも、とても大きな成果だと思います。

 

そして、私が思うこの方法のいい点は、

 

いつまでたっても終わらない「TO DO LIST」の「出来なかったこと」ではなく、「出来たこと」に目が向くようになることです。

 

「TO DO LIST」はいつまでたっても終わらないし、出来なかったことを上げるのはいくらでも簡単です。

 

でも、今日は自分の思うように出来なかったと思う日でも何かしらやったことはありますよね。

 

 

 

実は、自分が自分に対して一番厳しいものなんです。

 

だからこそ、自分が自分を認めるって大事ですよね。

 

今日は洗濯物を干したな、とか⤴️

部屋のランプを取り替えた💡とか。

 

 

 

 

えっ?そんなことでもいいの、と思われるかも知れませんが、

実際に、それだけでウツが軽くなった、という報告も実際にあります。

 

 

私の例では、文字にならなかった部分での、作業や思考プロセスを書きとめることにより意識的になりました。

 

ある程度の量を書くためには、類似本も読むし、下調べもする。

執筆が進む日もあれば進まない日もある。

 

今日は一文字も文字にならなかったとしても、

なぜ類似本に興味をもったのか、

それを読んで自分はどう感じたのか、

関連で思い浮かんだことは何か?

などなど、です。

 

変化の激しい時代を生きる私たち。

目に見えやすい成果もあれば、すぐに「成果」がでない場合もあります。

 

 

今日の自分は昨日の自分よりも一ミリでも前に進んだ、と思えればいいのです。

 

 

行動記録をつけるの次のステップとしては、このようなことが挙げられています。

 

①一冊それ専用のノートを用意する。(自分があがりそうなお気に入りのノートをみつけてください)

②行動記録をつける。

③ その時に感じたこと、気づいたことなど付け足す。

④テーマ(問い)を決める

cf. もっと自由な時間を作るにはどうしたらいいか?もっと文章を読んでもらうにはどうしたらいいか?〜さんと仲良くするにはどうしたらいいか?

⑤自分で質問に答える

自分が感じたこと、それがどう役立つかに関係なくしばらく手を動かし続ける、です。

 

 

とてもシンプルに聞こえますが、こうしたステップで、発想力や直観力、創造性、自分オリジナルの意見を生み出す力を身につけるということにも大きな効果があると感じています。

 

その方法は…(次回に続く)

 

ちなみに、今回参考させてもらったのはこちらです。

 

人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ

 

あなたを天才にするスマートノート

 

ゼロ秒思考-頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

 

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あなたの直観力は「フェラーリ級」。でもあなたの「自信」はさくらんぼ位 ー 燃えつき症候群だった私が自信を取り戻すまで

 

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もう同じアプローチでは限界。

いくらやっても無理。

より高い次元のアプローチを見つけたい。

 

 

 

南スーダンや国連ニューヨーク本部等で約10年間、国連職員として平和維持活動や元兵士の社会復帰支援に関わり、国連を辞めると決めた時のことです。

 

 

南スーダンでは、大きなプロジェクトの多国籍チームのリーダーを務め、長い間不可能だと言われていた南スーダン独立のための住民投票が実施されるのを見届け、「やりきった」と感じていました。

 

なんらかの形でまた「世界」に関わりたい。でも、何か違ったやり方があるはず。

 

 

ナイル川を見ながら、それがどういう意味か分からないけど、漠然とそう思ったのを覚えています。

 

しかし、帰国してからの私は、そんな思いとはほど遠い状態でした。

 

 

それまでの緊張の糸がプッツンと切れてしまったのでしょう。

私の身体は空っぽになってしまったかのように、まったく力が入らなくなってしまいました。

 

 

一日のルーティンといえば、ゆっくり起きて近くを散歩するのがやっと。

 人に会う気力もないし、こんな姿を誰にも見られたくない。。。

 少しよくなったと思ったら、また起きられない。。。

 

 

