消防職員, 警察官, 教職員、被災者の方で「もっとできたんじゃないか?」と苦しまれている方へー国連や対人援助職の心のケアについて

3.11から早いものでもう丸9年が経つのですね。

 

3月7日付けの新聞記事で、東北の被災3県でのアンケート調査から、PTSDと見られる症状に当てはまると答えた人が二人に一人にものぼることが明らかになりました。

 

例えば、このような回答が寄せられています。

 

「震災のことは話さないようにしている」(20%)

「震災のことがいきなり頭に浮かぶ」(15%)

「震災についての感情は麻痺したようだ」(13%)

「ちょっとしたことでドキドキする」(13%)

「震災を夢にみる」(11%)

「震災を思い出すと汗ばみ、苦しくなる」(6%)

 

これらはいずれも、PTSD診断に使われている項目です。

 

また、5人に1人が震災が近づくと気分が落ち込むと答え、自分が生き残ったことに罪悪感を感じるという人もいるそうです。

 

その中でも、消防職員、警察官、教職員という人たちが、「私よりもつらい人がいるから」、「被災者を差し置いて、自分のような立場の人が心の問題を語るのは心苦しい」、「同じように苦しんでいる人がいるから」と考え、弱音を吐けない、また援助を求めるのにためらう傾向があることが改めて浮き彫りになりました。

 

参考文献:  朝日新聞首都圏版 3月7日朝刊 35面より

 

9年も経って、まだこうなのかと驚く方がいるかも知れませんが、「時が解決する」という一般的な考え方とは反対に、時間が経てば解決されるとは限らないと言われています。

 

私自身も国連職員として南スーダン、東ティモールといった国で援助に従事し、燃え尽き症候群(バーンアウト)になった体験があるので、こうした心理状態がよくわかります。同僚と上司を数名亡くし(過労、病気、爆破)、南スーダンを離れた後に内戦が勃発した際には、南スーダン人の友人・同僚たちからは家族を亡くしたという連絡を受け、携帯越しに銃弾の音が聞えたこともありました。また、独立を目指して整備してきた建物が破壊された様子を目の当たりにした時には大きなショックを受け、自分だけ安全な国にいていいのだろうかといった「罪悪感」(サバイバーギルト)に悩まされたこともありました。

 

国連を離れてからもしばらくは、「もっと困っている人もいるのだから、自分の悩みはとるに足らない」と自分を納得させようとしたり、「あの時はもっとこうできたんじゃないか?」という気持ちにしばらく圧倒されたこともありました。ですので、こうした気持ちは痛い程よくわかります。

 

燃え尽き症候群にかんする研究の中で、「対人援助過労」(caregiver fatigue)という言葉があります。

 

対人援助職に従事する人の中には、自分のためだけには頑張れなくても、なんらかのチャレンジに置かれても、自分の目に前の人の状況のためになんとかしたいと思うことで、大きな力を発揮するようなタイプの人たちも多いとされます。自分が人の役に立っていることに大きな意義をおき、それをさらなる原動力とモーチベーションとする人たちも多いと思います。

 

同時に、自分の目の前にいる人がなんらかの苦痛を抱えている状態に対して、自分が何もできないと感じたり、自分が思うように応えられていないと感じると大きなストレスを感じる傾向も強いと言われています。

 

また、自分の職務とアイデンティティーが同一化されてしまうと、何らかの問題に対して、自分のせいじゃないかと自分を責める傾向があったり、さらにストレスを溜め込みむ傾向や、「自分は十分にできていないのではないか?」といった失敗感を抱えることもあると言われています。

 

結果、自分に対して落胆したり、無力感を感じたり、「自分は価値がない」とも感じ、そうした無力感を補うために、必要以上にワーカホリックになることも指摘されています。

 

また、自分のケアよりも相手のケアを優先し、自分を犠牲にしてまで周囲の要求に応えようとする傾向があることも指摘されています。まさに、3.11に関する新聞記事の通りだと思いました。

 

こうした現象は、カウンセラーやソーシャルワーカー、医療従事者などの対人援助職の間で、「対人援助過労」(caregiver fatigue)と呼ばれています。

 

参考文献: 対人援助職の燃え尽きを防ぐ:個人・組織の専門性を高めるために

https://v.gd/7InGoG

 

実は、わたしが10年ほど働いていた国連でも同様の問題が指摘されてきました。

 

