知っている人は知っている❗️ーどんな業種でも仕事でも自分を「次の段階」に進ませるにはある共通のプロセスがあるということ

昨日、ある方の奇跡についてお伝えしました。

 

自分にとことん正直になって自分が望むことを書き出したら、世界にはほんとうにそんな仕事が存在するのか!とびっくりするような仕事の話しが来たのです。

 

あまりに想定外の方法でわたしはことばを失ってしまうほどでした。

 

わたしたちの想像をは・る・か・に超えた解決法を招き入れるための秘訣 ーあなた特注オーダーメイドで注文すること❗️

 

その内より詳しいことをお知らせできる時があると思いますが、その話しを聞いたらきっとたくさんの人が「わたしもそんな仕事したい!」と思うと思います。

 

仕事観や人生観さえもが、一掃されてしまうかも知れません。

 

そして、さらにエキサイティングなのは、これからもっとそういう人が増える!という時代の流れも合わせて受け取ったことです。

 

 

わたしはコーチングを自分のギフトを世界に輝かせて活きるリーダーの育成として取り組んできました。

 

コーチングは単なるメンタルケアではなく、課題やチャレンジを通じて(たいていそういう形で機会はやってくるからです)その人のほんとうの自分の役割を発見することをガイドするものです。

 

そして、そういう人たちがこれからの時代のリーダーになっていく、という方向性があっている!という感覚も合わせて受け取ったのです。

 

今は時代の変わり目です。

 

大きな制度が行き詰まりこれまで価値があるとされたものに価値や希望を見出せなくなる人が増えている中で、目覚めた個人と個人がつながっていきます。

 

例えばパーカーを来たお兄ちゃんのテクノロジーと誰かのアイデアが結びつけられてベンチャーが生まれ、世代の差を超えて、そうした人たちのゆるいつながりから新しいサービスや価値が生みだされていくような時代の流れが来ています。

 

その有機的なつながりと相乗効果がジワジワとでも確実に新しい流れを生み出していくこと、そういうことがすでに起き始めているのだというインスピレーションを受け取りました。

 

さて、

 

次のステップに大きく飛躍した人、自分らしい働き方やライフスタイルを見つけた人たちを見てみると、次のステップに移るまでに、自分にとっての人生のコアの課題に取り組んだという共通点があることがわかります。

そして、どんな業種や仕事も関係なく自分を「次の段階」に進ませるには、誰もが「課題を通じて学び自分を発見していって力をつけていく」という共通のプロセスがあることが改めてわかります。

人それぞれ人生の「コアの課題」は違うので、これとはいえませんが主なものは以下のようなものです。

 

1、今の職場を通じて現れている人間関係の課題

(上司とのコミュニケーション、あるタイプの人がどうしても嫌だ等)

⇨人生の大きな「宿題」の一つは人間関係を通じて成長することです。だから、これを避けたままでは次が開けないようです。人を判断する傾向が強かったり、すごく苦手な人がいるという場合、人間関係の改善に真摯に取り組むことはとても重要です。ヒントは、理解すること、自分が相手に投影している資質に気づくこと、(自分も他者も)受け入れること、ゆるすことです。

 

2、今の職場で与えられている機会を通じて自分の強みや才能、ギフトを発見する・確認する

⇨自分が当たり前だと思ってやってきたけど自分には強みがあることを確認・発見すること。それは目の前の課題の解決を通じて発見することが多いので、一生懸命に取り組むことが大切ですし、過去の仕事や体験を整理することで、自分でわからなかったら第三者のコーチングを受けるのは一つの有効な手段です。

 

3、親の価値観や観念を手放す

⇨親や親の親から引き継かれてきた観念や重荷を解放する。「仕事は苦労して当たり前」「人生はたいへんだ」そんな観念を無意識レベルで私たちは引き継いています。それが私たちの仕事観や人生観を邪魔して新しい可能性が入ることを難しくしていることも多いのでそうした観念を書き換えていきます。

