海外へ行く人必見!ー安全を創る3つの視点①

 

誰と誰が争っていて何が原因なのか?

 

最近の世界情勢をみていると、なんだか紛争やテロが多いようだけれども、ニュースでも「ホームグランドテロ」という言葉は聞いても、断片的な情報ばかり。

 

民族が違うと人は争うのか?

いったい何が原因なのか?

私たちは何を知ったらいいのか?

 

本質的なことを知りたいと思っている人はけっこういるんじゃないか?

大学の講義での反応などを見るととても強く感じます。

 

そんなことを自分の体験を含めてただ今、執筆作業を進めていますが、その中から今日紹介したいのは、

 

このような世界情勢の中、

なんらかの危険が実際にあるのかどうか、

何に目を配り、意識を向け、

どう判断したらいいのか?

ということに対する視点です。

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実際、私が南スーダンで働いていたと言うと、よく危ない目にあったことはありますか?怖くないですか?と聞かれます。

もちろん、日本に比べれば直接的な被害に巻き込まれるという可能性だけでなく、医療施設の有無から病気にかかる可能性まで「リスク」レベルは格段に上がります。

 

例えば、南スーダンで働いていた時には、万が一人質にとられた時のための訓練を受けましたし(アフガニスタン、南スーダンやソマリアなどに派遣される人は現地に赴任してから受けることが義務付けられています。国連だけでなくNGOの人もこうした研修を受ける体制がとられています)、

東ティモールでは銃が発砲された場面で近距離に居合わせたこと、また、南スーダンでは兵士に直接銃を突きつけられたことが一回だけありますが、相手はお金をせびってきた兵士だったと判断できたので落ち着いて対処できました。

 

私たちは知らないことに対して必要以上に「不安」を覚えます。いわゆる「未知の恐れ」と呼ばれるものです。

 

まず、現状を確認をすることから始めたいと思います。

 

さて、質問です。

私がいた南スーダンを例にとります。南スーダンの場合の国連要員の死亡原因と割合はいったい何だったと思いますか?

 

① 病気 68%

② 事故 18 %

③   分類不明 6.65%

④   直接的原因 6.65%

(UNMIS 南スーダン国連PKO 2010年度の場合)

 

病気の原因の多くはマラリアです。病院施設が限られていること、インフラの不備で輸送手段が限られるため、状態がひどくなった時に搬送まで時間がかかる(場合によってはヘリコプターを使う)ことが理由として挙げられます。

実際、現地でのストレスレベルが日常的に高いことが認識されないまま、毎日「がんばってしまう」こと、積み重なったストレスが免疫レベルを下げてしまうこと、マラリアくらい大丈夫だと思ってしまうこと、マラリアだと気づかないこと、があります。実際、母国では実戦を経てきた頑強そうな軍人たちがマラリアで命を失くしたケースが私の周りでもありました。

二番目の原因は、交通事故です。PKOの場合は、軍事オブザーバーや文民を含め、日常的に視察やパトロールのために自分で車を運転する必要のある職種が多々ありますが、交通事故は大きな死亡原因の一つです。

南スーダン(独立前)の場合、直接的原因での死亡は6.65%ということになります。そうした出来事が組織的なものなのか、突発的なものなのかという点で「脅威」の認識は大きく変わりますが、まず、アフリカで一番長い内戦をしてきた南スーダンでされ、国連要員の人たちの一番の死亡原因が93.35%紛争ではない、と事実を確認したいと思います。

 

その上で、

なんらかの危険が実際にあるのかどうか、

何に目を配り、意識を向け、

どう判断したらいいのか?

という視点です。

 

その中から、例えば、リスク分析や脅威分析と呼ばれるものを、紛争地での情勢の分析に応用し、

安全面でのリスクレベルを脅威(threat)× 脆弱性(vulnerability)と捉える考え方を見ていきます。

海外へ行く人必見!安全を創る3つの視点③

ここまでは、リスクは、脅威のレベルを適切に認識し、脆弱性(vulnerability)に対して働きかけることができるという考え方を紹介しました。

ただ、こちらは脅威に対して、こちら側の脆弱性に対して対応するという受身的な対策しかできないのでしょうか?

次には、脅威のレベルを適切に認識し、それに対する脆弱性(vulnerability)を下げると同時に、どうしたら相手の動機に働きかけることができるか?

