時代が大きく変化している時こそ「自分で決める力」ー自分で考え、決めるための10の質問

今、時代が大きく変化しています。

 

時代が大きく変化している時に大切なことの一つは、自分で考えて、自分で決めて、自分で判断できることだと思います。

 

とくに何かを決めるときに、そのステップを知っていることは大きな武器です。

 

何をどの順番で考えていったらいいのかというのは、意思決定(decision-making process)と呼ばれ、誰でも学び身に付けることができます。

 

 

何かを決める際に、何をどう考えていけばいいのかについては、効果的に「考えるため」の型と順番があります。

 

今度、大学で意思決定について教えることになったので、ここでも紹介させていただきたいと思いました。

 

 

クラスでは、累計発行部数5000万部突破のスペンサー・ジョンソンが「1分間意思決定」で紹介しているシンプルで、本質的な「決断の技術」をを分かりやすくまとめ、質問形式で実習を含めて伝えていきます。

 

1分間意思決定

 

 

1分間意思決定」には、次のような課題意識が書かれています。

 

・事実を見ようとしていない中での判断は危険。

・幻想を捨て、現実を認識すること。

・早く真実と向き合うことで、早く判断を下すことができる。

・冷静に頭を働かせれば必要な事がわかり自分に正直になればより良い判断が下せるようになる。

・自分のしたいことが優先で本当に必要なことがおざなりにされている。

 

具体的には、以下の通りです。

 

1、どういう結果を望んでいるか?ゴール、自分にとって理想の状態は何か

2、その結果・状態を実現するためには、どんな選択肢がありえるのか?

3、今どんな情報があるか?何がわかっていて何がわかっていないのか?

4、それはどこに行ったらわかるのか?誰に聞いたらわかるのか?

5、もしこの決断を実行に移したらどうなるのか?選択肢①②③…の場合

6、一番おそれている結果は何か?一番最善な結果は何か?

7、自分に正直になっているか?それは本当のこころの声か?

8、直観を信じているか?決めるときにどんな気分がしているか?

9、本当に大切なことに応えているか?

10、自分の価値を信じているか?信じていたら何をするか?

 

ここでの一つの特徴は、「実際的な質問」と「内面の質問」を両方持つ必要があるとされていることです。

 

これまで何度も「もう駄目か」という時期を体験してきながらも乗り越えてきたある女性経営者の方のお話しを聞いたことがあります。その「どん底」の時期をどうやって乗り越えたのですか?という質問に対して、彼女の答えは、ともかくできること、可能なことを全部書き出して、一つ一つに対して不安や心配に思っていることをノートにともかく書き出した、というものでした。そうしたノートはもう何冊にもなるそうです。

 

彼女は、こうした意思決定のための質問を「がむしゃら」の中で自然とやっていたようですが、彼女のお話しからも、上記の2の「その結果・状態を実現するためには、どんな選択肢がありえるのか?」ということを徹底的にやってきたということ、そしてそれが大切だということがわかります。

 

これら全ては、シンプルに聞こえますが、非常にパワフルな質問です。

 

 

自分で考えて決めるための考える意思決定のステップー①向きを整え②型があり③考える順番がある

「考える」には順番があります。

 

考えるステップには次の三つの効果があります。

 

1、考える向きを整えてくれる

2、考える順番を教えてくれる

3、考えるための質問(型)をくれる

 

 

今、時代が大きく変化しています。

 

時代が大きく変化している時に大切なことの一つは、自分で考えて、自分で決めて、自分で判断できることだと思います。

 

 

とくに何かを決めるときに、そのステップを知っていることは大きな武器です。

 

何をどの順番で考えていったらいいのかというのは、意思決定(decision-making process)と呼ばれ、学ぶことができます。

 

自分で決めることができると自信が生まれます。

 

今度、大学で意思決定について教えることになったので、ここでも紹介させていただきたいと思いました。このコースでは、何かを決める際に、どの順番で何を考えていけばいいのかについて効果的に「考えるため」の型と順番について学びます。

 

《Coure Descriptions》

 

Understanding and knowing the ways and steps to collect and analyze the information and be able to make sound judgement and responsible decisions has become such an important skill and asset in academic life, work-settings and our life in today’s complex, uncertain and fast-changing world.