 

4、親への怒りや言えなかったことを手放す(いい子タイプは特に当てはまる)

「いい子」「いい人」をやっていると、自分がほんとうに望んでいることを抑圧してしまって、自分はほんとうに何を望んでいるのかわからなくなってしまいます。長女で我慢することになれてしまった人、いい子優等生タイプだった人ほど、この傾向が強いです。反抗期をやらなかった人が20代、30代になってこの影響を感じる人もいます。そして、30代、40代、50代、または60代になっても、心の中で親に怒りを覚える人が実は多いのですが、これは自分の中で怒っていたり、我慢して言いたいことを言えていない小さい頃に傷ついたままの自分がいるからです。安全な場で表現できなかったことを表現し、自分の中の傷ついた部分を受容し統合すると、今度は新しいギフトとして自分の一部になってくれます。

 

5、過去あきらめてしまったこと、挫折体験を整理、解放する

過去にあきらめてしまったことや挫折体験があると、傷つくのを避けようとするので、次のステップを自由に発想したり、考えることを無意識に止めてしまいます。過去の体験を整理することはとても大切です。

 

6、過去にあきらめてしまったことに取り組む・許可する

過去の後悔やあきらめはエネルギーや自分の本来のパワーを奪います。自分のパワーを取り戻すために過去あきらめたことを自分に再度「許可」します。実際にやってみると、案外もう興味がなかったりします。でも、そのアクションこそが大事なのです。

 

7、自分が興味のあることを改めて自覚し始める

自分は何に興味があるのか、どんな時に心が動かされるのか、どんな体験を望んでいるのか?どんな人間関係を望んでいるのか?昔は興味があったけれどもある程度仕事もできるようになって経験も積んだからこそ今のわたしが求めているものは何なのか?

 

過去の体験を整理した段階で改めて見えてくるものがあります。ただ、過去の体験を整理していないと、例えば過去の体験を無意識に避けるような決断をしたり見方をしてしまうので、過去を「フラット」にすることが大切です。

 

8、自分のシャドーやパターンを知る

誰の中にも自分の中の弱さや(悲しみ、不安、孤独感)誰にも知られたくない隠したい負の部分「シャドー」(嫉妬、傲慢さ、負けず嫌い等)があります。自分のシャドー抑圧しておくと自分の才能・ギフトまで抑圧してしまいます。ユングは、「シャドーの中に黄金がある」と言いました。自分には能力も才能もない、という人がいますが、あらゆる面での抑圧が強いのかも知れません。逆説的に聞こえるかも知れませんが、自分を知ること、自分の思考や行動パターンに自覚を持つこと、自分をありのままに観察できること、自分の弱さを受け入れることは、自分の才能やギフトを知ることにも繋がります。もしかしたら、今の職場での課題は、問題を通じて自分の弱さ、思考・行動パターン、シャドーに気づいて、さらには、ギフトを発見していくための機会かも知れません。

 

9、上司を受け入れる

自分が新しいレベルで能力を発揮したい、自分の力を思いっきり発揮できる仕事をしたいと思ったら一つの鍵は上司との関係です。上司にすごい高い基準を設けたり、不満を言っていると、自分がリーダーシップをとるのを恐れてしまいます。自分がしたことが返ってくるという無意識のおそれがあるからです。上司を受け入れ、助けることは自分を助けることになります。

 

10、自信のなさからしがみついているものを手放す

自分に自信がないと、大組織や会社の肩書きといったものにしがみついてしまいます。これは決して会社を辞めなさいという意味ではありませんが、自分が不自由になっている部分に気づいて、心理的にそこから自由になっていると新しい機会や出会い、仕事を招き入れやすくなります。

 

11、自分はただ愛されていいということを体験する

何をしたからではなく、ただ自分は愛されていい、ということを体験すると、いいもの・いい体験をただ受け取ることにオープンになります。長女・長男の人にはがんばらないと報われない、という観念を持っている人がけっこう多くいます。がんばらなくても、何かをやったからでもなく、自分はいいことを受け取っていいのだということを自分に許可することです。

 

さて、どうでしょうか?

