世界幸福度ランキングー所得よりも幸福に影響するもの= 健康, 人間関係 そして?

世界幸福度ランキングというものがあります。

 

2018年3月14日に国連が発表した「世界幸福度報告書」によると、幸福度ランキングの第1位はフィンランド、最下位はブルンジで、日本は54位でした。

 

ここで興味深いのは、どのように幸福度のか?という幸福をはかる要素としてあげられているものです。

 

この指標では、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つの要素が分析に使われています。

 

そして、この研究では、オックスフォード式の心理的幸福感を測る質問を用いて、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つについて幸福感と相関するかについて分析が行られました。

 

一番にあげられたのは、(1位)健康、次に(2位)人間関係でした。

 

そして、個人的に興味深いと思ったのは、3位に挙げられたのが、所得よりも学歴よりも先に「自己決定」である点でした。自己決定とは「自分で決めること」です。

 

一般的には所得が多いとより幸せになると思われるかも知れませんが、所得よりも「自分で決めること」の方が、幸福度への影響は強いという調査結果が明らかにされたのです。

 

神戸大学社会システムイノベーションセンターによる研究

https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

 

自己決定度を評価するにあたっては、「中学から高校への進学」、「高校から大学への進学」、「初めての就職」について、自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ね、幸福感に対して「自己決定」が強い影響を与えるということが指摘されました。

 

その結果に対して、この研究は、「自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられるため」と結論付けています。

 

私自身、コーチングを受ける中で、自分で納得して決める人は、それが転職であってもどんなことでもスムーズに移行できる、ということです。

 

同時に、これまで「なんとなく」決めてきたのだれども、それはあくまである程度決まったレールの上での選択であって、ほんとうの意味で自分の生き方を決めてこなかったということに気づく方も多いのも実情です。

 

20代までは「なんとなく」行けても、20代半ば、30歳になる前、30代半ば、そして40歳になる前、人は特にこうした節目で「このままでいいんだろうか?」と思い、初めて自分の選択を考え直すという人は珍しくないように思います。

 

考えること、特に、何かを決めることは、英語でDecision-Making=意思決定と呼ばれ、自分で考えて答えを導き出すための「型」と「順序」があります。

 

次にそのステップを紹介したいと思います。

 

勉強と学びは違うものー私たちは神に似せてつくられたので成長したい、良い働きをしたい

2018年、リクルートワークス研究所発行の「どうすれば人は学ぶのか ―『 社 会 人 の 学 び』を解析する ―」という報告書があります。

 

一年間の授業が終わって、教える立場で学びについて振り返っているのもあって、そのヒントのための資料としてシェアしたいと思います。

 

「どうすれば人は学ぶのか ―「 社 会 人 の 学 び 」を 解 析 す る ―」の全国就業実態パネル調査 2018( 有効回収数 50,677サンプル )によって一つ明らかになった点は、社会人になっても学びの習慣を持っている人は約16.7%ほどで、それ以外の人たちは、「時間がない」、または「忙しいから」という理由よりは、何を学んでいいのか、どうやって学んでいいのかがわからないから、という理由によって学びがあまり促進されていないということでした。

 

多くの人が、何を学んでいいのか、どうやって学んでいいのかがわからないから回答した、とありますが、日本では、「勉強」と「学び」が混合されている面があるように思います。

 

日本語だと分かりにくいのですが、それぞれ英語にして類語を書き出してみるともう少し違いが明らかになると思うので、いくつか書き出して見たいと思います。

 

まずは、勉強(study)です。

Knowledge,

information,

course

examination

exercise

inquiry

inspection

investigation

research

review

subject

survey

analyzing

cramming

lesson

memorizing

 

記憶する、調査する、課題、詰め込む、というようなニュアンスです。

 

他方、「学び」です。

 

Advancement

Research

Literature,

Intellect,

Education,

Culture,

Enlightenment,

Illumination,

Insight,

Understanding,

Wisdom

Cultivation

 

知恵(wisdom)、洞察(insight)、文化(culture)、耕す(cultivate)といった言葉が並びます。文化(culture)と耕す(cultivate)は、同じラテン語を語源としていて、文字取り耕す、文化的なものを育てるというニュアンスです。

 

 

勉強では知識や記憶記、課題といった単線のタスクですが、学びは、敢えて表現するならば球体的で重層的な成長の営みでしょうか。

 

ですので、学びというのは科目と勉強したり、資格をとったりすることとイコールではありません。

 

「私たちは神に似せて」つくられたので、私たちの中には「成長したい」「良い行い」を行いたいという強い欲求が埋め込まれています。

 

「良い行い」とは世間的に評価される立派な行い、という意味ではなく、神に似せてつくられたとあるように、本来つくられた姿に戻りたい、そのようになりたい、という、しゃけが川を一生懸命に泳いで上がってくるようなものだと思います。

 

ですから、学びとは、自分の仕事、日々の生活の中で人に愛を示すことができたり、親切にすることができたり、一見退屈そうな仕事に自分にとっての成長の意義を見つけることができたり、これまでできなかったことができるようになったり、人を助け導くことができるようになったりと、自分が成長をしていることが感じられる、「資格」や「勉強」よりも、より大きい捉え方だと思います。

 

ですから、勉強が得意ではなかった、好きではなかったからといって、新しいことを学んだり、自分が成長することをやめないでください。これは全く違うものです。

 

自分はどこに向かっているのか、

 

自分が成長しているかどうかを定期的に振り返る習慣が持てるとさらにいいと思います。

 

 

verse 2

 

「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。」ピリピ2:13

From 3.11 to 2020 & Beyondー神の津波と日本

人にその人しか果たすことのできない神様からの計画、目的(plan、purpose)が与えられているように、国にもまったく同様に神による計画が与えられていると言われています。

 

「神の津波 日本、そしてイスラエルへ」(Peter Tsukahira著)という本 (原著2003年出版)があります。

 

著者のピーターツカヒラ師は、アメリカ生まれの日系アメリカ人で、国務省で働いていたお父さんがライシャワー在日大使の下で働くよう日本へ派遣され、ツカヒラ氏は、1961年から家族と共に10代を東京で過ごしたというユニークな経歴を持ちます。

 

その中で、日本には神によって与えられた使命がある、と言います。

 

それは何かと言うと。。。

 

その前にちょっと、もう見た人も多いと思いますが、今回のコロナウイルスに対する各国の対応に少し触れておきたいと思います。国のビジョンということにも関係すると思うからです。

 

台湾では天才大臣と呼ばれるオードリー・タン(唐鳳)氏がプログラマーのバックグラウンドを活かして、マスクの見える化をしたり、緊急時に発生しやすいデマ情報の拡散を予期して呼びかけを発信し、人々が「本当に必要な人にマスクを譲ろう」と応答した、と伝えられています。https://v.gd/sY4VgJ

 

シンガポールでは、対策のために団結を示す姿勢として、政治家の給料1割カットが打ち出されました。この記事で注目すべきは、給料カットではなく、むしろ副首相(Heng Swee Keat, Deputy Prime Minister & Minister for Finance, the Republic of Singapore)の決意と一致のあるビジョンに満ちたメッセージでした。

 

‘ We are united in our determination to preserve and enhance jobs, as well as support businesses impacted by COVID-19. We are united in our confidence that Singaporeans come out of this outbreak stronger. As long as we stay united in resilience, trust and solidarity, and to build better lives for all in Singapore, we will get through this — together.