 

別の言い方をすると、③ こちらは相手にどう働きかけることができるのかという視点を見ていきたいと思います。

 

リスクは脆弱性(vulnerability)を下げ、また相手の動機に影響力を及ぼすことによって、予防の割合をより高くすることができます。それをここでは、「仲裁的予防」と呼びます。

仲裁的予防とは、相手の関心やニーズ、心配事を含め何が相手のインセンティブになるかを全体的に捉え、能動的に働きかける考え方です。 そのための視点は以下の5つの点です。

◯ ポジション (Position)⇒ 彼らの公式な見解・ポジションは何か?

◯ 心配事 (Concern)⇒ 彼らの心配事は何か?

◯  ニーズ (Needs)⇒ 彼らのより深いレベルにおけるニーズは何か?

◯  動機 (Motivation)⇒ 相手にとっては何がインセンティブになるか?

◯  圧力 (Pressure/Disincentives)⇒ 相手にとっては何が圧力になるか?

 

これらをまとめると、脅威は脅威のレベルを適切に認識し、それに対する脆弱性(vulnerability)を下げ、相手の動機に働きかけることにより、積極的に紛争を予防することができる、ということができます。

 

ここまでをまとめると以下のようになります。

 

ある状況が本当に危険なのか?を判断するためには、

① 相手の意図や動機、目的は何なのか?を理解すること (脅威)

②こちらが相手にどう見られているのか(脆弱性)

③ こちらは相手にどう働きかけることができるのか (影響力)

の三点です。

特に、自分が思っているイメージ、または、こちらが伝えたい印象と現地の人が受けとっている印象の間にギャップ?があることがあります。例えば、このような質問が役に立ちます。(続)

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安全のリスクレベルの考え方 = 脅威(threat)× 脆弱性(vulnerability)

安全(情勢分析)面でのリスクレベルの考え方を一つご紹介します。

やや専門的な話しになりますが、全体的なリスクレベルを、脅威(threat)× 脆弱性(vulnerability)と捉える考え方です。

1、まず、何が脅威なのか?という点においては 能力×意図×機会の3点に注目します。

例えば、ある勢力の脅威のレベルを検討する場合、

そのグループの能力、意図、機会にそれぞれ注目します。

 

◯ 能力⇒ 人員、リソース、資金源、統制能力はどうなのか?

◯ 意図⇒ こちらに危害を与える理由があるとしたら何か?動機は何か?グループ全体の目的、歴史的背景は何か?

◯ 機会⇒ 最近の例や前例からパターンがあるか?それによると機会は増えているのか減っているか?

その国によって、明らかな勢力がいる場合、個人がゆるく繋がった意図のはっきりしない組織など様々なケースがあります。

 

2、次に、脆弱性(vulnerability)は、個人または組織の能力や社会的、環境的要因が含まれます。

この場合の能力には、安全に対する知識、住居や車両といった設備や手段が含まれ、

個人的またはコミュニティの社会的要因には、歳、性別、民族、宗教、政治的属性、社会的地位、国籍などが含まれます。どの国籍や宗教や政治的属性がリスクになるかはその時々の政治的な情勢などによって変わります。

環境的要因は、その国の中で住んでいる地域がどこであるのか(都市の中心地なのか、空港の近くなのか、軍の設備などの近くなのか)などに関することです。

これらを総合して、安全面でのリスクレベルを脅威(threat)× 脆弱性(vulnerability)と捉えることができます。

 

やや難しい言い方になりましたが、コントロールできない面はあっても、

リスクは脆弱性(vulnerability)を下げること = 予防出来る面を増やすことで下げることができる、

つまり予防の大切さがこの式からも確認することができます。

予防・予防・予防です!

 

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赴任国に着いたら安全対策のために家族全員で確認する場所

海外に赴任されている方の「安全対策」が見直されています。

今年1月以来、世界情勢の影響で個人旅行でさえキャンセルをする例もあり、海外赴任者とご家族の不安が高まっているという背景があります。海外赴任者に対する安全対策という点ではまだまだ意識が薄いと言わざるをえないのが現状のようです。

過度に不安になる必要はありませんが、知っておくのと知らないのでは全く違います。

では簡単に安全対策に関するクイズをしましょう。

 

Q1. まず赴任国に着いたら安全対策という面において、家族全員で確認する場所を3つ挙げて下さい。

Q2. 赴任国に着いたら子どもに◯◯の使い方を教えましょう。

Q3. 出張で泊まるホテルの部屋は何階のどの辺がいいですか?

