燃え尽き症候群や他人にノーと言えない人は自分の領域をチェックしよう

ストレスへの対処の仕方はいろいろあるけれども、より根源的な見方の一つに、「境界線(boundary)」または「領域」という視点があります。

 

領域とは何かと言うと、簡単に言うと、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

境界線について自分も体系的に学びたいし、上手く説明できたらいいな、と思っていたら、バイロン・ケイティー(彼女の著作「タオの教え」は読むだけで心が落ち着きます)の「ザ・ワーク」という本の中にとても分かりやすく説明されている一節をみつけました。

 

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(以下彼女の本を元に少しアレンジ)

 

世界にはたった三種類の領域しかありません。

 

私の領域、他人の領域、そして神の領域です。

 

 

私の領域とは何かと言うと、簡単に言うと、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

私たちがコントロールできないもの、それが神の領域です。

 

ストレスの多くは、自分の領域から離れた時に起こります。

 

(あなたは)時間通りに来るべきだ

(あの人は)仕事に就くべきだ

(彼は)もっと愛情表現をするべきた

(母は)もっと私を理解するべきだ

(洪水は)起こるべきではない

(戦争は)起こるべきではない

などなど。

 

そう考えている時、私たちは「他人の領域」に入り込んでいます。

 

 

もし、地震や洪水、戦争や死などについてすごい心配したり怒っていれば、神の領域に入っていることになります。

 

イライラしたり、傷ついたと感じたり、無力感を感じる時には、私たちはたいてい他人の領域に踏み込んでいる、とバイロン・ケイティーは言います。

 

これは特に「燃え尽き症候群」の人に当てはまります。

 

なぜなら、たいてい私たちは、他人の領域、または神の領域をなんとかしようと常に忙しく、自分の領域がほっぽらかしになっているからです。

 

または、自分の領域に他人が侵入していて、自分の領域がのっとられている状態かも知れません。

 

例えば、他人に「ノー」と言えなかったり、自分の価値観ではなく他人の価値観を優先させている場合です。

 

これらは、疲労困憊の原因になります。

 

または、エネルギー的にとても敏感というか繊細なつくりを持っている方で、他の人の不安が心配などのエネルギーが自分の領域に入り込んでいて、それによって本人の自覚はなくても大きな影響を受けている人もいます。

 

私のところにセッションに来られる方も含め、この境界線があいまいになっているケースは少なくないようです。

 

境界線は、何が「自分」であり、何が「自分でないのか」を明確にします。

 

 

自分が何をやりたいのか分からない、ということをよく聞くことがありますが、もしかしたら自分の領域が「自分でないもの」でいっぱいになっていませんか?

 

そういう人は、ぜひ「ノー」と言うことを学んでください。

 

 

スティーブ・ジョブズは、彼はIphoneの完成にたどり着くために少なくとも1000回は「ノー」と言ったそうです。

 

彼はNoを通じて、Yesにたどり着いたのですね。

 

そうでなかったらあんなスタイリッッシュなIphoneもIpodも生まれなかったのかも知れません。

 

逆説的に聞こえるかも知れませんが、「自分でないもの」がそぎ落とされることで、「自分」が残るのです。

 

自分の領域とは自分のための時間、身体、心、感情、思考、内なる声、魂などです。

 

今の「自分の領域」はどんな状態で、何パーセント位が「自分のもの」なのか、ぜひ意識を向けてみてください。

 

 

もし、自分のものではないもの(感情、思考、信念なども)があったら、外に出て行ってもらいましょう。

 

 

自分の領域の状態を整えることは自分の心の状態や才能の基盤になる部分です

そして、自分の領域が強固になっていくにしたがって、直感や才能は開き始め、自分が望んでいること、やりたいことも自然に明確になっていくでしょう。

 

 

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⭕️それはあなたの不安ですか?

