気性が激しい、感情の起伏が激しい、頑固、こだわりが強いなどから、母親にとって育てにくい・理解できないと感じるお子さんのタイプがいます。
その気質の多くの一つが、ごまかしが嫌いということ。
ギフテッドの姪っ子が2歳半くらいの時、テレビに映っていたメルケル・ドイツ首相とプーチンロシア大統領の会談のワンシーンについて、テレビを指差して「今何しているの?」と聞いてきました。
ウクライナ情勢の複雑なことは話しませんでしたが、
「あのね、『一つの場所についてね、お互いに自分のものだ』って争っているんだよ」、と説明しました。
そんな説明でよかったのかは自信はなかったのですが、
そしたら
あっ❗️❗️❗️
と閃いたように、「あっ、それ保育園でもあるよ。」と言って、
おもちゃ取り合うしぐさをしてくれました。
「その通り!」
「一言しか言わなかったのによく分かってるなあ」と私の方が関心すると同時に、「ああ、この子には適当な事は言えないな。出来るだけ誠実に説明しよう」と思いました。
きっと、似たような体験をお持ちの方も多いと思います。
私もギフテッドなので、自分の体験を思い起こしてみても分かりますが、そういう子供たちは、正直な大人を尊敬します。
「正直な」という意味は、なんでも知っているという意味ではなくて、
その子が発する質問に誠実に対応してくれ、
自分なりの意見をその子にシェアしてくれることです。
もし聞かれたことが分からないなら「分からない」と言ってもいいし、
「その事についてはよく知らないから後で調べてみるね」、
「調べてみるからその時一緒に考えてみようね」、
と言うとたいてい「うん」と言って納得してくれます。
他にも、大人同士でも答えるのが難しいテーマについて聞かれることはよくありますが、
「そうね、これはちかちゃんの個人的な意見なんだけどね、こうじゃないかなって思う」などと、出来るだけ答えるようにしています。
私のカナダ人の友人に小学校の時から世界のことに興味があって、なんで「ルワンダの虐殺」が起きたのか?と、学校の先生に聞いたら、
「そういう難しいことは大人に任せて、かわい子ちゃんはさあお勉強しましょうね。」と言われて憤慨した人がいます。
その10数年後、彼女は世界各地を周りドキュメンタリーを作成し、20代後半でTEDにも登壇しています。
http://theparadigmshiftproject.org/project/
彼女のお母さんは幸いにそういう彼女の質問を自然に受け止めてくれたそうです。
子供は彼女・彼らなりにとても真剣に質問をしているので、大人がごまかしたり、適当な答えを続けていたら、その内にその子たちは失望して自分の殻に閉じこもってしまいます。
子供たちは大人が忘れてしまった本来なら聞かれて当たり前の質問をわざわざ投げか私たちに思い出せてくれているという「大仕事」を担っているのでしゃないか?なんて思います。
⭐️⭐️⭐️このブログについて⭐️⭐️⭐️
私自信が「ギフテッド」という自覚のある今、「理解できない苦しみ」と「理解されない苦しみ」が少しでも埋まったらいいなと思ってこのブログを書いています。ぜひ似たような人たちにご紹介ください。urlのリンクはこちらです。chikaonaka.com