A1. ①職場、学校、スーパーなど家族が立ち寄る場所を地図上で確認し、②家からその途中にある警察や同僚、友人など関係者の住居を地図上で確認する。

⇒ 万が一の時に途中で助けを求めることの出来る場所を事前に頭にいれておくため。

A2. 家族に公衆電話の使い方を教える。

⇒ 携帯電話を盗まれた、混線している時などのための連絡手段を複数確保しておくため。

A3. ホテルの部屋は2階~7階の間のエレベーターから近い部屋を予約する・選ぶのが好ましい。⇒ 2階以上は侵入を防ぐと同時に7階以下で階段による移動を簡単にするため。エレベーターから近い部屋を選ぶと、廊下で長い間一人になる時間を避けることができる。もし、不安になるようだったら部屋を変更してもらうこと。

 

安全=命ですから、

海外に人を送る企業・組織が海外に送られる人の安全を考えるという姿勢は当たり前ながらとても大切だと思います。

海外に派遣される人が大切に扱われれば、海外というただでさえチャレンジが多い環境の中で、

より自信と誇りをもって働けることに繋がると思います。

 

赴任してから家族全員で安全のための確認すべきことはまだまだあります。

 

海外赴任者のための安全対策②に続く

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海外赴任者にとっての最大のストレス要因は、◯◯との関係

海外赴任者にとっての最大のストレス要因は、現地スタッフの関係・マネージメントだと言われています。

安全対策という視点においても、現地スタッフとの関係が今までに増して重要にっています。

以前は、海外赴任をされる方は比較的英語も得意で、海外生活に興味のあるようなタイプの方が多いものでした。

一方、近年は、製造業の製造拠点が海外に移ったため、技術者の方の海外赴任が増え、マネージメントやコミュニケーションの面でストレスを体験される方も多いようです。

例えば、技術職としての専門性が買われ海外に赴任したものの、文化やコミュニケーションスタイルの違いから、現地スタッフとの間に距離や誤解が生じるというケースです。

そこに生じるのは「なんでそんなことまで言わなきゃ分からないんだ」「だから○○○人は困る」と今までのやり方が通じなくストレスをためる海外赴任者と、「日本人は何考えているのか分からない」とやはりストレスをためる現地スタッフとの関係です。

これが、モーチベーションの低下、ミスの増加、期限を守らない、といった受動的な形での抗議という形で現れることもあれば、場合によっては、処遇への不満・抗議、出勤拒否、賃上げ紛争・デモの実施といったより積極的な形での抗議という形で出る場合もあります。

 

上手くいっていない時…

もしかしたら、こんなことは当てはまりませんか?

 

◯「解決」モードになって、彼らの言っていることを「聴いて」いない (自分の要望が理解されたと感じられないの で不満が残る)

⇒ 彼らが本当に理解して欲しいと思っていることは何ですか?

◯ 彼らが伝えようとしていること、なんでそう言うのかを理解していない

⇒「報酬を上げて欲しい」の下にある欲求は 何ですか?

◯ どちらかの意見が「正しい」と思っている。

⇒選択肢がどちらでは解決しない。win-winな方法とは?!
◯ 文句を言わせたままにしている。(現地スタッフの依存的態度を助長している)

⇒どうしたら現地 スタッフに責任を共有してもらえるのか?

◯ 日本人が全てを背負ってしまう

⇒ 現地スタッフの関与を拡げるにはどうしたらいいか?

 

赴任者は本社と現地スタッフとの間の「板挟み」におかれがちであり、さらに帯同家族のケアをしなければならないなど、その重圧は相当なものです。

 

赴任者の方が現地に着いてから充分に本来の力を発揮できるよう、想定される課題に対して事前に準備をするお手伝いをいたします。

詳しくは、http://peaceblossom.net

info(at)peaceblossom.netまでお問い合わせください。

お手数ですが、(at)を@に置き換えてご連絡くださいませ。

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海外赴任者が安全対策のために現地スタッフに聞くこと

安全対策は、海外赴任者の方、特にご家族で赴任されている方にとって日々の生活に直結する課題です。日々安心に過ごすことができることは、赴任されている方が仕事に集中できる土台でもあり、海外赴任自体の体験をも左右することになるでしょう。

ただ、過度に心配したり不安になることは逆効果ですし、なにより、せっかく海外でいる間にご自身が体験できること、またお子さんに体験させていただきたいなと思います。

安全対策という視点においても、現地スタッフとの関係が今までに増して重要になるでしょう。

 

◯ 私たち・私たちの会社・組織はこちらの社会においてどういう風に見られていますか?