 

The overall aim of this course is to equip students with the abilities to make informed and thoughtful decisions by utilizing and examining the information made available by media critically and productively.

 

By using Spencer Johnson’s book ’Yes or No The Guide to Better Decisions’, students will learn the steps of an effective decision-making process, namely collecting and gathering information; identifying the options or alternatives; checking the assumptions and evidence; examining possible scenarios for each option; discerning what matters; choosing and taking actions; and making an objective reflection.

 

 

Some of the questions we will look at to improve our decision- making processes are: do I have enough information in order to make an informed and effective decision? Where do I go to obtain the missing information? What alternatives or options does this piece of new information imply or tell us?

 

This course will also look at the ‘ten instincts’ (Factfulness by Hans Rosling) that tend to distort our perspectives of the world and prevent us from seeing how actually it is.

 

Participants will practice, examine and apply those concepts, frameworks and steps through in-class exercises and assignments in a form of pair work, group work, reports and presentations.

 

Due to the experiential and participatory nature of the course, the course requires participants’ engagement to create and nurture a respectful learning environment.

 

 

《Goals》

 

By the end of this course, participants will:

 

(1) Understand the importance of examining and making the effective use of the information in order to make sound judgement and informed decisions;

(2) Have better understanding of an effective decision-making process;

(3) Develop awareness of possible biases and instincts to affect our perspectives.

 

 

 

《Schedule》

【1】Introduction to the Course and Learning Guides: Learning how to ‘learn’

【2】 How ‘fact-ful’ are we?- Examining instincts and biases that influence our perspectives

【3】Tools to Express Opinions(circle process)1: Procedure, process and practice

【4】 Tools to Express Opinions(circle process)2: Procedure, process and practice

【5】 Decision-making process1: Collecting and Analyzing Information

【6】Decision-making process2: Questioning and Reviewing Information

【7】Decision-making process3: Questioning and Reviewing Options and Assumptions

【8】 Decision-making process4: Understanding Values and Needs

【9】Decision-making process5: Creative Questioning and Reflection

【10】 Empathy and Perspective-taking: Interviewing

【11】Presentations(1)

【12】Presentations(2)

【13】Presentations(3)

【14】Presentations(4)

【15】Reflections on the Course and Summary

 

 

《Text Book》

 

Spencer Johnson(1993) Yes or No: The Guide to Better Decisions, William Morrow Paperbacks.

 

 

《Reference Books》

Pranis, Key(2015). Little Book of Circle Processes: A New/Old Approach To Peacemaking , Good Books.

Rosling,Hans(2018). Factfulness: Ten Reasons We’re Wrong About The World – And Why Things Are Better Than You Think, Sceptre. Schirch, Lisa and Campt (2015).

The Little Book of Dialogue for Difficult Subjects, Good Books.

リック ウォレン(2015) 『人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための42章』パーパスドリブンジャパン

スペンサー ジョンソン(2015)『1分間意思決定 ― 決断力が身につくた った1つのルール』ダイヤモンド社

ハンス&オーラ・ロスリング(2019)『FACTFULNESS(ファクトフルネ ス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 日経BP社

 

世界幸福度ランキングー所得よりも幸福に影響するもの= 健康, 人間関係 そして?

