自分で考えて決めるための考える意思決定のステップー①向きを整え②型があり③考える順番がある

「考える」には順番があります。

 

考えるステップには次の三つの効果があります。

 

1、考える向きを整えてくれる

2、考える順番を教えてくれる

3、考えるための質問(型)をくれる

 

 

今、時代が大きく変化しています。

 

時代が大きく変化している時に大切なことの一つは、自分で考えて、自分で決めて、自分で判断できることだと思います。

 

 

とくに何かを決めるときに、そのステップを知っていることは大きな武器です。

 

何をどの順番で考えていったらいいのかというのは、意思決定(decision-making process)と呼ばれ、学ぶことができます。

 

自分で決めることができると自信が生まれます。

 

今度、大学で意思決定について教えることになったので、ここでも紹介させていただきたいと思いました。このコースでは、何かを決める際に、どの順番で何を考えていけばいいのかについて効果的に「考えるため」の型と順番について学びます。

 

《Coure Descriptions》

 

Understanding and knowing the ways and steps to collect and analyze the information and be able to make sound judgement and responsible decisions has become such an important skill and asset in academic life, work-settings and our life in today’s complex, uncertain and fast-changing world.

 

The overall aim of this course is to equip students with the abilities to make informed and thoughtful decisions by utilizing and examining the information made available by media critically and productively.

 

By using Spencer Johnson’s book ’Yes or No The Guide to Better Decisions’, students will learn the steps of an effective decision-making process, namely collecting and gathering information; identifying the options or alternatives; checking the assumptions and evidence; examining possible scenarios for each option; discerning what matters; choosing and taking actions; and making an objective reflection.

 

 

Some of the questions we will look at to improve our decision- making processes are: do I have enough information in order to make an informed and effective decision? Where do I go to obtain the missing information? What alternatives or options does this piece of new information imply or tell us?

 

This course will also look at the ‘ten instincts’ (Factfulness by Hans Rosling) that tend to distort our perspectives of the world and prevent us from seeing how actually it is.

 

Participants will practice, examine and apply those concepts, frameworks and steps through in-class exercises and assignments in a form of pair work, group work, reports and presentations.

 

Due to the experiential and participatory nature of the course, the course requires participants’ engagement to create and nurture a respectful learning environment.

 

 

《Goals》

 

By the end of this course, participants will:

 

(1) Understand the importance of examining and making the effective use of the information in order to make sound judgement and informed decisions;

(2) Have better understanding of an effective decision-making process;

(3) Develop awareness of possible biases and instincts to affect our perspectives.

 

 

 

《Schedule》

【1】Introduction to the Course and Learning Guides: Learning how to ‘learn’

【2】 How ‘fact-ful’ are we?- Examining instincts and biases that influence our perspectives

【3】Tools to Express Opinions(circle process)1: Procedure, process and practice

【4】 Tools to Express Opinions(circle process)2: Procedure, process and practice

【5】 Decision-making process1: Collecting and Analyzing Information

【6】Decision-making process2: Questioning and Reviewing Information

【7】Decision-making process3: Questioning and Reviewing Options and Assumptions

【8】 Decision-making process4: Understanding Values and Needs

【9】Decision-making process5: Creative Questioning and Reflection

【10】 Empathy and Perspective-taking: Interviewing

【11】Presentations(1)

【12】Presentations(2)

【13】Presentations(3)

【14】Presentations(4)

【15】Reflections on the Course and Summary

 

 

《Text Book》

 

Spencer Johnson(1993) Yes or No: The Guide to Better Decisions, William Morrow Paperbacks.

 

 

《Reference Books》

Pranis, Key(2015). Little Book of Circle Processes: A New/Old Approach To Peacemaking , Good Books.

Rosling,Hans(2018). Factfulness: Ten Reasons We’re Wrong About The World – And Why Things Are Better Than You Think, Sceptre. Schirch, Lisa and Campt (2015).

The Little Book of Dialogue for Difficult Subjects, Good Books.

リック ウォレン(2015) 『人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための42章』パーパスドリブンジャパン

スペンサー ジョンソン(2015)『1分間意思決定 ― 決断力が身につくた った1つのルール』ダイヤモンド社

ハンス&オーラ・ロスリング(2019)『FACTFULNESS(ファクトフルネ ス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 日経BP社

 

世界幸福度ランキングー所得よりも幸福に影響するもの= 健康, 人間関係 そして?

世界幸福度ランキングというものがあります。

 

2018年3月14日に国連が発表した「世界幸福度報告書」によると、幸福度ランキングの第1位はフィンランド、最下位はブルンジで、日本は54位でした。

 

ここで興味深いのは、どのように幸福度のか?という幸福をはかる要素としてあげられているものです。

 

この指標では、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つの要素が分析に使われています。

 

そして、この研究では、オックスフォード式の心理的幸福感を測る質問を用いて、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つについて幸福感と相関するかについて分析が行られました。

 

一番にあげられたのは、(1位)健康、次に(2位)人間関係でした。

 

そして、個人的に興味深いと思ったのは、3位に挙げられたのが、所得よりも学歴よりも先に「自己決定」である点でした。自己決定とは「自分で決めること」です。

 

一般的には所得が多いとより幸せになると思われるかも知れませんが、所得よりも「自分で決めること」の方が、幸福度への影響は強いという調査結果が明らかにされたのです。

 

神戸大学社会システムイノベーションセンターによる研究

https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

 

自己決定度を評価するにあたっては、「中学から高校への進学」、「高校から大学への進学」、「初めての就職」について、自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ね、幸福感に対して「自己決定」が強い影響を与えるということが指摘されました。