◯ 何を改善したらいいですか?

 

ー彼らは本音でそれを伝えてくれますか?

ー現地スタッフとの信頼関係をより強めるには何ができますか?

ー現地スタッフはどんなことを求めていますか?

 

海外赴任者にとって、グローバルなコミュニケーション能力がますます求められています。

真のコミュニケーション能力を身につけることは、自分自身のストレスを軽減し、安全を確保することの一番堅実な手段だと思います。

海外赴任先でご家族で安全のために確認すべき3つのことは?

海外に赴任されている方の「安全対策」が見直されています。

安全対策は、海外赴任者の方、特にご家族で赴任されている方にとって日々の生活に直結する課題です。日々安心に過ごすことができることは、赴任されている方が仕事に集中できる土台でもあり、海外赴任自体の体験をも左右することになるでしょう。

過度に心配したり不安になることは逆効果ですし、なにより、せっかく海外でいる間にご自身が体験できること、またお子さんに体験させていただきたいなと思います。

例えば、

◯ 赴任される国に着いて、ご家族全員で安全のために確認すべき3つのことは何でしょう?

現地社会との関わりの多い奥様が知っておくべきことは何でしょうか?

◯ 安全対策としてお子さんに伝えることことは何でしょうか?

最近の世界情勢で、赴任に対する不安はもちろん、個人旅行でさえキャンセルをされる例があることを身近に耳にしました。

なにより強調したいのは、日々安全に投資をするという視点です。

Peace Blossomの提供する研修では、例えば、このような項目を扱います。

① 海外赴任者のための安全対策 : 基本編

② 海外赴任者のための安全対策:家族で確認すること

③ 海外赴任者のための安全対策: 住居編

④ 海外赴任者のための安全対策 出張・移動編

⑤ 海外赴任者のための安全対策運転・公共交通編

⑥ 海外赴任者のための安全対策: お子さんに伝えること

⑦ 海外赴任者のための安全対策: 現地社会との関わり

そして、なりより帯同される奥さまに安心してもらい、味方になってもらうという「戦略的な投資」です。

Peace Blossomは帯同ご家族向けの研修も行っています。

安全対策を扱える点では日本の中でも数少ない会社です。

奥様に味方になってもらえるならばその価値は、それこそ何十倍だと思いませんか?

お気軽に info(at)peaceblossom.net までお問い合わせください。

(at)を@に変えてください。

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日本のママの中東での奇跡「この国で生きていくためのキーワード」

最近の世界情勢で海外は危ないと感じる人は少なくないかも知れません。

 

もちろん、流動的な最近の世界情勢の中、場所によっては夜遅くになったら外出しない、デモなどの人ごみを避けるなど基本的な対策は守ることは大切です。

 

ただ、必要以上に心配することは、現地での生活が苦痛になってしまいますし、個人的にはせっかくそこでしか体験できないことを楽しんで欲しいなと思います。

 

安全対策として知っておくべきことを知ることはもちろんですが (http://赴任国に着いたら安全対策のために家族全員で確認する場所とは?)

 

現地社会のことを知ること、地道に現地の人たちと信頼関係を築いていくことは、ますます大事になってくるんじゃないかと思います。

 

姉(魂の姉)のご家族は、国際機関や政府で働く旦那さんの仕事で、15年以上ファミリーとして、イスラエルやエジプト、東ティモール、インドネシアなどたくさんの国に赴任してきました。

 

エジプトのカイロに在住の私の姉より 、素敵な体験を聞いたのでご紹介したいと思います。

 

エジプトの政情不安で一時避難帰国した体験なども経て、エジプト(中東)で暮らすキーワードを挙げてくれました。

 

 

 

~以下抜粋です~

 

嬉しかった今朝の出来事です。

 

毎日息子を学校に連れて行くのですが、こちらから挨拶するのもあって、毎日たくさんの人が挨拶をしてくれます。

ご近所の人、商店の人、門番の人、護衛の人。。。けっこう沢山の人と挨拶をかわします。

そんな日常の中、毎日同じポイントである男性とすれ違うことに気づきました。

彼と出会い始めて1か月。毎日同じ時間に同じ道を歩いているから、その方と出会った日を覚えているほど。

ちょっと不思議な雰囲気。ひげもじゃでちっちゃな帽子をかぶっていてイスラム服を着てる人。なぜか、イスラム服のすそが他の人より少し短いんです。古いリュックを肩にちょって速足で歩く。目つきが鋭くて、なんというか忍者みたいな雰囲気。