世界幸福度ランキングというものがあります。

 

2018年3月14日に国連が発表した「世界幸福度報告書」によると、幸福度ランキングの第1位はフィンランド、最下位はブルンジで、日本は54位でした。

 

ここで興味深いのは、どのように幸福度のか?という幸福をはかる要素としてあげられているものです。

 

この指標では、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つの要素が分析に使われています。

 

そして、この研究では、オックスフォード式の心理的幸福感を測る質問を用いて、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つについて幸福感と相関するかについて分析が行られました。

 

一番にあげられたのは、(1位)健康、次に(2位)人間関係でした。

 

そして、個人的に興味深いと思ったのは、3位に挙げられたのが、所得よりも学歴よりも先に「自己決定」である点でした。自己決定とは「自分で決めること」です。

 

一般的には所得が多いとより幸せになると思われるかも知れませんが、所得よりも「自分で決めること」の方が、幸福度への影響は強いという調査結果が明らかにされたのです。

 

神戸大学社会システムイノベーションセンターによる研究

https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

 

自己決定度を評価するにあたっては、「中学から高校への進学」、「高校から大学への進学」、「初めての就職」について、自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ね、幸福感に対して「自己決定」が強い影響を与えるということが指摘されました。

 

その結果に対して、この研究は、「自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられるため」と結論付けています。

 

私自身、コーチングを受ける中で、自分で納得して決める人は、それが転職であってもどんなことでもスムーズに移行できる、ということです。

 

同時に、これまで「なんとなく」決めてきたのだれども、それはあくまである程度決まったレールの上での選択であって、ほんとうの意味で自分の生き方を決めてこなかったということに気づく方も多いのも実情です。

 

20代までは「なんとなく」行けても、20代半ば、30歳になる前、30代半ば、そして40歳になる前、人は特にこうした節目で「このままでいいんだろうか?」と思い、初めて自分の選択を考え直すという人は珍しくないように思います。

 

考えること、特に、何かを決めることは、英語でDecision-Making=意思決定と呼ばれ、自分で考えて答えを導き出すための「型」と「順序」があります。

 

次にそのステップを紹介したいと思います。

 

2万人の幸せにかんする調査結果が発表!ー所得や学歴より⭕️⭕️が幸福度を上げる

国連は2018年3月14日、最新の「世界幸福度報告書2018」を発表しました。

 

幸福度ランキングの第1位はフィンランド、最下位はブルンジで、日本は54位で、昨年の51位から後退しました。

 

同報告書は、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」がまとめたもので、156カ国を対象に、1人当たり国内総生産(GDP)、社会支援、健康余命、社会の自由度と寛大さ、汚職の頻度などについて分析し、一位にあげられたフィンランド人は暗く厳しい冬にもかかわらず、自然、安全、児童の保育、良い学校へのアクセスの良さと、ヘルスケアが無料であることなどが高い評価となりました。

 

経済大国3位の日本がなぜ幸福度ランキングでは54位なのか?という問いに関してはいずれ取り上げたいと思いますが、

 

今回フォーカスしたいのは、ここでの幸せを指標化する要因としてあげられている幸せにかんする公式な指標は何か?という点です。

 

所得?

学歴?

健康?

人間関係?

 

ほかには何でしょうか?

 

神戸大学の西村和雄特命教授と同志社大学の八木匡教授による国内2万人に対する幸福にかんするアンケート調査の結果があります。

 

この研究は、オックスフォード式の心理的幸福感を測る質問を用いて、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つについて幸福感と相関するかについて分析を行いました。

 

この、2018年8月31日に発表された研究によると、

http://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

 

一番にあげられたのは、(1位)健康、次に(2位)人間関係でした。

 

そして、個人的に面白いと思ったのは、3位には、所得よりも学歴でもなく「自己決定」挙げられたことでした。

 

自己決定とは「自分で決めること」です。

 

一般的には所得が多いとより幸せになると思われがちですが、所得よりも「自分で決めること」の方が、幸福度への影響は強いという調査結果が明らかにされたのです。

 

自己決定度を評価するにあたっては、「中学から高校への進学」、「高校から大学への進学」、「初めての就職」について、自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ね、幸福感に対して「自己決定」が強い影響を与えることが分かりました。

 

その結果に対して、この研究は、「自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられるため」と結論付けています。

 

コーチングを通じて接する方との体験を通しても、自分で決めると納得感があり、自分で決めたので多少の困難があっても、ふんばれるということ、そして、自分で決められるかどうかは、長い人生の質に大きな「差」がでるだろうと感じます。