 

その結果に対して、この研究は、「自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられるため」と結論付けています。

 

私自身、コーチングを受ける中で、自分で納得して決める人は、それが転職であってもどんなことでもスムーズに移行できる、ということです。

 

同時に、これまで「なんとなく」決めてきたのだれども、それはあくまである程度決まったレールの上での選択であって、ほんとうの意味で自分の生き方を決めてこなかったということに気づく方も多いのも実情です。

 

20代までは「なんとなく」行けても、20代半ば、30歳になる前、30代半ば、そして40歳になる前、人は特にこうした節目で「このままでいいんだろうか?」と思い、初めて自分の選択を考え直すという人は珍しくないように思います。

 

考えること、特に、何かを決めることは、英語でDecision-Making=意思決定と呼ばれ、自分で考えて答えを導き出すための「型」と「順序」があります。

 

次にそのステップを紹介したいと思います。

 

勉強と学びは違うものー私たちは神に似せてつくられたので成長したい、良い働きをしたい

2018年、リクルートワークス研究所発行の「どうすれば人は学ぶのか ―『 社 会 人 の 学 び』を解析する ―」という報告書があります。

 

一年間の授業が終わって、教える立場で学びについて振り返っているのもあって、そのヒントのための資料としてシェアしたいと思います。

 

「どうすれば人は学ぶのか ―「 社 会 人 の 学 び 」を 解 析 す る ―」の全国就業実態パネル調査 2018( 有効回収数 50,677サンプル )によって一つ明らかになった点は、社会人になっても学びの習慣を持っている人は約16.7%ほどで、それ以外の人たちは、「時間がない」、または「忙しいから」という理由よりは、何を学んでいいのか、どうやって学んでいいのかがわからないから、という理由によって学びがあまり促進されていないということでした。

 

多くの人が、何を学んでいいのか、どうやって学んでいいのかがわからないから回答した、とありますが、日本では、「勉強」と「学び」が混合されている面があるように思います。

 

日本語だと分かりにくいのですが、それぞれ英語にして類語を書き出してみるともう少し違いが明らかになると思うので、いくつか書き出して見たいと思います。

 

まずは、勉強(study)です。

Knowledge,

information,

course

examination

exercise

inquiry

inspection

investigation

research

review

subject

survey

analyzing

cramming

lesson

memorizing

 

記憶する、調査する、課題、詰め込む、というようなニュアンスです。

 

他方、「学び」です。

 

Advancement

Research

Literature,

Intellect,

Education,

Culture,

Enlightenment,

Illumination,

Insight,

Understanding,

Wisdom

Cultivation

 

知恵(wisdom)、洞察(insight)、文化(culture)、耕す(cultivate)といった言葉が並びます。文化(culture)と耕す(cultivate)は、同じラテン語を語源としていて、文字取り耕す、文化的なものを育てるというニュアンスです。

 

 

勉強では知識や記憶記、課題といった単線のタスクですが、学びは、敢えて表現するならば球体的で重層的な成長の営みでしょうか。

 

ですので、学びというのは科目と勉強したり、資格をとったりすることとイコールではありません。

 

「私たちは神に似せて」つくられたので、私たちの中には「成長したい」「良い行い」を行いたいという強い欲求が埋め込まれています。

 

「良い行い」とは世間的に評価される立派な行い、という意味ではなく、神に似せてつくられたとあるように、本来つくられた姿に戻りたい、そのようになりたい、という、しゃけが川を一生懸命に泳いで上がってくるようなものだと思います。

 

ですから、学びとは、自分の仕事、日々の生活の中で人に愛を示すことができたり、親切にすることができたり、一見退屈そうな仕事に自分にとっての成長の意義を見つけることができたり、これまでできなかったことができるようになったり、人を助け導くことができるようになったりと、自分が成長をしていることが感じられる、「資格」や「勉強」よりも、より大きい捉え方だと思います。

 

ですから、勉強が得意ではなかった、好きではなかったからといって、新しいことを学んだり、自分が成長することをやめないでください。これは全く違うものです。

 

自分はどこに向かっているのか、

 

自分が成長しているかどうかを定期的に振り返る習慣が持てるとさらにいいと思います。

 

 

verse 2

 

「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。」ピリピ2:13

From 3.11 to 2020 & Beyondー神の津波と日本

人にその人しか果たすことのできない神様からの計画、目的(plan、purpose)が与えられているように、国にもまったく同様に神による計画が与えられていると言われています。

 

「神の津波 日本、そしてイスラエルへ」(Peter Tsukahira著)という本 (原著2003年出版)があります。

 

著者のピーターツカヒラ師は、アメリカ生まれの日系アメリカ人で、国務省で働いていたお父さんがライシャワー在日大使の下で働くよう日本へ派遣され、ツカヒラ氏は、1961年から家族と共に10代を東京で過ごしたというユニークな経歴を持ちます。

 

その中で、日本には神によって与えられた使命がある、と言います。

 

それは何かと言うと。。。

 

その前にちょっと、もう見た人も多いと思いますが、今回のコロナウイルスに対する各国の対応に少し触れておきたいと思います。国のビジョンということにも関係すると思うからです。

 

台湾では天才大臣と呼ばれるオードリー・タン(唐鳳)氏がプログラマーのバックグラウンドを活かして、マスクの見える化をしたり、緊急時に発生しやすいデマ情報の拡散を予期して呼びかけを発信し、人々が「本当に必要な人にマスクを譲ろう」と応答した、と伝えられています。https://v.gd/sY4VgJ

 

シンガポールでは、対策のために団結を示す姿勢として、政治家の給料1割カットが打ち出されました。この記事で注目すべきは、給料カットではなく、むしろ副首相(Heng Swee Keat, Deputy Prime Minister & Minister for Finance, the Republic of Singapore)の決意と一致のあるビジョンに満ちたメッセージでした。

 

‘ We are united in our determination to preserve and enhance jobs, as well as support businesses impacted by COVID-19. We are united in our confidence that Singaporeans come out of this outbreak stronger. As long as we stay united in resilience, trust and solidarity, and to build better lives for all in Singapore, we will get through this — together.

