12/10(日)開催❗️答えがない時代なら、自分の答えをみつけよう!考える順番と型を学んでつける本当の力

この講座では、「自分のとっての答え」を導きだすための考えるステップを学びます。

 

なぜ「自分にとっての答え」かと言うと、今の時代においては、答えはたった一つでは ないからです。一つの答えが全員に当てはまらるとは限らないからです。

 

考えるステップには次の三つの効果があります。

 

1、考える向きを整えてくれる

2、考える順番を教えてくれる

3、考えるための質問(型)をくれる

 

 

今時代が大きく変化しています。

 

いろんな面で激動の一年でした。

時代が今までとは違うことを感じてらっしゃる方も多いかも知れません。

みなさんは最近どんな体験をされていますか?

 

 

時代が大きく変化している時に大切なことは、自分で考えて、自分で判断できることだと思います。

 

そうした力があって、本当に大切なことを大切にできると思うからです。

 

考える力というと、ロジカルシンキングを思い浮かべるかも知れませんが、この場合の「考える力」とは、何がほんとうの問題なのかを自分で理解できて、目の前の状況を整理できることです。

 

もし決められないのならどうしてなのか何について迷っているのか、など、自分の中で起きていることを理解できることです。
 

私たちはいつも何かを選んで決めています。

 

自覚がある場合もあれば、自覚がない場合もあるでしょう。

 

いつでも完全に自信を持って決められるわけでもありません。

 

自分の体験を振り返っても、南スーダンや東ティモールに行く時など、不安で胸が押しつぶされような時もありました。

 

完全に自信があるから前に進めるわけではありません。決めた後でさえ、迷いがよぎる時もあります。

 

自分を信じるということは、自分の直感や内なる声に全身で耳を傾けて、神経を研ぎ澄ませていくと同時に、

 

自分で目の前の状況を整理して、判断する力もあってこそ前に進めていけるのです。

 

そのために、何をどの順番で考えていったらいいのかを学ぶことができます。

 

「考える」には順番があります。

 

「頭がいい人」とは、考える順番を知っているだけです。

 

なんらかの課題や問題について考えようとしても、思考がそこで止まってしまう時、なんとかしなきゃいけないと焦るばかりで、何をどうしたらいいのか分からなくなっています。

 

または、なんらかの感情が考えることを邪魔をしても気づかずに、同じところをグルグルと
回っているのかも知れません。

 

自分の思いぐせや思考プロセスを理解できると、

 

よりはっきりと

わかり、

考え、

自分で答えを出すことができます💡💡💡

 

直観.jpg

 

自分で決めることができると自信が生まれます。

閃きやインスピレーションも「考える型」を知ってこそやってきます。
 

この講座では、講師の国連や紛争地での体験を通じて体験したことや、オックスフォード大学のチュートリアル(教授との一対一対話)体験を基に、「思考プロセス」と呼ばれる「考えるステップ」をより日常的に使えるようにして学んでいきます。

 

効果的に「考えるため」の順番について学びます。どんな問題にも当てはめることができ、自分のとっての答えを導きだすため「5つの質問」を学びます。

 

思考プロセスを学ぶことには、次の三つの効果があります。

1、考える順番を教えてくれる

2、考える向きを整えてくれる

3、考えるための「型」をくれる

 

 

《この講座をお勧めする人》

⭕️プレゼン力や伝える力を伸ばしたい人

⭕️ チームメンバーの意見を引き出し、お互いの強みが活かされるような場を設けたい人

⭕️コーチやカウンセラーや教える人など、人を依存させずに援助し、効果的にサポートするための力を身につけたい人

⭕️落ち込んでしまう時に、自分で元に戻れるようになりたい人

⭕️今の仕事とやりたい方向性にギャップを感じている方

⭕️やりたいことはあるけれど、自信が持てずに前に進めなくなってしまう人

⭕️自分が何をやりたいのか、落ち着いて考える時間を持ちたい人

⭕️今までそれなりに成果を出してきたが、別の発想ややり方が必要だと感じている人

⭕️これまでの体験を整理し、未来に向けた方向性を明確にしたい人

 

