2017年をフレッシュにスタートしたい人のための楽しく実行できる「新年の意図」のやり方

 

2017年はどんな年にしたいですか?

 

 

「新年の抱負」というと、今年こそは~するぞ!というようなイメージですか?

 

効果的な新年の抱負の立て方とは、「やるべきこと」とやめて、先に「想像すること」「感じること」だと聞いたら驚きますか?

 

 

だって、最初の数日は意気込めても、新年の抱負が「やりたいこと」よりも「やるべきこと」になってしまったり、「To do list」のようになってしまったら、楽しくないですね。

 

 

3日間、または一月の終わり位まではなんとか頑張れても、やはり楽しくないと続けるのは限界がありますね。。。

 

 

では、どういう方法が役に立つでしょうか?

 

このヒントをくれるのが音楽家や表現する人たちの体験です。(^^)ニコ

 

さっきまで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ていて、昨年、ウィーンフィルのフルート奏者の人と交わした会話が効果的な「新年の意図」の持ち方にも当てはまるなと思ったので、その方法をお伝えしていきたいと思います。

 

Rehearsal of Vienna Philharmonic New Year's Concert 2015
epa04542861 Indian conductor Zubin Mehta (C)attends the rehearsal of the Vienna Philharmonic New Year’s Concert 2015 at the Musikverein concert hall in Vienna, Austria, 30 December 2014. The traditional concert is staged every year on 01 January. EPA/HANS PUNZ

⬆️ ウィーンフィルニューイヤーコンサート最多指揮者の一人

「世界的巨匠」スービンメタ@2015年コンサートより

 

 

ウィーンフィルと言えばいわずも知れた世界最高峰のオーケストラ。

そのニューイヤーコンサートは世界40ヵ国以上に生中継されるそうです。

 

 

昨年の2016年10月の来日公演で来日した団員の何人かに取材・インタビューする機会に恵まれました。

 

取材記事はこちら➡️

「世界のトップ」はなぜ東北を目指すのか? ハーバードとウィーン・フィルが教えてくれた世界の中の「東北」②

 

 

何人かの人とはおしゃべりもしたので、テレビの画面を見ながら、

「ああ!フロシャウワーさんだ!」「ブラーデラーさんだ!」などと思わず声が出てしまいました。

 

 

実際に言葉を交わすととても気さくな人たちですが、さすがに観客も最高に着飾ったニューイヤーコンサートという華やかな舞台での演奏を見ると改めて、

 

 

「ああ、あの人たちは本当に第一線で活躍する超一流の演奏者なんだなあ〜」と思いました。

(ハハハ、当たり前ですね)

 

 

ところで、そのインタビューで印象に残った会話の一つは、来日公演でソロ演奏もしたフルート奏者のディータ・フルーリーさんに中学生から向けられたこんな質問でした。

 

 

「どうしたらあんなに透き通った音色を出せるんですか?」

 

私はたまたまその場にいたので、「通訳をしますよ」と申し出て、その会話に立ち会うことになったのですが、それに対する彼の答えはこうでした。

 

 

「自分の出したい音を想像するんだよ。」

 

「そしてそれを技術や呼吸、自分の持っている全てを使って表現するんだ。」

 

「その音に近づくために一生練習し続けるんだよ」

 

 

ここでのお伝えしたいポイントは、「自分の出したい音を想像するんだ。」という部分です。

 

 

彼は「Imagine!」 と言っていました。

 

 

つまり、先にイメージが見えている・感じられているという訳です。

 

 

私は彼の言葉を通訳をしながら、彼の中には先に音が聞こえているんだな・見えているんだなと感じたのを覚えています。

 

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⬆️ フルーリーさんに質問をする学生

 

そして、それを聞きながら、私自身も「やっぱりそうなんだ!」と腑に落ちたのは、私も原稿を書く時にまったく同じような過程を体験することです。

 

何かを書きたいと思った時には、これとこれを繋げようみたいな全体像が先に見えています。

 

 

あなたかも大きなエネルギーの塊が頭の斜め上(松果体のあたり)にある感じがします。

 