 

ま逆に自分で決めないと、誰かのせいにしたくなる気持ちがでてきて、目の前の状況や自分の人生に対してどこかで他人まかせにすることがあるようにも思います。

 

これが幸福についての調査から、統計的にも、実証的に証明された形となりました。

 

日本は世界的にも「人生の選択の自由」の値が低い=自分で決めていない人が多いとされ、それが幸福度を下げていること、そして、そういう社会でこそ、自分で決められる人、つまり、「自己決定度」の高い人が、幸福度が高いとされるという結論は、改めて注目に値します。

 

 

参考資料:神戸調査ー大学所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査

 

上司や友人にちょっと突っ込まれると上手く答えられない人へー自分で決めることを決めると「考える力」がついてくる

最近、考える力を身につけたい、という人が多いようです。

 

一生懸命仕事も勉強も頑張っているのに、上司や友人にちょっと突っ込まれると上手く答えられないことってありませんか?

 

会社に入ったばかりの時は、上司に「もっとちゃんと考えて」「自分の頭で考えろ」「考えが浅すぎる!」と怒られる人も多いかも知れません。

 

その原因のもっとも大きなものは、普段から物事を考える癖がついてないので、深く考えることができないということです。

 

では、「考える」ってどういうことをいうのでしょうか?

 

知性や知恵だ、という人もいます。

 

考える力と聞くとおそらく真っ先に思いつくのは「ロジカルシンキング」だと思いますが、ロジカルシンキングだけでも解決しない問題はたくさんあるだろうとは直感的に感じるところです。

 

そして、この複雑な時代、複雑になればばるほど知識の価値は下がります。

 

 

そもそも、「知性」てなんでしょうか?

知恵ってなんでしょうか?

 

そんなテーマの関連本を読んだ中でみつけたこの東大名誉教授の説明にけっこうシビれました。

 

知恵とは、

 

知性(intellect)に関する知覚(perception)と、

感性(sensibility)に関する感覚(sennsation)とが、

有機的に合成あるいは統合されて生まれるもの。

 

簡単に言うと、論理的に考えることとの全身で感じとること両方合わせて判断する、と言っているのです。

 

その感じとるものを仮に「感覚知」と呼ぶとしましょう。

頭で判断できるのは一部かもしれません。

 

それは紛争地にいたわたしには実感としてわかります。

 

わたしが独立前の南スーダンで働いていた時に、スーダン軍と南スーダン解放軍の衝突が続いていて、これは独立もあやういんじゃないかと感じたことが数回ありました。

 

その時のわたしの仕事の一つは状況分析とリスク分析でした。

 

リスク分析のためのフレームワークはあるのですが、

そこに数字を当てはめたら答えが出るわけでもありません。

 

ある程度のパターンはありましたが、その段階になると、それこそ全身の神経を研ぎすまさせて判断しないといけません。

 

政府要人、司令官や兵士の人、NGOの人たちなどに会って、

同時に全身で相手に耳を傾けて、情報収集をするのです。

 

この人は本当に和平合意を守る意思はあるんだろうか?

それとも形だけ守ります、と言っているだけなんだろうか?と判断をしなければいけません。

 

その状況によっては、あらゆる対応策を立てておかないといけないので、

本当に全身の神経を使うというのはけっして大げさではない表現です。

 

なので、考える、または判断する、決める、とは頭と同時に全身の感覚と第6感を使って行うものです。

 

これは南スーダンの人たちが証明しています。

南スーダンの識字率は女性で20%もいきません。

ほとんどの人は字が読めないのです。

 

それでも、逃げた方がいいのか、どうした方がいいのかを判断します。

きっとそうした感覚は敏感でしょう。

 

考えるとは判断するためです。

結論を出すためです。

決断するためです。

 

「考える」ために「考える」訳ではありません。

 