 

こんなにたくさんあるの!?と思う人もいるかも知れません。

 

でも、今の時代の流れは自分を押し殺して生きていく人には大変ですが、自分らしく生きようとする人にはたくさんのサポートがあります。

 

たったの12回のセッションでこれらの大きな部分を解放した人もいます。

いくつかのポイントを数回重点的に扱うだけで大きく人生が変わっていく人もいます。

当然仕事ぶりも人間関係も日々の感覚も変わります。

 

人によってコアの課題がそれぞれ違うことと、人のタイプ、性格やタイミングも関係するので、何回とは言い切れませんが、12回のセッションを持つと、その方の大きな課題が根本的に改善され、かなり方向性が見えてくると思います。

 

12回もやるの?!と思うかも知れませんが、

 

ただ、いくつかのコアの課題がクリアになると文字通り人生の「重荷」から解放されるので、人生が楽になっていきますし、ある段階を経ると、どんどん楽に軽やかになっていくので意欲も湧いてきます。人生を楽しめるようになってきます。

 

情熱ややる氣を失っていた人でも、だんだんと気力を取り戻してきて、3回~4回あたりから顔つきが変わってくる人を何人も見ました。

 

結果や効果が感じられにくい場合は、最初の1回~4回は少し辛抱がいるかも知れません。

 

すぐに結果を出したい方には転職エージェントをおすすめしています。

 

結果を出さなければいけない、というプレッシャーが逆に自由な展開や広がりを邪魔してしまうことがあるからです。

 

ただ、もちろん一番大切なのはご本人の意思とオープンさです。この点は改めて強調しておきたいと思います。

 

今の職場で体験している課題を整理しながら、それを通じて次に導かれているステップを探っていきます。

 

一つ一つ確実に進めていきましょう。✨✨✨

 

 

連絡先:info(at)peaceblossom.netまでお願いいたします。

 

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今の時代は「何をするか」よりも「何のためにするか」の方が大事なワケー自分にとっての⭕️⭕️を持っている人は魅力的

わたしは国連や海外で働きたいという人のためのコーチングも行っています。

 

p.11と呼ばれる国連応募用の書類やカバーレターについての書き方についても面接官を務めた視点からアドバイスしています。

 

海外で働きたいという人たちがいたら叶えて欲しいと思いますし、若い人たちにはどんどん現場を体験して欲しいと思っています。

 

とはいえ、「ライフコーチング」という視点では、わたしは国連や平和構築、国際協力といった体験をもっと広い視点から捉えています。

 

国連や国際協力が視野を広げてくれ、新しい体験をさせてくれるのはそうだと思いますし、わたし自身貴重な体験をさせてもらったと思っています。

 

当然自分のキャリアについて書こうとすると国連時代の体験談が多くなるのですが、

わたしが今一番伝えたいことは、今の時代は、「何をするか」よりも、「何のためにするか」の方が大事だということです。

 

なんのためにがあれば視野も広がり、チャンスも引き寄せますし、なにより自分にとっての「なんのために」(ミッション)を持っている人は魅力的です。

 

「なんのために」(ミッション・存在意義)があれば、形や組織は変わってもそれが自分の軸として自分の中で育まれ、一つのことが次のことを生み出してくれ、人生100年を楽しく豊かに生きていけるでしょう。

 

わたし自身、南スーダンでやりきったと感じ、国連を離れて「何か違うやり方があるはず」と思いながら、しばらくそれが何なのかがわからなくなってしまった時には「なんのために」生きていけばいいのか、さっぱりわからなくなってしまいました。

 

生きる気力さえ失ってしまい、まったく起きれなくなった時期がありました。

 

