ポジティブ心理学の研究者が「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」の本を書いた訳

 

「ポジティビティーバイアス」という言葉があります。

ポジティブ心理学の研究者自身が、ポジティブ思考は行き過ぎだと指摘しています。

しかも、ポジティブ心理学の研究者が「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」という本を書いてます。⇦組み合わせがちょっと笑っちゃう(笑)

 

例えば、

ーポジティブな感情ばかり強調する人は、予想外の出来事が起きた時に対処できにくい(ネガティブなことに対する免疫力が下がる)

ーネガティブではいけないという思い込みを強化している

ーネガティブ感情が資源や才能になることを見逃している

からだそうです。

 

例えば、アメリカでの心理学の実験で、幸せの利点をほめそやすニセ記事を読んだ人はより強い孤独感を覚えるという結果があるそうです。

人はネガティブな感情の「効果」を直観的に理解しているという指摘もあります。

本当に心が平安な人が書いた記事ならば、もう少し反応は違うかも知れませんが、私自身、「ポジティブじゃなきゃ」では疲れるタイプなので、「ポジテイビティーバイアス」という指摘に触れてホッとするところがあります。

もちろん、もっと簡単に切り替えができたらいいな、もっとバランスがもてたらいいなと思いますが、そうできない時もあるからです。

 

当たり前だけど、人間は誰でもポジティブな感情もネガティブな感情の両方を持ってますよね。

同じように、人生は上手くいく時もあれば、思うようにいかないこともあります。

誰でも挫折、自信喪失、倦怠感も体験します。

そうでなくても日常的に感じるストレスやイライラは避けられない。

 

だったら、もっと役に立つアプローチっていうのは、ネガティブ感情を避けるのではなく、ネガティブも含めた広い状態を受け入れ、バランスを取り戻せる能力じゃないか?

これまで無視したり、見下したりしていた自分のネガティブな部分も認め、心を開いて受け入れることー

 

 

明るい部分と暗い部分、

強さと弱さ、成功と失敗

闇と光

などを

受け入れてこそ、

 

ホールネス(wholeness)によって

 

才能も

可能性も

より開いてくるのではないか?

 

そんなことが最近腑に落ちつつあります。

特に才能という点について興味をもってリサーチ中なので、またシェアしていきますね。

 

最後に、このテーマを深めるのにぴったりの機会があります。

 

2015年9月19日

ありのままの自分で輝くーネガティブをあなたの最高の武器にする

 

このような方にお勧めです。

◎ やりたいことがあるが一歩踏み出せない

◎ ネガティブな感情に対処するのが苦手

◎ 思う存分自分の才能とパワーを発揮したい

http://peatix.com/event/113556

 

最後までお読みいただき有難うございました。

wholeness-slider

ネガティブな感情は才能を教えてくれるサイン?!

ネガティブな感情はあなたの才能を教えてくれるサインの一つですと聞くと少しびっくりしますか?

才能をみつけると言うと、ワクワクするものや好きなものを探そうというアプローチがほとんどですよね。

まったく逆に、ネガティブな感情を通じて才能を発見するアプローチもあります。

例えば「イライラ」する時です。

誰かの文章を読んでる時、レストランに行った時、ホテルの接客を見て、何かのイベントに参加してこんな風に思うことはありませんか?

ー自分だったらもっとこうするのに。。。

ーもっとこうだったらいいのに。

ーオーマイガッド!ああ、もったいない!

などです(笑)。

私の妹は、ある5つ星ホテルのウェディングプランナーなのですが、彼女と一緒にお茶をすると、彼女の目が自動的にホテルウーマンの目になり、接客を研究し始めることに気づきます。

または逆に落ち込んだり、嫉妬を感じる時もあなたの才能のサインです。

例えば、

誰かの素晴らしい演奏を聞いた時

誰かが笑いをとってるのを見る時

すごく美しいデザインをみた時

誰かが感動的なスピーチをしているのに触れる時、

誰かの圧倒的な着想力に落ち込む時などです。

特に、密かに自分がやりたい、またはもっと結果を出したいと思っている分野で、誰かがそれを軽々成し遂げているのを見る(見える)と私たちは嫉妬を感じたりします。自分と同じ分野の人だとその特にその反応が大きくでるものです。