ともかく身体が「重い」のです。。。

 

 

当時、私が「二次的外傷性ストレス」(secondary trauma)と呼ばれる症状を受けていたことを知ったのはもう少し後のことでした。

 

 

国連時代に受講した「トラウマケア」に関する研修の資料にこう書いてあります。

 

「安全を脅かすような出来事に会ったり、極度の緊張状態が続いている時、それは脳の神経系統に影響を及ぼします。

 

それは竜巻のようなエネルギーが身体の中に溜まっている状態で、そのエネルギーが解放されるか統合されないと、いわゆる『トラウマ』の状態を引き起こします。」

 

そうした環境に長い間身を置くこと、または、そうした影響を強く受けた人たちに関わることによっても同じ症状を受けます。それは『二次的外傷性ストレス』(secondary trauma)と呼ばれる。」

 

holistic beauty

 

同じ頃、私はカナダ人のカウンセラーを紹介されます。

 

科学と霊性に関する世界学会(ISSEEM:International Society for the Study of Subtle Energies and Energy Medicine)にも招聘される世界的カウンセラーとして世界的に評価を受ける人でした。

 

その方からこんなことを言われるのです。

 

 

「あなたの直観力は『フェラーリ級』。でもあなたは自分のことを『カローラ』のように扱ってる。」

 

そして今のあなたの自信の大きさはさくらんぼ位。」

 

 

!!!

 

 

燃え尽きると、引きこもりがちになって、さらに自信をなくすという悪循環にはまります。。。

 

 

なんてこと言うんだ!と一瞬思ったけれども、正にその通りだったのです。

 

 

同時に、自分自身が共感能力が高く、周りの環境に影響を受けやすいエネルギー的に非常に繊細・敏感な構造を持つことを知りました。

 

私が紛争地の現場で試行錯誤しながら学び発揮されていったリーダーシップのスタイルや自分の強みがより大きな視点でわかり、同時に、同じ特質が、洞察力や直観力として発揮されるためには、自分のエネルギーの状態について知り、自分の状態が安定していることが重要であるとも知りました。

 

また、燃え尽き症候群といった現象は、紛争地でなくとも、医療従事者やソーシャルワーカーといった対人援助職でも多く見られることで、自分と他人との間に健全な「境界線」(boundary)を持つことが大切だと学びました。

 

 

そして、今度は心の中の整理が進みました。

 

 

なんで人は争いを続けるのか?

なぜ憎しみあうのか?

 

 

私は長年の疑問や現場での葛藤を、全ていったん外に出す必要があったのでしょう。

彼女(カウンセラー)は毎回ただ落ち着いて受け止めてくれました。

 

 

「世界の平和を望むなら自分の中で平和でいなさい。」

 

 

彼女の紡ぐ言葉はシンプルながら私の心に響き、より大きな秩序や新しい世界があるように感じました。

 

今自分が体験していること、または世界で起きていることには、もしかしたらなんらかの「意味」があるのかも知れない。。。

 

 

全く新しい次元のものの見方が存在し、それを教えてくれる人がいて、それを可能にしてくれるツールがある❗️💡💡💡

 

 

心からそう感じられた時、長いトンネルの先に光が見え始めました。

 

平和観音

 

 

魂レベルでの癒しが起き、少しづつ身体にも気力が戻り始めていました。

 

そして、要らないものが「削げ落ちて」いったのでしょう。

 

気がづいたら、心身が回復しただけでなく、直観力とヒーリング能力が開花し始めていました。

 

 

誰もがただ「自分」が「自分」であることを認め、互いを尊重し合う世界があれば、争いも戦争もなくなると思う。そんな世界を見たい。創りたい。自然にそう思いました。

 

 

私は、その人本来の才能を引き出すサポートをしたいと思い、コーチ・カウンセラーとして、活動を始めました。

 

「クーリエジャポン」(講談社)で連載を始め、「世界」と「より大きな秩序」との接点について書き始めました。

 