Our unity will set the foundation for Singaporeans to press on and write the next chapter of our Singapore story. All of this is within our reach, if we work as One Singapore. Above all, let us never stop thinking and working for tomorrow.’

 

シンガポールと言えば、27年ほど前にアメリカ人の少年が器物・公共物の損壊行為等を行ったことで鞭打ちの刑を科され、アメリカ政府は刑の執行を猶予するよう要請したものの、シンガポール政府は鞭打ち刑を実行に移し、国際的に話題になりました。

 

リー・クアンユー首相(当時)の政権は経済を力強く牽引し、安全だけど独裁的、家父長的というようなニュアンスで語られました。

 

シンガポールのIT企業で働くアメリカ人の知人からは、国といっても23区ほどの領土しかないし、安全でハイテクで全て整っているけど「退屈」という声を聞くこともあります。

 

そういう面も実際あると思いますし、実力主義の国でもありますから、単純にシンガポールが住みやすいと言えるわけでもありません。

 

また、給料1割カットを打ち出したのも、世界の投資の中心地とアジアのビジネスセンターであり続けるために、対外的に分かりやすくアピールする必要もあったのでしょう。

 

それを踏まえても、シンガポールのメッセージからは、国全体が進化し続ける、前を見据えた視点を感じました。

 

今では一人当たりのGDPは、日本よりもイギリスよりも高いシンガポールですが、1964年東京オリンピック開催の時には、まだイギリスの植民地で、シンガポールという国さえ存在していませんでした(1965年8月9日独立)。

 

シンガポールより約2年前早く独立した天然資源のマレーシアに比べ、「何もなかった」小さい島国をどう発展させたらいいのか ーリー・クアンユー首相(当時)は、不眠症で倒れることもありながら、「他の国が必要とする国になる」、「我々にあるのは戦略的な立地条件と、それを活かすことのできる国民だけだ」という考えに至り、次々と施策を具現化していきました。

 

その一つは、国民一人ひとりが自立し、社会的責任を担える健全な精神を養うことだ、ということでした。

 

シンガポールの発展については別に譲りますが、本当に「知恵」をもって発展をしてきた国なのだと思います。

 

日本も同じく島国でありながら奇跡的な経済発展を遂げてきた国です。

 

わたしは、3.11の1年後、仕事でバングラデシュにいましたが、一日の稼ぎが100円にも満たない多くの人たちが、日本の復興のためにたくさんの寄付をしてくれたことを知りました。

 

その後、同じ年にフィリピンやスリランカでも「私たちは日本の復興を願ってます。戦後の焼け野原の状態からあそこまでの経済大国になった日本は私たちの希望です」ということをたくさんの人が伝えてくれました。

 

「神の津波 日本、そしてイスラエルへ」(日本語訳2011年)の中でも、冒頭で2011年3月の東日本大震災のことが触れられています。(ちなみに、2003年出版の原書タイトルはGod’s Tsunamiです。)

 

神の津波 日本、そしてイスラエルへ

 

以下引用(p.11, p.278-p.283)。

 

「これまでの歴史で、日本は地と海からのこれほどの惨状を経験したことはなかった。この恐ろしい自然災害を通じて、神が日本に何かを語りかけておられることを、私たちが理解することが必要だ。この地震と津波はかつて起こったことがない規模で、文字通り全国民を震撼させた。この意味ははっきりしている。

 

日本が、一つの国民として変わるときが来たのだ。新しい時代に適応するために変わらなくてはいけない。昔ながらの方法や考えは、もはやこの国の繁栄を保ち、発展させていくことができない。今こそ、新しい道への勇気ある一歩を踏み出さなくてはいけない。」(p.11)

 

…(中略)…

 

「日本は今、霊的な危機の中にある。自殺者の数は近年減ってきているが、一年あたりの数で二万人を超えており、国際的にとても高い水準だ。若者たちが命を絶っているだけでなく、中年の男性の自殺数が多いのが日本の特徴だ。彼らは『サラリーマン』と呼ばれ、会社に人生を捧げ、日本の「奇跡的な」経済成長を負ってきた人たちだ。

 

今日、彼らのうちの多くは、職業的な安定感を失ったことによって、自分たちのアイデンティティーの重要な部分を失っている。

 

この危機は、経済危機とされがちだが、私はむしろビジョンの危機だと考えている。

 

日本の人々は、今も熱心に仕事をし、高品質の製品やサービスを生み出している。しかし、国の政治的な指導力に対する自信と、将来に向けての社会的な指針、方向性を失ってしまった。

 

今日の日本は、まだ見ぬ新しいビジョンを得るために、馴染みはあるが時代遅れとなってしまった過去のビジョンを手放さなければならないという苦しみの中を通っている。

 

…(中略)…

 

過去一世紀の間、二回、あと一息で世界のリーダーになるところまで来た。

 

最初は、第二次世界対戦前、軍事力によって領土を拡大していたときだ。これは軍の失敗に終わり、広島と長崎への原爆投下による悲劇で終結した。

 

二回目は、戦後、工業的・商業的に領土を拡大していったときだ。戦後の日本の経済成長は、西欧社会にとって脅威となった。

 