私の友人の話しですが、10歳の時オーケストラの演奏を始めて聴いた時、すごく感動もしたけれどそれ以上に「悔しくて」涙が出て、家に戻って一心不乱にピアノの練習をはじめた、という人がいます。

彼女はその数年後に、人前でピアノを弾いてお金をもらい始めているので、音楽という演奏でお金を得ることが難しい分野で、人から頼まれて弾くようになったのですから、やっぱりそこに大きな才能があったのでしょう。

ネガティブな感情ー特に「嫉妬」を感じる自分自体が嫌だって思いがちですが、ポジティブな感情もネガティブな感情も両方持ち合わせているのが人間です。

グッドニュースは、自分の才能と関係ない分野だとイライラも感じなければ、落ち込むこともないということです。

これからイライラやフラストレーションを感じたら、自分の才能はなんだ?とあなたの才能アンテナを高くはってくださいね。

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参考文献:「自分の才能の見つけ方」本田健

「ギフテッド」特徴 42のチェックリスト: カナダアルバータ協会より

ギフテッド判定のためのチェックリスト

 

ギフテッドの子達・人達とは、どんな人のことを言うのでしょうか?

 

カナダのAlberta Learning(アルバータラーニング)とAlberta Associations for Bright Children (AABC) アルバータ協会が共同で製作した The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented (complete guide)より、ギフテッド判定のためのチェックリストを載せました。

 

1、一人で作業をしたり遊ぶことを楽しむ、または、好む

2、一度に二つか三つのことに集中する。

3、年上の子どもや大人と一緒にいることを好む。

4、年上の子どもや大人向けの本や雑誌を読むことがある。

5、結果と原因の関係に興味を持つ。

6、学ぶのが早く、習った知識を応用できる。

7、論理的な思考が強い。

8、年齢にしては語彙が多い。

9、自分で発見したり問題を解決するのを楽しむ。

10、言葉で遊ぶのが好き。

11、出来ることと出来ないことの差が激しい(例えば、6歳で○○は説明できるのに、自分の靴の紐が結ぶのに苦労する)

12、数学や数字で遊ぶのが好きで、数学の問題でとてもユニークな解き方をすることがある。

13、規則の理由(理由の理由も)を知りたがるー

14、アイデアを複雑にまたは今までにない視点で議論する。

15、質問や課題に取り組むのに、いろいろな可能性を見る。

16、好奇心が強く、質問をしたがり、答えについて質問をする。

17、ゲームや行動をまとめたり、グループの中のいざこざを仲裁するなどリーダーシップを発揮する。

18、興味のある事に対して長い間集中力を発揮する。

19、何かに集中するとそれ以外のことを忘れてしまう。

20、いろいろな分野でユニークな分野で趣味や興味がある。

21、何かを収集(コレクション)している。

22、想像力が豊かである。

23、ゲームやおもちゃなどを自分で創作する。

24、同じことをするのに新しい方法をみつける。

25、絵を描くこと、文章を書くこと、何かを創作すること、実験すること、発明すること、ストーリーを語ることが好き。

26、歌うこと、楽器を弾くこと、踊ること、リズムに合わせて身体を動かすこと、パントマイムをするのが好き。

27、音楽に反応を示し、歌を作曲したり、リズムを即興する。

28、全く関係のないように見えるものの中から他の人には目ないパターンやつながりを読み取る。

29、ある考えの論理や、規則や行動に関して議論する。

30、ルーティンや予想がつくものに関して興味を失う。

31、ユーモアのセンスがある。

32、ある人のスピーチや語彙を吸収し、お話しや音楽、劇、遊び、ゲームの中で真似する。

33、とてもアクティブでじっとしているのが苦手。

34、神、愛、正義や平等などの抽象的な概念について話すのが好き。

35、見えるもの、聞こえるもの、触れるもの、口にいれるもの、匂いに普通でない位に敏感で繊細である。

36、周りの人の感情にとても敏感であり、困っている人に対して感情移入をする。

37、世界の課題ー例えば、絶滅の危機のある動植物や人種差別、環境汚染や貧困問題などに関心がある。

38、論理的に正当化されなくても直観に従うことに抵抗がない。

39、エネルギー、フォーカス、激しいが高い。

40、自分や周りの人が完全でないことにフラストレーションを感じる。

41、批判に特に敏感である。

42、霊的(スピリチュアル)な価値観や考え方や、または哲学的なテーマにほぼ直観的に興味を示す。

 