こうして、私の活動は「世界の平和」と再び「交差」したのでした。

 

 

アインシュタインは、「問題をつくりだした時と同じ考え方では、その問題を解決することはできない。」と言いました。

 

 

私の例は少し極端かも知れませんが、人生では予期せぬことが起こります。 

 

ただ、そうした体験は、自分の方向性を見直す機会だったり、自分の才能を発見し開いていく機会でもああります。

 

 

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大仲千華

 

 

私がセッションを受けたサンドラスウィートマンを紹介します。

SANDRA ITENSON SWEETMAN

サンドラ・スウィートマンについて
sandra

 

SANDRA ITENSON SWEETMAN

カウンセラー、セラピストティーチャー

 

カナダ生まれ。3歳より香港で育つ。理学療法士として障害を持つ子どものリハビリに従事した後、身体におけるこころとエネルギーの作用に興味を持ち、サウンドを使ったヒーリングなど各種のヒーリング手法を確立する。

 

アメリカ、ヨーロッパ、香港、マレーシア、日本など世界各地にクライアントを持ち、弁護士から音楽家まで、彼女の持つ実践的なツールに助けられてきた人は何万人におよぶ。

 

30年以上にもわたるセラピストとしての体験の中で、より根本的なレベルでシフトをサポートできるツールはないか?と模索してきた中で、細胞レベルから変容をもたらすツール「ハートメタ」(Heart Metta)を開発。世界各地でハートメタ・プラクティショナーの育成を始める。

 

霊性と科學の融合に関する世界学会 (ISSSEEM)でも「ハートメタテクニック」について発表。EFTやエネルギー心理学をさらに先に進めたツールとして注目され、霊性と科學の融合に関する研究や実践にも貢献している。

 

燃え尽き症候群や他人にノーと言えない人は自分の領域をチェックしよう

ストレスへの対処の仕方はいろいろあるけれども、より根源的な見方の一つに、「境界線(boundary)」または「領域」という視点があります。

 

領域とは何かと言うと、簡単に言うと、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

境界線について自分も体系的に学びたいし、上手く説明できたらいいな、と思っていたら、バイロン・ケイティー(彼女の著作「タオの教え」は読むだけで心が落ち着きます)の「ザ・ワーク」という本の中にとても分かりやすく説明されている一節をみつけました。

 

katie

(以下彼女の本を元に少しアレンジ)

 

世界にはたった三種類の領域しかありません。

 

私の領域、他人の領域、そして神の領域です。

 

 

私の領域とは何かと言うと、簡単に言うと、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

私たちがコントロールできないもの、それが神の領域です。

 

ストレスの多くは、自分の領域から離れた時に起こります。

 

(あなたは)時間通りに来るべきだ

(あの人は)仕事に就くべきだ

(彼は)もっと愛情表現をするべきた

(母は)もっと私を理解するべきだ

(洪水は)起こるべきではない

(戦争は)起こるべきではない

などなど。

 

そう考えている時、私たちは「他人の領域」に入り込んでいます。

 

 

もし、地震や洪水、戦争や死などについてすごい心配したり怒っていれば、神の領域に入っていることになります。

 

イライラしたり、傷ついたと感じたり、無力感を感じる時には、私たちはたいてい他人の領域に踏み込んでいる、とバイロン・ケイティーは言います。

 

これは特に「燃え尽き症候群」の人に当てはまります。

 

なぜなら、たいてい私たちは、他人の領域、または神の領域をなんとかしようと常に忙しく、自分の領域がほっぽらかしになっているからです。

 

または、自分の領域に他人が侵入していて、自分の領域がのっとられている状態かも知れません。

 

例えば、他人に「ノー」と言えなかったり、自分の価値観ではなく他人の価値観を優先させている場合です。

 

これらは、疲労困憊の原因になります。

 

または、エネルギー的にとても敏感というか繊細なつくりを持っている方で、他の人の不安が心配などのエネルギーが自分の領域に入り込んでいて、それによって本人の自覚はなくても大きな影響を受けている人もいます。

 

私のところにセッションに来られる方も含め、この境界線があいまいになっているケースは少なくないようです。

 

境界線は、何が「自分」であり、何が「自分でないのか」を明確にします。

 

 

自分が何をやりたいのか分からない、ということをよく聞くことがありますが、もしかしたら自分の領域が「自分でないもの」でいっぱいになっていませんか?