《講師 大仲千華 プロフィール》

国連ニューヨーク本部、東ティモール、南スーダン等で現地国政府の人材育成や元兵士の社会復帰支援に約10年従事に従事。国連の平和支援の最前線である南スーダンでは80人強の多国籍チームのリーダーを務める。紛争国での体験から、リーダーシップや仲裁について研鑽を積む。

米軍の専門家として、世界的な研修プログラムにおいて唯一の日本人女性として講師を務める。帰国後、PTSDと燃え尽き症候群になり、起きれなくなり、心理学やカウンセリングを学び始める。

海外でトラウマケアのトレーニングを受け回復。直観能力とヒーリング能力が飛躍的に開花。

日本人がもっと自由に生きること、個人として生きる人を増やしたい、世界の役に立ちたい人たちをサポートしたいと思い、コーチングとカウンセリングを始める。

 

《日時》

2017年12月10日(日)9:30-12:00

 

《場所》

スクエア荏原第2会議室

アクセス➡️http://www.shinagawa-culture.or.jp/hp/page000004000/hpg000003907.htm

 

《参加費》

3,000円(税込み)

 

⭐️お申込み⭐️

定員に達しましたのでお申込みを締め切りました。

⭕️お申込み⭕️ありがとうございました!

 

「内なる声に従っている人が一人いる方が、そうでない人を何百万人も集めたよりも大きな力になる」

 

この講座は、新しい時代をつくるリーダー育成事業の一環です。

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12/11(月)@上智大学17:00~19:00でお話しします!対話は全身をかけた「闘い」だ

人は対話をソフトなものと言います。ほんとうの対話とは全身をかけた「内的な闘い」です。

 

不安やおそれ、相手への疑いがすぐに部屋に充満します。

 

紛争当事者がテーブルをはさんで激しいやり取りを繰り広げる中、この会合が失敗に終わりそうだと他の人たちが感じ始めても自分の落ち着きを保ち、上手くいく方向にフォーカスし続けることができるか???

 

そんな数ヶ月の「内的な闘い」を経て、争い合う個人同士でも個人レベルでは信頼が生まれるのを見ました。

 

そしてこの「闘い」は日本でもどこでもごく日常的にあることに気づきました。

 

怖れは怖れしか生みません。

 

難しいテーマである程、会議室には言葉にされなくてもすぐに不安や疑い、怒り、フラストレーション、失望が蔓延します。

 

ただ、そんな状態では、同じ意見と同じ結論しか生みません。

 

「自己認識力」と「内的な強さ」こそが、今の時代を生き抜く鍵だと思うのです。

 

 

「本当に生産的な結果を生みたかったら、私たちは内的な強さを持たないといけません。自己認識力を持ち、自覚の質が高くなるほど、結果は自然についてきた」

シーラ・エルワージー(ノーベル平和賞に3度ノミネート)

 

そんな時に新しい発想ややり方に導くことのできる「考え方」や「自己認識力」、「内的な強さ」とはどういうものでしょうか?

 

12/11(月)@上智大学17:00~19:00でお話しします。

 

シンポジウム「みんなのグローバル・キャリア」

http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/news/2017/11/globalnews_2548/1122news2

 

日本の大学を卒業後、グローバルに活躍する女性たちをパネリストにお迎えし、ご自身のキャリアを切り拓いたきっかけやちょっとしたヒントを来場者と共有します。

日時:12月11日(月)17:00~ (予約不要、入場無料)
場所:四谷キャンパス2号館17階1702

パネリスト:
近藤明日香氏(日本経済新聞社FT事業室兼グローバル事業局)
大仲千華氏(株式会社Peace Blossom 代表・元国連PKO局武装解除社会復帰専門官)
伊藤久美氏(みずほ証券投資銀行部門)
河村愛氏(開発コンサルタント・グリーンエイト株式会社)

司会:
新井範子(経済学部経営学科教授)

ファシリテータ:
細萱伸子(経済学部経営学科准教授)

フライヤー(PDF)は  こちら

 

なぜ日本人は有名人が暴行や事件を起こすと騒ぎ立てるのか❓❗️その下には⭕️⭕️の自分像が隠れている

日本では、有名人が暴行や事件を起こすと大きな注目を集めることがあります。

「ほらみろ、我慢して抑えないとああなるぞ」という声が聞こえるようです。

 