1980年代に、ハーバード大学教授、エズラ・ボーゲルは、著書「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の中で、日本が世界経済のリーダーとして、アメリカを超えつつあると書いたが、世界中がそれを感じていた。しかし、日本の時代は1990年代に「バブル経済」がはじけるとともに終わり、その後は二十年近く経済のマイナス成長と停滞が続くことになる。

 

日本は神によって創られ、使命を与えられている。世界のリーダーとなる使命だ。しかし、神はそれを、肉の力、つまり軍事力や経済力でしてはならないと命じておられる。

 

リーダーとなるためには、生ける神から国家に与えられる力強いビジョンが必要だ。」

 

以上引用終わり。

 

今回の政府の対応を目の当たりにして、政府や日本という国のこれからについて思いを寄せることになった人も多いと思います。

 

オリンピックという過去の成功物語以上のことを描くことができず、それになんとかしがみつこうとする姿は、別の言い方をするとビジョンの欠如とも言えます。

 

日本に「新しいビジョン」が必要であることに、同感です。

 

今回のウイルスによる嵐の最中の「宝」の一つは、もうとっくに機能していないのに、かろうじて成り立っているかのように見えるモデルや価値観が今や壊れていること、そして新しいビジョンの必要性がよりはっきりしたことでしょうか。

 

国の大統領や政治家、アメリカのエンターテイメント業界のスターたちのために助言や祈りの働きをするショーン・ボルツという人がいます。

 

日本ではあまり知られていませんが、国の大統領や政治家に対して祈りを取り成したり、メッセージを伝える働きというのがあります。「神の通訳者ー自分や周りの人のために神の声を聞く」という本の中で人物は「仮名」で書かれていますが、非常に面白いです!

 

彼はこう言います。

 

「人は愛していないものに対しては、権威を持てない。」

 

愛している分だけ、相手は心を開いてくれる、という意味です。

 

英語でIntercessionという単語があります。

[名]仲裁,仲介,調停,執り成し(とりなし)をすることの意味です。

とりなし、または、とりなしの祈りは、他者に代わって神に祈る行為のことを言います。

 

今回、台湾でのウイルス対策が評価されていますが、台湾の人たちは祖国のために日常的に祈っていて、今回のような緊急時を見据えて、特に2018年からは指導者へのとりなしを行っていたと言われています。

 

私も最近とりなしの力を体験しました。

 

ちょっと前に、スピーチのクラスの大学の授業で、学生たちが素晴らしいスピーチをしてくれたことをシェアさせていただきました。

 

最初はモジモジみんなの前に出てきて、下を向いてボソボソ話すような学生もいたのに、最後は素晴らしいスピーチを次から次へと披露するので、「あら、この素敵な子たちはどこに隠れていたのかしら?!」と後ろに座っていた先生がびっくりしたという話しです😲

 

たった14回ほどの授業で、しかも英語もスピーチについても教えた部分はほんのわずかだったのに、最後に学習曲線が急上昇⤴️⤴️⤴️したのは、「とりなし」の祈り(学生の祝福を祈り、そして他の人たちにも祈ってもらう)と、あわせて、「神様のまなざし」で学生たちを見てあげるということが大きな力となったのではないかと思っています。

 

わたしも、「神様のまなざし」で受けとめられる時、大きな愛に包まれ、安心感に満たされる中で、神の導きの中にある安心感、軽やかさ、将来へ開けていく感覚をはっきりと体感したことがあります。

 

そのような「神様の愛のまなざし」を、私たちは国にも向けることができるので、日本という国を「神様の愛のまなざし」で見ることができるということです。

 

ショーン・ボルツは、こう続けます。

 

「私たちは社会に欠けていることだけに焦点を当ててしまいがちです。…  でも、神が既に何をなさったのか、そして自分たちが何を達成できたかに目を向けないと、何が欠如しているかにフォーカスしてしまい、神の業の全体像を見ずに社会正義や人権のために戦おうとしまいます。

 

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのような先駆者たちは、今ある限界を遥かに超えた全体像を見ていたのです。神のみ心にあるものを呼び起こすことが必要なのです。」

 

二人とも神様の視点というものがあるんだよ、ということを教えてくれています。

 

そして、すでに大きな流れの中で日本が位置付けられているとピーターツカヒラ師は言っています。

 

原著は2003年の出版ですが、サウジアラビアでの石油施設の攻撃や中東におけるシーア派とスンニー派の分断による二分化などが、17年も前にすでに予見され、書かれている通りに今まさに中東、世界情勢が動いていることに驚きます。

 

ただ、この本の焦点は、予見や予知というよりは、そこには神の計画という大きな全体像があるんだよ、という点にあります。

 

地上1メートル75センチくらいの視点だと、問題ばかり見えますが、もっと高い高い大きな神様の視点がある、ということです。

 

その視点を日々の中で広げ、物事を見ることができるようにただ今訓練中ですが、今回の騒動でその必要性をさらに強く感じています。

 

最後に日本の指導者のためにお祈りをしたいと思います。

 

日本で一番大切なことが一番大切にされ、必要なことが知恵をもって速やかに行われますように。そのために必要な資源と人材が最大限に活かされますように。

 

この国を愛し、この国の指導者たちを敬い、彼らのために祈れるように私たちを整え、その心を支えてください。

 

日本の指導者たちを助け、知恵を与えてください。

 

日本にあなたがくださった使命とビジョンを見せてください。

 

私たちがあなたの愛を日々溢れるほどに受け取ることができるように助けてください。私たちの心を柔らかくしてください。

 