 

そういう人は、ぜひ「ノー」と言うことを学んでください。

 

 

スティーブ・ジョブズは、彼はIphoneの完成にたどり着くために少なくとも1000回は「ノー」と言ったそうです。

 

彼はNoを通じて、Yesにたどり着いたのですね。

 

そうでなかったらあんなスタイリッッシュなIphoneもIpodも生まれなかったのかも知れません。

 

逆説的に聞こえるかも知れませんが、「自分でないもの」がそぎ落とされることで、「自分」が残るのです。

 

自分の領域とは自分のための時間、身体、心、感情、思考、内なる声、魂などです。

 

今の「自分の領域」はどんな状態で、何パーセント位が「自分のもの」なのか、ぜひ意識を向けてみてください。

 

 

もし、自分のものではないもの(感情、思考、信念なども)があったら、外に出て行ってもらいましょう。

 

 

自分の領域の状態を整えることは自分の心の状態や才能の基盤になる部分です

そして、自分の領域が強固になっていくにしたがって、直感や才能は開き始め、自分が望んでいること、やりたいことも自然に明確になっていくでしょう。

 

 

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⭕️それはあなたの不安ですか?

 

 

もしかしたら、それはあなたの不安でも焦りでもないかも知れません。

 

このセッションでは、あなたの領域からあなたでないものに出て行ってもらうお手伝いをします。

 

自分の領域の状態を整えることは自分の心の状態や才能の基盤を整えることです。
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人道援助・平和構築にとってストレスと燃え尽き症候群は、職務に対する適正のなさではなく職務上のハザード

人道支援や平和構築従事者にとって、ストレスとバーンアウト(燃え尽き症候群)という現象を、職務に対する適正のなさではなく、職務上のハザードとして認識することが求められています。

 

人道支援や平和構築従事者をめぐる治安状況はこの10数年で劇的に変わっています。人道支援を必要としている受益者が増えると同時に、人道援助・平和構築従事者に対する直接的な危害等はこの10年で倍以上に増えています。

 

また、そうしたリスクのある環境に長い間身をおくこと、なんらかのトラウマ的な体験を経た人と一緒に働くこと、または、トラウマ的な体験をした人たちの支援に関わることによって、人道支援や平和構築従事者が二次的外傷性ストレス(secondary traumatic stress)、または代理トラウマと呼ばれる、直接紛争を体験するような影響 (PTSD)を受ける可能性があることが知られています。

 

2013年にUNHCRによって行われた調査によると、47%のスタッフがなかなか寝付けない、57%の職員が空虚感を感じたことがあると回答しています。現場で人道援助に関わった人の5%~10% (30%という指摘もある)がなんらかの形でPTSDのリスクを抱え、40%以上の人が燃え尽きのリスクに晒されているという指摘もあります。

 

実際、職務の性質上、心的に混乱している人、腹を立てている人、悲嘆にくれる人、攻撃的な人、トラウマ的な兆候を示す人など、さまざまなストレスを抱えた人たちと接することは援助者に強い負担を伴います。また、あまりの課題の大きさや目の前の状況の過酷さに圧倒されると、自分の無力感や罪悪感が引き起こされ、必要以上にシニカルになったり、無感覚になることもあるかもしれません。

 