日本は本音と建前の社会と呼ばれるくらい、ほんとうはみんな知っているのに口にされない、「こうであるべき」ことと「現実」の分離が大きい社会だと言えます。

 

もちろん、「間違いがない」という意味で完璧な社会も組織もそもそも存在しないのですが、そういうことを口にしたり、健全に話し合うことも習ったこともないし、そもそも人間の中には欲望や衝動などネガティブな面が存在するということをどう扱ったらいいのかわからない、という戸惑いのようなものも感じます。

 

ただ、闇の部分を否定して、抑えつけるだけでは、それらを一時的にカーペットの下に隠してしまうだけで、かえって、その問題に対処することを難しくしてしまいます。

 

なにより、誰の中にも存在するものを否定するだけでは、不寛容で生きずらい社会を作り出してしまいます。

 

 

誰の中にも「ポジティブ」な面も「ネガティブ」な面があります。

人間の中には「善人」も「悪人」もいます。

強みもあれば弱みもあります。

 

車の運転を始めると突然態度が変わる人は誰の周りにも一人や二人はいると思います。

 

最近は、心理学者によってポジティブな面ばかりを強調することの弊害が指摘され、「ポジティビティー・バイアス」と呼ばれています。

 

例えば、ポジティブな面ばかりを求める人は、

ーネガティブなことに対する免疫力が低い

ー予想外の出来事が起きた時に対処できにくい

ーネガティブはいけないという思い込みを強化している

ーネガティブな側面や感情を否定することはポジティブな感度も麻痺させる

ーネガティブな感情・側面が資源や才能になることを見逃している

ーネガティブの存在価値を無視している

ーポジティブもネガティブも両面あって全体をなすという理解がない

などです。

 

ただ、私たちは「怒ってはいけない」「感情的になってはいけない」「いじめはいけない」と言われてきたものの、自分の中の「ネガティブ」な部分や「シャドー」に対する理解もなければ、適切な対処の仕方も習ったことがありません。

 

 

これまで、私たちの「シャドー」に対する典型的な対処方法は、「批判する」、「避ける」、「真逆を繕う」でした。

 

お役所のポスターのように、「いじめをやめよう」「パワハラはいけない」「暴行はゆるせない」と言うことは簡単ですが、「いけない」というだけでは、それが無くならないことは誰でも知っています。

 

人は、自分の中のネガティブな面に触れるとすごく嫌な気持ちがするので、誰かを責めたり、批判したくなります。

 

誰かを批判すると一瞬は気分がよくなる気がするのですが、実はかえってその気持ちを「強化」してしまいます。

 

次に私たちがとる作戦は「避ける」です。

 

あの人を見るとどうしてもイライラする、ともかく嫌だ、という体験は誰にもあると思います。

 

理屈はわからないけれども、「ともかく嫌だ」と感じてしまうのです。身近な人かも知れないし、職場の人かも知れないし、テレビでみかける人やドラマの登場人物かも知れません。

 

そして、その人を避けようとするのですが、なぜか場所や場面を変えても、似たような人に出会ったり、同じような体験をすることがあります。

 

実は、これは決して珍しいことではありません。実際、わたしがコーチングで出会う方の中でも、よくよく話しを聞いてみると、似たような体験を繰り返していることがあります。

 

相手がどんな人であれ、どんな課題であれ、避け続けることは根本的な解決にはならないので、そこにはその人にとって向き合う課題があるのです。

 

そして、「真逆を繕う」という作戦です。

私たちは誰もがあるレベルにおいて、自分の中の否定的な考えや欲望、衝動の存在に気づいています。

同時に「『本当の自分』の姿がばれたら嫌われるのではないか」という潜在的な怖れを持っているので、無意識に自分を一生懸命に抑えようとしています。

 

「本当の姿」を隠すために、仮面を何重にもかぶることになります。

 

「人当たりのいい人」になる人もいれば、「冷静で頭のキレる人」になる人もいれば、「がんばり屋さん」になる人もいれば、「優秀で常に完璧にこなす人」になる人もいます。

 