Our unity will set the foundation for Singaporeans to press on and write the next chapter of our Singapore story. All of this is within our reach, if we work as One Singapore. Above all, let us never stop thinking and working for tomorrow.’

 

シンガポールと言えば、27年ほど前にアメリカ人の少年が器物・公共物の損壊行為等を行ったことで鞭打ちの刑を科され、アメリカ政府は刑の執行を猶予するよう要請したものの、シンガポール政府は鞭打ち刑を実行に移し、国際的に話題になりました。

 

リー・クアンユー首相(当時)の政権は経済を力強く牽引し、安全だけど独裁的、家父長的というようなニュアンスで語られました。

 

シンガポールのIT企業で働くアメリカ人の知人からは、国といっても23区ほどの領土しかないし、安全でハイテクで全て整っているけど「退屈」という声を聞くこともあります。

 

そういう面も実際あると思いますし、実力主義の国でもありますから、単純にシンガポールが住みやすいと言えるわけでもありません。

 

また、給料1割カットを打ち出したのも、世界の投資の中心地とアジアのビジネスセンターであり続けるために、対外的に分かりやすくアピールする必要もあったのでしょう。

 

それを踏まえても、シンガポールのメッセージからは、国全体が進化し続ける、前を見据えた視点を感じました。

 

今では一人当たりのGDPは、日本よりもイギリスよりも高いシンガポールですが、1964年東京オリンピック開催の時には、まだイギリスの植民地で、シンガポールという国さえ存在していませんでした(1965年8月9日独立)。

 

シンガポールより約2年前早く独立した天然資源のマレーシアに比べ、「何もなかった」小さい島国をどう発展させたらいいのか ーリー・クアンユー首相(当時)は、不眠症で倒れることもありながら、「他の国が必要とする国になる」、「我々にあるのは戦略的な立地条件と、それを活かすことのできる国民だけだ」という考えに至り、次々と施策を具現化していきました。

 

その一つは、国民一人ひとりが自立し、社会的責任を担える健全な精神を養うことだ、ということでした。

 

シンガポールの発展については別に譲りますが、本当に「知恵」をもって発展をしてきた国なのだと思います。

 

日本も同じく島国でありながら奇跡的な経済発展を遂げてきた国です。

 

わたしは、3.11の1年後、仕事でバングラデシュにいましたが、一日の稼ぎが100円にも満たない多くの人たちが、日本の復興のためにたくさんの寄付をしてくれたことを知りました。

 

その後、同じ年にフィリピンやスリランカでも「私たちは日本の復興を願ってます。戦後の焼け野原の状態からあそこまでの経済大国になった日本は私たちの希望です」ということをたくさんの人が伝えてくれました。

 

「神の津波 日本、そしてイスラエルへ」(日本語訳2011年)の中でも、冒頭で2011年3月の東日本大震災のことが触れられています。(ちなみに、2003年出版の原書タイトルはGod’s Tsunamiです。)

 

神の津波 日本、そしてイスラエルへ

 

以下引用(p.11, p.278-p.283)。

 

「これまでの歴史で、日本は地と海からのこれほどの惨状を経験したことはなかった。この恐ろしい自然災害を通じて、神が日本に何かを語りかけておられることを、私たちが理解することが必要だ。この地震と津波はかつて起こったことがない規模で、文字通り全国民を震撼させた。この意味ははっきりしている。

 

日本が、一つの国民として変わるときが来たのだ。新しい時代に適応するために変わらなくてはいけない。昔ながらの方法や考えは、もはやこの国の繁栄を保ち、発展させていくことができない。今こそ、新しい道への勇気ある一歩を踏み出さなくてはいけない。」(p.11)

 

…(中略)…

 

「日本は今、霊的な危機の中にある。自殺者の数は近年減ってきているが、一年あたりの数で二万人を超えており、国際的にとても高い水準だ。若者たちが命を絶っているだけでなく、中年の男性の自殺数が多いのが日本の特徴だ。彼らは『サラリーマン』と呼ばれ、会社に人生を捧げ、日本の「奇跡的な」経済成長を負ってきた人たちだ。

 

今日、彼らのうちの多くは、職業的な安定感を失ったことによって、自分たちのアイデンティティーの重要な部分を失っている。

 

この危機は、経済危機とされがちだが、私はむしろビジョンの危機だと考えている。

 

日本の人々は、今も熱心に仕事をし、高品質の製品やサービスを生み出している。しかし、国の政治的な指導力に対する自信と、将来に向けての社会的な指針、方向性を失ってしまった。

 

今日の日本は、まだ見ぬ新しいビジョンを得るために、馴染みはあるが時代遅れとなってしまった過去のビジョンを手放さなければならないという苦しみの中を通っている。

 

…(中略)…

 

過去一世紀の間、二回、あと一息で世界のリーダーになるところまで来た。

 

最初は、第二次世界対戦前、軍事力によって領土を拡大していたときだ。これは軍の失敗に終わり、広島と長崎への原爆投下による悲劇で終結した。

 

二回目は、戦後、工業的・商業的に領土を拡大していったときだ。戦後の日本の経済成長は、西欧社会にとって脅威となった。

 

1980年代に、ハーバード大学教授、エズラ・ボーゲルは、著書「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の中で、日本が世界経済のリーダーとして、アメリカを超えつつあると書いたが、世界中がそれを感じていた。しかし、日本の時代は1990年代に「バブル経済」がはじけるとともに終わり、その後は二十年近く経済のマイナス成長と停滞が続くことになる。

 

日本は神によって創られ、使命を与えられている。世界のリーダーとなる使命だ。しかし、神はそれを、肉の力、つまり軍事力や経済力でしてはならないと命じておられる。

 

リーダーとなるためには、生ける神から国家に与えられる力強いビジョンが必要だ。」

 

以上引用終わり。

 

今回の政府の対応を目の当たりにして、政府や日本という国のこれからについて思いを寄せることになった人も多いと思います。

 

オリンピックという過去の成功物語以上のことを描くことができず、それになんとかしがみつこうとする姿は、別の言い方をするとビジョンの欠如とも言えます。

 

日本に「新しいビジョン」が必要であることに、同感です。

 

今回のウイルスによる嵐の最中の「宝」の一つは、もうとっくに機能していないのに、かろうじて成り立っているかのように見えるモデルや価値観が今や壊れていること、そして新しいビジョンの必要性がよりはっきりしたことでしょうか。

 

国の大統領や政治家、アメリカのエンターテイメント業界のスターたちのために助言や祈りの働きをするショーン・ボルツという人がいます。

 

日本ではあまり知られていませんが、国の大統領や政治家に対して祈りを取り成したり、メッセージを伝える働きというのがあります。「神の通訳者ー自分や周りの人のために神の声を聞く」という本の中で人物は「仮名」で書かれていますが、非常に面白いです!

