世界100カ国、18-25歳の42,257人による若者の仕事観ーミレニアル世代は「学びたい」「成長したい」「世界を知りたい」

ミレニアル世代は「学びたい」「成長したい」

そんな機会があるなら世界のどこでもよい。

 

世界100カ国、18-25歳の42,257人による若者の仕事観に関する調査があります。

 

ベビーブーマー世代が世界的に引退に近づき、ジェネレーションX (1965年~1980年生まれ)とミレニアル世代(1981年~1994年生まれ、欧米ではジェネレーションYとも呼ばれる)が世界の労働人口の中心的な働き手となりつつあります。

 

ミレニアル世代は、特に、テクノロジーや情報、働き方、リーダーシップなどに対する捉え方に共通点があると言われています。

 

生まれた時から充分にものがある世代、スマホやSNSと一緒に大人になってきたデジタルネイティブ(表)、FacebookやYoutubeなどで誰でも気軽に世界に情報を発信できる環境、環境や世界の課題の課題に関する情報がより身近にあること、なども、世界の若者世代の価値観を共通の方向に導きつつあることがこの数年で明らかになっていきています。

 

 

 

国連とプライスウォーターハウスクーパースが支援し、アイセック(AIESEC)という国際的な団体によってまとめられた報告書、2015年「2015 Youth Speak Survey Millennials Insight Report」、「Youth Speak Global Report 2016」より、

 

世界100カ国、18-25歳の42,257人による若者の仕事観に関する調査を紹介したいと思います。

 

それぞれ質問と回答は以下の通りです。

(それぞれ上位5位を列挙)

 

⭕️卒業後の5年間の中で一番大切だと思うのは何ですか?

 

世界を体験できる仕事

成長する機会

意義を感じられる仕事

ワークライフバランス

挑戦しがいのある仕事

 

⭕️これから5年間の中に身につけるスキルとして重要だと思っているのは何ですか?

語学力

スピーチ(Public Speaking)

リーダーシップ

問題解決型思考

判断力・決断力

 

⭕️こうしたスキルを身につける手段は何ですか?

体験型の学び

ボランティア活動

インターンシップ

大学・学校

イベント・セミナー

コーチング・メンタリング

本・教材・オンライン上の情報

 

 

⭕️5年後にはどこで働いていると思いますか?

多国籍企業

起業している(スタートアップ)

INGO

分からない

大学院

 

 

⭕️働く企業が社会に貢献していることは大切だと思いますか?

とてもそう思う(61%)

まあまあそう思う(33%)

大切だとは思わない(6%)

 

 

⭕️理想の職場を一言で表現すると何ですか?

クリエイティブ

挑戦しがいがある

楽しい

グローバル

ダイナミック

 

 

⭕️職場にはどんなことを望みますか?

 

求められる成果を明確にしてほしい。そのその範囲の中で、新しいことを試したり、新しいことを学べる自主性を尊重して欲しい。24歳、ブラジル

 

僕にとって大切なことは、常に成長できる機会や環境、自分が関わっていることが社会にインパクトをもたらしていると感じられること。22歳、インド

 

働く人が会社との関係性が双方向であることー意思決定により気軽に関われるような仕組みがほしい。

23歳、ロシア

 

youth-speak-forum

⏫ Youth Speak Forum

ミレニアル世代に「やれと言ってるんだからやれ」は通用しません。ミレニアル世代を表面的に従わせることができたとしても、彼ら自身が納得しなければ、彼らの本当の力を引き出すことはできないでしょう。なぜ、それが本人の成長のために大切なのか、自らを高める機会になるのかを理解させる必要があります。

 

また、すでに確率された方法を一方的に伝えるだけではなく、どんな方法があって、何がうまくいって何がうまくいかなかったのか、より良くするにはどうしたらいいのかを考えさせるような導き方が求められるでしょう。そして、ミレニアル世代にとって、一人の人格として対等に尊重されることはとても大切です。

 

 