 

何度も挨拶をしようと、めを合わせようとしたり模した1か月。

そして、昨日。なぜか目があい。お互い微笑んだ。

息子と「特別な笑顔だったね」と。

 

そして、今日。

また、彼とすれ違う。すたすた、飛ぶように歩く彼。

すれ違い様に、お互い目があって初めて「サバアルヘール」と挨拶をした。

きれいな笑顔だった。

 

彼はきっとイスラム同胞団の人だと思う。

それから、いつも出会う近所のお店や護衛さんたち。

なんだか、イスラムさんとあいさつを交わせた嬉しさに、私も息子もなぜか嬉しくてにこにこ。

それを察してか、出会ういつもの護衛さんたちも、大きな声で、にこやかに「おはよう」と言ってくれた。

 

エジプトー笑顔・挨拶。

 

これが、この国で生きていくためのキーワード。

 

~以下、抜粋終わり~

 

ちなみに、このご家族の旦那さんは、通勤途中に毎回50人位に声をかけるそうです。

「こちらからみんなに笑顔で挨拶をしていれば泥棒位なら止められると思うんだ」と。

だんなさんの一言に妙に納得してしまいました。

 

 

関連記事:

◯  奇跡のファミリー「なんでアラブの子たちはトマトを投げてきたのか?」

◯ 中東での奇跡「あなたにどうしても伝えたいアラビア語があるの」

あなたにどうしても伝えたいアラビア語があるの」 ー パレスチナと日本のママの奇跡の体験

 

 

 

海外を訪れる・海外で働く人のための安全対策の視点とは?

海外赴任者の方々の安全対策の見直しが緊急に行なわれています。昨今の世界情勢の変化で赴任に対する不安はもちろん、個人旅行でさえキャンセルをされる例も少なからず起きていると聞きました。

安全対策は、海外赴任者の方、特にご家族で赴任されている方にとって日々の生活に直結する課題ですよね。日々安心に過ごすことができることは、赴任されている方が仕事に集中できる土台でもあり、ご家族全体の海外赴任自体の体験をも左右することになるでしょうから、対策できるところは対策いただいて、海外赴任という貴重な体験を、ご自身とご家族・お子様のために有意義な体験にしていただきたいと思っております。

安全対策は、南スーダンや東ティモールといった紛争地で働いていた私にとっても日々の生活に直結する課題でした。国連の場合、この数年地域によってはテロの直接的な対象にもなっている背景もあり、例えば、以下のようなテーマを安全対策の一環として扱いました。

 

◯ 通勤時に注意する点

◯ 安全対策としての住居の選び方

(どんな対策や設備、連絡手段の用意があるとよいか)

◯ 出張先のホテルの選び方

(何階のどの位置に部屋をとるのがいいか)

◯ レストランではどこの席に着くのがいいか

◯ 日常的なコミュニケーションで気をつけること

◯ デモやストライキが起こった際にとるべき行動は

◯ 万が一、人質にとられた時のための行動と心の保ち方

◯ コンパスや地図、GPSの読み方

 

確かに、事前に知っておく事で対策をできる部分やちょっとしたことで未然に防げることは多くあると思います。

そして、例えデモやストライキが起きたとしても落ち着いていられます。

ただ、

長年南スーダンや東ティモールといった紛争地で働いてきた体験から言えるのは、

安全対策のためにまず大切な視点とは、

「私たちはどう見られているのか?」という視点を持つことだと思います。

 

政情が流動的である程、

外国人である私たちがその社会における自分たちを見る視点と、

実際、現地の人からどのように見られているか(perception)との間にギャップがあることがあります。

 

例えば、これは世界的に知名度もあり中立と人道の立場をとる国際赤十字委員会もこの例外ではありません。国際赤十字委員会の主催する研究会に委員として呼ばれたことがありますが、その時に話し合われたのも、まさにこのperceptionのギャップの問題でした。

 

私たちはこの社会の中でどう見られているのか?