神さま、あなたの愛がどれだけ広く、長く、高く、深いかがわかるように私たちを助けてください。

 

私たちの心が愛で満たされ、愛に留まることができるように私たちを助けてください。

 

The LORD will fulfill his purpose for me; your steadfast love, O LORD, endures forever. Do not forsake the work of your hands. (Psalm 138:8)

 

Psalm 138

感謝の奇跡ー幸せの扉を開く29のカギ

ユダヤ人の人生読本であるタムルードには、「世界で一番知恵のある人は学ぶ人であり、世界で一番幸せな人は、感謝しながら生きる人である」ということばがあるそうです。

 

最近、感謝の奇跡を体験しました。

 

お茶を飲みながらサントリーホールに向かって、「素晴らしい演奏をありがとうございました」と心の中でお礼を言っていました。

 

何度も素晴らしい演奏を味わせてもらったことがあるからです。

 

すると、なんと、その3週間後にサントリーホール主催のバックオフィスツアーにお誘いを受けることになりました。

 

なんと、指揮者や演奏者がリハーサルをしたり、待機する部屋を見れるというのです!これは音楽ファンにとってはたまりません。興奮して当日を迎えました。

 

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バブルの頃、東京に足りないものは文化だ!と言って、採算度外視で、サントリー創業者・佐治元会長がサントリーホールをつくったそうです。その佐治元会長のホールに対する想いを知り、世界的指揮者のサインコーナーではズービンメタのサインもみつけました。

 

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指揮者の部屋ではズービンメタも座っただろうソファーに座りました。

 

 

観客のいないサントリーホールで指揮台にたって、ズービンメタのような気持ちで指揮棒を持つことができました。(感動😂。。。)

 

このままでは、音楽オタクの記事のようになってしまいますが(笑)、お伝えしたかったのは「感謝をすることでさらにいい体験を呼び寄せる」という原理です。

 

サントリーホールに向かって心の中でお礼をしていたら、こんな貴重な機会に誘われる機会に恵まれました。(と本人は思っています笑)

 

「幸せの扉を開く29のカギー一生感謝」という本の中に、「幸せだから感謝するでのはなく、感謝するから幸せになる」とあります。

 

ほんとうにその通りだなあと思います。

 

「いいことがある時に感謝するのは簡単だけれども、小さいことに感謝をみつけること、そして、一見感謝するような状況じゃないことにも感謝できることは『謙遜のこころを持つ人の特権です』」という本の一節が最近こころの中をめぐっています。

 

そんな境地に向かって、一つ一つ感謝の気持ちを育てています。

 

「幸せの扉を開く29のカギー一生感謝」オススメです。

 

https://www.amazon.co.jp/一生感謝―幸せの扉を開く29のカギ-吉田英里子/dp/4904308050

 

 

 

 

 

自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい

先週末、ガーナから日本にやってきたばかりの友人の子どもたち二人がうちに遊びにきてくれました。

 

簡単なご飯をつくったのですが、中一と高三の男の子なので、びっくりする位にたいらげるよ!と聞いてはいたものの、わたしの用意した分があっという間になくなって、びっくりしました(!)😆

 

みごとな食べっぷりでした!

 

それを見ながら、高校二年生のときにニュージーランドに留学したときのホストファミリーを思い出して、一年間もほんとうによく毎日ご飯をつくってくれたものだと感謝の気持ちで思い出しました。

 

私が帰国した後、わたしの両親が今度はうちの番だといって、一年間フランス人の男の子を迎えホストファミリーになりました。

 

わたしが大学一年生のときで、妹とわたしは部屋を彼に渡して、和室に布団を敷いて寝たりしたのですが、彼がきっかけでうちの家族はワインとチーズにはまり始め、その後、両親は彼の家族に会いにフランスに旅行をしたりしています。

 

父はもう30年以上も毎週末ある電話当番のボランティア活動をしています。

 

ガーナの子たちの食べっぷりを見ながら、わたしは両親から「与えるのは受け取ること」という原則を教えてもらっていたなと思います。

 

母としては4人分つくるのも5人分つくるのも変わらないと思っていたのかもしれないけれども、たった一回ご飯をつくるのは簡単だけど、一年になるとまったく違いますよね。

 

日本語のわからないときには、気をつかうこともありますし、病気になったら病院に連れていったり、保護者会にも出席します。

 

でも、新しく誰かを家族として迎えるという体験、彼の家族とのフレンドシップ、その後も続いている手紙、その後妹が留学したこと、などなどすぐに思い出す思い出や恩恵だけでもたくさんあります。

 

でも、もっと感じるのは、これは直感的に感じることなのですが、それ以上に何十倍もの恩恵を両親、そして家族全体に与えていただと感じることです。本当に感謝です。

 

それは、何をしたというよりも、見返りを求めないあり方に対してだったと思います。

 

やはり、与える人には返ってくるのだと思いました。

 

与えるとは「なにかをすること」とは限らないですね。

 

例えば、

誰かにあいさつをする。

笑顔をかえす。

目の前の人のいい点をみつける

相手をほめる

家族、友人、知人に思いやりのある言葉をかける

相手の健康や幸せ、成功を祈る

 

などです。

 

4歳の姪っ子は与えるのがとても得意です。

 

近所の電気屋さんのおじさんに満面の笑顔でニコニコと笑顔をふりまきます。

 

わたしは思い立ったら「元気?暑いけど元気でね」と頭に浮かんだ人にLINEメッセージを送ります。気持ちは四歳児のようにね!😊(笑)

 

喜んで与える人を神は愛してくださるからです。Ⅱコリント:9-7

 

自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい。ルカ 6:31

 

 

 

世界的ヒット映画グレーテストショーマンの主題歌「This is Me!」の深いメッセージとは?ほんとうのTHIS IS ME!とは?