あまりに隠したいので必死に仮面をかぶり続けるのですが、大抵、その下には「真逆の自分像」が隠れています。

 

例えば、このような例です。

一生懸命に「いい人」を演じている人は、自分が「わがままである」と思っている

「冷静で頭のキレる人」になる人は、「自信がなくオドオドしている自分」が嫌いだと思っている

「がんばり屋さん」な人は、自分は「不充分だ」と思っている

「優秀で常にかんぺきにこなす人」は、「完璧でないと愛されない」と思っている

 

大抵こうした「真逆の自分像」とは、小さい頃に叱られた体験や、「お前はおかしい」などと大人から言われた一言がきっかけだったりするのですが、私たちはそうした否定的なメッセージを信じ自分の意識に取り込んでしまうと、自分の一部も同時に奥深くに隠してしまいす。

 

自分のやりたいことが分からない、本当の気持ちがわからない、やる氣がわかない、冷めてる、自分をもっと思いっきり表現したいのに小さく縮じこまっている気がする…

 

という場合、その根本的な原因は「シャドー」だったりします。

 

なぜなら、「本当の自分がでてきてしまったらどうしよう?!」と自分を無意識に抑えてしまう時、シャドーだけでなくて、自分の活力や才能、創造性なども一緒に抑えてしまうからです。

 

視野も考え方も凝り固まってしまい、それ以外の見方も可能性もまったく見えなくなってしまいます。

 

世界の動きが激しい今の時代、自分の感情やシャドーを抑えようとするだけで多大なエネルギーを使いますから、才能を発揮するどころかエネルギー切れをおこしたり、行き詰まったり、無気力になってしまいます。

 

マスクからはほんとうの力も活力も湧きません。

 

「マスク」の自分がいつの間にか本当の自分だと信じきってしまって、自分の本当の気持ちも望みもわからなくなってしまいます。

 

自分はこうあるべきだという「理想的な自己像」も心の奥深くにある「真逆の自己像」も、そもそもほんとうの自分ではありません。

 

今の日本の問題の一つに、無関心や無気力があると感じますが、それにもシャドーが関係していると思います。

 

人は自分の中のネガティブな部分を認めず、「ポジティブ」なことだけを求めたり、組織や社会で表面的に「正しいこと」だけが強調されると、かえって冷めてしまうというバランスの原理があります。

 

表面的なポジティブの下には同じ位ネガティブも存在することを認識すると、物事を全体的に理解できるようになって、自分の見方も感じ方もバランスを取り戻すことができます。

 

シャドーは、「自分の中にもそういう面がありるかも知れない」というオープンさを持って、その存在を心の中で自覚し光を当てれば、自分の一部となって、才能やひらめきをもたらしてくれます。

 

創造的なイノベーションとエネルギーを生み出します。

 

才能には、鍛錬を積み開花するものと、「本当の自分でないもの」を「削ぎ落とす」ことによって開いていくものがあるのです。

 

💡💡💡💡💡💡💡💡

源(内なる声)に従っている人が一人いる方が、そうでない人を何百万人も集めたよりも大きな力になる。

コーチングセッションは、新しい時代をつくるリーダーの育成です。

詳細はこちらより⇨https://chikaonaka.com/coaching/

 

💡💡💡💡💡💡💡💡

ノーベル平和賞に3度ノミネートされたシーラ・エラワージー「逆説的に聞こえるかも知れないけど、人が『マスク』を抜いでもろさを出せる時にこそ成果がうまれる」

今、日本も世界も危機にあります。

同じやり方では続けられなくなっています。

にんげんとして必要なことや本当に大切なことを無視し犠牲にして自分だけが生き残るやり方で国も社会が繁栄するはずがありません。

 

この数年で気づいたら、社会全体の力も一人一人の生命力も弱ってきています。

 

真実や真理はわたしたちに活力やインスピレーションをくれるけれども、「にせものの力」は人から力を奪っていきます。

 

今の時代、私たちは本当の力や真実を見極めていかないといけません。

 

そして、「ほんとうの力」を求め、自らつくり、広げていかないといけません。

 