 

この問いは今更に重要になっています。

 

Peace Blossomは、安全対策に関する研修を提供しています。

詳しくは、http://peaceblossom.net

info(at)peaceblossom.netまでお問い合わせください。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご連絡くださいませ。

 

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パレスチナと日本のママの奇跡ー「あなたにどうしても伝えたいアラビア語があるの」

私のお姉さんとご家族が中東で体験した奇跡のお話しです。

 

私の姉(魂のお姉さん)は、この数年は旦那さんのお仕事の関係でイスラエルとエジプトにいました。

私の初任地の東ティモールの山奥で知り合い、ご一緒させていただいて以来、その後私がいろいろな国で平和支援に関わろうと思えたのは、お姉さんと旦那さんが電気のない環境でも明るく、温かく分け隔てなく現地の人とかかわる姿勢を見せてくださったお陰でした。

 

さて、2年前にカイロにご家族を訪ねた時、お姉さんの栄さんとご近所を散歩することになりました。

 

お姉さんには、息子さんと娘さんがいるんですが、お母さんって毎日食事の用意をするから買い物に行ったり、子どもを学校に行かせたりと現地社会との接点が多いんです。

 

お姉さんの場合、

スーパーはあるけど、近所の商店の方が野菜が新鮮なのでそこに通う内に、そこの店員さんと仲良くなって、おしゃべり。

 

息子と娘の学校選びのため、学校を何件か見学して、自分の目と耳で確かめないといけないから、そこに通う人やいろんな人とお話し。

 

息子さんはイギリス系の学校へ、娘さんは地元のアラブ系の幼稚園に通うことに決まり、

新しい学校生活がはじまり アラブ人のママから外国人まで新しいママ友とのお付き合いがはじまり

息子さんも娘さんもなんとか新しい学校に慣れはじめ、やっと一安心。

 

ふっー、海外で子供を学校に通わせることはほんと「一大プロジェクト」ですね。

海外赴任をしているご家族のお母さん・奥さまの役割の大きさを思います。

 

 

争い事の多い土地柄、学校で相手から言いがかりをつけられたこともあったそうです。

 

息子さんと話し合い、誤解は誤解だとはっきり伝えよう、と。

「はっきり言ってやったわよ。『私は神の名のもとの真実を信じています』って」 。

 

娘さんは、アラブ系の幼稚園に通うのですが、アラビア語がペラペラになり、幼稚園で習ってきた遊びを家でもしたがるので、ついに家でもアラビア語をしゃべり出します(!)

 

近所を散歩している時には、スーダン人の人たちがやっている小さな食堂をみつけて、娘さんと一緒にふらっとのぞいてみたりもします(カイロには他の中東やアフリカからの移民の人がたくさん住んでいます)。

 

 

息子さんも娘さんもあらゆる国籍の子たちと友達になるから無邪気に聞くそうです。

 

なんで〇〇ちゃんとは同じ学校で遊べないの? (現地のアラブ系学校に行く時もあればインターナショナルスクールに行く場合もあります)

なんでパレスチナにいる◯◯ちゃんはこっち(イスラエル)には来れないの?と。

 

世界には経済、国籍、教育、移動の制限といったさまざまな「格差」が存在する事、さてなんと説明したものか?

 

子供はちゃんと大人の言うことを覚えているから親も必死です。

 

旦那さんの支援先のパレスチナで、あるご家族と仲良くなり、家族ぐるみのお付き合いが始まったことがありました。

 

パレスチナに行くには途中何カ所もイスラエル軍の検問を通らないと行けないので、旦那さんの職場の許可が必要になるので、いつも会いに行けるわけではありません。

 

あなたに会いに行きたくても行けないの、と伝えた時には、最後にあなたにどうしても伝えたいアラビア語があるの、とパレスチナ人の友人の奥さまが一生懸命に伝えてくれたそうです。

 

「I love you. I love you in God.」

 

(あなたを愛している、あなたを愛している、神の中において)

 

そして、栄さんも言いました。

 

「I love you. I love you in God.」

 

「いつか、必ず家族であなたの家族を訪ねます。

きっとその日はくる事でしょう。ありがとう、ファワーズさん一家。」

 

 

栄さんは、

 

もしかしたら、その方々にとって初めて会う日本人かも知れないー

初めて言葉を交わす日本人かも知れない ー

その人は何かの時に栄さんの言った何気ない一言を思い出すかも知れない ー

今、中東が混乱する中でこの力はなにより大きいと思うのです。

 

 

ちなみに、後ほどファワーズさん一家はその後日本に来日する機会があり、奇跡の再会を果たしたそうです。

 

当たり前だけど、全てのひとは女性から生まれる。

今世界で争っている人も、どんな人も、どんな人も。

子ども達は母が伝えたことを身体で覚えて大人になっていく。

生まれてくる子ども達に平和を伝えることができたら?

世界はよりよい場所になっていくと思うのです。

Thailand May 09 047

⬆️ 母なるナイル川@南スーダン・ジュバよりーカイロで地中海に合流

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