ギフテッド=頭のいい子ではない。ギフテッドと頭のいい子の違い

ギフテッドとは単に頭がいい子という訳ではありません。まず、その特徴を理解してあげてください。

 

頭のいい子( being bright)は答えを知りたがる

ギフテッド(gifted)の子は質問したがる。

 

頭のいい子は一生懸命勉強する。

ギフテッドの子はそんなに必死の努力がなくてもいい成績がとれる。

 

頭のいい子は注目する。

ギフテッドの子は全身で集中する。

 

頭のいい子は質問に答える。

ギフテッドの子は「答え」に関して質問する。

 

頭のいい子は簡単に学ぶ。

ギフテッドの子はすでに答えを知っている。

 

頭のいい子は相手を聞く。

ギフテッドの子は強い感情や意見を示す。

 

頭のいい子は教えられた情報を取り入れる。

ギフテッドの子は受け取った情報をさらに広い視点、ユニークな方法で発展させる。

 

頭のいい子は簡潔で明確な答えを求める。

ギフテッドの子は複雑さや深みを追求するのが好き。

 

頭のいい子は最後まで終わらせたいと思う。

ギフテッドの子は結果よりも学んでいる過程が楽しいかどうかが大事。

 

頭のいい子は同級生と一緒にいたがる。

ギフテッドの子は少し上の子や大人と一緒にいたがる。

 

頭のいい子は適度に満足する。

ギフテッドの子は自分に厳しい。(完璧主義)

 

The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented (complete guide) p.10

Alberta Associations for Bright Children (AABC) アルバータラーニング・カナダアルバータギフテッド協会共同作成より引用

人は自分が見ると予想していることしか見えない

 

「ありのままの姿見せるのよ〜」が流行ったのは2014年。

流行りの歌や映画はその社会の集合無意識を示している、とも言われています。

 

誰でも「ありのまま」でいたいと願うように、「ありのまま」に理解されたいという欲求ももっています。

 

では、私たちは目の前の相手のことをありのままに見ているか?というと。。。

 

私たちは、自分が見ると予想していることしか見えない、のです。

 

なぜなら、私たちが目の前のことをどう理解するのかという認知プロセスが自動的に働くからです。

 

社会心理学によると、私たちが目の前の相手を理解しようとする時は3段階のプロセスを経るそうです。

 

第一段階:

私たちは、自分の目の前で起きている出来事を理解するために、脳はまず自分と相手との関係を判断しようとする。脳が相手と自分との関係を判断するために脳がとる方法は、相手を分類すること。

人間に本能的に備わった最も基本的な分類方法は、「この目の前の人は自分の敵か味方か?」という分類(カテゴリー化)。

 

第二段階:

次に脳は「カテゴリー」を使ってさらに詳しく判断しようとする。会社員、〜屋さん、〜の先生、社長、会計士といった職業から、〜に住んでる人、アメリカ人、フランス人、インド人(国籍)、性別や宗教などカテゴリーはたくさんあります。

 

 

第三段階:

「初頭効果」というものが働くため、第一印象が修正されるためには意識して努力をする必要があります。

 

つまり、私たちは言葉を発する前からたくさんの推測を瞬時にしていて、たとえ初対面でも、自分の目の前にいる人に対して、まったくゼロベースで見ていることはほとんどない、のです。

 

特別な人がステレオタイプや偏見を持っているのではなく、誰もがなにかしらのステレオタイプをもって相手を見ているのです。。ストレスが高い時にはさらにステレオタイプが強くなります。

 

ひょえ~

改めて聞くと私たちはどれだけ相手の本当の姿を見ているものかと思ってしまいます(汗)。

 

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

人は自分が見ると予想していることしか見えないのだとしたら、それを逆手にとりましょう!

 

つまり〜〜〜♪♪♪

 

 

これから会う相手に対して、見ることを先に決めること、です。

 

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

相手の「真の美しさ」を見ると決めること、です。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

 

① 自分の中のバイアスや判断に気づき

② 自分の中のバイアスや判断をいったん脇に置き

③ 相手の「真の美しさ」を見ると決めること

 

です。

 

 

そして面白いことに、そうした姿勢は相手に伝わります。

人は基本的に自分を理解してくれようとする人に好意をもちます。

すると、お互いの心の扉が開くのですね。

 

 

「えっ?!この人ってこんな人だったっけ???」

 

そんな驚きこそ、言葉にできない喜びです。

 

「人は自分が見ると予想していることしか見えない」なら相手の真の美しさを見ると決めましょう。

 

 

(まとめ)

・人は何かしらの思い込みで相手を見ている

・自分が見ると予想していることを相手に見る

・相手を理解するという作業のためには、見ることを先に決めること

① 自分の中のバイアスや判断に気づくこと、

② いったん脇に置くことができること、

③ 相手の「ありのままの姿」を見ると決めること

強みを伸ばすor 弱みを克服するーどちらが才能を開く?

強みを伸ばすor 弱みを克服するーどちらが才能を開く?