国連時代にわたしの言動力となってくれた「なんのために」はあったのですが、

それさえも一度崩壊してしまい、これからの自分を支えてくれる「なんのために」がわからなくなってしまいました。

 

そして、わたしは自分の人生の支えとなる「新しいなんのために」を選択することになったのです。

 

ある時期、自分を奮い立たせてくれる目標は必要だと思います。

 

ただその目標は20代、30代、40代と変わっていく可能性はおおいにあります。

 

自分を無理やりふるいたたせるのではなく、

安心感とやすらぎの中で自分の指針となる「なんのために」を持つことができます。

 

国連や平和構築、国際協力を仕事にしようとする人、仕事にしている人、または次のステップを探している人は、とくにこの「なんのために」を改めて意識することをお勧めします。

 

大学やこれまですべての職務経験を踏まえて、「分野や職種は変わってもこの視点にいつも興味を持ってきた」「自分にしかできないこと」「存在理由」(ミッション)はなんだと思いますか?

 

急がば回れのようだけど、「なんのために」がほんとうの力をくれるのです。

 

あなたの人生の次のステップをみつけるコーチング受付中です。

https://chikaonaka.com/coaching/

究極の弱肉強食の世界でも「強いもの」がいつも「弱いもの」に勝つわけではない❗️ーケニアでみたライオンといぼいのししの勝負

ケニアに野生動物を見にいった時に

とても印象に残っているシーンがありました。

 

目の前でイボイノシシの親子たちがのどかに草をはんでいました。

イボイノシシとは、一見ぶたのようなちょっと短足なちょっと

「かわブサイク」な子です(失礼!)

 

子供たちはまだ産まれて数ヶ月なのでしょう。

母イノシシの周りで草をはんでいます。

 

そんなのどかな風景がありました。

それが一転緊張状態に!

 

数百メートル先にいたライオンが急にむくっと立ち上がり、イノシシたちに狙いを始めたのです。

 

野生の動物を見るということは、自然界のなりたちを見るということ。

 

それこそが見る価値があるということなのでしょうが、ライオンが一気にダッシュを始めた時には私は思わず一瞬息を止めてしまいました。

 

イボイノシシママはライオンのダッシュを察知するやいなや、一斉に号令を出したようでした。「散らばれ!」と。

 

子供たちは四方八方に散らばりました。

 

すると❗️

 

ライオンはイボイノシシの子供たちが四方八方に逃げていくのについていけず、「捕獲」は失敗したのです。

 

身体の大きさも足の長さも速さもすべての面で「勝っている」と思ったライオンでしたが、小回りは苦手だったのです。

 

これを「勝敗」とするならば、イボイノシシがライオンに勝ったのです。

 

究極の弱肉強食の世界でも、「強いもの」がいつも「弱いもの」に勝つわけではありません。

 

誰にもどんなものにも長所と短所の両面あります。

 

例えば、きりんは優雅に歩き、長い首のおかげで草原を遠くまで見渡し、

敵の動きをいち早く察知できますが、水を飲むのは大変です。

 

 

ライオンはライオン。シマウマはシマウマ。イノシシはイノシシ。

ライオンだけがいても自然じゃないし面白くありません。

 

ぜんぶの存在があることが「自然」。

 

人間も自然界の一部です。

 

ps. ちなみに、目の前で見る野生の象やキリン、ライオン、チーターの迫力満点です。動物園で見るのはまったく違う感動があります。

 

ドバイ経由で行くとヨーロッパに行くのとフライト時間はほぼ一緒です。

 

おすすめです!!!(*^-^)ニコ

 

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Photo: Chika Onaka

 

 

ウィーンフィルのバイオリニストは5年間毎年東北を訪れて何を感じたのか?「東北」と「世界」が会って生まれたもの

3.11から丸7年が経ちました。

 

3.11の風化の懸念や福島の問題が未だに根本的な解決が見えないことが残念ですが、

その時の体験や心の深い部分で私たちにいろいろな意味で転換を促した感覚は、まだ確実に心の中に残っていると思います。

 