ノーベル平和賞に3度ノミネートされたシーラ・エルワージーの著書、「内なる平和が世界を変える」(Pioneering the Possible)の序文にこう書かれています。

 

内なる平和が世界を開ける

 

「世界は危機に瀕している。だから、内的力と外面の行動を結合できる技を持った人たちが必要だ。

 

内的力は、習慣的な内省や瞑想を通して、克己心、自我への鋭い観察力と自制を磨くことから生まれる。…

 

望むような外的変化は内的変化抜きに実現しない。これが現在の進化プロセスなのだが、ほとんどの人がまだそれを理解していない。あなたの自覚の質が、あなたが生み出す結果の質に直接影響する。

 

紛争を変容させ、世界の問題を解決するための創造的イノベーションとエネルギーもそこから作り出される。」

序文 デスモンド・ツツ

 

シーラ・エルワージーは、本の冒頭で「自分の仕事の成果は内的な力の直接的な結果だ」とも言っています。

 

これはどんな意味なのでしょうか?

 

彼女は、13歳の時のショックだった体験を紹介しています。

 

テレビでソ連軍がハンガリー・ブダペストに侵攻して、小さな子どもたちが轢かれるニュースを見たそうです。

 

「ともかくブダペストに行かないといけない」と思った彼女は、スーツケースを出してきてパッキングを始めます。

 

その彼女に対してお母さんは冷静に言うのです。

 

「わかったわ。でもね、あなたはそれに必要なトレーニングを受けてないの。どうしたら受けられるのか一緒に考えましょう」と。

 

その後、彼女は大学へ行き、難民キャンプやアルジェリアの孤児院で働き、紛争やトラウマが人間一人一人に与える影響も身をもって体験します。

 

核政策にかかわる人たち13人に深い深いインタビューを行い、博士号を習得し、アフリカでも働き、結婚し、子どもも授かります。

 

国連のコンサルタントを務め、リサーチにもかかわります。

 

しかし、それでも、彼女が13歳以来求めてきたほんとうに必要な体験もスキルもまだ学べていなかったと言います。

 

その事を痛感したのは、国連ニューヨーク本部で開催された核軍縮に関する特別会議に参加した時でした。

 

第二次世界大戦後、二回目の開催となった核に関する特別会議だけあって、日本など世界中からも多くの人が参加し、それに合わせて何千人もの人がニューヨークのブロードウェイでデモを行ったり、ロビーイングに参加し、会期中にはニューヨークタイムスが核問題について大きな特集も組んだそうです。

 

そうした熱気に触れ、「何かが変わるかも」と期待とともに会議場に戻った彼女が直面したのは、何もなかったように自国の立場を話し続ける各国の担当者と何の具体的な成果も産まずに終わった会議でした。

 

彼女は何が本当の問題だったのか?と、考え続けます。

 

その時、彼女の頭を占拠したのは、

誰がほんとうの「意思決定者」なのか?という疑問と、

ともかく、「意思決定者」に話さないといけない!

という失望の中で受け取った閃き💡のような衝動と、

 

ほんとうに変化をもたらすためには何が必要なのか?という問いでした。

 

まず彼女は、政治家や安保理常任理事国、兵器製造企業経営者や技術者などを議論に含めないといけないと考えました。

 

ちなみに、これは80年代初頭の冷戦まっただ中の話しです。

 

今のように、インターネットがあるわけでもなく、各国の防衛省や外務省の組織図が公開されているわけでもありません。

 

アメリカの担当者はロシアや中国の担当者と顔を会わせたこともないし、

会議が始まる前から彼女は参加者たちの疑いや強い緊張を感じたと言います。

 

彼女は、会議全体を注意深くデザインし準備を進めます。

会場は、英国オックスフォードの郊外にある美しい庭や緑のある場所に決まりました。

 

議題や会場、参加者の選定などを進めると同時に、彼女は、会議のサポートに関わる人にとってのほんとうの「準備」はもう少し別のところにあった、と言います。

 

ほんとうの成果が生まれるためには、それぞれが公式見解をただ一方的にスピーチするのではなく、一人の人間としてオープンに対話ができる場が必要だと彼女は考えました。

 