たった一人の意見や基準であなたの能力を決めてはいけない!

あなたが評価される場所へ行こう、という記事を先日書きました。

 

関連記事→

たった一人の意見や基準であなたの能力を決めてはいけない!あなたが評価される場所へ行こう

 

それもその通りなのですが、同時にその根底に、

自分は十分に評価されていない、

評価されなければいけない、

または自分が自分を評価していない(だから他人の評価を求める)、

 

であるのならば、「苦しみの構造」に気付く必要があります。

 

その構造が変わらなければ、一生評価を求めて不満足な気持ちを抱えたまま生きていくことになってしまいます。

 

「苦しみを生む構造」として、

 

「私はこうあるべき」、「私たちは完璧であるべき」というぜったいに叶うことのない理想像、そして、「自分はこうである」という幻想があるかもしれません。

 

私たちは自分と他人と社会と両親と神とパートナーと子供たちと何千と言う「合意」を結んでいます。

 

その中でも最も重要なのは、「私はこうだ」という自分に関する合意です。

 

今世界各地でヒット中の映画「グレーテストショーマン」のメッセージは

「THIS IS ME!!!」です。

 

「合意」とはどういう意味でしょうか?

自分に対する合意とは何でしょうか?

 

自分に何かほんとうの「This is me」なのでしょうか?

 

その質問へのヒントを探るために、

世界各国で翻訳され500万部以上の大ベストセラー(『ニューヨーク・タイムズ』紙上にて、七年以上のベストセラーを誇る)ドン・ミゲル・ルイスの著書The Four Agreements (邦題:「4つの約束」)を引用します。

 

とくに、”人間の飼い慣らし”のプロセスについて分かりやすく書かれています。

表現は一見簡単でシンプルなのですが、ページを開く度に発見があります。

 

以下引用です

(一部編集あり)

 

=====

人間は常に夢を見ている。

人間は「社会の夢」、「地球の夢」とも呼べる大きな夢を外側につくり出している。

地球の夢とは、社会の信念、法律、宗教、文化、常識的あり方、政府、学校、国民の行事、祝日などで成り立っている。

 

外側の夢にはたくさんの規則があるので、大人は子供の心にそうした規則を教え込む。

何が受け入れられ何が受け入れられないのか何が良いことであり何が悪いことなのかを学ぶ。

 

外側の夢は私たちの注意を引きつける。

どんな情報でも合意に基づいて蓄積される。

 

しかし、もしそれに合意しなければ、その情報が蓄積されることはなかったはずである。

私たちが合意した瞬間、私たちは、それを信じるようになる。

それを私たちは「信念」と呼んでいる。

 

こうして私たちは他の人たちを喜ばせるため、「いい子」であるために本当の自分以外の者のふりをする。

ママやパパを喜ばせようとする。学校の先生を喜ばせようとする。

私たちが本当の自分でないもののふりをするのは見放されるのが怖いからである。

やがて私たちは自分でないものになっていく。

 

こうした飼い馴らしのプロセスの中で私たちは立派なお利口さんでやろうとして完璧性と言うイメージを作り上げる。

私たちは皆から受け入れられるためにはどうあるべきかというイメージを作り上げる。

でも、私たちは決してこのイメージにはフィットしない。

なぜならこのイメージはリアルなものでは無いからである。

この観点から自分を見たとき、誰も決して完璧にはなれない

 

 

完璧ではないために私たちは自分を否定する。

飼い馴らしの後では、もはや誰も、どんな人に対しても十分にお利口ではありえない。

自分に対しても満足できない。

なぜなら「自分はこうあるべきだ」という理想のイメージに合格しないからだ。

 

 

私たちは自分がこうあるべきだと思ったことなれなったことに対して、自分を許せないのである。

 

私たちは自分と他人と社会と両親と神とパートナーと子供たちと何千と言う合意を結んでいる。

最も重要なのは、自分に関する合意である。

その合意であなたはこう言う。

 

私は何者である。

これが私である。

これが私の信じることである。

私はこれこれができる。

これは可能である。

これは不可能である、

などなど。

 

たったひとつの合意ならば別に問題ではない。

しかし私たちは、自分自身を苦しめ、失敗させるような実に多くの合意を結んでいる。

 

もし喜びと充足に満ちた人生を望むならば、恐れを基礎にした合意を破らなければいけない。

恐怖から発する合意は多くのエネルギーを使う。

私たちは誰もが一定の力を持って生まれてくるが、残念なことに私たちはその力をこうした合意を結ぶこと、合意を守ることに費やしている。

私たちのエネルギー力は散乱してしまい、その結果、私たちは無力感にとらわれてしまう。

 

こうした合意を一つ打ち破るごとに、それを作るのに費やしたすべてのエネルギーが戻って来る。

愛から発する合意は私たちのエネルギーを保ち、さらに多くのエネルギーを得ることができる。

自分と新しい合意を結ぶことができる。

地獄の夢で生きるかわりに、あなたは新しい夢を創りはじめる。

 

あなたの天国の夢を。

 

===

 

Four Agreements ドンミゲルルイス

 

古代メキシコの「トルテック」の智恵にもとづいた、我々を覚醒させ、人生をすみやかに変え、真の自由と幸福をもたらすことができる力強い教え。苦しみを生む自縛的信念から逃れる方法を説く「四つの約束」

 

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自分は何もできませんという 「偽りの謙虚さ」と自分を誰かの下にする自己卑下は実は「傲慢(ごうまん)」