そして、3.11は「日本人」にだけ特別な意味を持つ出来事ではありません。

 

3.11では海外から合計1640億円もの支援金が寄せられ、同年緊急人道支援を受けたソマリアの713億円の2倍以上で短期間における支援額ではダントツで世界一位でした。

 

そして、支援金だけでなく、多くの人が支援に関わりましたが、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ウィーンフィル)が震災後の5年間、毎年東北を訪問し続けていたことはあまり知られていません。

 

ウィーンフィルといえば、元旦に行われるニューイヤーコンサートが世界40カ国に同時中継される言わずも知れた世界最高峰のオーケストラです。

 

ウィーンフィルは、震災以降、5年間東北を訪れ、これまで計42人の団員が宮城県仙台市・岩沼市、岩手県山田 町、福島県郡山市・南相馬市で演奏活動を行い、中高生に音楽を教えてきました。

 

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岩手県の浄土ヶ浜などで、鎮魂のための献奏も行ってきました。

 

その中の一人であるバイオリニスト、ダニエル・フロシャウワーは、過密なスケジュールにもかかわらず、5年間毎年続けて東北を訪れ、中高生に音楽を教えてきました。

 

彼は東北を訪れて何を感じたのでしょうか?

彼を毎年東北に足を運ばせたのは何だったのでしょうか?

そして地元との出会いは何を生みつつあるのでしょうか?

 

私は、それをどうしても彼の口から直接聞きたいと思い、取材を申し込み、2016年10月16日東京赤坂のサントリーホールに向かいました。

 

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⬆️ 東北の学生たちに音楽指導をするウィーン・フィルのバイオリン奏者フロシャウワー(中央)(写真提供: SUNTORY HALL)

 

 

2016年10月16日、サントリーホールでは、「こどもたちのためのコンサート特別公演」が開催されていました。

 

これは被災3県の中高校生が、ウィーン・フィルと共演する夢の舞台です。

5年間の集大成の日です。

 

ウィーンフィルのメンバーを含め、その日の舞台をまとめるコンサート・ミストレスは15歳の高校一年生でした。小学校5年生のときに震災に遭いましたが、それでもバイオリンを続けたいという想いが強く、ウィーンフィルが東北を訪れるのを知ったときにはすごく嬉しかったそうです。

 

その彼女の隣には、彼女が送る合図にぴったりと意識を合わせ、あたかも全身で彼女をサポートするかのようなバイオリニストの姿がありました。

 

それがフロシャウワーでした。

 

彼の真剣な様子から、弱冠15歳のコンサート・ミストレスを一人前の奏者として、そして、共にステージを創り出す仲間として尊重しているのが客席にまで伝わってきました。震災に遭った体験を経て、すっとこの日のために音楽を練習してきた彼女を始め、今日のこの日を迎えステージに立つ中高生全員の勇気をたたえているようでした。

 

 

私はその四日前にも、ウィーンフィルの演奏を聴いていました。世界的指揮者ズービン・メータを迎えての公演は、それはそれは素晴らしいものでした。

 

同時に、私の目の前には、その日にも劣らないくらい懸命に、いや、もしかしたらそれ以上の力で演奏するフロシャウワーの姿があり、私は彼の演奏にどんどん引き込まれていきました。

 

 

演奏後、フロシャウワーにインタビューをする機会を得た私が、「四日前の記念公演とも変わらないくらい、またはそれ以上の渾身の演奏でしたね」と伝えると、即答がありました。

 

 

「当然です。世界的指揮者とでも中学生とでも、演奏家は常に全力で演奏するものです。

私は町民の半分が津波で流された町(山田町)で演奏した日のことを、いまでもはっきりと覚えています。そのとき、自分の音楽が誰かの役に立ったと感じることができたのは音楽家にとって大きな喜びでした。