そのためには、彼らが緊張や不安から解放され、公的な「マスク」を一瞬でもいいから脱げるくらいの「安全な場」をつくることが鍵だと思いました。

 

彼女が会議の運営に関わる人たちと共に進めた準備とは、会議がはじまるとその場で生じるだろう不安や緊張、疑いをその人たちが自分の中で「超えていること」、そしてその状態をホールドできる「内なる強さ」を持つことでした。

 

彼女は、成果を生む場をつくるために、内的な力をマスターしている人たちを5人程呼び、その人達に会議室の真下で1日中瞑想をしてもらい、文字通り会議を下で支えてもらうことにしました。

 

会議中、米国国務省の出席者の一人がシーラのところにやってきて、言います。

「シーラ、この建物は何か特別だ。下から何か湧いてくるように感じる」と。

 

シーラは、会議室の真下の部屋で瞑想をしている人たちがいることを伝えました。

 

「みなさんのランチを配膳してくれた人たちを覚えてますか?

あの人たちが下で瞑想してくれてるの。もしよかったら本人たちに聞いてみて」

 

米国国務省の担当者は、その人たちの笑顔と穏やかさに触れ、驚きと同時に何か腑に落ちた表情で会議室に戻っていったそうです。

 

彼女はこうした対話を続け、こうした場での交流が冷戦化の対立の中で信頼関係を生み、核条約の締結につながったと言われています。

 

彼女が行った対話は非公式という条件で行われたので、当時は一言もメディアに載ることもなく、今になって彼女がずい所で明かすエピソードが示唆に満ちていて面白いのですが、

彼女にはある確信があったそうです。

 

「難しいテーマである程、会議室には言葉にされなくてもすぐに不安や疑い、怒り、フラストレーション、失望が蔓延する。そんな状態では、同じ意見の応酬が続くだけ。」

 

… (中略) …

 

「人は対話を『ソフト』なものと言い、『マッチョー』なものを求める。

でも、本当に生産的な結果を生みたかったら、私たちは怖れを超える内的な強さを持たないといけない。」

 

… (中略) …

 

「逆説的に聞こえるかもしれないけれども、人がマスクを抜いでもろさを出せる時に事が動いた。結果が生まれた。自分がありのままでいられる程、成果を生んだ。」

 

これこそが、彼女がブダペスト以来ずっと求めてきた「トレーニング」(スキル)だったのです。

 

私もニューヨークの国連本部で働いていた時に、やはり各国の担当者が一方的にスピーチするのを聴き続けてとても疲れたことを覚えています。偶然にも軍縮に関する会議でした。

 

「怖れを超えたところからしか本当の力は生まれない。」

 

本当の力とは、怖れや緊張や疑いなどネガティブな面を否定するのはありません。

 

「ありのまま」(being authentic)とは、自分の中の怖れや怒りなどを自覚し、正面からとらえ、愛をもって受け入れることによってそれらを「力」にすることができるのです。

 

彼女のエピソードがつまった動画おすすめです!

 

Scilla Elworthy: Part 1 – The Heart of Peace

Discover the core challenges & opportunities in making peace actually work with Nobel Peace Prize nominee & founder of the Oxford Research Group & Peace Direct.

 

http://globalleadership.tv/video/scilla-elworthy-part-one-the-heart-of-peace/

 

 

 

 

 

「内なる平和」があると何が起きるのか?管理職にある人、部下を持つ人、教師、カウンセラーやコーチ、コミュニティーリーダー必見❗️相手の本音を引き出すほんとうの能力

このところ続けて、シャドーや投影、中庸など「自分の内面に向き合うこと」について書いてますが、これは決して日常や仕事と切り離された話しではありません。

 

むしろ、自分の仕事のレベルをまさに「その他大勢」から「秀いでる」レベルに引き上げてくれるものです。

 

私は42万円も払ってハーバード大学大学院教授によるリーダーシップ研修を受けたこともありますが、

 

実はこうした原則は、リーダーシップ研修や仲裁、交渉、ファシリテーション、コーチング、カウンセリング、マインドフルネスといった分野で言葉を変えて何度もでてきます。

 

なぜなら、そのような人の本音ややる気、サポートを引き出すことが鍵になってくる仕事というのは、ありのままの相手を受け止め、理解し、その人の本質がわかることが極めて重要となるからです。