 

彼はこう言います。

 

「人は愛していないものに対しては、権威を持てない。」

 

愛している分だけ、相手は心を開いてくれる、という意味です。

 

英語でIntercessionという単語があります。

[名]仲裁,仲介,調停,執り成し(とりなし)をすることの意味です。

とりなし、または、とりなしの祈りは、他者に代わって神に祈る行為のことを言います。

 

今回、台湾でのウイルス対策が評価されていますが、台湾の人たちは祖国のために日常的に祈っていて、今回のような緊急時を見据えて、特に2018年からは指導者へのとりなしを行っていたと言われています。

 

私も最近とりなしの力を体験しました。

 

ちょっと前に、スピーチのクラスの大学の授業で、学生たちが素晴らしいスピーチをしてくれたことをシェアさせていただきました。

 

最初はモジモジみんなの前に出てきて、下を向いてボソボソ話すような学生もいたのに、最後は素晴らしいスピーチを次から次へと披露するので、「あら、この素敵な子たちはどこに隠れていたのかしら?!」と後ろに座っていた先生がびっくりしたという話しです😲

 

たった14回ほどの授業で、しかも英語もスピーチについても教えた部分はほんのわずかだったのに、最後に学習曲線が急上昇⤴️⤴️⤴️したのは、「とりなし」の祈り(学生の祝福を祈り、そして他の人たちにも祈ってもらう)と、あわせて、「神様のまなざし」で学生たちを見てあげるということが大きな力となったのではないかと思っています。

 

わたしも、「神様のまなざし」で受けとめられる時、大きな愛に包まれ、安心感に満たされる中で、神の導きの中にある安心感、軽やかさ、将来へ開けていく感覚をはっきりと体感したことがあります。

 

そのような「神様の愛のまなざし」を、私たちは国にも向けることができるので、日本という国を「神様の愛のまなざし」で見ることができるということです。

 

ショーン・ボルツは、こう続けます。

 

「私たちは社会に欠けていることだけに焦点を当ててしまいがちです。…  でも、神が既に何をなさったのか、そして自分たちが何を達成できたかに目を向けないと、何が欠如しているかにフォーカスしてしまい、神の業の全体像を見ずに社会正義や人権のために戦おうとしまいます。

 

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのような先駆者たちは、今ある限界を遥かに超えた全体像を見ていたのです。神のみ心にあるものを呼び起こすことが必要なのです。」

 

二人とも神様の視点というものがあるんだよ、ということを教えてくれています。

 

そして、すでに大きな流れの中で日本が位置付けられているとピーターツカヒラ師は言っています。

 

原著は2003年の出版ですが、サウジアラビアでの石油施設の攻撃や中東におけるシーア派とスンニー派の分断による二分化などが、17年も前にすでに予見され、書かれている通りに今まさに中東、世界情勢が動いていることに驚きます。

 

ただ、この本の焦点は、予見や予知というよりは、そこには神の計画という大きな全体像があるんだよ、という点にあります。

 

地上1メートル75センチくらいの視点だと、問題ばかり見えますが、もっと高い高い大きな神様の視点がある、ということです。

 

その視点を日々の中で広げ、物事を見ることができるようにただ今訓練中ですが、今回の騒動でその必要性をさらに強く感じています。

 

最後に日本の指導者のためにお祈りをしたいと思います。

 

日本で一番大切なことが一番大切にされ、必要なことが知恵をもって速やかに行われますように。そのために必要な資源と人材が最大限に活かされますように。

 

この国を愛し、この国の指導者たちを敬い、彼らのために祈れるように私たちを整え、その心を支えてください。

 

日本の指導者たちを助け、知恵を与えてください。

 

日本にあなたがくださった使命とビジョンを見せてください。

 

私たちがあなたの愛を日々溢れるほどに受け取ることができるように助けてください。私たちの心を柔らかくしてください。

 

神さま、あなたの愛がどれだけ広く、長く、高く、深いかがわかるように私たちを助けてください。

 

私たちの心が愛で満たされ、愛に留まることができるように私たちを助けてください。

 

The LORD will fulfill his purpose for me; your steadfast love, O LORD, endures forever. Do not forsake the work of your hands. (Psalm 138:8)

 

Psalm 138

新型ウイルスで試される「栄える人、滅びる人」ーオイルショックで何もなかった時にあえて原価で提供して今では六本木ヒルズにコンクリートを卸す業界ナンバーワンになった会長のお話し②

新型ウイルス騒ぎでマスクが高値になって、今度は消毒液までも高値になっているとのことです。

 

その自衛策についてはこちらで書きました。

 

ウイルス予防の消毒対策ーアルコール消毒製品が品薄の時に改めて注目されるヒバ精油

 

また、2020年2月25日東北医科薬科大学病院発行しているハンドブックがとてもわかりやすいです。

 

8ページ目にあるように、感染症にかからない、うつさないためには、「咳エチケット」「 手洗い・手指消毒」「 環境消毒」「 換気」の 複数対策を組み合わせて、一つ一つの対策を確実に行うことで、「できるだけ感染のリスクを下げていく」 という説明がとても分かりやすくていいです!

 

リンク⇨「新型コロナウイルス感染症 市⺠向け感染予防ハンドブック

 

さて、今日お伝えしたいのは、こういう時期というのは、わたしたちはこれから先にも真に「栄える人」になるか、または「滅びる人」になるのか、ということを私たちが試されている時とも言えるのではないか?ということです。

 

オイルショックの時、トイレットペーパーが店の棚から消えた時に、コンクリートまでなくなって、かたや「ぼったくり」商売をする人がでてきたにもかかわらず、自身はそんな時にもかかわらず、コンクリートをほぼ原価で提供することを続け、「あの時お世話になったから」と、その時の「恩」とつながりで、今では六本木ヒルズにも虎ノ門ヒルズなどから、コンクリートはここの会社のコンクリートしか使わないと名指しされ、業界ナンバーワンを保っているという実話があります。

 

株式会社タカボシの創業者、石山伊佐夫会長のお話しです。実は、同じお話しを2月10日にアップしているのですが、このウイルス騒動で、とても大事なことだと思ったので、少し視点を変えて、再度掲載させていただくこととしました。

 

さて、そのご本人、株式会社タカボシの創業者、石山伊佐夫会長のお話しを直接聞く機会がありました。

 

どのようにして、業界ナンバーワンの会社となったのか?

 

その最初の転機が、今のマスクの件ともとても似ているオイルショックの時でした。

 

トイレットペーパーが店頭から消えたのは有名な話しですが、なんとコンクリートまでもが消えてしまったのです。

 

当時、足立区に小さな事務所を構える会社だったそうですが、その石山会長(当時社長)のところにも、おたくにコンクリートはないかね?という問い合わせの電話が全国各地からかかってきたそうです。

 

通常のルートでは石山会長の手元にもコンクリートは手にはいらなかったのですが、でもこの全国からかかってくる電話に対してなんとかしないといけないと思いました。

 

そこで、トラック運転手のお兄ちゃんたちをしきっている親分に会いに行って、直接交渉し、何台ものトラックで幸い、滋賀県のある地からコンクリートの元となる砂利を運んでもらえることになりました。

 

運転手にはきちんと手厚く報酬を払い、せっかく入手したコンクリートをほぼ原価に近い価格で、問い合わせを受けた業者に供給し続けたそうです。

 

苦労して入手たにもかかわらず、なぜほぼ原価で卸しようと思ったかというと、「当時自分の会社は足立区の小さい会社だったけれども、今回を通じてタカボシを知ってもらえたら、ぜったいにお客さんは戻ってきてくれる」という確信があったからだったそうです。

 