2013年に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によって行われた調査によると、47%のスタッフがなかなか寝付けない、57%の職員が空虚感を感じたことがあると回答しています。現場で人道援助に関わった人の5%~10% がなんらかの形でPTSDのリスクを抱え(30%とする指摘もある)、40%以上の人が燃え尽きのリスクに晒されているという調査結果があります。

 

リスクのある環境に長い間身をおくこと、そうした体験をした人と一緒に働くこと、または、トラウマ的な体験をした人たちの支援に関わることなどは、二次的トラウマ(secondary trauma)と呼ばれ、直接、災害や紛争を体験することと同様レベルのトラウマを体験する可能性があることも指摘されています。

 

こうした公式な統計は氷山の一角とされていて、人道援助、平和構築従事者の燃えつき症候群(バーンアウト)の課題は以前よりは少しづつ認知されつつありますが、その理解も、その防止に向けた組織的な取り組みもまだまだ限られています。日本における教職員、消防職員、警察官、自衛官、医師、医療従事者といった方々の問題も同様に、かなりの数の方がいるのではないかと推測しています。

 

そうした現象や傾向があることが知られていないと「自分が悪い」として、自分を責めてしまう傾向があるので、自分を責める必要はない、ということを一番お伝えしたいです。

 

自分を責めるのではなく、当時のつらいことを思い出す必要もなく、癒しのプロセスを一歩一歩進めていくことは可能です。私自身、「境界線」(boundary)という考え方を学んだり、たくさんの学びや解放、ヒーリングを受ける恵みに授かり、重かった身体が嘘のように元気になっているだけでなく、新しい身体と心を与えられ、前よりもさらに良くなっているという感覚をはっきりと受けとっています。

 

癒しは段階的に進んでいきましたが、その過程では、自分が責任を持つ範囲を明確にする健全な「境界線」(boundary)を持つことが大切であることを学んだり、それまで気づかなかった自分の特性について発見したり、ある段階からは、アメリカをはじめ世界各地で実践されている回復のアプローチに取り組む中で、ある時に自分の中で視点が変わったとはっきりと感じる瞬間がありました。今では、単なる回復ではなく「再生」を受けたことを、喜びと感謝とともに自覚しています。

 

自らの回復の経験から、同じような体験を持つ方々のサポートをしたいと思い、これまで、国連職員、医師、医療従事者、臨床心理士、JICA職員といった対人援助職の方などの燃え尽き症候群からの回復をサポートしてきました。

 

とくにこのような方にはご相談いただきたいと思っています。

 

⭕️ 対人援助職で身体的な疲れ以上のものを感じている方、燃え尽きた方

⭕️ 対人援助職は自分の適職、天職だと感じているが同じやり方では続けられない、別の方法を身につけたいと感じている方

⭕️ バイタリティーや活力を取り戻したい方へ

⭕️より効果的に人に関わり援助できるようになりたい方へ

⭕️ 人生の転機にあると感じている人

 

どうぞお気軽にご連絡ください。💛😊💛

カウンセリングについて⇨トラウマケア

*東北の被災3県の方には別途設定の代金でお受けしています。

 

燃え尽き症候群, PTSDとうつからどうやって回復したのか?

燃え尽き症候群とPTSDから回復したことーその体験から今同じような体験をしている方にお伝えしたいこと

自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、英語まで上手になって、スピーチまでできるようになった!という本当のお話し②

前回、自分が思うことや感じることを自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、気づいたら英語まで上手になって、しかもスピーチまでできるようになった!という本当のお話し😊を紹介しました。

 

今回は、そういう場をつくるために意識したこと、大切だと思うことをお伝えしたいと思います。

 

まずスピーチの課題は以下のようにしました。

 

一回目: Summary of the Ted Talk that you chose(5 mins)

 

二回目:

⑴ Summary of the Ted Talk that you chose(max. up to 2 mins)

⑵ Talk about why you chose this TED Talk, what you learned from this TED talk and your own experience related to the topic.

⑶ Conclusion – how you applied the content of the TED talk or/and what you wanted to convey to the audience.