 

それは、音楽家にとってとても光栄なことです。」

 

「それに」といって、彼はニコッと笑いながら最後にこう付け加えました。

 

「ウィーン・フィルは伝統を重んじるオーケストラですから、たとえばモーツアルトを演奏するとしたら、その伝統的な解釈に準じます。

 

でも、東北の中高生の奏でるモーツアルトは、『ああ、こんなモーツアルトがあるんだ』と私を新鮮な気持ちにさせてくれました。だからこれはWin-Winの関係なんですよ」

 

舞台上で見せる「神々しい音楽家」とはちょっと違う、人間としてのフロシャウワーに触れ、私は彼の言葉を理屈を超えて理解できた気がしました。

 

 

ウィーンフィルフルート奏者

⬆️ 特別公演でソロ演奏をしたフルート奏者ディータ・フルーリーに質問をする学生。「どうしたらあんなに透き通った音色を出せるんですか?」「自分の出したい音を想像するんだ。そしてそれを技術や呼吸、自分の持っている全部を使って表現する。その音に近づくために一生練習し続けるんだよ」

 

アフリカには、「人は人を通じて人となる」という格言があります。

 

人は誰もが誰かの役に立ちたいと願う生き物。

人は、他者の存在を通じて自分を知ります。

人の役に立ったと思ったときに、自分の想いや能力、存在意義を発見したり、再確認します。

人の才能も能力も、それを必要としてくれる人がいて成立するとも言えます。

 

私自身、南スーダンなどの紛争地で働いていた時、困難を乗り越えようとする人たちを目の前にしていたからこそ、「私もベストを尽くそう」と、自分の力を「引き出して」もらったと感じたことは何度もありました。

 

では、最後に、東北の中高生は何を感じ学んだのでしょうか?

 

ベートーベンの第九の合唱を一生懸命に練習してきたという福島の女子中学生に、今回の体験を通じて学んだことについて聞くと、こんなことを言ってもいいのかなと、一瞬周りの顔を探るように見渡した後で、こう伝えてくれました。

 

 

「合わせるのは大切だけど『自分』を出すことです」と。

 

 

「世界」との交わりは、世界という「鏡」を通じて「自分」をより浮き彫りにするのでしょう。

 

 

「世界」が東北を知り、東北も「世界」を知る。

そして「世界」を通じて自分を知る。

東北と世界との間で生まれ始めた化学反応。

 

中高生と合同でコンサートをしたのは世界の中でも東北が初めてだったというウィーンフィル。

インタビューをした団員全員が東北への訪問をそして中高生とのコンサートを「満たされる体験だった」と語ってくれました。

 

 

震災による被害や、高齢化や過疎化、人口減少などといった「課題先進国」と呼ばれる東北の問題を決して軽く捉えているわけではありません。でも、震災を経て生まれたものもあるように感じました。

 

 

東北と世界とのつながりがさらに強くより大きく広がっていって欲しいと願っています。

 

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⬆️ 特別公演後、ウィーンフィルメンバーと中高生との記念撮影。

(写真提供: SUNTORY HALL)

日本で3.11に遭遇『音楽家としての使命』を果たすことができずに日本を離れ、2年後 「やり残した仕事」を完遂したBBC交響楽団の贈り物

明日は3.11。

3.11になると思い出す「贈り物」があります。

BBCフィルが3.11の2年後、東日本大震災のための鎮魂のレクイエムを演奏です。

指揮棒が振りおろされた瞬間から涙があふれてくる素晴らしいコンサートでした。

 

それはBBCフィルにとっても特別な体験でした。

 

なぜなら、2011年3月11日、BBCフィルは日本公演のために日本を訪れていて、京都での公演を終え、次の公演地である横浜みなとみらいホールに向かってバスにのっている途中で東日本大震災に遭遇したからです。

 