ほぼ原価で提供する石山会長に対して、トラック運転手のお兄ちゃん達は「あんたバカか」と言ったそうですが、協力を続けてくれ、その時代にもかかわらず、コンクリートを提供し続けることができたそうです。

 

そして、いったんオイルショックの騒ぎが終わった時、会長の思いの通り、「あの時にあんたのところにはお世話になったから」と言って、ほとんどのお客さんが戻ってきてくれたそうです。そして、今でもその時の人たちと取引きが続いているそうです。

 

やはり、目先のことばかりを考えてはいけないと改めて思います。

 

 

聖書にはこういう言葉があります。

 

わが子よ。罪人たちがあなたを惑わしても、彼らに従ってはならない。」(箴言1:10)

 

「正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。」(箴言13:9)

 

「不正を蒔く者はわざわいを刈り取る。」(箴言22:8)

 

この箴言とは、ダビデ王の息子のソロモンが書いた「知恵の書」と言われる部分です。富も名声もすべてを手にして、人生のすべてを見て悟ったことを記した知恵に詰まった「知恵の泉」とも言われています。

 

欧米では、経済とビジネスで知恵が欲しかったら、聖書の箴言を開けと言われる部分なんですね。

 

聖書には神の愛が溢れていますが、同時に、神の摂理の厳しさ(それも愛)もはっきりと示されています。

 

「むさぼる」という言葉も出てきます。

 

網を張るのは無駄なこと。すべて翼あるものの目の前では。彼らが待ち伏せしているのは自分の血を流すため、隠れ狙っているのは自らのたましい。

 

不正な利得を貪る者の道はみな、このようなもの。それを得るものたちはたましいを取り去られる。(箴言1:17-19)

 

「鳥がみな見ているところで、網をはっても、むだなことだ」とは、罪人たちのすることは徒労に終わるということを、また、不当な形で利益を得ようとする者の末路は、自分のいのちを失うことになることが示されています。

 

参考サイト:

http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?箴言の標語と教訓%281%29

 

こんな時だからこそ、普遍の真理、神の摂理というものを改めて思いおこしたいと思いました。

 

そして、グッドニュースは、「正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。」(箴言13:9)

 

つまり、オイルショックの時は大変だったけれども、その時にこそ、知恵を働かせて、正しい道を選んで、「あの時にあんたのところにはお世話になったから」と言われて、今でも業界ナンバーワンの会社を保っているわけですね。😊

 

こういう時にこそ、真価が問われるという意識を持って、よい行いを淡々としていきたいです!✨

 

前回の記事はこちらからどうぞ。

 

マスクをなぜ高値で売ってはいけないか?ー六本木ヒルズにコンクリートを卸す業界ナンバーワン企業の会長から学ぶ知恵

 

ウイルス予防の消毒対策ーアルコール消毒製品が品薄の時に改めて注目されるヒバ精油

ウイルス予防の消毒対策ーアルコール消毒製品が品薄ですので、他の方法と併用としてヒバ精油についてシェアさせていただきます。

 

① ホワイトリカー(ジンとかウォッカ)

 

ジンとかウォッカとかアルコール度数が高いアルコールのことです。うちには、たまたま味噌作りで使った時のジンが残っていました😊。ウォッカは、種類によっては、60℃とかスピリタスという96度ものウォッカがあります。

 

② ハイターを希釈

 

やはり塩素系ですので、アルコールより断然強力です!

 

ドアノブ、照明のスイッチ、蛇口とか家周りは一度塩素系で拭いて、それからアルコール消毒にすると安心です。

 

③ 次亜塩素酸水

 

アルコールより殺菌交換が高いということで注目されている次亜塩素酸水。外から戻った後のコートやダウンに希釈したものをシュッと。

 

④ヒバ精油(青森に集中するヒノキ科)。

 

実は、今回紹介したかったのがこのヒバの精油です。

 

わたしは、5年くらい前に青森に旅行したときに、このヒバ精油を知りました。

それ以来、洗濯のときに一滴垂らしたり、マスクにシュッとひとかけして、風邪っぽい時には薄めて直接喉にスプレーしても使ったり、かなり助けてもらってきたと思います。市販のうがい液よりよっぽど強力です。

 

1_image

 

以下引用。

 

長野県・木曽ヒノキ、秋田県・秋田スギと共に日本三大美林の一つである「青森ひば」は、ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で和名をヒノキアスナロといい、日本固有の樹種として、その約8割が青森県内(主に下北半島・津軽半島)に集中しています。

 

雪の多い地方でなければ育たないと言われる「青森ひば」は、北の厳しい風雪に耐えながらゆっくり年輪を重ね、その長い歳月で培った強固で細やかな木目により、木の大敵である水にも強く、腐りにくい性質を持っています。

 

「青森ひば」は、ひのきやイチョウなどの他の樹木に比べて、水に強く、またカビや雑菌に対して驚異的な抗菌力を持ち、シロアリを寄せ付けない唯一の木材で、シックハウス対策に有効な木材としても知られています。

 

青森ヒバから抽出される「精油」の中には40種類あまりの成分があり、その中の「ヒノキチオール」と「β一ドラブリン」には、非常に強力な抗菌作用があるとされています。

 

ヒノキチオールは、1936年にタイワンヒノキの精油成分から発見されました。当時、自然界には存在しないといわれてきた7角形の分子構造を持つこの化合物の発見は、化学史上に残る偉業として世界的に評価されました。

 

「青森ヒバ」は、カビなど多くの菌に対する抗菌性があります。この力は、青森ヒバ油に含まれるヒノキチオール等の成分によるもので、ひのきや杉などの樹木に比べて抜群の効果を発揮します。また、抗菌スペクトルが非常に広いこと、カビや腐朽菌に対して活性が高いこと、耐性菌の出現を許さないという特微があります。

 

例)1ℓ中に青森ヒバ油が僅か0.8g入っていれば黄色ブドウ球菌が近寄ることができないことが判っています。

 

青森ヒバ油の使用実績では、インフルエンザウィルスの増殖抑制効果や院内感染菌の予防も報告されています。」

 

微量でも強力な抗菌効果ということから、人や動植物に大丈夫なのかと心配になりますが、化粧品、医薬品などに使われており、食品添加物としても認められていますので心配ありません。

 

以上。

 

参考以下のサイトより

https://ydonoki.jp/「青森ヒバ」とは?/

https://www.aomorihiba.net/hpgen/HPB/categories/33831.html

 

ヒバの精油は、洗濯機にも一滴入れて、ディヒューザーに入れてひのきの香りがしてリラックス効果もあってグッド(花粉症対策にも!)😊 天然だからお子さんにも安心です。

 

携帯用ヒバオイルも作って持ち歩いています。

 

このオイルをマスクに一拭きすると「さわやかな」香りがして鼻と口をしめつける圧迫感が和らぎます。

 

ヒバは、インフルエンザウィルスの増殖抑制効果認められてますが、他のものと同様新型ウイルスに対する実験結果はまだないです。一案としてご判断ください。

 

賢く対策していきたいと思います。

 

そして、言葉の力!