 

三回目: 以下のCARの法則をつかって自分の体験を元にスピーチ。

 

(C)hallenge=こんなチャレンジがありました。こんなことに打ち込みました。

(A)ction=私はその状況をこう理解し、このように対処・行動をしました。

(R)esults=結果、このようになりました、それによってこのようなことを学びました。

 

チャレンジや大変だったことに直面した時、あなたという人はその状況をどう判断し、どう対処しましたか?何かに打ち込んだこと、そこから学んだことは何かを伝えることです。

 

立派なことを言う必要はなくて、身近な例でいいので、「ああ、この人は自分なりに~について学んだ体験があるんだな」という事が具体的な例と共に相手に伝わることの方が大切です。

 

CARの法則とは、そのことから体験したこと、そこから学んだことを最後に結論として導き出すためのフォーマットのようなものです。

 

TEDのいくつかのスピーチは、このCARの法則と同じ構成になっています。

 

この形式でやろうと思ったのは、この形式の質問が、欧米の大学での奨学金の面接、外資系企業、国際機関などでの採用面接などでよく聞かれるので、知っておいて練習しておいて損はないと思ったこと、それから、なによりこの方がその人の知らない部分を知れそうで面白しろそうだなと思ったからです。

 

結果としては両方の目的を果たしたように思います。

 

その際に意識した点は以下の通りです。

 

一回目スピーチ

 

TEDの要約はある学生には難しいかも知れませんが、それぞれ自分でリサーチとして面白いテーマをみつけてきましたよ。TEDの要約は、Listeningの材料にもいいし、英語の自然な表現を学べるので効果的でした。なにより学生自身が自分で興味のあるテーマをみつけて、それを聞くのは先生が紹介するよりも効果的なようでした。ただ、難しい単語もあるので、その場合には、自分の言葉となっていないままで難しい単語を使うよりは、簡単な単語に置き換えて、自分の言葉で伝えるように言いました。

 

二回目スピーチ

次のチャレンジは、半分はTEDの要約、残りの半分は自分の意見を伝えること。一回目に比較的スムーズに要約できた子でも、自分の意見を伝えるのが難しいという場合がありました。日本の教育や家庭ではほんとうに自分の意見を述べることを求められたり、自分の意見を自由に表現したり、尊重される場や体験があまりないので、ここで必要なことは、英語力というよりは、「正解とか間違いはないからね、自由にしゃべっていいよ、自分はこのTEDを聞いてどんなことが大切だと思ったのか自分で考えて伝えることが大事だからね」と、意見を言っても大丈夫という感覚、安全な場をつくることでした。だから、内容についてあまり細かく言わない方がいいかも知れません。

 

三回目スピーチ

最後の3回目のスピーチでは素晴らしいスピーチがたくさんありました!

 

カナダに留学した時の話し、バックパックでカンボジアを旅行していた時に人に助けてもらった時のこと、アルバイトで最初は無理だと思ったけど、その中に学びをみつけて続けていくうちに大きな体験があったことーどれも感動的で、この子(学生)ってこういう子だったんだあ💡と、驚くこと✨😊💌がたくさんあって、この話しを聞けて本当によかったなあと思ったのでした。

 

別の学生からは、日本人だと思っていたら、「私の母は南米の出身です」と始まるスピーチがあって、これまたよい意味での驚きと感動がたくさんありました。

 

三回目のスピーチで意識したことは、「すごいことや立派なことを言う必要はないから、自分の体験を等身大のままに話して、その体験から学んだことを自分の言葉でシェアする方がいい」と伝え、そしてそれぞれのスピーチから学んで欲しいと伝えました。

 

ペラペラ流暢に話すようなものが人の心に届くとは限らず、自分で考え、自分の言葉で自分が大切だと思ったことを伝えるようなものが感動的だったりしますね。

 

実際、感動的なスピーチは、その人が自分の言葉で伝えようとしたもので、学生はそのことを他の学生のスピーチを聞きながら実際に感じ取ったようでした。

 

最後の授業で感想をお互いにシェアしてもらったら、「すごいことを言う必要はなくて、等身大のことをありのままにシェアする方がいいと学びました」、というような発言が沢山あって、「一番楽しかったのは、他の人のスピーチを聞いて学んだことでした」という意見もたくさんあったので、そこを掴んでくれてよかったと思いました😊。

 

そして、改めて思うのは、10年位前のわたしだったら、こういうテーマを本当にはおそらく受け止めきれなかったけど、今では、自分自身も大変だったこと、たくさんの悲しみや嘆きを体験したからこそ、「チャレンジ」や「大変だったこと」というようなテーマを設定できるようになったかなあ思います。

 