 

とはいえ、ほとんどの人はそうしたトレーニングを受けていないので、自分の認知を疑うこともなく、自分の「レンズ」で自分の「見方」で、自分のこれまでの体験を「投影」して人のことを見てしまいます。

 

もし相手が自分の価値観と相容れないことを「たった一言」でも言おうものなら、その瞬間から相手は「合わない人」、「嫌な人」、または「おかしな人」に分類されてしまいます。

 

その途端に耳から聞こえてくることも、見えることもすぐに自分の「フィルター」にかかってしまいます。

 

もしかしたら、ありのままの相手をまったく見ていないかも知れません。

 

全員のことを好きになる必要はありませんが、自分の見方はあくまでの一つの見方であって、違う見方や考え方もあるかも知れないというオープンさがないと、いつまでたっても同じ見方や考え方しかできなくなってしまいます。

 

カウンセラーやコーチはもちろん、管理職にある人、部下を持つ人、教師など教える人人など深く人とかかわる人、または、NGO/NPO職員、コミュニティーリーダーなど創発的な「場」をつくりたいと願う人にとって、そうした自分の認知や投影に気づける能力は、中立で安全な「場」をつくることに直結します。

 

本音や新しいアイデアは、文字通りどんな意見でも受け止められる安全で安心な「場」があって成り立つからです。

 

私にとって今までで一番チャレンジだった体験の一つは、スリランカ軍で講師を務めた時でした。なぜなら、相手は当時何万もの人たちを犠牲にした内戦の当事者だったからです。

 

経験上、こちらが相手に対して偏見や判断をもっていたら信頼関係を築くのが難しくなって、通じるものも通じなくなることがわかっていたので、自分の心の準備が文字通り「最優先事項」となりました。

 

詳細はこちらの記事をどうぞ➡️グーグルと国連で求められる究極の「訓練」①

 

結果、研修はとても上手くいきました。

 

そんな大きな例でなくても、

これはクライアントさんの例ですが、

職場ですごい「嫌な人」がいて、やめたいとさえ思っていた人でも、

自分の判断や投影、シャドーを解消できると、自分の体験やうそのように相手の態度や反応がかわった、ということは何度も何度も体験しています。自分の「内面」がかわると体験がかわります。

 

もっと身近な私の例でいうと、つい最近では、引っ越しの現状回復の件で、

ある傷に対して全張り替えだと言われ何十万単位を請求されて怒っていたのですが、ちゃんと説明して、こちらで対処できることはやって、

 

だまされているかもという怒りや相手に投影しているかも知れない想いクリアにして感情を落ちつかせて待っていたら、なんと請求額が6分の1になりました。(ホントの話しです!)

 

自己認識力をもつことー特に、自分の反応や内面(投影やシャドー)に自覚をもつことの大切さは、仕事だけでなくすべてに当てはまります。

 

今の時代、何をやるにしても自分が自分らしく生きるため、自分の軸を持つため、何かを成し遂げるためには不可欠なトレーニングだと思います。

 

ノーベル平和賞候補に3度ノミネートされたシーラ・エルワージーは、自分の内面と向き合う勇気とその熟達ことが、

 

彼女がかかわってきた核兵器など大量破壊兵器の開発国など意思決定者との対話をファシリテートするという非常にデリケートで難しい仕事の鍵であった、と言っています。

 

内なる平和が世界を開ける

 

このことについては数日以内にまた書きます!

 

カンフーパンダ

カンフーパンダ2

(写真)映画「カンフーパンダ」より。短期間でいろんな事(苦境・困難)を経験したポーは、いつのまにか、しなやかで鋼のような精神が培われていて、何年もかかるという究極の技“内なる平和”を、いとも簡単にマスターする。

 

💡💡💡💡💡💡💡💡

源(内なる声)に従っている人が一人いる方が、そうでない人を何百万人も集めたよりも大きな力になる。

コーチングセッションは、感受性と才能の開花のサポート、新しい時代をつくっていくリーダーの育成です。

詳細はこちらより⇨https://chikaonaka.com/coaching/

 