 

「私は主に申し上げよう。『わが避け所、わがとりで、私の信頼するわが神』と。

 

主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。あなたは、その翼の下に身を避ける。主の真実は大盾であり、とりでである。

 

あなたは夜の恐怖も恐れず、昼に飛び来る矢も恐れない。また、暗やみに歩き回る疫病も、真昼に荒らす滅びをも。

 

それはあなたが私の避け所である主を、いと高き方を、あなたの住まいとしたからである。

 

わざわいは、あなたにふりかからず、えやみも、あなたの天幕に近づかない。

 

まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。」

 

詩篇91章

自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、英語まで上手になって、スピーチまでできるようになった!という本当のお話し②

前回、自分が思うことや感じることを自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、気づいたら英語まで上手になって、しかもスピーチまでできるようになった!という本当のお話し😊を紹介しました。

 

今回は、そういう場をつくるために意識したこと、大切だと思うことをお伝えしたいと思います。

 

まずスピーチの課題は以下のようにしました。

 

一回目: Summary of the Ted Talk that you chose(5 mins)

 

二回目:

⑴ Summary of the Ted Talk that you chose(max. up to 2 mins)

⑵ Talk about why you chose this TED Talk, what you learned from this TED talk and your own experience related to the topic.

⑶ Conclusion – how you applied the content of the TED talk or/and what you wanted to convey to the audience.

 

三回目: 以下のCARの法則をつかって自分の体験を元にスピーチ。

 

(C)hallenge=こんなチャレンジがありました。こんなことに打ち込みました。

(A)ction=私はその状況をこう理解し、このように対処・行動をしました。

(R)esults=結果、このようになりました、それによってこのようなことを学びました。

 

チャレンジや大変だったことに直面した時、あなたという人はその状況をどう判断し、どう対処しましたか?何かに打ち込んだこと、そこから学んだことは何かを伝えることです。

 

立派なことを言う必要はなくて、身近な例でいいので、「ああ、この人は自分なりに~について学んだ体験があるんだな」という事が具体的な例と共に相手に伝わることの方が大切です。

 

CARの法則とは、そのことから体験したこと、そこから学んだことを最後に結論として導き出すためのフォーマットのようなものです。

 

TEDのいくつかのスピーチは、このCARの法則と同じ構成になっています。

 

この形式でやろうと思ったのは、この形式の質問が、欧米の大学での奨学金の面接、外資系企業、国際機関などでの採用面接などでよく聞かれるので、知っておいて練習しておいて損はないと思ったこと、それから、なによりこの方がその人の知らない部分を知れそうで面白しろそうだなと思ったからです。

 

結果としては両方の目的を果たしたように思います。

 

その際に意識した点は以下の通りです。

 

一回目スピーチ

 

TEDの要約はある学生には難しいかも知れませんが、それぞれ自分でリサーチとして面白いテーマをみつけてきましたよ。TEDの要約は、Listeningの材料にもいいし、英語の自然な表現を学べるので効果的でした。なにより学生自身が自分で興味のあるテーマをみつけて、それを聞くのは先生が紹介するよりも効果的なようでした。ただ、難しい単語もあるので、その場合には、自分の言葉となっていないままで難しい単語を使うよりは、簡単な単語に置き換えて、自分の言葉で伝えるように言いました。

 

二回目スピーチ

次のチャレンジは、半分はTEDの要約、残りの半分は自分の意見を伝えること。一回目に比較的スムーズに要約できた子でも、自分の意見を伝えるのが難しいという場合がありました。日本の教育や家庭ではほんとうに自分の意見を述べることを求められたり、自分の意見を自由に表現したり、尊重される場や体験があまりないので、ここで必要なことは、英語力というよりは、「正解とか間違いはないからね、自由にしゃべっていいよ、自分はこのTEDを聞いてどんなことが大切だと思ったのか自分で考えて伝えることが大事だからね」と、意見を言っても大丈夫という感覚、安全な場をつくることでした。だから、内容についてあまり細かく言わない方がいいかも知れません。

 

三回目スピーチ

最後の3回目のスピーチでは素晴らしいスピーチがたくさんありました!

 

カナダに留学した時の話し、バックパックでカンボジアを旅行していた時に人に助けてもらった時のこと、アルバイトで最初は無理だと思ったけど、その中に学びをみつけて続けていくうちに大きな体験があったことーどれも感動的で、この子(学生)ってこういう子だったんだあ💡と、驚くこと✨😊💌がたくさんあって、この話しを聞けて本当によかったなあと思ったのでした。

 

別の学生からは、日本人だと思っていたら、「私の母は南米の出身です」と始まるスピーチがあって、これまたよい意味での驚きと感動がたくさんありました。

 

三回目のスピーチで意識したことは、「すごいことや立派なことを言う必要はないから、自分の体験を等身大のままに話して、その体験から学んだことを自分の言葉でシェアする方がいい」と伝え、そしてそれぞれのスピーチから学んで欲しいと伝えました。

 

ペラペラ流暢に話すようなものが人の心に届くとは限らず、自分で考え、自分の言葉で自分が大切だと思ったことを伝えるようなものが感動的だったりしますね。

 

実際、感動的なスピーチは、その人が自分の言葉で伝えようとしたもので、学生はそのことを他の学生のスピーチを聞きながら実際に感じ取ったようでした。

 

最後の授業で感想をお互いにシェアしてもらったら、「すごいことを言う必要はなくて、等身大のことをありのままにシェアする方がいいと学びました」、というような発言が沢山あって、「一番楽しかったのは、他の人のスピーチを聞いて学んだことでした」という意見もたくさんあったので、そこを掴んでくれてよかったと思いました😊。

 

そして、改めて思うのは、10年位前のわたしだったら、こういうテーマを本当にはおそらく受け止めきれなかったけど、今では、自分自身も大変だったこと、たくさんの悲しみや嘆きを体験したからこそ、「チャレンジ」や「大変だったこと」というようなテーマを設定できるようになったかなあ思います。

 

人って敏感だから、なんというかセンサーみたいなものがあって、この人にならここまで打ち明けてもいい、みたいなことを無意識に感じ取ることってあるんですよね。

 

だとすると、自分の苦労も涙も無駄ではなかったと思えます。ハレルヤ😊

 

聖書にはこういう箇所があります。

 

「しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです」(Ⅱコリント12:9)

 

この箇所は知ってはいても、あまり受け入れられなかったのだけど、最近は少しづつ「チャレンジ」や「大変だったこと」に価値を見出せるような心の目が少しづつ開いているというか、この箇所が前よりは受け取れるようになってきた気がします。感謝✨

 

最後に一言。このクラスでの体験を同じ学部のあるアメリカ人の先生に話したら、”What did you do?’と聞かれました。

 

それは、日本の大学の学生がいかに受け身のスタイルに慣れていて、彼らが重い腰をあげるのはそんな簡単でもないよねということを知っているから、「いったい、なにをしたの?」という意味だったのですね。

 

その時にはたしかそういう風には言わなかったけど、学生の名簿を開いて祝福のお祈りをしました。時々思い出しては、彼らを祝福してください、と一言心の中で祈ります。

 

そして、ほかの人にも祝福のお祈りをしてもらいました😊 初めての人に会う時、ミーティングや会議に参加する前にもこの祝福の祈りをします。誰にでも使えます。実はこれ、とても効果的です♬💛✨

 

 

自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、英語まで上手になって、スピーチまでできるようになった!という本当のお話し①

後期の授業が終わりました。

 

学生が素晴らしいスピーチをしてくれました!