自分に正直になるということは
自分を小さくしないということ
自分は何もできませんという
「偽りの謙虚さ」と自分を誰かの下におく「自己卑下」は「傲慢さ」です。
あなたの人生はあなただけのものではありません。
あなたがこれまで体験した経験、あなたが感じていること、あなたに与えられた教育、日本に生まれたあなたに与えられた機会、神さまから生まれもって与えられた能力や才能はあなただけのものではありません。
偏差値や学校や社会の一つの評価軸で自分の能力を決めつけてはいけません。
自分を狭い箱の中からそっとゆっくり出してあげましょう。

 

震災の時神戸に行って、紛争の南スーダンを経て、23年ぶりに神戸の街を歩いてみて感じたこと

神戸の街を歩きました。

 

神戸は仕事が目的でしたが、阪神淡路大震災から丸22年経って「日本の目覚め」はどうなったのか?

 

私たちは何を学んだのか?何が変わったのか?変わらなかったのか、を自分の目で見て感じたいと思ったからでした。

 

1995年は「ボランティア元年」と呼ばれました。

 

私も救援物資を集める活動に参加して、1日中鳴りやまない電話の受付けをしたり、神戸へ行って、集まった洗濯機や自転車を配布しました。

 

ボランティアスタッフの移動と物資の運搬のためにトヨタ自動車が無償で大型バスを提供してくれたり、運輸省(当時)の人も一緒に来てくれたりと、「何か今までとは違うことが起きている」という感覚がはっきりとありました。

 

1日中鳴り続ける電話をとり続けて、人の中には「自分も役に立ちたい」という気持ちがあるものなんだ、と感じたり、みんなが一つになることによる「人間の底力」も「より大きな力」も感じました。

 

神戸東遊園地①

 

神戸東遊園地②

⬆️三宮駅 神戸市役所すぐ側の慰霊が行われる東遊園公園。

 

「シンドラーのリスト」など、数々の名作を世に送り出したスティーブン・スピルバーグ監督が「なぜ戦争をテーマとした映画をつくるのでか?」と聞かれて、こう答えています。

 

「戦争は人間を極限におき、人間の選択を問うからだ」と。

 

大変な時こそ、人と社会の真価が問われるという面があるのですね。

 

神戸で読んだ新聞の震災後23年の特集にはこうありました。

 

「震災がなかったら起業なんて考えなかった。でも一生懸命に生きることが生き残った人の使命だから」

 

震災がきっかけで奮起された方が人知れずたくさんいらっしゃるのだと思いました。

 

神戸新聞.jpg

 

国や社会全体がどう変わって、変わっていないのかは、改めてもっと詳しく書きたいと思いますが、

 

「復興」という時、私たちは元と同じように戻ることといった漠然としたイメージを思い浮かべますが、これだけの震災・災害が起きた後で、当然ながら街が単に元どおりに戻るわけではありません。

 

戦後の経済復興を経て、大きいもの・ハコモノが幅をきかす、それまでの延長ではなく、21世紀に向けて日本はどんな社会をつくりたいのか?どんな価値を新たに生み出し、世界に発信していきたいのか?という私たちの「再生」と「持続可能な社会」のビジョンが求められていたのだと思います。

 

その宿題は、東日本大震災へ持ち越され、そして少子化、人口減少が急速に進む中で、現在進行形で今でも続いています。

 

日本人は決められたレールを真面目に懸命に取り組むのは得意ですが、これからは新しい発想や価値を生み出すことにもっと重きをおくことができます。

 

それから、南スーダンなどにいた体験から感じたのは、それぞれの方の個人レベルでの「傷ついた体験」は23年経ってもまだ癒されていない面が大きいのではないか?ということでした。

 

南スーダンにしろ、いわゆる「トラウマ」の影響というのは、時間が経てば自然に解消するものではありません。

 

そうした影響は「世代間トラウマ」と呼ばれ、数十年、大きな戦争になると100年(4世代〜5世代)単位で影響があるとも言われています。

 

神戸生まれ・神戸育ちで、自らも被災して、避難所暮らしを送ったという友人に区役所や公園を案内してもらいましたが、被災して住宅をなくして以来、大阪や東京へ引っ越して「神戸はこわい」とそれ以来ほとんど戻ってきていない人も実はけっこういるということでした。

 

東日本大震災のときに始めて、「ああ自分は当時の影響がまだ残っているかもしれない」と気づく人も多かったそうです。

 

東日本大震災でこそ、心のケアや傾聴ボランティアがより一般的に認知されましたが、1995年当時はPTSDやトラウマケアという言葉もほとんど知られていませんでした。

 

また、ベトナム戦争やアフガンとイラク帰還兵がごく身近に存在して、PTSDが一般的な社会問題として認識されているアメリカと違い(逆になんでもPTSDというレッテルを張り過ぎる傾向もありますが)、また、日本人の気質からそうしたことを話したり、認めることは「恥」であるという感覚はまだ強いように感じます。

 

ただ、最近では、トラウマケアは「心の傷」というよりは、全身体的な課題であって、PTG (post-traumatic growth=トラウマ後の成長)という概念があるように、新しい自分に生まる「再統合」の機会としても認識されています。

 

人間は危機を体験すると、本能的に「闘争/逃走反応」 (fight or flight)として知られる「戦う」、または「逃げる」行動をとります。

 

戦うことも逃げることもできなかった時には、身体は文字通り身体はフリーズし、竜巻のようなエネルギーが外へ解放されず身体の中に溜まることになります。

 

そのエネルギーが数週間のうちに解放されるか統合されないと、いわゆる「トラウマ」の状態を引き起こすことになります。

 