1-10: 知能レベルが高い

11-34: 創造性が高い

35-42: 情緒的で繊細な性質を持つ

 

The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented (complete guide)より翻訳。

Adapted from Stand Up for Your Gifted Child: How to Make the Most of Kids’ Strengths at School and at Home (pp. 21–23) by Joan Franklin Smutny © 2001

 

Kids-Ministry

 

このリストによると、「ギフテッド」とは決して、IQや知能が高いということだけを指すのではないことが分かります。

 

例えば、37では、「絶滅の危機のある動植物や人種差別、環境汚染や貧困問題などに関心がある」と挙げられています。

 

10代後半にならないとまだはっきりとは分からないかも知れませんが、「ギフテッド」の傾向がある人たちは知的好奇心が強いだけでなく、同時に社会の仕組みや政治、不正に対して関心を持つ傾向があります。

 

不正に関心があると言っても、必ずしもデモに参加するといった表現の方法ではなく、例えば、自分が所属する学校での規則や方針に対して一切説明なく一方的に押し付けられるのに違和感を感じたり、より根本的な問いに強い関心を持っているという意味合いです。

 

例えば、「なんのために勉強をするのか」、「人間はなんのために生きるのか?」といったこと、「世界の争いや戦争はなぜなくならないのか?」「世界の環境問題はどうなったら改善されるのか?」といった問いです。

 

そういうタイプに対しては、大人の都合、社会の都合、権威主義や「そういうものだから」という考え方、子供は大人の言うことを聞くべきだというコントロールはあまり効果的ではありません。

 

彼らは、「そういうものだから」ではなく、「なぜそうなのか」を知りたいからです。

 

この点は、私自身が正にそういうタイプでしたが、タイプによっては、彼らをやる気にさせるもの・逆にやる気をそぐものは何か?という点にかなり直結します。

 

そして、私の場合は、「学んでいる体験が楽しいかどうか」はとても大きなポイントでした。

 

先生の教え方が一方的だったり、考えさせる内容でないととたんに興味を失うことが多かったです。

 

授業がつまらないと、とたんにモーチベーションが下がり、また、嫌いな科目を克服しようという発想はあまりなく、全体的に好きな科目と嫌いな科目の成績の差は大きかったです。

 

ですので、学校が面白くない、やる気がない、成績がよくない、つまらないと持っている、組織に合わせるのが苦手と感じている人の中には、「ギフテッド」の人が実は多いのではないかと思っています。

 

こういう子たちは、大人の目には、「頑固、こだわりが強い」と写り、母親にとっては育てにくい、理解しにくいと感じるかも知れません。

 

自分の体験を思い起こしてみても分かりますが、そういう子供たちは、正直な大人を尊敬します。ごまかしは嫌いです。

 

「正直な」という意味は、なんでも知っているという意味ではなくて、その子が発する質問に誠実に対応してくれ、自分なりの意見をその子にシェアしてくれることです。

 

もし聞かれたことが分からないなら「分からない」と言ってもいいので、

 

「その事についてはよく知らないから後で調べてみるね」、

「調べてみるからその時一緒に考えてみようね」という姿勢です。

 

子供は彼女・彼らなりにとても真剣に質問をしているので、大人がごまかしたり、適当な答えを続けていたら、その内にその子たちは失望して自分の殻に閉じこもってしまいます。

 

彼らは大人に一緒に成長する機会をくれているんじゃないかなとも感じます。

 

彼らの存在を受け止めてあげられる場所や表現できる場がもっとあるといいなと思っています。

 

✨✨✨💛💛💛

さて、この度大和書房より「自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」を上梓させていただきました。

 

https://www.amazon.co.jp/自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法-大仲千華-ebook/dp/B088ZR7FB8/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=自分の軸&qid=1591106362&sr=8-1

 

個人的には、南スーダンという国を体験させてもらった者として、南スーダンでの日々から学んだことを還元する手段の一つとして、ようやく一つの形にすることができ(変な言い方かも知れませんが)、少しホッとしています。