この数年において、人道援助や平和構築に関わる人たちが現場で直面するストレスや燃えつき症候群(バーンアウト症候群)に関する課題がクローズアップされています。2015年12月10日には、国連総会において、国連と人道援助従事者の安全に関して十分な配慮を行うことを求める決議(A/RES/70/104)が採択され、2016年の人道サミットにおいても、援助従事者のバーンアウトの課題が話題にされました。

 

このようなことが示すように、現場でのストレスやバーンアウトの課題は、職務に対する適正のなさではなく、職務上のハザードとして認識されているのです。

 

援助者と援助者を送り出す組織が、紛争地におけるトラウマの課題と援助者側の心身に起こり得る心理的・精神的反応を知っておくのは、自身の安全を確保する上でも喫緊の課題と言えるでしょう。

 

この講座では、ソーシャルワーカーや医療従事者などの対人援助職でみられる「対人援助疲労」・「共感疲労」「燃え尽き症候群」と呼ばれる現象とその予防策を、人道支援・平和支援従事者向けに整理してお伝えします。

 

平和構築関係者が多く受講することで知られる紛争地でのトラウマケアプログラム、Strategies for Trauma Awareness and Resilience (STAR)のエッセンスを交え、紛争後の社会の心理的適応・回復メカニズムを紹介しながら、それが、援助者にどう影響しうるのかー現場での心理的・精神的反応を国連職員としての現場の体験を交えてお話しします。

 

最後に援助者と組織ができる予防策と対策、「心的外傷後の成長(post-traumatic growth: PTG)」という概念をお伝えします。

 

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⬆️ 紛争後の社会が体験する心理的な適応・回復プロセスについて(STARより引用)

 

《この講座で学ぶこと》

⭐️ 紛争国における心理的適応のメカニズム(無感覚、怒り、無力感など)

⭐️ 援助者が現場で体験する・示す心理的・精神的反応(圧倒感、イライラ、怒り、無力感など)

⭐️共感疲労・燃え尽き症候群の特徴について

⭐️ 対人援助疲労・共感疲労と援助者のタイプについて

⭐️ 援助者としって知っておくべき健全な「境界線」(boundary)を持つということ

⭐️ 援助者と組織が今すぐにできる「共感疲労」予防策と対策

⭐️ 心的外傷後の成長(post-traumatic growth: PTG)について

 

 

《この講座を受けてほしいのはこのような方です》

⭐️ 紛争国での勤務を予定されている方、赴任中の方、帰国された方

⭐️ 援助者として共感をもちつつ、かつ受益者との健全な距離のとり方を学びたい方

⭐️ 現場の同僚を支援する立場にある方、組織として赴任者をサポートしたいと考える方

⭐️ 紛争地での勤務の後に、些細なことでイライラしたり怒ったりすることが多いと感じる方

⭐️ 自分は燃え尽きつつあるかもしれないと感じる方

⭐️ 現場での課題に圧倒される感じがして、やってもやっても終わらないと感じる方

⭐️ 援助者としての役割を心理的な側面から理解したい方

 

woman meditation on the beach

 

《講師 大仲千華》

国連職員として、南スーダン、東ティモールやニューヨーク国連本部などにおいて、元兵士の社会復帰支援(DDR)や国連平和維持活動、現地国政府の人材育成に約10年従事。2011年からは、米軍の専門家として、国連の平和支援に参加するアジアの軍隊に派遣され、講師を務める。南スーダンにおける除隊兵士の動員解除・社会復帰支援(DDR)では、ソーシャルワーカーや心理サポートを取り入れるなど、社会心理面からのアプローチに興味を持つ。

帰国後、PTSDから燃え尽き、何もやる気がしない・朝起きれない・働けなくなり、心理学やカウンセリングを学び始める。現場での仲裁や対話、心理面からのアプローチを目の当たりにし、現在は、カウンセラー・コーチとして活動中。世界で二人目のプラクティショナー認定を受ける。課題の「根っこ」の部分を見据えた的確なアドバイス洞察力は評判が高い。医療従事者の燃え尽き症候群などのクライアントも多い。紛争とトラウマケアに関する研修コース Strategies for Trauma Awareness and Resilience(STAR)終了。