ギフテッドの子たち自身、または親ごさんに勉強は得意ですか?という質問をしたとすると「いいえ」と答えるケースが多いのではないかなと想像します。

なぜなら、ギフテッドの子たちは好き・嫌いがはっきりしている傾向があるために、全部の教科で器用に成績がいいというよりも、得意・不得意の差が大きいことも多いからです。なので、本人も親もどちらかというと、勉強は得意じゃないと思っている場合が多いのではないかなと思います。

 

私の場合は、数学と古典がどうしても苦手で、この科目が出来ないことにコンプレックスを持っていました。

自分が勉強が得意だとも思っていませんでした。

 

その理由の一つとして、教育システムをはじめ、私たちは強みよりも弱みを克服しようとする傾向の方が強い、という事も関係しているかも知れません。

 

ギャラップ社の調査によると、

子供を持つ親を対象に行われた調査で、

「国語A、社会A、理科C、算数Fという成績を子供が持って帰ってきたとしたら、子供と成績を話し合う時にどの教科に最も時間を割きますか?」という質問に対して(Aが成績が高くてFが成績が低い)、

 

世界平均で77%の親が算数と答え、国語のAが6%、社会のAは1%だったそうです。

 

そして、日本人は世界の中でも弱みを克服しようとする傾向が強いらしいのです。

 

強みを知ることと弱みを知ることどちらがあなたを成長させると思いますか?という質問に対しては、

アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、中国、日本などの回答の中で、

アメリカでは41%が「成功への鍵は強みにある」と答えているのに対し、

同じように答えたのは日本と中国でわずか24%だったそうです。

 

ただ、55歳以上になると、世界共通で強みを伸ばす方がいいとの回答が挙がるそうで、直らない自分の弱みを隠そうとするよりは受け入れる方がいいと思うようになるからではないか、と指摘されています。

 

似たような例で、

うつ病に関する研究は4万件以上あるけれども、幸せや達成感に関する研究はわずか40件だという数字もあります*。

 

上手くいってないことにはすぐに目がいくけれども、上手くいっているところは「当たり前」だと思っていてなかなか気づかないー

そんなことは沢山ありそうだと自分自身のことを思っても思わず頷いてしまいます。

 

弱みを補う努力も必要だけれども、強みの部分、秀でているところ、上手くいっている部分に対してもっと目を向けてもいいなあと思いました。

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*「さあ、自分の才能に目覚めよう」マーカスバッキンガム、 日本経済新聞出版社参照。

「自信がない」は才能のサイン?!

なぜ最近の若い人達はあまり海外に行こうとしないのか?

Youtubeで見ればいい。。。

別に興味がない。。。

日本が一番いい。。。

親が反対する。。。

 

まあ、これらも当てはまる所はありそうなのだけど、実はこれも大きいのでは?と個人的には感じている点があって。。。

 

「自信がない」

 

も大きいんじゃないか?

 

こちらから見ると、

ペラペラまでいかなくても英語はなんとかしゃべれるし、

全然大丈夫だよ、

というか

今の人達の感性だからできることがあるから堂々と行っておいで!!!と肩を100万回くらい叩きたくなります。

 

 

才能やギフテッドに関する文献を読んで、

私自身、納得したのは、

能力や才能があることと自信があるのはイコールではなく、

 

むしろ逆で、

 

たくさんの人が、

自分の中の基準がとても高いばかりに

自分に厳しく、

いつも理想の自分と今の自分との距離に悩み

自分を認めることが苦手なので

自分に自信がない

と感じているという事でした!

 

世界的に有名な映画監督からベストセラー作家まで、

「毎回作品を発表する度に自分の作品は不十分じゃないか?とビクビクする」と言っているような事例がいくつも挙げられているのです。

 

それで思い出したのは、

私がオックスフォードの大学院で学んでいた時、私も含め、博士課程の人達もみんな自分のことを不十分だと思っていて、いったい誰が私の論文を読むんだろうかって悩んでいたことでした。

(まあ、そういうもんよね)

 

では、これが日常的にどういう風に現れるかというと、

 

自分が一番にならない土俵にはそもそも乗らない

好成績がのぞめないような分野には手をださない

自分が得意ですでに結果を出してきた分野を選び、新しいことにチャレンジするのを避ける(失敗はいや!自分的に「まあまあな」な結果は受け入れられない)。。。

 

こういうのって Impostor Syndromeと呼ばれるそうです。

 

「!!!」

「なーんだ、私だけじゃなかったんだ」

 

ハハ!

 

という訳で、

自信がない。。。と感じる時はその分野に才能がありますよと知らせてくれているサインのようなのです。

ついでに、自信がない。。。と自分のことを思っている人には、「ギフテッド」なタイプが多いのではないかと思ってます。

 

 

こういう自信がないというタイプの人達は、

沢山のことを同時進行して自分にプレッシャーをかけがちで、

毎日終わっていないことばかりが目がいくので、

一つ一つの事を終える事にフォーカスすることが役に立ちます。

そして、一つの事を終えたら小さいお祝いをするのもいいですね!

 

《まとめ》

◎ 「自信がない」はある分野での能力や才能があるサイン。

◎ 自分はどんなタイプかを知る。

◎ 一つ一つの事を終える事にフォーカスする。

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ギフテッドの子ども、若者・大人の可能性を引き出すために、自身もギフテッドである大仲千華が丁寧に向き合います。

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