 

自分が思うことや感じることを自由に表現できて、安全で、自分の存在意義が受け止められるような場ができたら、気づいたら英語まで上手になって、しかもスピーチまでできるようになった!という本当のお話し😊

 

このスピーチクラスは、少人数だったので、私にとっては、直接的に学生とインターアクションできることが楽しいクラスでした。

 

ただ、留学から帰ってきたばかりの子もいれば、べつにこのクラス特別興味があるわけじゃないけどみたいに見えるような学生も混在していて、最初は一瞬どうなるかなーという思いがきたこともありました。

 

でも、けっしてできないわけでも、やる気がないわけでもなくて、なんというか、人生の方向性というか目的が見えていない時期にいるかもしれないけど、みんな十分に能力があると見えました。

 

だから、最初の数週間は、淡々と進み続けました。

 

3週目か4週目の時だったかな、ある学生が「ム ズ カ シー😅」と言うのを聞いたけど、そのまま進み続けました。(時に先生は先頭に立って、坂を登り続けないといけない時がありますね。もちろん、難しすぎるのもNGだけど)

 

そして、計3回の英語のスピーチ(英語で質疑応答にも応えないといけない)の準備に入りました。学生は計3回スピーチもするし、必ず一回は、司会(master of ceremony)としてで英語で最初から最後までスピーチの会全体を運営する役割を担います。

 

最初は内容よりも、「正解とか間違いはないからね、自由にしゃべっていいよ、自分はどんなことが大切だと思ったのか自分で考えて伝えることが大事だからね」と自分の意見を伝えることを強調しました。

 

まずはTEDの要約、次には、要約に加えて、なぜそのTEDに興味を持ったのか、そのTEDから自分は何を学んだのか、そこから自分は何が大切だと思ったのかを伝えてもらい、最後は自分の体験から学んだことをスピーチしてもらうという手順にしました。

 

毎回、よかった点を全員が紙に書いて渡して、口頭でも伝えて、もっとこうしたらいいよ、という改善点についてはその段階でのフィードバックを私から紙で伝えるようにしました。

 

各クラスの終わりには、全体のよかった点や前よりもよくなっている点を口頭で伝えました。

 

そんなことを毎回続けていたら!!!

 

最初はモジモジみんなの前に出てきて、下を向いてボソボソ話し始めるような学生もいたのに、三回目になると、みんな堂々と素晴らしいスピーチを次から次へと披露するではないですか!!!しかも英語で!

 

後ろに座って聴いていた先生は、「この子はこんな子だったんだあー✨😍💌」と嬉しいびっくりの連続でした。

 

この話しを聞かなかったらお互いを知ることもなくただ成績をつけて終わりだったけど、この話しを聞けて本当によかったと思ったのでした。

 

しかもお世辞じゃなくて、内容も洞察に溢れてい素晴らしいかった!

 

別の授業でも同じことを思ったのだけど、講義形式の一方通行の授業ではわからないけど、前で発表してもらうとキラキラとプレゼンを始める子たちがいて、「あら、こんな素敵な子たちどこにいたの?」と思うのです。

 

「今どきの若い子は~」と言うのは簡単だけど、せっかく素晴らしいものを持っているのに、なかなか自分を自由に表現する場がなかったり、受け止められて、安全に交流できて、居場所や存在意義を感じられるような場所を求めているんじゃないかな、と感じます。

 

人には自分が成長することを求める原動力が与えられている、ということを聞いたことがあります。

 

ここでの体験は、大学での授業の形式での話しだけれども、そのような場がもっとあればもっと彼らの可能性が広がるような気がします

 

個人的には、これを書きながら、どんな小さく見えることでも、今うまくいっていること、前回よりよくなっていること、相手のよい点に注目することの大切さを改めて感じました。

 

日本語では恥ずかしくて表現できなくても、英語はもっとダイレクトで人を褒めやすいという利点はありますね!

 

‘Whatever is true, whatever is noble, whatever is right, whatever is pure, whatever is lovely, whatever is admirable–if anything is excellent or praiseworthy–think about such things.’ Philippians 4:8

 

「すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。」 ピリピ4:8

 

スピーチのクラスを導くこと、または場をつくる際に意識することは以下にて紹介してます。英語の会のフオーマットは、世界143カ国に広がるスピーチクラブToast Mastersのものを少し修正したものを使っています。

 

自分のアイデンティティー(セルフイメージ、自己価値)が変わり相手のこちらへの態度が変わるとき

学生はほんとうに敏感です。

 

アカデミックにやるのをやめて自分が楽しいと思っていることを伝えようと割り切ったら、学生がいつにもなくよく聞いているのがすごくわかる時がありました。

 

理論というよりも、自分が東ティモールで働いていた時どんなことが大切だと思ったのか自分の言葉で話そうと思って臨んだら、授業の後、一人の学生が「先生のお話し面白かったです」とわざわざ伝えに来てくれました。

 

ありのままでいこうと思ってたら、プリントを配るのにまごついて、学生に「せんせい、かわいい」と言われました。(笑)

 

先生っぽい格好じゃなくてもいいじゃんと思って、ピンクのピアスをつけて行ったら、「先生、ピアスかわいい」

 

最近暗めの色の服が多かったなあと思って、今日はスカートを履いて行こうと思ったら(変な意図ではありませんよ)学生が一言。「せんせい、スカートかわいい」(笑)

 

ボキャブラリーが貧弱なのは若干気になりますが、学生って素直だなと思います😊

 

一昨日は、「先生、ホワイトハウスで働く人みたい!」と言われました。何故か、ホワイトハウス(笑)

 

確かに、あるイギリスのブランドのロイヤルブルーのジャケットを着ていたのだけど、それだけでもないかもと思ったのです。

 

こちら側の相手への思いが変わると、特に何も言ってないのに、相手のこちらへの態度が変わることがありますね。

 

例えば、自分の中の判断や裁き(judgement)を相手に貼り付けていたことに気がついたり、心の中で相手のこと(態度やふるまい、言葉など)をゆるした後などです。

 

同じ様に、自分の自分に対する理解や自己認識、アイデンティティー(自己価値)が変わると、相手のこちらへの態度が変わることもあるように思います。

 

学生から「先生、ホワイトハウスで働く人みたい!」と言われた時、心の中で思ったのはこんなことでした。

 

それは、「孤児の霊」ではなく「王の娘」という世界に触れ、新しいアイデンティティーが私の中に根付き始めたからかも😊と思ったのです。

 

「王の娘」または「王の息子」というアイデンティティーとは何か?を理解するために、その反対の「孤児の霊」(orphan’s spirit)というものについて簡単に触れたいと思います。

 

「孤児の霊」とは、文字通り、なんでも自分で生き延びていかなければならないような、親がいないようなサバイバルのメンタリティーで生きている、自分がどこに属しているのかわからない、自分が何者なのか分からず、さまよい、物理的にサバイブしないけいけないだけでなく、不安の中で生きているというような状態です。

 

その大きな特徴は、何かをしてこそ、何かの成果をあげてこそ、愛されると思っているので、常にがんばることです。

 

しかも、がんばることで成果や結果を出してきたので、その何が悪いの?と思います。

 

誤解のないように付け加えますが、努力をすること、勤勉であることはとても大切なことです!