人って敏感だから、なんというかセンサーみたいなものがあって、この人にならここまで打ち明けてもいい、みたいなことを無意識に感じ取ることってあるんですよね。

 

だとすると、自分の苦労も涙も無駄ではなかったと思えます。ハレルヤ😊

 

聖書にはこういう箇所があります。

 

「しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです」(Ⅱコリント12:9)

 

この箇所は知ってはいても、あまり受け入れられなかったのだけど、最近は少しづつ「チャレンジ」や「大変だったこと」に価値を見出せるような心の目が少しづつ開いているというか、この箇所が前よりは受け取れるようになってきた気がします。感謝✨

 

最後に一言。このクラスでの体験を同じ学部のあるアメリカ人の先生に話したら、”What did you do?’と聞かれました。

 

それは、日本の大学の学生がいかに受け身のスタイルに慣れていて、彼らが重い腰をあげるのはそんな簡単でもないよねということを知っているから、「いったい、なにをしたの?」という意味だったのですね。

 

その時にはたしかそういう風には言わなかったけど、学生の名簿を開いて祝福のお祈りをしました。時々思い出しては、彼らを祝福してください、と一言心の中で祈ります。

 

そして、ほかの人にも祝福のお祈りをしてもらいました😊 初めての人に会う時、ミーティングや会議に参加する前にもこの祝福の祈りをします。誰にでも使えます。実はこれ、とても効果的です♬💛✨

 

 

自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、英語まで上手になって、スピーチまでできるようになった!という本当のお話し①

後期の授業が終わりました。

 

学生が素晴らしいスピーチをしてくれました!

 

自分が思うことや感じることを自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、気づいたら英語まで上手になって、しかもスピーチまでできるようになった!という本当のお話し😊

 

このスピーチクラスは、少人数だったので、私にとっては、直接的に学生とインターアクションできることが楽しいクラスでした。

 

ただ、留学から帰ってきたばかりの子もいれば、べつにこのクラス特別興味があるわけじゃないけどみたいに見えるような学生も混在していて、最初は一瞬どうなるかなーという思いがきたこともありました。

 

でも、けっしてできないわけでも、やる気がないわけでもなくて、なんというか、人生の方向性というか目的が見えていない時期にいるかもしれないけど、みんな十分に能力があると見えました。

 

だから、最初の数週間は、淡々と進み続けました。

 

3週目か4週目の時だったかな、ある学生が「ム ズ カ シー😅」と言うのを聞いたけど、そのまま進み続けました。(時に先生は先頭に立って、坂を登り続けないといけない時がありますね。もちろん、難しすぎるのもNGだけど)

 

そして、計3回の英語のスピーチ(英語で質疑応答にも応えないといけない)の準備に入りました。学生は計3回スピーチもするし、必ず一回は、司会(master of ceremony)としてで英語で最初から最後までスピーチの会全体を運営する役割を担います。

 

最初は内容よりも、「正解とか間違いはないからね、自由にしゃべっていいよ、自分はどんなことが大切だと思ったのか自分で考えて伝えることが大事だからね」と自分の意見を伝えることを強調しました。

 

まずはTEDの要約、次には、要約に加えて、なぜそのTEDに興味を持ったのか、そのTEDから自分は何を学んだのか、そこから自分は何が大切だと思ったのかを伝えてもらい、最後は自分の体験から学んだことをスピーチしてもらうという手順にしました。

 

毎回、よかった点を全員が紙に書いて渡して、口頭でも伝えて、もっとこうしたらいいよ、という改善点についてはその段階でのフィードバックを私から紙で伝えるようにしました。

 

各クラスの終わりには、全体のよかった点や前よりもよくなっている点を口頭で伝えました。

 

そんなことを毎回続けていたら!!!

 

最初はモジモジみんなの前に出てきて、下を向いてボソボソ話し始めるような学生もいたのに、三回目になると、みんな堂々と素晴らしいスピーチを次から次へと披露するではないですか!!!しかも英語で!

 

後ろに座って聴いていた先生は、「この子はこんな子だったんだあー✨😍💌」と嬉しいびっくりの連続でした。

 

この話しを聞かなかったらお互いを知ることもなくただ成績をつけて終わりだったけど、この話しを聞けて本当によかったと思ったのでした。

 

しかもお世辞じゃなくて、内容も洞察に溢れてい素晴らしいかった!

