新型ウイルス騒ぎでマスクが高値になって、今度は消毒液までも高値になっているとのことです。
その自衛策についてはこちらで書きました。
ウイルス予防の消毒対策ーアルコール消毒製品が品薄の時に改めて注目されるヒバ精油
また、2020年2月25日東北医科薬科大学病院発行しているハンドブックがとてもわかりやすいです。
8ページ目にあるように、感染症にかからない、うつさないためには、「咳エチケット」「 手洗い・手指消毒」「 環境消毒」「 換気」の 複数対策を組み合わせて、一つ一つの対策を確実に行うことで、「できるだけ感染のリスクを下げていく」 という説明がとても分かりやすくていいです!
リンク⇨「新型コロナウイルス感染症 市⺠向け感染予防ハンドブック」
さて、今日お伝えしたいのは、こういう時期というのは、わたしたちはこれから先にも真に「栄える人」になるか、または「滅びる人」になるのか、ということを私たちが試されている時とも言えるのではないか?ということです。
オイルショックの時、トイレットペーパーが店の棚から消えた時に、コンクリートまでなくなって、かたや「ぼったくり」商売をする人がでてきたにもかかわらず、自身はそんな時にもかかわらず、コンクリートをほぼ原価で提供することを続け、「あの時お世話になったから」と、その時の「恩」とつながりで、今では六本木ヒルズにも虎ノ門ヒルズなどから、コンクリートはここの会社のコンクリートしか使わないと名指しされ、業界ナンバーワンを保っているという実話があります。
株式会社タカボシの創業者、石山伊佐夫会長のお話しです。実は、同じお話しを2月10日にアップしているのですが、このウイルス騒動で、とても大事なことだと思ったので、少し視点を変えて、再度掲載させていただくこととしました。
さて、そのご本人、株式会社タカボシの創業者、石山伊佐夫会長のお話しを直接聞く機会がありました。
どのようにして、業界ナンバーワンの会社となったのか?
その最初の転機が、今のマスクの件ともとても似ているオイルショックの時でした。
トイレットペーパーが店頭から消えたのは有名な話しですが、なんとコンクリートまでもが消えてしまったのです。
当時、足立区に小さな事務所を構える会社だったそうですが、その石山会長(当時社長)のところにも、おたくにコンクリートはないかね?という問い合わせの電話が全国各地からかかってきたそうです。
通常のルートでは石山会長の手元にもコンクリートは手にはいらなかったのですが、でもこの全国からかかってくる電話に対してなんとかしないといけないと思いました。
そこで、トラック運転手のお兄ちゃんたちをしきっている親分に会いに行って、直接交渉し、何台ものトラックで幸い、滋賀県のある地からコンクリートの元となる砂利を運んでもらえることになりました。
運転手にはきちんと手厚く報酬を払い、せっかく入手したコンクリートをほぼ原価に近い価格で、問い合わせを受けた業者に供給し続けたそうです。
苦労して入手たにもかかわらず、なぜほぼ原価で卸しようと思ったかというと、「当時自分の会社は足立区の小さい会社だったけれども、今回を通じてタカボシを知ってもらえたら、ぜったいにお客さんは戻ってきてくれる」という確信があったからだったそうです。
ほぼ原価で提供する石山会長に対して、トラック運転手のお兄ちゃん達は「あんたバカか」と言ったそうですが、協力を続けてくれ、その時代にもかかわらず、コンクリートを提供し続けることができたそうです。
そして、いったんオイルショックの騒ぎが終わった時、会長の思いの通り、「あの時にあんたのところにはお世話になったから」と言って、ほとんどのお客さんが戻ってきてくれたそうです。そして、今でもその時の人たちと取引きが続いているそうです。
やはり、目先のことばかりを考えてはいけないと改めて思います。
聖書にはこういう言葉があります。
「わが子よ。罪人たちがあなたを惑わしても、彼らに従ってはならない。」(箴言1:10)
「正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。」(箴言13:9)
「不正を蒔く者はわざわいを刈り取る。」(箴言22:8)
この箴言とは、ダビデ王の息子のソロモンが書いた「知恵の書」と言われる部分です。富も名声もすべてを手にして、人生のすべてを見て悟ったことを記した知恵に詰まった「知恵の泉」とも言われています。
欧米では、経済とビジネスで知恵が欲しかったら、聖書の箴言を開けと言われる部分なんですね。
聖書には神の愛が溢れていますが、同時に、神の摂理の厳しさ(それも愛)もはっきりと示されています。
「むさぼる」という言葉も出てきます。
網を張るのは無駄なこと。すべて翼あるものの目の前では。彼らが待ち伏せしているのは自分の血を流すため、隠れ狙っているのは自らのたましい。
不正な利得を貪る者の道はみな、このようなもの。それを得るものたちはたましいを取り去られる。(箴言1:17-19)
「鳥がみな見ているところで、網をはっても、むだなことだ」とは、罪人たちのすることは徒労に終わるということを、また、不当な形で利益を得ようとする者の末路は、自分のいのちを失うことになることが示されています。
参考サイト:
http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?箴言の標語と教訓%281%29
こんな時だからこそ、普遍の真理、神の摂理というものを改めて思いおこしたいと思いました。
そして、グッドニュースは、「正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。」(箴言13:9)
つまり、オイルショックの時は大変だったけれども、その時にこそ、知恵を働かせて、正しい道を選んで、「あの時にあんたのところにはお世話になったから」と言われて、今でも業界ナンバーワンの会社を保っているわけですね。😊
こういう時にこそ、真価が問われるという意識を持って、よい行いを淡々としていきたいです!✨
前回の記事はこちらからどうぞ。
マスクをなぜ高値で売ってはいけないか?ー六本木ヒルズにコンクリートを卸す業界ナンバーワン企業の会長から学ぶ知恵