 

カウンセリングについてはこちら⇨コーチング・カウンセリング

 

《日程》

⭐️第一回 日時: 2016年12月3日(土)  13:30-16:30

場所: スクエア荏原第二小会議室

 

お申し込みはこちら⇨ お申込みフォーム

スクエア荏原アクセス: http://goo.gl/VNzroL

(南北線、三田線、目黒線武蔵小山駅、戸越銀座より徒歩10分)

 

講座参加費:5,000円(税込み)

⭐️第二回 日時: 2016年12月10日(土) 13:30-16:30

場所: スクエア荏原第二小会議室

 

お申し込みはこちら⇨ お申込みフォーム

スクエア荏原アクセス: http://goo.gl/VNzroL

(南北線、三田線、目黒線武蔵小山駅、戸越銀座より徒歩10分)

 

 

講座参加費:5,000円(税込み)

 

国連職員だった私がなぜコーチング・カウンセリングを始めたのか?

国連職員だったのになぜコーチング・カウンセリングを始めたのですか?と聞かれることが多いので、最近少しづつ文字にし始めてます。完璧に表現できていない部分もあるけれども、どうしたらより通じるのか、表現することで学んでいっています。

 

長年の紛争地での国連ミッションから日本に帰国して気づいたことがありました。それは日本人の共感能力の高さです。

 

もしかしたら、「当たり前」のように思われているかもしれませんが、これは世界的に見ても非常に稀有な能力です。

 

これからの時代、こうした「感じるとる能力」はますます求められていくと思います。

 

ただ、同時に、あまりに課題が大きいと感じる時、自分が思うように出来ないことに無力感を感じて、その感覚に圧倒されるばかりに「無感覚」になっている人も多いんじゃないか?とも感じました。

 

また、空気を読むばかりに、いつの間にか、自分の価値観よりも他人の価値観が優先になってしまって、でも内心は実は「怒っている」人も多いように感じました。

 

いかにもわかり易く、怒ったりする人もいますが、日本社会では、一見おとなくしくて礼儀正しいように見えても、例えば、朝の満員電車で、周りにぶつかって降りていくような人を見かけるように、黙ってはいても密かに「怒っている」人たちです。

 

遅刻したり、ミスをしたりといった形で怒りを表現すること(本人の自覚があるかないかは別にして)は、「受動攻撃」と言われますが、日本は「受動攻撃性」が強い方だそうです。

 

だとしたら、もしかしたら、私が南スーダンなどで見てきた紛争とは形は違えど、「根っこ」は一緒かもしれない。

 

私自身、帰国して気がついたら燃え尽き症候群になっていましたが、何のやる気も感じられず、働けなかった状態から、少しづつ気力を取り戻していくに従って、要らないものが「削げ落ちていった」のでしょう。

 

自分が自分を受け入れ始めていくにしたがって、外からの評価を求めるのではなく、自分がただ自分でいることによる安心感や自由を伝えたいと思い始めました。

 

自分が自分であること。

誰かと比べる必要もなく、ただ自分であること。

その安心感とエンパワーメントが広がっている世界。

 

そんな人が一人でも増えたら世界はもっと優しいところになると思う。

 

これが私がコーチングを始めた理由です。

 

コーチングについて・お申し込みはこちらから⇨大仲千華のコーチング

これって燃え尽き?② 燃え尽きを引き起こしやすい要因とは?

では、燃え尽きを起こしやすい要因としてはどういうものがあるのでしょうか?