考えない、というのはロジカルシンキングなど考える方法を知らないのではなくて、

自分の意見ではなくて他人の意見を鵜呑みにしている

 

 

または、正解があると思っているのかも知れません。

 

でも、複雑な問題ほど正解はありません。

 

もっと言うと、

 

自分で判断すること

自分で決断すること

自分の決断に責任を持つこと

 

を避けているという面があるかも知れません。

 

 

逆に覚悟が決まると自分の中で自然と答えが出てきます。

問題が複雑になればばるほど知識の価値は下がるという公式

最近、考え方について教えて欲しいと言われました。

 

確かに、考える方法についての本がたくさん出ています。

私はある会員制のライブラリーの会員ですぐに話題の新刊に触れるので、けっこう敏感です。

 

 

この写真は、この2週間だけで目にした「考える系」の書籍です!(びっくり)

 

 

確かに、考えられない人が増えている、とよく聞きます。

なんでも、ググッてなんらかの情報が得られるからでしょうか。

 

AI(人工知能)の時代が始まっているのをリアルに感じ始めてるからでしょうか?

今の教育と社会や企業のニーズがあってないとも聞きます。

 

詰め込み式の暗記教育は今の問題を解決できない、とも言われなす。

今の問題は複雑すぎて、今までの知識の延長で答えがでるわけじゃないからです。

 

 

しかも、問題が複雑になればばるほど知識の価値は下がる、という公式があります。

それは本当にその通りだと思います。

 

世界が複雑になると知識の価値は落ちる

 

⏫ Q思考より

 

では、「考える」ってどういうことをいうのでしょうか?

 

それに答えるために、そもそも「考えてない」と言われる現象はどういうことなのかを見てみたいと思います。

 

ー今までと同じことしか出てこない

ー頭がからっぽになる

ーモヤモヤしたままで思考停止状態になってしまう

ー会議で意見を求められても無難なことを言ってしまう

ーここではこういう意見が求められているだろうと思われていることを言う

ー答えはこうだろう、先生はこういう答えを欲しているだろう、という意見を言う

ー思っていることが口に出せない

ーこんなこと言ってもいいんだろうか、と自分の意見を引っ込めてしまう

ーどうせ私の意見は大したことないし、と思ってしまう。

ーマニュアルじゃないことは答えられない

 

 

さらに、それを掘り下げてみます。

それってどういうことでしょうか?

 

ー視野が狭い(同じ延長しか考えられない)

ー教えられたとおりにしかできない(自分で判断できない)

ー自分の意見を表現する自信がない

ー自分の意見を否定されるのがこわい

ー自分の意見が大したことないと言われるのがこわい

ー感情がモヤモヤとなって見えなくさせている

ーさめてる

ー諦めてる

ーどうでもいいと思ってる

ー不安でいっぱい

ー失敗するのがこわい

ーこうであるべきだという自分の中の理想像や完璧主義で自分を縛っている

ー対立や摩擦がきらい

ー他人に合わせているので自分の意見がわからない

 

 

その原因は?

ーいつもこうやるべきだというやり方を教えられてきた

ーピラミッド型の組織で自分の判断を求められることがない

ー自分の意見が本当に尊重された体験がない

ーただいろんな意見があってもいいという場を体験したことがない

ー自由にみんなが意見を出してそれが一つのより大きな答えを生み出す体験をしたことがない

ー正解があると思っている

ーお手本がどこかにあると思っているから考えるのをやめてしまう

 

思いついたことをブレスト的にリストアップしてみました。

 

ではどうしたら自分で考えられるようになれるか?

 

なかなか深いテーマですが、続けて書いていきたいと思います。

変化の激しい時代こそいかに学ぶか②: オックスフォード流「考えるステップ」

 

この変化の早い不確実性の高いこれからの時代においてはもはや決まった正解はなく、正解のないような問いに対してどうやって考えるか・アプローチするかがますます問われるようになること、

そういう時代においては、一つの正解を求めるのではなく、

新しい解を導き出すための「考え方」(思考プロセス)を学ぶことがますます大切になるだろうとお伝えしました。

 

ではその考えるステップとはどういうものなのでしょうか?