 

今回、コロナやそれに関連することでいろいろな意味で揺さぶりが起きていますが、南スーダンという国は、私にとって(そこを訪れるほとんどの外国人にとって)まさに人を揺さぶる国でした。

 

人の生死を目の前にして(目の前で人が死んでいくという意味ではありませんが、死がより身近にある環境において)、やはり人はいろいろなものを突きつけられます。

 

それは今思えば、とても豊かな大きな恵みであったと感じています。

 

そして、そういう宗教や民族が複雑に絡み合う南スーダンの紛争に関わったことは、答えのない状態に耐えながら、いかにその環境の中でのベストな答えを導き出すかという体験そのものでした。そういう意味ではそうした体験を経て、このテーマで刊行することができることに感謝です。

 

南スーダン後は、コーチングに携わり、大学で教え、若い人たちに触れることも多いので、学校や試験といった一部分での評価基準だけで自分を評価しないで欲しい、もっと全体的に自分の価値を捉えて欲しいという願いも含まれています。

 

「これまで生きてきたことに対する答えらしきものがみつかって一人で興奮しました」

「清々しい読了感を感じています」

「子どもに読ませたいです。古本屋には回せないだろうなと思っています。」

といった感想を受け取っています。感謝です。

 

自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法

 

以下紹介です。

 

私たちは今「答えのない時代」を生きています。国際情勢から為替の変動や未知のウイルスなど、一つ一つの出来事が複雑に影響し合い、思わぬ方向に発展するような事態も発生しています。このような状況においては、すべての問題を解決できる唯一無二の答えは存在しません。

 

では、「答えのない時代」を生きる私たちにとって大切になるのはどのようなことでしょうか?その一つは、現状と課題を理解し、建設的に検証する視点と方法を身につけること、さらに、自分にとって必要な答えを導き出すための考えるステップ(思考プロセス)を修得し、そのためのメンタリティーを身につけることです。それによって、すぐに答えのでない状態に耐えながら、自分にとって必要なことを一つ一つ確実に明らかにしていくことができます。

 

一見複雑に見える現象や新しいテーマであっても、自ら調べ、一つ一つ分かる範囲が増えていき、自分の中での理解が深まっていくにつれ、これまでは分からなかったことが確実にわかるようになっていきます。

 

自ら答えを導き出し、「わかっていく」体験は、確実に自信となり、人生においても大きな力となってくれることでしょう。(第1章自分の頭で考えるより)

 

全ての状況が今すぐ解明、解決されるわけでもなく、仮に、動きたくても今すぐに動けるような状況ではない、というようなもどかしい状況であったとしても、⭕️⭕️⭕️の3つがわかっていれば、日々の情報や外部の状況に圧倒されることなく、より落ち着いて考え、判断をすることができるようになるはずです。(第1章自分の頭で考える p.58)

 

全ての状況が今すぐ解明、解決されるわけでもなく、仮に、動きたくても今すぐに動けるような状況ではない、というようなもどかしい状況であったとしても、⭕️⭕️⭕️の3つがわかっていれば、日々の情報や外部の状況に圧倒されることなく、より落ち着いて考え、判断をすることができるようになるはずです。(第1章自分の頭で考える p.58)

 

がんばってものすごい努力をして倍率5,000倍から10,000倍の倍率を勝ち取る道もあるのだろうけれども、⭕️⭕️によって、拓ける道があるのです。(第2章ブレない自信をつかみとる p.133-134より)

 

世の中には競争は選考というものが存在します。適材を見極めるための方法や選ぶ過程自体がまったく完璧でない場合もあります。自分が選ばれる場合もあれば選ばれない場合もあります。自分のメンタルやパフォーマンスのためにも、⭕️⭕️が自分のためになることがあります。(第2章ブレない自信をつかみとる p.143より)

 

強みや能力というと、学校教育の影響を受けた私たちの中には大きな誤解があって、学校教育や試験というたった一つの狭い指標で自分の能力を判断しがちです。ただ、その人の独自性、人生の方向性、目的というのは、その人の経験や視点、感じ方など全てを含めたより全体的なものです。その中でも「資源」となるのは⭕️⭕️です。(第3章 決める力を養う p.174-175より)

 

自分の軸で生きる練習pic

 