💡💡💡💡💡💡💡💡

 

「~しなければならない」は、自分のパワーを奪う言葉ー自分が選択することが自分が体験すること❗️

このところ続けて強いインスピレーションを受け取っています。

今の世界の情勢は、私たちが同じ生き方を続けられないと知らせてくれています。

 

前回の記事で、今自分がいるところからしか始まらない、とお伝えしました。

 

別の言い方をすると、自分の選択に責任をもち直すということです。

「原因と結果」に責任をもつということです。

責任のレベルを上げるということです。

 

この場合の責任とは役職や重苦しい義務を指すわけでもありません。

 

ここで言う責任とは、自分の行動・言動(選択)に完全に受け止めるということ、誰かのせいにもしないということです。

 

それこそが自分に本当の力や勇気、インスピレーションをくれるからです。

 

「『誰かのせい』なんてしてないよ」と思うかもしれませんが、

私たちの口ぐせや意識には、会社上司のせい、政府のせいや学校のせい、無意識的には親のせい、などなど、誰かのせいにしている部分がけっこう多いのです。

 

明らかに「誰かのせい」にしてないと思う場合でも、自分の言葉に気づいてください。

 

あなたが一日でとるすべての行動に対して、あなたは100%はっきりと「したいからする」と言えますか?

 

とりあえず

した方がいい

~しなければならない

~するべき

 

これらはすべて自分からパワーを奪う言葉です。

 

会社に言われたから?

家族に言われたから?

親に言われたから?

みんながそうしているから?

これまでそうだったから?

 

確かにそういう状況はあるでしょう。

でも、そうした言い方は完全に自分の選択を認めていない、ということになります。

 

どこかで、「~に言われたから」という逃げ道と言い訳をのこしています。

 

これでは自分の本当の力も才能も発揮することができません。

受け身で、逃げ腰です。

 

責任をもっている人は、自分が選択することが自分が体験することだと知っています。

 

自分が望むことを明確にすることに時間をとり、自分が望むことを選び続け、求め、それを体験します。

 

もし自分が望まないことがあるなら、選択をし直します。

 

自分が選択することが自分が体験することなのです。

一つの意見が優勢になってくると逆の立場をとろうとする力が強くなるー中庸とバランスに向かうまで

前回、バランスや中庸ということについて書きました。

 

記事⇨新しい仕事/パートナー/家/お金/人間関係があったら人生はもっとよくなると思っている時ー感情的な「幻想」をつくりあげてしまってませんか?

 

何もこれは難しいことではなく、私たちは本能的にやっています。

 

例えば、この数年の国政選挙でもそうした傾向が見られました。

 

一つの意見が優勢になってくると逆の立場をとろうとする力が強くなるという力学です。

 

戦争でたいへんな思いをした体験から、戦後長い間、現在の憲法には強い支持がありました。

 

一方で、「『平和憲法』って言うけどさ、憲法さえ自分たちで書いてもないし、戦争反対とはいってもすでに国内(沖縄)から戦争にも(例えば、アフガニスタンへの攻撃)かかわってるじゃん」という意見がでてきます。

 

沖縄に核が配備されることはほぼ既成の事実として知られていますし、日本は唯一の被爆国なのに、「核兵器禁止条約」には参加しない、という、あくまでも「アメリカの核の下における『平和』」という矛盾もよりはっきりと見せつけられることになりました。

 

その延長として、だから日本も「普通の国」になろうよ、という意見もでてきます。

 

同時に、とはいえ、十分な議論もないままに長年の国の方針を一内閣の「解釈」で変えられちゃうのってやっぱ「おかしいじゃん」という意見もでてくるわけです。

 

だから、「保守」と「リベラル」の間をいったりきたりする有権者は少なくなく、今回の選挙で言えば、立憲民主党にそうした票が流れたのでしょう。

 

日本における平和や憲法をめぐる議論は、極端に流れがちだったので、

私は個人的にはそうした投票パターンはこのテーマに対する議論がより深まっていくまでありえると思っています。

 

そこで議論が終わらず、これからさらに議論を深めていくことが大切でしょう。

 

中庸やバランスの原則は国単位の政策も議論も当てはまるのです。