たぶん、実際にそんな感じなんでしょう。

 

そして、それを言語化するという作業に入る訳ですが、内容(エネルギー)の密度が濃い時には少し時間がかかる時がありますが、集中していればある塊の部分は大抵一気にできます。

 

 

この「インスピレーション」が強い時には、逆にそれを「外に」「出さないと」(表現しないと)気持ち悪いくらいです。

 

 

 

そして、フルーリーさんに、「私は楽器は演奏しませんが、『書く』時にまったく同じようなことを体験します。」と言ったら、彼は「ああ、そっかあ!」と言って、互いに通じ合じあった瞬間がありました。

 

 

絵を描く人、フラワーアレンジメントをする人からも似たような体験を聞いたことがあります。

 

 

表現方法はそれぞれ違えど、「創造性」・「クリエーティビティー」を表現する過程というのは、誰でも似たような体験を経るようです。

 

 

では、これは新年の抱負とどう関係するのでしょうか?

 

この話しのポイントは、人間はこれは頭(思考)で「考えること」は考えたままで終わってしまうことは多いけれども、「感じること」を人間は覚えているということ、その積み重ねが日々の体験を作っていくということ、

 

そして、「決めること」を体験していくということです。

 

 

2013年に2020年オリンピックの誘致プレゼンのコーチを務めたMartin Newmanさん(キャメロン首相やプーチン大統領のコーチもつとめた人)が話していたことですが、

 

 

プレゼンの構成や練習をする前に一番初めに決めたことは、「どんな印象を残したいか」を決めることだったと言っています。

 

 

そして、滝川クリスタルさんを初めとするプレゼンチームは、チーム全体の印象を『Shining』(輝いていること)に決め、イスタンブールやマドリッドを抑えて「TOKYO 2020」を勝ち取ったという訳です。

 

 

さて、2017年どんな体験をしたいですか?

 

 

フレッシュな

自由な

活力溢れる

充実した

輝く

躍動感ある

慈愛あふれる

受け入れている

安らぎのある

平和な

 

???

 

まっさらなキャンパスに一から絵を描いていくような楽しみがありますね。

 

(^_^)ニコニコ

 

 

 

2017年がみなさまにとって素晴らしい年でありますように願っています!!!

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マイストーリー⑩ 「本当の勇気は弱さを認めること」

3.11の朝、私は早朝の便で成田空港に帰国する便に乗っていました。私が南スーダンから帰国してちょうど1ヶ月くらいたった頃でした。

 

乗っていた便は定刻とおりに到着し、荷物を引き取り、首都高を経由してバスで自宅に向かっていました。ああ、無事に着いてよかった。ああ、春も近いなあ、とぽかぽかする春の日差しをはっきりと覚えています。

 

のんびりするのもつかの間、それから1時間後に家が揺れたのです。

幸い私自身も家族も全員無事で、親戚や友人にも直接的に被害にあった人もいませんでした。

 

しかし、私の中で何かが起きたように感じました。

この時の地震で、私の中の「箱」が開いたのです。

震災が、私が南スーダンにいる間に無感覚になっていた部分の箱を開けたのです。

 

もしかしたら、何か少しおかしいんじゃないか?と感じたのは、満開の桜の花びらの下に立っていた時でした。

それまで海外生活の長かった私にとって生の満開の桜を見ることはとても楽しみにしていたことでした。

それなのに、その桜を目の前にしながら、私はきれいだとも美しいともうんともすんとも感じられなかったのです。

 

どうしたんだろう。。。

きっと疲れているからに違いない。しばらく寝て休んだら元に戻るよ。自分に言い聞かせるように思いました。

それからしばらく朝起きれない、という状態が続きました。

身体が空っぽになってしまったかのように、身体にまったく気力が入らないのです。

1日のルーティンといえば、ゆっくり起きて近くを散歩するのがやっと。何もやる氣がしない。誰かに会う気力さえないし、誰にも見られたくもない。。。

 

まさか自分が。。。

それまでバリバリを仕事をこなしていただけに、この自分の状態を受け入れることにはしばらく時間がかかりました。

そして、紛争や世界のニュースに関することをまったく聞きたくなくなり、テレビのニュースを見ることもほとんどなくなりました。

 