自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法

プレゼンの8割は準備で決まる!⑤(感情をあなたの味方につける方法Ⅱ)

あなたのパフォーマンスを120%にも20%にもするものーそれは、ずばり「感情」だというお話しをしました。

いえいえ、私は感情を排除してロジカルに意思決定をしてます、と言いたいところですが、ロジカルに考えている・対応していると思っていても実際のところ、日々、私たちは毎舜と言っていいほど感情に左右されているからです。

とはいえ、感情自体が悪いわけではありません。感情があるからこそ「嬉しい」「安心」といった気持ちを感じることができます。ある意味、人間が人間であるのは感情があるからとも言えるかも知れません。だとしたら感情と上手く付き合っていく方法を学んでいけばいいのです。

そこでお勧めしたいのが、「感じ・感情に名前をつける」トレーニングと対策です。

ちなみに、なぜ交渉や仲裁、ファシリテーションのトーレニングで感情が重要視されるのか?というと、感情的になりやすいシチュエーションで自分の感情をマネージメントするのみでなく、相手の感情に気づくことで相手や会議、その場で求められているものにより敏感になることができるからです。

例えば、 ポジティブな感じ・感情で言うと、

おだやかな、解放された、のんびりした、くつろいだ、興奮している、ほっとする、満たされた、いとおしい、ワクワク、親しみ、活き活きしている、情熱がある、研ぎ澄まされた、あたたかい、エネルギッシュな、熱中、ありがたい、スッキリした、うれしい、喜び、安心、楽観的、明晰な、誇らしい、心動かされる(inspire)等です。

ポジティブな感じ・感情で言うと、

怖い、混乱、不安、あやふや、ぼんやり、途方に暮れる、困惑する、当惑する、ためらい、疑い、用心深い、怒り、イライラ、ぴりぴり、疎外感、恥ずかしい、歯がゆい、行き詰って、うんざり、打ちのめされる、落ち着かない、ねたましい、燃え尽き、へとへと、やる気がでない、圧倒された、もどかしい、飽き飽きした、等です。

英語のサイトですが感情・感じのリストがあります。

http://www.cnvc.org/Training/feelings-inventory

こうネガティブな感情を書いていくだけで、「そうそうーそういう感じあるある!」と言葉にしていくだけで楽になる感じがします。こういう感情はそもそも誰にでもあるものなので、感じてはいけないのではなく、自分自身に対する「サイン」「シグナル」として上手く付き合っていけばいいのです。

例を挙げます。

あー、「こうしたらいいのに!」っていう案があるのに上手く表現できないくて歯がゆいんだな。⇨ せっかく案があるんだから上手く表現するにはどうしたらいいのか考えてみよう。

今、会議中だけど同じ議論が続いてイライラしてる。⇨ 答えのでない状況に対して私はせっかちなところがあるみたいだな。⇨ 少し落ち着いたから、もう少し時間をとるべきか違うアプローチをするべきか観察してみよう。

ばくぜんとした嫌な感じ、もやもやしたものに名前をつけることでその状態を認識している訳です。

自分の状態を認識できることはあなたに余裕与え、どう対応したらいいのかを考えるスペースを与えてくれます。

自分の感情に慣れてきたら、会議などの場で相手やメンバーが感じているだろう感情にもフォーカスすることができます。

ぜひやってみてください。

プレゼンの8割は準備で決まる!⑤(感情をあなたの味方につける方法Ⅰ)

あなたの能力を120%にも20%にもするものがあります。一体なんでしょう?

ずばり「感情」です。

私たちは気付いていても気付かなくても、毎舜毎舜なんらかの感情を感じています。実際のところ、感じている感情に気づかないまま、日々の決断が左右されています。

誰かに会った時に、この人苦手だな、この人なんかイライラする。。。そんな体験は誰でもありますよね?そんな時にはなんらかの感情があります。

その感情が邪魔して相手が言うことに対して必要以上にイライラしたり、こちらの応答や受け答えもぎこちないものになってしまうことがあります。実際のところ、感じている感情に気づかないまま、日々の決断が左右されていることも多いのです。