危険を察知し身体全体に信号を送る「扁桃体」は、まだ「非常事態」が続いていると認識するため、「交感神経」が 優位になり、副交感神経系が機能できません。

 

結果、常に身体に緊張や凝りがあったり、眠りが浅い、リラックスできなかったり、不安や怖れが深い部分で残っていたりします。

 

鹿などの小動物がライオンやチーターなどの肉食動物に追われてうまく逃げられた時、 追われた動物は、「ぶるっぶるっ」と体を震わせて生体に留まっていたエネルギーや恐怖をふるい落とします。

 

動物ぶるぶる②

人間の場合、動物のようにエネルギーの解放ができるわけではないので、人間は身体に残っているトラウマのエネルギーを意識的に外に出す(解放する)必要があります。

 

 

南スーダン勤務による二次受傷(PTSD)からの回復した自身の体験を基に、丁寧に向き合います。

 

どうぞお気軽にご連絡ください。

 

info(at)peaceblossom.net

 

 

身体はトラウマを記憶する

 

 

2018年はどんな年なのか? 2017年は新しいサイクルの始まり。2018年は🙆🙆🙆の年。

2018年はどんな年なのでしょうか?

 

2017年は、新しいサイクルの始まりの年で、土台作りの年でした。

 

2017年は、2+0+1+7=10=1+0=1という、「1」というはじまりの数字に象徴されるスタートの一年でした。

 

新しい時代を

 

自分が自分に正直に生きることができるように、

自分で自分の望みを大切にしていなかった部分や

 

自分の人生を人任せにしてきたところ、

 

自分じゃ無理、自分じゃできないから、という気持ちで誰かに頼って、自分を優先していなかった部分などが明らかにされました。

 

自分にとって大切なものは何か、自分はどんな生き方をしたいのか?という自分の発想や理想を広げ、ほんとうに大切なものにたち戻させてくれるエネルギーがありました。

 

自分にとって理想のライフスタイルとはどんなものか?という自分の価値や優先順位を明確にしてくれる流れがありました。

 

「働き方改革」と呼ばれ、私たちが気づきを促されていたものの本質は「生き方改革」でした。

 

私自身、5年ほど住んできたところで駅前の再開発がはじまって、引っ越しをすることになりました。

 

リビングを何色のカーテンにしたいのか?というところから始まり、自分はどんなところに住みたいのか?どんなライフスタイルを送りたいのか?、と石垣島多拠点生活も視野に入れながら、一から自分の理想のライフスタイルを改めて考える機会になりました。

 

「理想のライフスタイル」といってもフワフワしたものではなく、

 

自分が導かれていることに対して「覚悟」が求められる機会だった、という方が真実に近いですが、引っ越しが「断捨離」とはほんとうのことで、引っ越しも落ち着き、多摩川沿いの澄んだ空気に引っ越しの恩恵を感じながら、12月からは気分すっきり新たな気分でいました。

 

さて、2018年は、具現化の年です。

 

占星術や星回りで言われているように、2018年は、2017年に築いた土台に建物を建てていく建設、実現、クリエーションの年です。

http://foreverconscious.com/astrology-forecast-2018

 

具現化といってもこれまでの延長ではなく、自分にとって大切なものを創造、築いていくというニュアンスです。

 

これまでの流れの中で、自分の中で明らかになったことを、着実に実行にうつしていく年です。

 

着実に

着実に

着実に

実行していく年です。

 

私自身、年明けの満月と共に去年とエネルギーの違いをヒシヒシを感じていました。

 

2018年もペースの早い年になるでしょう。

だからこそ、自分の中で優先順位をはっきりと持つことが求められます。

2018年は思いたったら早めのアクションがいいでしょう。

 

同時に、2018年は、日々のタスクを確実にこなしていく「着実性」が大切です。

 

しっかりとした2018年の目標(自分のフォーカス)を持ち、それを4半期の目標に落とし込み、月の目標と週の計画をたて、日々の優先順位を明確に、日々のタスクを確実にこなしていくことです。

 

目標やタスクと言っても、世間が言う成功のためでもなく、誰かに押し付けられるものでもなく、自分を無理やり駆り立てるものでもなく、自分が自分にとって大切なことを大切にできるために、優先順位を明確にして、しっかりと地に足をつけて動いていく、というイメージです。

 

もし、目標や計画、タスクと聞いて「重荷」のように感じる部分があるとしたら、まだ他人の価値観を優先させている部分があるでしょう。

 

自分にとって大切なことに正直になって、自分が自分の幸せを最優先にすると決めましょう。

 

そして、 2018年の特徴でもう一つ大切なことは、「何をやるか」よりも「なんのためにやるか」(目的、動機と意図)が大事なことです。

 

これまでの時代では、一見やっていることは同じに見えて、なんとかごまかせたことでも、これからの時代では「目的・動機の差」が大きな差となって表われてくるように思います。

 

年末の大手企業の不祥事(データ改ざん等)は、そのようなメンタリティー・体質の限界を示してくれたと思います。

 

そして、組織の理念やトップの意識レベルが一人一人の仕事の充実度にもますます直接的に関係してくるでしょう。

 

2018年も密度の濃い年になるでしょう。

 

周りに流されないで、充実した年にするためには、自分の目標(自分のフォーカス)をしっかりと持つことが大切です。

 

もしまだでしたら、2018年の目標を文字にして手帳に写し、月や週の実行プランや優先順位を日々書き出していくことをお勧めします。

 

2018年、自分の目的をしっかりと据えて一歩一歩着実に進んでいきましょう。

 

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