例えば、オックスフォード大学のチュートリアルでは実際に何をどのように学ぶのでしょうか?

 

チュートリアルは、週に1回1時間程度、教授と学生が1対1もしくは1対2になって行われ、学生が、毎週与えられたテーマについて事前に調べ、そのテーマに対する回答を小論文として書いて臨みます。

 

チュートリアルでは、

そのテーマについてはすでにどういう事が言われていて(先行理論のレビュー)、

その点で大切だとされていることは何かをまとめ(論点の整理)、

課題の質問に答えることになります(議論の結論)。

 

1、これまでの論点をを理解し・整理し、結論を出す

 

毎週新しいテーマが与えられ、毎回新しい文献を読み、新しいテーマを理解し、整理し、言語化します。そのテーマに関する、それまでの何十年もの(何百年、何世紀もの)洞察の積み上げを、自分の言葉で表現していく作業です。小論文を通じ、これまでの研究では何がすでに明らかになっていて、何が重要なのか、まだどんな課題があるのか、について全体を構成し、結論を出します。

この作業を一年で、一学期8週間×3学期=計24回を繰り返します。

 

2、その結論にいたったプロセスを確認する

完成した小論文を教授に渡し、チュートリアルが始まります。教授に質問されたことは主に三点でした。

 

「それはどういう意味なのか?」

「そこをもう少し説明してくれる?」

「どうしてそういう結論になったのか?」

(私、もしくは、もう一人の学生に対して)

 

「どうして」「なぜ?」と質問されることによって、

または説明を求められることによって、

 

不明確なところは明確にし、

意見の根元にある前提を確認し、

その結論にいたったプロセスを確認しています。

 

 

3、洞察を深める

その上で、一つの意見を掘り下げ、洞察を深めていきます。

このテーマに関して言えば、今の時点ではこうだけど、この点に関してはまだ足りない、という認識の上で、あなたはどう思う?「こういう意見もあるけど、それ対してはどう思う?」と、自分の意見が求められ、時には、自分とは異なる意見に対する意見が求められます。

 

4、何が分かっていて何が分かっていないのか?

そのような質問をされると、自分の中で理解できている時には答えることができても、理解が足りない時には上手く言語化できなかったり、説得力のある答えができなかったものでした。こうした質問のやりとりによって、どこを分かっていてどこを分かっていないのかが明らかになっていきます。

 

5、理解を「積み上げる」

オックスフォードでのチュートリアルでは、ある問いに対する答えや解が一つでないこと自体は問題にされません。

 

むしろ、

解は一つとは限らないこと、

誰も一人では理解を深めることは出来ないという前提の上で、

 

お互いに意見を交わし、自分とは違う意見についても聞くことによって、自分はなぜその結論にいたったのか、という自分の思考プロセスを確認する、という作業が求められました。

 

オックスフォード David Parkin.jpg

⬆️ デービッド・パーキン学部長とクリスマスパーティーにてー授業がパブで行われたことも

 

理解や解はある日突然やってくる訳ではありません。「閃き」も、何千回、何万回もの地道な作業の延長にやってくると言われるように、この時の体験から「理解」とは「積み上げる」ものなんだと学んだように思います。

 

「考える」という作業にも「型」があり、

新しい解やオリジナルな解も「型」を経て到達すること、

一つ一つ成功体験を積み重ねていくこと、

 

そして、

多様な意見があってよいこと、

誰も一人では理解を深めることができないという前提は、

 

変化が激しく、不確実生の高い時代に生きる私たちに大きなヒントを示してくれているように思います。

 

(まとめ)

⭐️解はまったくゼロの状態から導き出すのではない。

⭐️ 新しい解やオリジナルな解にも「型」を経て到達する。

⭐️理解を積み上げる先に解がある。

⭐️解は一つとは限らない。

⭐️ 誰も一人では理解を深めることは出来ない。

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