技術的な差がほとんどないスポーツ選手が競っている時、最後に成績を左右するものも、これもまた感情のマネージメントだと言われています。

逆に言えば、感情をマネージメントできれば、どんなことでもスムーズにやっていけます。面接でもプレゼンでもまったく同じことです。

面接やプレゼンでの自分がなりやすい感情の状態が分かっていたら、ずれた針を真ん中に戻せばいいのです。

その中でお勧めしたいのが、「感情に名前をつける」トレーニングです。

私自身、はじめて感情を意識すること習ったのはニューヨークの国連本部で受けた仲裁(mediation)トレーニングの中でした。実際、これを知ってから紛争地の現場で相手の感情、自分の感情を意識し、感情を「マネージ」するのにどれだけ役にたったか分かりません。アメリカの交渉(negotiation)のトレーニングでもこうしたことをかなりの時間扱うようです。

では、感情に名前をつけるトレーニングとは実際に何をするのでしょうか?

面接の8割は準備で決まる!(感情マネージメント編②)に続く

感じる能力は世界で働くための「大きな武器」のわけ

南スーダンで働いていたというとなんだか「強い」人のように思われそうです。

「芯が強い」とはよく人に言われますが、テレビを見ていてもちょっとしたシーンでぼろぼろ泣いてしまうので、妹やら友人に笑われる位涙腺が弱いです。どちらかと言うと、自分で言うのもなんですが「感じやすくて」「繊細」な方だと思います。

たしかに、課題が大き過ぎて圧倒されそうになったり、紛争地で日本では考えられないような体験を聞いてショックを受けて、こころが「いっぱいいっぱい」になることはあります。

例えば、去年の今頃は南スーダンで内戦が再発して落ち込んでました。それは、感情を持つ人間としてごくごく健全な反応だと思います。

そんな人でも国際機関とか紛争していた国で働けるのかな?という質問が聞こえてきそうです。っていうか、だからこそいい仕事ができたという面は大きいんじゃないかなって思います。

 

国連にしろ、NGOにしろ、他の仕事も同じだと思うけど、課題はたくさんあっても「正解」はあってないようなもの。

 

同じ現場にいても、

同じ人の話しを聞いたとしても、

同じ課題の話しを聞いたとしても、

最後の最後に「鍵」になるのは、

 

ロジカルシンキングでもなく、

大学院で学ぶような理論でもなく、

国連にかんする知識でもなく、

 

本当の課題を見きわめられるかどうか?

課題というのは、けっきょく人間同士の交わりの中で起こるものだから、

誰が何を必要としているのかを敏感に感じとれるかどうか、

なんじゃないかな、と思います。

 

時々、実際に貧困や現地に行ってみたらショックだったとか、何もできないって感じてしまった、という感想を聞くことがあります。それ自体もごくごく自然な反応だと思います。

ショックを受けるのは、そこに痛みを感じられるから。

怒ったりするのは、こうしたい!と思うものがあるから。

悔しいって思うのは、もっとこうできたのに!と思うから。

何かをしたいって思うのは、あなたに相手のことを想う気持ちがあるから。

 

そういう風に感じることは「感じ取る能力」や「才能」として活かすことができますよ。

感情は、あなたとの世界との関わりを教えてくれる入り口になります。

だから、あなたが感じることを大切にしてくださいね。

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もし感情が存在していなければ交渉はもっとスムーズにいきますか?

もし、感情が存在していなければコミュニケーション(交渉)はスムーズにいくと思いますか?

ハーバード大学交渉プログラムの責任者で、自身も中東や南アフリカで交渉に関わり、世界中で交渉について教えてきたロジャー・フィッシャーは、もし、感情が存在していなければ交渉はスムーズにいきますか?という問い対して、「ノー」と答えています。

たとえ、感情を止めることができたとしても、交渉はむしろ難しくなる、なぜなら、感情は相手にとって何を求めているかということを教えてくれる重要なヒントだから、とフィッシャーは言います。

ストレスや緊張が大きい程、コミュニケーションは感情によって左右されることがありますが、そんな時こそ、相手の感情に気づき、感情的な背景に意識を向けてあげることができます。

感情は、表面的な言動を超えて、相手が本当に何を必要としているのか(欲求)を知らせてくれる重要なサインです。感情は必ずしも合理的な思考を妨げるものではなく、感情を上手に「利用」することができます。