 

しかし、わたし自身もそうでしたが、自分の存在価値を業績や成果で証明し続けなければならず、心が休まらないのです。

 

これは本当に本当に大変なことです。

 

なにより、より本質的な問題は、すべてをコントロールしたくなる、権威(学校、先生、政府、上司、リーダー)に対して、批判的な見方を持っている、(ゆえに)神様に対しても誤解した見方を持ってしまう(神様からの無条件の愛を素直に受け取れない)ということにも関係している場合があります。(E1 Life Renewal Camp Textbook, 21st Century Christ Church p.48)

 

日本人は真面目なので、すべてを捧げた末に先の戦争に負け、屈辱的な占領期を迎えた際に、それがあまりにもショックで、見放されたように感じて(実際の孤児も多くいました)この孤児の霊の影響を受けるようになったという見方もあります。

 

そして、日本社会で、父性不在という問題があること(実際に父がいないこととは違います)も指摘されています。

 

でも、神様はそんな私たちの社会にあるかもしれないそのような要因さえも癒すことができるお方なのです。

 

王の娘というのは、文字通り王の娘です。

ですから、孤児ではありません。孤児とはまったく違います。

王の娘には、天のお父さんがいます。

天のお父さんは自分の子どもである娘にこう言ってくれています。

 

「あなたの神であるわたしがいつもあなたと一緒にいますよ。

神の力があなたにあるので、戦いはすでに勝利しています。

わたしはあなたのことを思って喜んでいます。

神の愛によって、あなたのいのちはいつも新しくされています。

わたしはあなたのことをとても喜んでいるので喜びの歌を歌います。」

(Good News Translation (GNT)より意訳 ゼパニヤ3:17;)

 

The Lord your God is with you;

his power gives you victory.

The Lord will take delight in you,

and in his love he will give you new life.[a]

He will sing and be joyful over you,

Zephaniah 3:17 Good News Translation (GNT)

 

「見よ。わたしは川のように繁栄を彼女に与え、あふれる流れのように国々の富を与える。あなたがたは乳を飲み、わきに抱かれ、ひざの上でかわいがられる。」(イザヤ66:12)

 

「あなたは祝福される。あなたは、町にあっても祝福され、野にあっても祝福される。あなたの身から生まれる者も、地の産物も、家畜の産むもの、群れのうちの子牛も、群れのうちの雌羊も祝福される。

あなたのかごも、こね鉢も祝福される。あなたは、はいるときも祝福され、出て行くときにも祝福される。

主は、あなたに立ち向かって来る敵を、あなたの前で敗走させる。彼らは、一つの道からあなたを攻撃し、あなたの前から七つの道に逃げ去ろう。

主はあなたをかしらとならせ、尾とはならせない。ただ上におらせ、下へは下されない。」

(申命記 28:2-7、13)

 

まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。(詩篇23:6)

 

この内容も素晴らしいですが、すごいと思うのは、これは、何をやったからでも、頑張ったからでもなくて、文字通り娘(息子)だから無条件に与えられていることです。

 

こういうよい言葉に触れていくと、自分の頭の中の思いがネガティブな思いからよい方向へ向きが変えられていくのを感じます。

 

わたしたちの戦いは頭の中の思考・考え方にあるという世界的ベストセラーの本もあります。

 

だから、予防策のように、聖書からよい言葉を書き出したノートを用意して鞄に入れてあります。

 

そのノートをいつも開いているわけではなくても、守りが共にあるような安心感と心の落ち着きを感じます😊

 

”The Lord will make you the head and not the tail, and you shall only go up and not down.” 「主はあなたをかしらとならせ、尾とはならせない。ただ上におらせ、下へは下されない。」(申命記 28:13)

 

これを読んでくださっている方々にたくさんの祝福がありますように!

 

May peace and blessings be with you!

マスクをなぜ高値で売ってはいけないか?ー六本木ヒルズにコンクリートを卸す業界ナンバーワン企業の会長から学ぶ知恵

マスクが高値で売られているということが伝えられていますが、そういうことはやはり上手くいかないだろうという実例があります。

 

コンクリート業界NO.1の企業で、六本木ヒルズにも虎ノ門ヒルズなどのコンクリートはここの会社のコンクリートしか使わないと名指しされる会社、株式会社タカボシの創業者、石山伊佐夫会長のお話しを聞く機会がありました。

 

どのようにして、業界ナンバーワンの会社となったのか?その最初の転機が、今のマスクの件にも関係しているように思うので紹介したいと思います。

 

まず、大きな転機はオイルショックの時でした。

 

トイレットペーパーが店頭から消えたのは有名な話しですが、なんとコンクリートまでもが消えてしまったのです。

 

当時、足立区に小さな事務所を構える会社だったそうですが、その石山会長(当時社長)のところにも、おたくにコンクリートはないかね?という問い合わせの電話が全国各地からかかってきたそうです。

 

通常のルートでは石山会長の手元にもコンクリートは手にはいらなかったのですが、でもこの全国からかかってくる電話に対してなんとかしないといけないと思いました。

 

そこで、トラック運転手のお兄ちゃんたちをしきっている親分に会いに行って、直接交渉し、何台ものトラックで幸い、滋賀県のある地からコンクリートの元となる砂利を運んでもらえることになりました。

 

運転手にはきちんと手厚く報酬を払い、せっかく入手したコンクリートをほぼ原価に近い価格で、問い合わせを受けた業者に供給し続けたそうです。

 

苦労して入手たにもかかわらず、なぜほぼ原価で卸しようと思ったかというと、「当時自分の会社は足立区の小さい会社だったけれども、今回を通じてタカボシを知ってもらえたら、ぜったいにお客さんは戻ってきてくれる」という確信があったからだったそうです。

 

ほぼ原価で提供する石山会長に対して、トラック運転手のお兄ちゃん達は「あんたバカか」と言ったそうですが、協力を続けてくれ、その時代にもかかわらず、コンクリートを提供し続けることができたそうです。

 

そして、いったんオイルショックの騒ぎが終わった時、会長の思いの通り、「あの時にあんたのところにはお世話になったから」と言って、ほとんどのお客さんが戻ってきてくれたそうです。そして、今でもその時の人たちと取引きが続いているそうです。

 

やはり、目先のことばかりを考えてはいけませんね!

聖書にはこういう言葉があります。

「正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。」(箴言13:9)

 

80歳まで生きてこられたら、人生いろいろなことがあっただろうということは想像できるのですが、20年ちょと前に副社長が社員全体の三分の一を引き連れて、別会社を興したということが起きたそうです。

 

大きなショックで夜も眠れぬ日々が続いたそうです。

 

ご飯も食べず、このままでは死んでしまうと思った奥様が会長に渡したのがある聖書の一節だったそうです。

 

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」(イザヤ41:10)

 

英語訳は以下の通り。

Don’t afraid, for I am with you.

Don’t be discouraged, for I am your God.

I will help you and strengthen you.

I will raise you up high with my victorious right hand.