 

 

もしかしたら、それはあなたの不安でも焦りでもないかも知れません。

 

このセッションでは、あなたの領域からあなたでないものに出て行ってもらうお手伝いをします。

 

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人間関係の問題はバウンダリーの問題だった?!ー他人に対して「ノー」と言えない人は「バウンダリーが無い状態」

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残業しないで帰ろうと思うと罪悪感を覚える。。。なんか人にいいように利用されている気がする、他人に対して「ノー」と言えない。。。

嫌なことを嫌ですとはっきり言えないで、あれこれ押しつけられて(引き受けて)パニックになる人はそんな人は「バウンダリーが無い状態」だと言えます。

または、他人の領域に足を踏み込んでいても気がつかない、共依存から抜けられない人も「バウンダリー(境界線)」の課題があります。

 

〜以下引用〜

バウンダリーとは、他者と自分の境目をはっきりさせることによって自分の責任範囲を明確にし、人間関係を健全にするためのものです。

境界線は私たちを定義します。何が「私」であり、「私ではないのか」その範囲を明確にます。

私がどこで終わり、他の人がどこから始まるのかを示します。

私が何を所有するのかがわかります。

私が何を所有し、何に対して責任を負っているのか知ることは、私たちに自由をくれます。

責任の所在がはっきりした人生には多くの可能性があります。

 

しかし、もし私が自分の人生を「所有」してなかったら、私の選択や可能性の幅は狭まります。

私たちは自らの魂を移住地とし、自分であるもの、自分でないものを明確にします。

私たちは他人に対しては責任を負いません。

 

自分の責任ではないもの、または、一人で負うには重すぎる重荷(burdens)を抱え苦しんでいる人がたくさんいます。

それを一人で負う強さも資源も知識も持たず、助けを必要としている人です。

Burdenに相当するギリシャ語の単語は「過剰な重荷」ー私たちを圧倒するくらいの思い荷物を意味します。

まるで押し潰されるような感覚です。

巨石を運ぶには助けが必要です。巨石とは、人生の危機や惨事です。

 

これに対して、Loadに対する相当するギリシャ語は、「荷物」つまり「日々の行い」です。

これは誰もが行わなければならない日々の出来事です。

例えば、自分の感情や態度も含まれます。

それぞれに与えられた責任は自分で対処せよ、ということです。

私たちが「巨石」を日々の荷物のように扱って助けを受け取らないとき、逆に「日々の荷物」をあたかも自分で背負う必要のない巨石のように振る舞うとき、問題が起こります。

 

結果、前者では果てしない苦しみ、後者では無責任が生じます。

 

私の責任の「境界線」がどこにあり、他人のそれがどこから始まるのかを判断することはとても重要なのです。

 

『境界線ーバウンダリーズ』ヘンリークラウド・ジョンタウンゼントより引用

 

では私たちは何に責任を負うのか、についても詳しく見ていきます。(続)

ギフテッド8つの強み②:ギフテッドの子の強みとチャレンジは「同じコインの表と裏」

ギフテッドであれば、知能も高いので勉強もでき「羨ましい」というのはギフテッドに対して単純な誤解のある見方です。

ギフテッドだけでなく、誰もがそうなように、ギフテッドの子ならではの強みとチャレンジもあります。いわば、「同じコインの表と裏」のような関係です。

 

ギフテッドの8つの強みに関する「ポジティブな側面」と「上手にお付き合いする側面」を2回に分けて紹介しています。

 

カナダのAlberta Learning(アルバータラーニング)とAlberta Associations for Bright Children (AABC) アルバータ協会が共同で製作した『ジャーニー: ギフテッドの親のためのハンドブック』(The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented)を参照にしています。

 

① 高い知能 (Advanced Intellectual Achievements)

② 高い言語能力 (Verbal Proficiency)

③ 好奇心が旺盛 ( Curiosity)

④ 創造性 (Creativity)

⑤ エネルギーが高い(High Energy)

⑥ ロジカルシンキング(Logical Thinking)

⑦ 繊細さ(Sensitivity)

⑧ ユーモアのセンス(Sense of Humor)

 

 

エネルギーが高い(High Energy)

ポジティブな側面:

活発である。

・新しい体験をすることに意欲的

・一度にいろんなことができる

 

上手にお付き合いする側面:

常に刺激を必要とする。

・動き回る(多動である)。

・頭も体も常に忙しい。

・簡単にフラストレーションを感じ、それを撒き散らす。

・集中するのが難しい時がある。

・寝付くのが難しく、寝ないのではないかと見える。

 

激しさ (Intensity)

 

ポジティブな側面:

ゴールを設定し、それを達成するために努力する

・収集する

・他の子達よりも自分の興味をさらに追求したり、問題を解決しようとしたり、課題に対する答えをみつようとしたり、ゴールを目指す

・観察する

・粘り強い

 

上手にお付き合いする側面:

頑固になる。

・視野が狭くなる。
・家族や学校での責任を忘れる。

・興味のないことに対して集中できない。

・身体能力が知的能力にマッチしないと感じるとフラストレーションを覚える。

 

ロジカルシンンキング (Logical Thinking)

 

ポジティブな側面:

数を数えたり、計量したり、測ったり、カテゴリーを整理することを楽しむ。

・地図や地球儀、チャート、カレンダーや時計が好き。

・自分の周りの環境が整理されていることを好む。

・起こった出来事に対して論理的で合理的な説明をする。

・どんなテーマに対しても、パワフルで説得力のある論点を見つける。

・規則やルールに対して理由を知りたがる。

 

上手にお付き合いする側面:

・相手を自分の都合のいいようにする。

・ソーシャルスキルを得る上で助けが要る場合がある。

・どんな事に対しても説明を求める。

・論理的でないを思う事に対して意義を申し立てる。

 

繊細さ(Sensitivity) 

 

ポジティブな側面:

・年齢が小さい時から周りの大人の気持ちや考え、経験に対して敏感に気づき理解している。

・他人の感情に対して敏感であり、他の人たちが気づかない点に気づく。

・動物に対して強いつながりを感じる。

・苦しみや暴力について質問をする。

・写真やアート、音楽に敏感に反応する。

・アートを通じて自分の感情を表現する。

 

上手にお付き合いする側面:

体験を個人的にとらえる傾向がある。

・自分には対応できないのではないかと心配する。

・こわい、不安、悲しい、落ち込むといっ体験をする

・批判されたり拒否されたりする体験を中々処理できない。

・他の人の強い感情によって自分も影響を受ける。

・簡単に泣いたり興奮する。

・食べるものや着るものにこだわる。

 

ユーモアのセンスがある (Sense of Humor)

 

ポジティブな側面:

同じ言葉でいろいろな意味を持つ謎かけやなぞなぞをつくる。

・ダジャレをつくる。

 

上手にお付き合いする側面:

クラスの中で道化師のような存在になる。

・クラスを乱す行動をとる。

・自分のジョークやダジャレが理解されないとフレストレーションを感じる。

・ダジャレやいたずらで周りを困らせる。

・他の子供達のユーモアのセンスが分からない。

 

あくまで一般論であって、ギフテッドの子に全てが当てはまる訳でもありません。当てはまらないからギフテッドではないという訳でもありません。

 

本人にとって役に立たない気質や習慣は親や大人が上手にサポートしつつ、「ポジティブな面」に注目し、長い目でやさしく「強み」を育んでいただく参考になりましたら幸いです。

 

⭐️⭐️⭐️

ギフテッドコーチング

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ギフテッドの人たちにとって大きな悩みの一つは誰にも理解されない孤独感です。「こんな私はおかしいんじゃないか?」と一人悩む方も多いのです。ギフテッドの人にとって、自分と知的レベルが同じ人と一緒に過ごしたり、理解し合える存在がいることは大きな心の支えになることが知られています。

自身もギフテッドの大仲千華が自分の体験をもとに丁寧に向き合います。国連での勤務より帰国後、心理学やスピリチュアリティー学び始める中で、自身もギフテッドであり、相談に来る人たちも姪っ子もギフテッドであることに気づき、ギフテッドに向けた情報発信とコーチングを始める。

誰もがありのままで認められ、その人の持つ強みや才能を活かすお手伝いをしたい!私がコーチングを始めた理由です。⇨ギフテッドコーチングはこちら

 

《大仲千華プロフィール》

英国オックスフォード大学大学院より奨学金(New Century Scholar)を授与され大学院を修了(社会人類学)。ニューヨーク国連本部、南スーダン、東ティモールなど国連活動の最前線において、元兵士の社会復帰支援などの平和支援に10年従事。多国籍チームのリーダーを務める。国連退職後は、国連特使にスカウトされ、米国政府(米海軍大学院)付けの専門家として、世界の閣僚経験者も講師を務める世界的なプログラムにて講師を勤める。

帰国後、PTSDから燃え尽とうつになり、何もやる気がしない・朝起きれない・働けなくなる。自分の「弱さ」やシャドー受け入れ、統合していくことを学び、数年を経て、うつを乗り越えた時に、直感能力とヒーリング能力が飛躍的に開花する。

 

クーリエジャポンで「答えを求めない勇気」連載中⇨https://courrier.jp/columns/58542/

 

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