 

燃えつき症候群を引き起こしやすい要因

バーンアウトを起こしやすい要因としては、以下の点が挙げられます。

 

①「どこまでやっても終わりがない」

燃え尽き症候群が多く見られる職種としては、従来から教師、医師、看護師、ソーシャルワーカーなどが挙げられてきました。こうした「対人援助職」の仕事の特徴の一つは、仕事に終わりがないこと、どれだけ仕事をやっても患者や症状など、いつでも状況が求める状況に終わりがないこと、同時にそうした状況に対して、必ずしも目に見える成果や「達成感」に繋がるとは限らないことです。

 

②「この状況をどうすることもできない」

人間とは、基本的には、自分で考え、自分の能力を使って目の前にある問題を解決したいと望む生き物です。

一方的に決められた方針に従わざるを得ないのか、決定事項はどのように伝えられるのか、それとも、意思決定になんらかの形で参加できるのかどうか、自分が関わっている仕事において、または、目の前の状況に対して、なんらかの形で自分が能動的に関わっているという感覚を持てるかどうかは、動機付けを影響する大きな要因になります。

また、与えられた状況に対して、自分が望むように対処できないと感じる時、人は無力感を感じることがあります。

 

③ サポートやコミュニティーの欠如

燃えつきを引き起こす要因となりやすいもう一つの要因は、職場におけるサポートやコミュニティーの崩壊です。どんな組織や人の集まりでされ、お互いがお互いに対して深い関わりを持っていくには意識的な努力が要ります。果たして、このチームは長いこと続くのだろうかと思ったり、また、時には、あるポストをめぐって、メンバー同士が競争しなければならない場合などはお互いのサポートが特に難しくなります。

また、組織の理念と現場との状況に大きなギャップがある時、または、現場で必要とされることと逆に見えるような決定が行われたりすること、時には自分の考えとは違う組織の方針について説明したり弁明することになったり、時には相容れない選択が求められる場面に周囲のサポートがないような状況です。

 

④ 「対人援助過労」(caregiver fatigue)

対人援助職に従事する人の中には、自分が人の役に立っていると感じられることに充実感を感じ、それをさらなる原動力とモーチベーションとするタイプの人たちも多くいます。自分のためだけには頑張れなくても、なんらかのチャレンジに置かれても、自分の目に前の人の状況のためになんとかしたいと思うことで、大きな力を発揮するような人たちです。

同時に、自分の目の前にいる人がなんらかの苦痛を抱えている状態に対して、自分が何もできないと感じたり、自分が思うように応えられていないと感じると大きなストレスを感じます。

そういう時には、自分に対して落胆したり、無力感を感じたり、無意識レベルにおいては、「自分は価値がない」とも感じがちです。そうした無力感を補うために、必要以上にワーカホリックになることもあります。

また、「彼らはもっと困っているのだから、自分の悩みはとるに足らない」、「彼らはこんなに苦労しているのだから、私もそうあるべきだ」と、自分のケアよりも相手のケアを優先し、自分を犠牲にしてまで周囲の要求に応えようとします。

また、誰かの役に立つことと、自分のアイデンティティーが同一化されてしまうと、「なんとかしたい」「自分がいなければならない」と思うあまりに、何らかの問題が起こると、自分のせいじゃないかと、さらにストレスを溜め込みます。

また、「あの時はもっとこうできたんじゃないか?」「自分は十分にできていないのではないか?」といった失敗感を抱える傾向も高いのです。

こうした現象は、カウンセラーやソーシャルワーカー、医療従事者などの対人援助職の間で、「対人援助過労」(caregiver fatigue)と呼ばれています。援助する側と援助される側との関係性において健全な境界線(boundary)を持てなくなると、仕事での役割と個人としての人格を別けることが困難になるのです。

こうした傾向は、ある面においては、その人たちが元々持つ共感能が高いからこそ起こりうる現象でもあると言えます。自分の中にある他者への共感や人を思いやる気持ちが高いからこそ、自分が思うように応えられない事に対して、必要以上に厳しくなることがあるからです。

 

では、燃え尽きのよい根源的な要因とは何でしょうか?

今すぐに出来ることは何でしょうか?