(Isaiah 41:10)

 

それから、会長は何度も何度もこの箇所を口に出して読み、ゴルフに行くときにも持っていき、毎日この言葉を唱えたそうです。

 

そして、見事にそのことを乗り越えられただけでなく、さらに会社の業績が上がったのです。

 

その時の経験を語られた会長は、さらにこう語りました。

 

「みなさん、裏切るよりも裏切られる方がいいですよ。」

 

組織で働くといろんなことがあるものです。その会長に言葉と姿勢にわたしも励まされました。

 

現在80歳の会長ですが、実体験の強さに基づいた心にしみることばをたくさん残してくださいました。

 

「運は神様がくださるもの」

「知識じゃなくて、知恵を求めよ」

「今が一番幸せ。過去がよかったと言ってはいけない」

「ともかく1日1日を精一杯生きる」

 

会社も社長も元気で古希を迎えることができるのは、日本全国石山会長のみだそうです。写真もいいお顔です!ぜひ見習いたいです。

 

オイルショックから、会社が発展するまで次は何があったか?

ここでは書ききれませんが、そのの後の体験もとても面白かったです😊

興味のある方はぜひ以下の動画をご覧ください。

 

85カ国語以上に翻訳され全世界での発行部数8000万部の桁違いのメガセラー=リック・ウォーレン著『人生を導く5つの目的』

2002年に発行されて以来、85カ国語以上の言語で翻訳され、訳本や改訂版も合わせると、発行部数は8000万部以上になるという桁違いのメガヒットセラーの著書があります。

 

以前にも紹介したことがありますが、リック・ウォーレン著『人生を導く5つの目的』( THE PURPOSE DRIVEN LIFE )という本です。

 

今、来年度の授業のシラバスを書いていて、大学での授業の参考図書にも挙げているので、再度紹介したくなりました。

 

著者は、2009年、米オバマ大統領の就任式で宣誓の祈祷を務めた牧師です。

 

この『人生を導く5つの目的』は、アメリカでは発売後1年で1000万部を越え、ニューヨーク・タイムズ紙の統計では74週連続第1位を記録するなど、その後も記録的な売れ行きを続けています。

 

日本では、3万部でベストセラーと呼ばれるので、8,000万部とは本当に桁違いです!😊

 

 

warren

 

 

さて、世界で85カ国語以上に翻訳されたこの本には、いったい何が書かれているのでしょうか?

 

人が人生で遭遇する困難や悩みについて、

それらをどう理解し、対処していけばいいのか、

また、何を目的に生きていけばいいのか?

 

といった、

 

生きていれば誰でも考えざるをえない人間にとっての普遍的な悩みや問題、または「人生の目的」が、永遠のベストセラーと言われる「聖書」に基づいた平易なことばで語られています。

 

全体が42の章に分かれており、1日1章ずつ読んでいくようになっています。

 

この本は、一度全部読んでから、またしばらくして何度も手に取りたくなる本なのですが、最近ではそれが誕生日の日でした。

 

今年の誕生日には、いつもとちょっと違う「想い」が湧いてくるのを体験していたからです。

 

私にとって誕生日は「お祝いしてもらう日」でした。もちろん「お祝いしてもらう」ことはとても嬉しくて有難いことです。でも、その日は、神様はどんな目的でわたしに生を与えてくれて、これから私に何をしてほしいと願っておられるのしょうか?とそんな想いが強く湧いてきたのです。。。

 

そして、このリック・ウォーレン『人生を導く5つの目的』を手にとりました。

 

何度も読んだはずなのに、そういう時に読むとこれが沁みるんですね。。。

 

そして、その本を通じて、神さまと一緒におしゃべりをするような時間を持ちました。

 

あのね、あれはこうだよ。これはね、こうだよ…と  ☕️ 💛   ☕️

 

それは、それは、まるでコーヒーを片手にソファーに座って一緒におしゃべりするような時間なんです💛😍💛

 

神さまいつでもすぐに私たちが望むペースで答えをくれるとは限らないけど、語ってくれるし、質問すると応えてくれます。

 

そして、実際、神様は、あれから約5週間後に、わたしにはっきりと具体的なあるアイデアとプロジェクトをくださいました!😊

 

さて、話しを本に戻すと、、、

 

アメリカに、北京とロンドンオリンピックで圧勝して何個も金メダルを獲得し、「水の怪物」と呼ばれたマイケルフェルペスという水泳選手がいました。彼は、北京とロンドンで目標だった金メダルを獲得し、それから、目標を失い、水泳を離れ、自殺を考えたり、アルコール依存になっていた時期がありました。

 

そんな時、長年の友人でNFLで活躍するレイルイス選手が、フェルペス選手にアルコールを断ち切るためのリハビリ施設に入ることを強く勧め、ある一冊の本を彼に手渡したそうです。

 

その本がこの『人生を導く5つの目的』でした。

 

purpose driven life

 

そして、フェルペス選手は、その二日後にリハビリ施設からルイス選手に電話をして、こう言ったそうです。

 

“Man this book is crazy!’

 

 

ところで、アメリカではNBA、NFLの選手は、この本の42日間の課題を与えられるそうです(この下の動画でも紹介されています)。やはり、トップクラスのパフォーマンスを支えているのは、身体のトレーニングだけではないのですね。

 

この本の合計発行部数が、全世界で8000万部以上というのを聞くと、歴史上の為政者によって権力維持のために作られた宗教上の制度や儀式にはうんざりでも、人生の問題に対して、聖書は何と言ってるんだろうと、思っている人、興味を抱く人は少なくないんだな、ということを改めて思います。

 

実際、日本ではあまり知られていませんが、今アジア諸国では、シンガポール、台湾、香港、韓国、中国といった国で、または、ヒンズー圏のインドでさえ、または、これまで圧倒的にイスラム圏だった国でも、急激にクリスチャン人口が増えています。

 

アジア地域の人口増という流れは全体としてありますが、一人当たりのGDP per capitaがイギリスよりも高いシンガポールでの増加に象徴されるように、所得の増加だけでは満たされない部分というのが人間の中にはあるのだと思います。

 

今ニュースを見ると、不安があおられるようなで出来事が溢れていますが、そんな中でも(そんな中だからこそ)、不安に対処的に対処して終わるのではなく、真理を土台とした考え方や対処法を身につけることができたら、それはこの時代に非常に大きな武器になると思います。

 

実際、わたしが聖書を手にしてびっくりしたのは、戦いの内容がたくさんあることです。そして、その中で勝つ王や国もあれば、破れる王や滅びる国があります。

 

真理や聖書というと、柔らかい優しいイメージを抱く人もいるかも知れません。もちろん、そうした面もあります。でも、人生には、望むと望まないにかかわらず、「戦い」という側面があります。

 

これは、「勝ち組」になりましょう、ともかく一番になって競争に勝ちましょう、という意味ではありません。

 

人生に「戦い」があるとしたら、戦いでは何が大事になるのかを知って、どう勝っていくのか賢く学びましょう、ということです。

 

最近、ある方にこの本と「励ます力」(これも素晴らしい本です!)を紹介したら、その本に書かれていることの重要性が腑に落ちて、「2週間で1か月分位の仕事をしました。心が安定して、良い状態でいることの重要性を実感しました。また、日々の小さな選択に迷いがなくなりました。」とのことでした。😊 ハレルヤ!✨✨✨

 

こういう時代だからこそ、この本で紹介されている不安に打ち勝つことのできる知恵と言葉がさらに光り輝やいて生きてくると思います。

 

「あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに。」詩篇 139:16

 

お勧めです!!!✨

 

 

5つの目的

 

 

⬆️ 著者のTEDもとてもよいです!