トラウマケアに関する研修を受けた時の資料にこう書いてあります。

 

「私たちの安全を脅かすような出来事に会ったり、極度の緊張状態が続いている時、それは脳の神経系統に影響を及ぼします。

 

それは、竜巻のようなエネルギーが身体の中に溜まっている状態です。そのエネルギーが数週間のうちに解放されるか統合されないと、いわゆるトラウマの状態を後に引き起こすことがあります。」

 

記憶は断片的になり、思い出すことができる時もあれば思い出せない時もある。感情を抑圧し無感覚状態(numbness)になります。自然災害や似たような出来事に遭遇することによって抑圧された部分が思い出される時、それは癒しの機会である。

 

時には激怒や不安、鬱や絶望としても現れる。こうした体験は同時に私たちの人生の『意味』も崩壊させることがある。」

 

「そうした環境に長い間身を置くこと、または、そうした影響を強く受けた人たちに関わることによって似たような症状を受けることがあり、それは『二次トラウマ』(secondary trauma)と呼ばれる。」

 

ああ、これだ!と知ったのは随分、後のことでした。

そして、無感覚な状態は、傷に鈍感になるだけでなく、

創造性、愛や喜びにも鈍感になってしまう、ことを知りました。

 

私は、自分の体験がここまで抑圧されていたとはまったく気づかなかったのですが、

 

こうした現象は、紛争地でなくとも、カウンセラーや看護師といった対人援助職に就く人にも多く見られることを知りました。

 

 

そして、

同時に、

これは、

 

私にとって、

少し大げさに聞こえるかも知れませんが、

生きる意味を再発見していくプロセスでした。

 

なぜなら、私がすっかり疲れきってしまっていたからです。

 

身体的な疲れもそうですが、それは気力、もっと言うとこれから何を目標にしたらいいのか?という「精神的な燃え尽き」でした。

 

それまでバリバリを仕事をこなしていた人が急に何もできなくなるのです。

私は強烈な劣等感に襲われました。

罪悪感にも襲われました。

強烈な「無力感」に襲われました。

 

 

時計の針が「真逆」に触れた気がしました。

 

 

こうした感情・感覚は実は私の中にもともとあったものだったのでしょう。

 

 

私はこうした感覚との付き合い方を学ぶ必要があったのです。

 

 

この時の私の心境をとても上手に表現してくれている本があります。

 

ブレネー・ブラウン「本当の勇気は弱さを認めること」2013年です。

 

 

 

人間は誰でも悩み、自分の無力さを感じることを知ること

 

弱みや不完全さを認めず、あるべき姿にそぐわない部分を切り捨て、認められるためにヘトヘトになるのでもなく、それも含めてありのままの自分を受け入れること

 

 

そのために役に立つことは、

・心の痛みを無視したり、自分を批判するのではなく、自分自身の温かい理解者になること

・否定的な感情を抑えすぎず誇張もせず受け入れること。

(痛みを無視したら痛みに共感することはできないから)

・否定的な感情や思考と「一体化しすぎない」こと、です。

 

著者のTEDでのスピーチは全世界総視聴回数ベスト3にランクインしています。

 

本当の勇気は「弱さ」を認めること-ブレネー-ブラウン-ebook/dp/B00GTAV3P6

Brene Brown

 

ああ、これだ。

 

決して、簡単には聞こえなかったけれども、解決の方向が分かった気がして、安堵を覚えました。

 

私は少しづつ、

自分の弱さを受け入れること、

 

を学び始めました。

 

 

「本当の勇気は弱さを認めること」は続けます。

 

一生懸命にがんばることで目の前の課題を解決し、乗り越え、キャリアを築いてきた私にとって、自分の「弱さ」を受け入れることは決して簡単なことではありませんでしたが、

 

がんばる以外のやり方がある。。。

 

それは直感的にそうだろう、と感じていました。

 

そして、「弱さ」を受け入れることは、

 

自分がどんな人間で、どんな体験をし、何が大切なのかを再発見していくことでもあったのです。