 

燃え尽き症候群③ 燃え尽き症候群の間違った対処法 vs. より効果的な対処法

 

 

これって燃え尽き?③ 燃え尽き症候群の間違った対処法 vs. より効果的な対処法

 

そのような状況が続いてくると、今の仕事は私にとってあまり意味がないのではないか?

報われないんじゃないかと感じ、今まで自分を支えていた仕事への情熱や自信、職業的な誇りが失われていくように感じます。

 

より根源的なレベルにおいては、燃え尽き症候群の要因は「意味の喪失」です。

 

人間とは「意味」を求める生き物であり、私たちは、日常で体験することになんらかの意味をみつけることで、日々の生活の中に秩序や安定を感じることができると思うからです。

例えば、人がストレスの大きい環境や仕事に置かれたとしても、耐えようと思うことができるのは、自分が置かれている状況になんらかの意義があると思える時です。

 

そうした「意義」には、一緒に働く同僚の人たちとの関係を築いたり、自分が関わっている仕事やコミュニティーの成果を実際に目にしたり、感じたり、価値を共有する仲間がいること、そうした人たちとのつながりを持つこと、そうした人たちのコミュニティーに属することも含まれることでしょう。

 

そうした意味において、自分が体験する状況にもはや意義を見出せなくなる時、私たちは文字通り目的や活力を失ってしまうのです。

 

燃え尽き症候群の間違った対処法 vs. より効果的な方向性

 

まず燃え尽き症候群になり始めた人は「まさか自分が」と自分がそのような状態であることを「否定」しがちです。

アルコールやなんらかの中毒的な習慣に陥ることも一時的には気を紛らわすことに役に立つように見えますが、根本的な解決にはなりません。

燃え尽き症候群になることは恥ずべきことでも珍しいことでもありません。そうした状況で役に立つことは、自分が体験している徴候に対してまず自覚を持ち、自分の時間をとり、セルフケアを優先させること、他者との健全な境界線を持つことを学ぶこと、自分がもうどうすることも出来ないと感じた出来事や体験を整理することです。

 

また、このように感じているのは一人じゃないんだ、こんな風に感じてもいいんだ、こんな経験をしてもおかしくないんだ、と感じたり、体験できるような機会や安全な場があることは、バーンアウトの予防や回復に役に立ちます。

 

自分はバーンアウトではないかと思ったら

 

今すぐに出来ること

 

  • 週に最低1日はメールやパソコンに向かわない日を設ける
  • パソコンの画面を見ながらランチを取らない(食事を味わい、休憩をとる)
  • 深夜や早朝などの時間外の業務に関して、「ノー」と言う。
  • 身体を動かす時間をつくる。(エクササイズは身体の緊張を解放します)
  • 紙に自分の体験や感じていることをなぐり書く(燃え尽きの無感覚の下には怒りがあることが多いので、怒りを解放させましょう)
  • 1日を振り返るための日記をつける(1日5分でもいいので、1日の最後に心を落ち着ける時間を持つ)
  • 自分の感情に意識を向けること。
  • 瞑想やマインドフルネスの練習など心を落ち着かせる時間を持つ。
  • 仕事とは関係ない人とおしゃべりをする。
  • セルフケアを優先すること。

 

バーンアウトから回復するために役に立つこと

  • 休むこと、自分のために使う時間を優先的に確保すること
  • 自分にバーンアウト症候群の兆候があることを受け入れること
  • 自分がいなくてもなんとかなることを受け入れること
  • 仕事と全く関係ない時間を持つこと
  • 自分に対する自己評価とプロジェクトの成果を区別すること
  • 自分が信用できると思う人に聴いてもらうこと
  • 自分の体験を吐き出し、感情的な整理をすること
  • 必要であればカウンセラーのサポートを求めること
  • 援助する側と援助される側との関係性において健全な境界線(boundary)を持つことを学ぶこと
  • 自分が出来なかったことではなく、出来たことに目を向けること
  • 人生の領域においてバランスを持つことに意識を向けること