津波の規模もわからず、なによりフクシマの影響や真相がわからない中で情報は交錯し、空港も封鎖される中で英国で待つ家族の間ではパニックも起きたそうです。

 

情報が交錯し、空港の再開や本国からの指示を待つ中で、同時に「こういう時だからこそ音楽を届けよう」という声も強くあがりましたが、大使館からの指示でけっきょくツアーは後半の5公演を終えることはなくキャンセルされました。

 

「『音楽家としての使命』を果たすことができずに、日本を離れることになったのは心苦しくつらい経験だった」と団員は語り、絶対に戻ってこようとみんなで誓ったそうです。

 

指揮者佐渡裕さんとピアニストの辻井信行さんともぜったいに戻っていて完結しよう、と誓ったそうです。

 

そんな体験を経ての復活ツアーが2013年4月に行われたのでした。

 

彼らの音色には、今度はぜったいに最後までやり遂げるぞという意気込みと日本への大きな愛が溢れていました。

 

指揮者佐渡裕さんとピアニスト辻井信行さんからもこの復活ツアーにかけてきた想いが伝わりました。

 

一番最初の曲は演目にはありましたが、BBCからの申し出で鎮魂のレクイエムが演奏されました。

 

そして、次にピアニストの辻井信行さんが鍵盤に触れた瞬間、隣の人もその隣の人も、会場全体が涙を流していました。

 

1200人のホールと演者全体が一体になったかのように感じられました。

 

最後は前代未聞のスタンディングオベーションでした。日本であんな反応を見るのは初めてでした。

 

BBCフィルの人たちにとっても特別なツアーになったそうです。

 

最後のリハが終わった時、普段は真っ先に食事に走るメンバーたちが、誰も席を立ち上がろうとしなかった。

 

そして、みんなが次々に佐渡さんと辻井さんに「I will miss you」と言い始めたそうです。

 

イギリス人ってシャイな人多いし、世界中のいろんな指揮者と演奏するBBCフィルは普段はそんなことを言わないんだそうです。

 

日本を代表する指揮者&ピアニスト × BBCフィルによる演奏。

 

それは、日本と世界による共同作業を象徴するコンサートでした。

グラミー賞ワールドミュージック受賞ー音楽を通じて憎悪と暴力にNOを! 喜びに溢れたアフリカを!

「アフリカは戦争だけではありません!
とてもパワフルで力強く生きる人がいます。
パワフルな音楽があります。
音楽を通じて、憎悪と暴力にノーと言おう!」
世界の歌姫アンジェリークキジョーグラミー賞ワールドミュージック受賞式にて

Angelique Kidjo SINGS with the Orchestre Philharmonique du Luxembourg wins the Grammy for Best World Music album!

 

“I want to dedicate this Grammy to all the traditional musicians in Africa, in my country, and all the young generation, the new African music, vibrant, joyful music that comes from my continent that you have to get yourself to discover.

 

Africa is on the rise. Africa is positive. Africa is joyful. Let’s get together and be one through music and say no to hate and violence through music. Thank you”


Listen to SINGS here:
https://youtu.be/pBvo9kUB6QU

 

(写真) アンジェリーク・キジョー(Angélique Kidjo)ベナン出身の歌手。現ユニセフ親善大使。アフリカンポップ、レゲージャズを織り交ぜた音楽をスタイルは国際的に高く評価され、グラミー賞(Grammy for Best World Music album)受賞。米紙ガーディアンに「世界でもっとも啓発的な女性Top100」の内の一人として取り上げられる。

日本人が得意な分野「スキルよりも『新しい価値観への適応』をサポートすることが変化の時代の大きな鍵 」ーハーバード大学ハイフェッツ教授 Adoptive Leadership適応型リーダーシップとは何か?