 

別の授業でも同じことを思ったのだけど、講義形式の一方通行の授業ではわからないけど、前で発表してもらうとキラキラとプレゼンを始める子たちがいて、「あら、こんな素敵な子たちどこにいたの?」と思うのです。

 

「今どきの若い子は~」と言うのは簡単だけど、せっかく素晴らしいものを持っているのに、なかなか自分を自由に表現する場がなかったり、受け止められて、安全に交流できて、居場所や存在意義を感じられるような場所を求めているんじゃないかな、と感じます。

 

人には自分が成長することを求める原動力が与えられている、ということを聞いたことがあります。

 

ここでの体験は、大学での授業の形式での話しだけれども、そのような場がもっとあればもっと彼らの可能性が広がるような気がします

 

個人的には、これを書きながら、どんな小さく見えることでも、今うまくいっていること、前回よりよくなっていること、相手のよい点に注目することの大切さを改めて感じました。

 

日本語では恥ずかしくて表現できなくても、英語はもっとダイレクトで人を褒めやすいという利点はありますね!

 

‘Whatever is true, whatever is noble, whatever is right, whatever is pure, whatever is lovely, whatever is admirable–if anything is excellent or praiseworthy–think about such things.’ Philippians 4:8

 

「すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。」 ピリピ4:8

 

スピーチのクラスを導くこと、または場をつくる際に意識することは以下にて紹介してます。英語の会のフオーマットは、世界143カ国に広がるスピーチクラブToast Mastersのものを少し修正したものを使っています。

 

マスクをなぜ高値で売ってはいけないか?ー六本木ヒルズにコンクリートを卸す業界ナンバーワン企業の会長から学ぶ知恵

マスクが高値で売られているということが伝えられていますが、そういうことはやはり上手くいかないだろうという実例があります。

 

コンクリート業界NO.1の企業で、六本木ヒルズにも虎ノ門ヒルズなどのコンクリートはここの会社のコンクリートしか使わないと名指しされる会社、株式会社タカボシの創業者、石山伊佐夫会長のお話しを聞く機会がありました。

 

どのようにして、業界ナンバーワンの会社となったのか?その最初の転機が、今のマスクの件にも関係しているように思うので紹介したいと思います。

 

まず、大きな転機はオイルショックの時でした。

 

トイレットペーパーが店頭から消えたのは有名な話しですが、なんとコンクリートまでもが消えてしまったのです。

 

当時、足立区に小さな事務所を構える会社だったそうですが、その石山会長(当時社長)のところにも、おたくにコンクリートはないかね?という問い合わせの電話が全国各地からかかってきたそうです。

 

通常のルートでは石山会長の手元にもコンクリートは手にはいらなかったのですが、でもこの全国からかかってくる電話に対してなんとかしないといけないと思いました。

 

そこで、トラック運転手のお兄ちゃんたちをしきっている親分に会いに行って、直接交渉し、何台ものトラックで幸い、滋賀県のある地からコンクリートの元となる砂利を運んでもらえることになりました。

 

運転手にはきちんと手厚く報酬を払い、せっかく入手したコンクリートをほぼ原価に近い価格で、問い合わせを受けた業者に供給し続けたそうです。

 

苦労して入手たにもかかわらず、なぜほぼ原価で卸しようと思ったかというと、「当時自分の会社は足立区の小さい会社だったけれども、今回を通じてタカボシを知ってもらえたら、ぜったいにお客さんは戻ってきてくれる」という確信があったからだったそうです。

 

ほぼ原価で提供する石山会長に対して、トラック運転手のお兄ちゃん達は「あんたバカか」と言ったそうですが、協力を続けてくれ、その時代にもかかわらず、コンクリートを提供し続けることができたそうです。

 

そして、いったんオイルショックの騒ぎが終わった時、会長の思いの通り、「あの時にあんたのところにはお世話になったから」と言って、ほとんどのお客さんが戻ってきてくれたそうです。そして、今でもその時の人たちと取引きが続いているそうです。

 

やはり、目先のことばかりを考えてはいけませんね!

聖書にはこういう言葉があります。

「正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。」(箴言13:9)

 

80歳まで生きてこられたら、人生いろいろなことがあっただろうということは想像できるのですが、20年ちょと前に副社長が社員全体の三分の一を引き連れて、別会社を興したということが起きたそうです。

 

大きなショックで夜も眠れぬ日々が続いたそうです。

 

ご飯も食べず、このままでは死んでしまうと思った奥様が会長に渡したのがある聖書の一節だったそうです。

 

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」(イザヤ41:10)

 

英語訳は以下の通り。

Don’t afraid, for I am with you.

