なんでも◎◎時間かければその分野のマスターになれる

先日、どんな分野でも1万時間をそれに費やすと、その分野をマスターできるということを書きました。

生まれながらの得意や不得意の分野や方向性はあったとしても、一定の時間を、エネルギーをそこに向ければ、どんな分野でも熟達できるということです。

では、この「一万時間」とはどれだけの感覚でしょうか?

一日に3時間だとすると、およそ9年です。

一日に8時間だとすると、およそ3年半です。

一日に10時間だとすると、およそ2年7ヶ月位です。

鉄腕アトムの手塚治さんは一日何時間も漫画を描いていたというので、おそらく2年ちょっとで漫画の「マスター」になられたのでしょう。

自分が好きなことはまだ分からない、今やっている仕事があるという場合はどうでしょう?

私たちは、今関わっている目の前の仕事を通じて「一万時間」レベルに到達することができます。例えば、コミュニケーションのマスターになる、接客のマスターになる、プレゼンのマスターになる等です。

その分野の成果が1万時間に到達したという意味ではなく、それについての練習や勉強や準備、どうやったらもっと上手くできるかといったトライ&エラー全てを含めて1万時間です。

一日最低8時間を費やす仕事ですが、同じ一日をコミュニケーションのマスターになると決めて過ごす人となんとなく8時間を過ごしてしまう人の差はとっても大きそうです。

今日からはじめれば3年も経たないうちにあなたもマスターです!

「好きなことこそが成功する」の訳 ②

先日、二人の巨匠クラスのピアニストの方の演奏を同時に聴いた体験を書きました。片方は、世界的コンクールに優勝した人で、いわゆる「ピアニストの格」としてはコンクールの優勝者の方の方が上なのでしょうが、私の心の琴線に触れたのは、もう一方の方の演奏だった、というお話しです。「好きなことこそが成功する」のわけ ①

ちなみに、その方とは中村紘子さんですが、その後、たまたま新聞でみつけた彼女のデビュー50周年記事にこうありました。

「毎日最低は5~6時間の練習をし、演奏をし続けていたら気づいたらデビューから50年経っていた。」と。

どんな分野でも1万時間をそれに費やすと、その分野をマスターできるといいます。

別の言い方をすると、どんな分野でも一定の時間を、エネルギーをそこに向ければ、どんな分野でも熟達できるということですね。

ただ、実際のところ、好きじゃないと興味がないと1万時間も続けられない。

でも、好きなことだったら、誰かが止めようとしてもやり続けられる。

ここにも「好きなことこそが成功する」の訳がありそうです。