紛争中でも女性はおしゃれを諦めない。

紛争中でも南スーダンの女性が買い求めたものはカラフルなドレスでした。

紛争が終わった南スーダンの首都ジュバで真っ先にオープンしたお店はネールサロンでした。

お店のオーナーの名前はChikaさんでした。

 

 

女性は普段の生活に潤いをもたらしてくれるものにより敏感だから。

戦争よりもおしゃれの方が断然にいいと本能的に知っているから。

女性には子供を宿り産み育てる、本能的なセンサーが備わっているのだと思います。

 

それなのに、なんでまだあちこち紛争が続いているの?という疑問が起こります。

 

いろいろな理由が複雑に絡み合っているのですが、私が国連職員として南スーダンで元兵士の社会統合支援に関わる中で気づいたことがあります。

 

それは、社会全体の制度やあり方がガラッと変わって、価値観の転換が伴うときには、新しい価値観への「心の適応」が一つ大きな鍵となるということでした。

 

南スーダンの内戦は独立闘争だったので、兵士であることは、生存や安全、教育の機会を意味したし、さらに言うと、尊敬、誇り、帰属意識、参加、アイデンティティーなども意味しました。

 

真の変化を生み出すためには、「価値観の転換を必要とするような真の適応課題」=「Adaptive Challenges」に私たちが向き合うことができるようになることが大切だと指摘するのは、ハーバード大学ケネディースクールで長年リーダーシップを教えるロナルド・ハイフェッツ教授です。

 

私たちは問題を専門的に「テクニカル」に議論をするけれども、問題の「本質」は議論されない。解決策はいつも似たりよったりで、問題はそのまま。。。

 

「部族」(会社、政府、組織、NGO, etc.)は、「長」に忠誠を誓って「長」に依存し、

「部族」は「長」に簡単な答えを求めます。

 

追いやられたら困る「長」はニセモノの課題と答えを「部族」に示し、部族は迷走を続けます。。。

 

今度の「長」こそなんとかしてくれるだろうと期待しては失望し、かくして「長」はコロコロと変わります。

 

こうしたパターンは、人間の「部族化」(tribalism)現象と呼ばれています。

 

この数年、世界でポピュリズムやナショナリズムが激しくなってる理由 の一つは、未知の不安に向き合い、答えがすぐに出ないような複雑さや答えのない状 態に耐えるよりは、「不正確でもいいからより単純な答え」を求め、自分に安全をくれると感じられるより大きな集団に帰属感を求めるからだ、という指摘もあります。

 

そうした人間の組織における集団心理を理解した上で、

本当の適応課題に目を向けさせることは、’Adoptive Leadership’=「適応型リーダーシップ」と呼ばれています。

 

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別の言い方をすると、変化に対する不安があるならば時に人々のそうした不安に寄り添い、

人々に安心を与えること、

 

そして、「本当に大切なこと」を見分け、人々を真の成長に導くという働きが求められるということです。

 

職業訓練を行うのも、釘やネジ一つ隣国のウガンダやケニアから輸送しなければいけない南スーダンで苦労をして、元兵士の人たちに技術的な支援を提供することはできましたが、

 

本当に求められていたのは、「心の適応」に関するサポートだったということは多々ありました。

 

これが私が国連職員を経て、コーチングを始めることになった大きな体験の一つでもありました。

 

新しい生活に対する心配があるのならば、その部分に丁寧に耳を傾け、新しい方向性を示すことができます。

 

そういう意味で、紛争地や今の世界で求められている人とは、その社会の中でどんなことが起きているかを観察でき、まだ言葉にされていない部分を理解した上で、よりよい方向へ導くことのできる人と言えます。

 

これは日本人が得意な分野です。

日本の力が世界で求められています。

 

 

(写真) アンジェリーク・キジョー(Angélique Kidjo)ベナン出身の歌手。現ユニセフ親善大使。アフリカンポップ、レゲージャズを織り交ぜた音楽をスタイルは国際的に高く評価され、グラミー賞(Grammy for Best World Music album)受賞。米紙ガーディアンに「世界でもっとも啓発的な女性Top100」の内の一人として取り上げられる。

 

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