Don’t be discouraged, for I am your God.

I will help you and strengthen you.

I will raise you up high with my victorious right hand.

(Isaiah 41:10)

 

それから、会長は何度も何度もこの箇所を口に出して読み、ゴルフに行くときにも持っていき、毎日この言葉を唱えたそうです。

 

そして、見事にそのことを乗り越えられただけでなく、さらに会社の業績が上がったのです。

 

その時の経験を語られた会長は、さらにこう語りました。

 

「みなさん、裏切るよりも裏切られる方がいいですよ。」

 

組織で働くといろんなことがあるものです。その会長に言葉と姿勢にわたしも励まされました。

 

現在80歳の会長ですが、実体験の強さに基づいた心にしみることばをたくさん残してくださいました。

 

「運は神様がくださるもの」

「知識じゃなくて、知恵を求めよ」

「今が一番幸せ。過去がよかったと言ってはいけない」

「ともかく1日1日を精一杯生きる」

 

会社も社長も元気で古希を迎えることができるのは、日本全国石山会長のみだそうです。写真もいいお顔です!ぜひ見習いたいです。

 

オイルショックから、会社が発展するまで次は何があったか?

ここでは書ききれませんが、そのの後の体験もとても面白かったです😊

興味のある方はぜひ以下の動画をご覧ください。

 

国連、国際機関、外資系企業の応募書類を準備するための7つのステップー何を表現するかと同じ位どう表現するかが大切

欧米の子供たちは、スキルがあるかないかの前に、応募書類や面接の際に何が求められて、何をどう表現し、何と答えたらいいかを小さい時から訓練されているように感じます。

 

これは外資系の応募、面接、国連や国際機関に応募する際の書類の準備にそのまま当てはまります。

 

何をどう表現するかはとても重要です。

 

国連に応募するための応募書類(p.11)の作成にはいくつかの意識すべきのポイントがあります。

 


<全体像>

ステップ1.Job Descriptionを次のAction Verbを使って書き出す。

 

ステップ2.自分が一番やりたいポストや分野を3つくらい選んで、実際のポストで使われているJob Descriptionからキーワードを書き出す。

 

ステップ3.これまでの仕事や今の業務が政策レベルでどういう意味を持つのか政策レベルで表現し直すこと

 

ステップ4.実績を数値化して表現すること(何人の地域を担当したのか、予算規模など)

 

ステップ5.国連PKO・平和構築分野であれば国連PKOで使われるキーワード、開発分野であればSDGsなどのキーワードを取り入れること

 

ステップ6.  大学、大学院で勉強したこと、課題活動、委員会、ボランティア活動、表彰されたことなど関係しそうなことを全て書き出す

 

ステップ7.  自分の軸(とくにパッションを持って取り組んできたこと、自分はいつもこういう視点を大事にしてきた、こういうことを大切にしてきた)という視点から全体の切り口を明確にする

 


 

関連する職歴が少ない場合、大学、大学院で勉強したこと、課題活動、委員会、ボランティア活動、表彰されたことなど関係しそうなことをともかく全て書き出すことが大切です!

 

また、自分では気付かなくても、第三者の視点から自分の体験を整理することで、自分では気付かない自分の体験に気づくことはたくさんあります。

 

仕事内容・業務内容も表現の仕方を工夫することによって印象がまったく変わります。

 

これまで関わった方々は、数回のコーチングでp.11はまったく変わりました。

 

国連で採用面接官を務めた体験を踏まえ、お伝えします。

 

お気軽にご連絡ください。

 

スカイプ・zoomにて

 

1時間ー18,000円(税込み)

 

3回ー50,000円(税込み)

 

info(at)peaceblossom.net

 

*添削サービスではありません。

 

for it is God who works in you to will and to act in order to fulfill his good purpose. (Philippians 2:13)

 

「神は,みこころのままに,あなたがたのうちに働いて志を立てさせ,事を行なわせてくださるのです。」(ピリピ 2:13)

 

philippians2_13

大事なところでごまかさずにきちんと大事なことを愛をもって伝えてあげられること

今日の夕方、多摩川河川敷をジョギングしていたら小学生低学年向けの野球教室の子供達が目に入りました。

 

ユニフォーム姿がまだあどけなくて可愛いかったのですが、フライをとる練習を指導していた大人がちょっと遠慮しすぎているように見えました。

 

野球は詳しくありませんが、中学校でソフトボールをやっていたのでフライをとるなら、真下でどっしりと構えていることが大切だということはわかります。

 

構えていて、それで外してしまったらそれはしょうがないですが、でもその構える姿勢が中途半端に見えたのです。

 

だとしたら、大人はその点について指導をしないといけないのですが、それに対する大人の反応もなんだか中途半端な感じでした。

 

野球を上手にするよりも伸び伸び遊ばせようという趣旨の野球教室なのかも知れません。

 

もしかしたら、野球の指導者たちは、今どきの子たちにはあんまり厳しいことを言ってはいけない、とか、親御さんの反応を心配したのかも知れません。

 

でも、その様子を見ながら思ったのは、「こんなことを言ったらどう思われるんだろう」という人の目を心配する部分があるんじゃないかなということでした。

 

 

わたし自身も教える立場にいるので、そういう心配が頭をよぎったこともあります。

 

 

ただ、もちろん言葉を選びますが、学生や子供達もときに、一番必要なことを言ってくれる大人を求めていて、相手のことを真摯に思って紡ぎ出される言葉を愛を持って伝えるとき、伝わることは伝わるということです。

 

ここはとくに、先生や講師、コーチ、カウンセラー、教える人や指導する人が超えないといけない関門だと思います。

 

最近、人の相談にのる立場にあり、けっして簡単でないケースを扱われるクライアントさんが伝えてくれたのですが、

 

彼女はコーチングを受け始めてから、相手の相談にのりながら、言うべきことが前よりもはっきりわかるようになったそうです。

 

職業柄、時には厳しいことを言わないといけないこともあるのですが、「それでいい」と自分が発することに対して自信が持てるようになったそうです。

 

そんな様子が上司も気づき、見てくれていて、彼女の仕事ぶりをきちんと理解して、前よりもさらに信頼を寄せてくれるようになったそうです。

 

誠実に仕事をしていると、全員とはいわなくても、どこかに必ず理解してくれる人がいるんですね。

 

教える人やコーチやカウンセラーといった人たちだけでなく、上司など人をまとめたり指導する立場にある人にとっても、

 

大事なところでごまかさずにきちんと大事なことを愛をもって伝えてあげられることは、どんな仕事にもかかわる大切な人生のスキルだと思います。

 

 

 

リーダーの育成としてのコーチング

最近、ある勉強会に参加して、自分のギフトや方向性について改めて発見したことがあります。

 

コーチやカウンセラー、コンサルタント、ソーシャルワーカーといった人をサポートすることに関わる人でも、人それぞれのアプローチや得意分野、ギフトやミッションが違います。

 

わたしの周りを見ていても

ある人はとても優しく受け止める人で

慰めをもたらす役割があったり、

ある人はティーンエージャー特有のお年頃のお悩みを聞くのが得意で

ある人は癒しのギフトを持っていて

ある人は論理的に整理するのが得意で、

ある人はインスピレーションを与えるタイプで

ある人はより大きな視点で方向性を示すというギフトがあります。

 

わたしは、慰めというよりは、目の前の課題をより大きな視点でとらえ直して、方向性を示してインスピレーションを与えるタイプです。

 

国連職員の中でも東ティモールと南スーダンで独立国の誕生に立ち会うという稀有な体験をさせていただきましたが、そのことを思い出して、そこには自分の中の「変革」にかんするギフトが関係していたことに気付きました。

 

そして、自分にとっての「コーチング」の意味を改めて受け取りました。

 

わたしはコーチングをリーダーの育成として取り組んできました。

 

この場合のリーダーとは、

人生をよりよくしたいと思っている人

自分が幸せで、周りの人たちの幸せを願う人、

人に勇気を与えたいと思っている人、

このままの世界に満足できない人

社会や世界の役に立ちたいと思っている人

のことを指しています。

 

 

わたしはコーチングを、課題やチャレンジを通じて(たいていそういう形で機会はやってくるからです)新たに自分の役割を発見することをガイドするものとして捉えてきました。

 

 

そして、自分の役割を自覚し生きている人が増え、そういう人たちがつながることで、新しい時代をつくっていくような価値やサービスも生まれると信じています。