スイスの名門MBAプログラムIMDの学長を務めるドミニク・テュルパンはこう言います。

 

「リーダーにとってはそれが試練になりえますが、ミレニアルを鼓舞しやる気にできるリーダーとして自らを高める機会に出来るかどうか、リーダーにとっても企業にとっても成長の機会として捉えることが出来るかどうかが問われるでしょう。」

 

日本の若者は文化的にも社会的にもあまり声高にこうしたことは語りませんが、この調査で明らかになったことを同じような傾向があると個人的には感じています。

 

「もっとも働きがいのある会社」にも選ばれたグーグルからなぜマインドフルネスブームが生まれたのか、と言えば、Google初期にアルゴリズムをつくったエンジニアの社員の一人が、「毎日こんなに職場で時間を過ごすんだから、職場での時間はもっと楽しくていいはず」と思ったことがきっかけでした。

 

 

 

人はそもそも「楽しい」と感じる時に一番効率良く学ぶと言われています。

 

同様にリラックスしている時に自然と新しい発想やアイデアが閃きます。

 

子供は周りの子にも自然におもちゃを分けてあげます。

 

もしかしたら、私たちは自然の姿に戻っているのかも知れません。

 

 

突然中国語で呼び止められたら?! 語学力よりも大切なことー先に◯◯を持つこと

突然中国語で呼び止められた。
ウェイ!
迷子になったらしい
おばあちゃんとお孫さん。

周りもすっかり
暗くなっていたし、

抱っこされてる
男の子は
今にも
泣きだしそう。。。

おばあちゃん
ともかく
早口で
しゃべりまくる。

私少しは
中国語
分かるけど、

彼女の口から
繰り出される
弾丸中国語は

すでに私の
レベルを超えてる。

しかも、
ウオーキング中で
携帯持ってない
。。。

ふー。

ちょっと
深呼吸して

相手の状況を
想像してみた。

そういえば、
英語が
ほとんど通じない
カザフスタンで

私つたない
ロシア語しか
話さないのに

なぜか
何度も
おばあさんに
道を聞かれた。

語学力が先じゃなくて
まず、
相手と通じる意図を
持つこと。

通行人の
サラリーマンの人から
紙とペンを借り、

筆談と想像力?で

なんとか
家族に
再開しましたとさ。

 

こっちはほとんど
しゃべってないのに
あなた中国人?って、

会って5分も
経ってないのに

あなた
結婚してるの?
って、

世界共通
ばあちゃん必殺技を
繰り出し、

ばあちゃん、
ツッコミどころ
満載だったけど
(笑)

google翻訳も
便利だけど

たまには
異文化筆談も
悪くないなあ〜
⭐️⭐️⭐️

すぐに何でも調べられる時代ー大学で何を学べばいいの?

スマホですぐに何でも
調べられる時代。
じゃあ大学で
何を学べばいいの???

リーマンショック後の
アメリカでは、

私大の授業料の高さと
学生ローンを
払い続ける人達から

学位にそれだけの
価値があるのか?
との声が上がり続け、
社会問題になっています。

リーマンショック後は、
ペイしないなら
自分の好きなことを
しようと

ハーバード
ロースクールへの
志願者は減り、

アートスクールへの
志願者が
増えているそうです。

もちろん、

実験やら
研究室が
必要な分野もあるけど

「知識」だけなら
かなりの範囲で
大学に行かなくても
身につけられる時代。

じゃあ大学で
何を学べばいいの???

大学に行くか
行かないかは
別にして

姪っ子たちには
どこかの時点で
体験してもらいたいなあ〜😊
と個人的に思うのは、

「考える力」を
身につけることと
https://chikaonaka.com/2016/02/19/

いろんな国の人達と
一緒に学ぶ体験。

例えば、

夜になると元気になるブラジル人と
早く結果を出したい中国人と
タイプできないのに
口は達者なナイジェリア人と
パキスタン系イギリス人と

一緒に何かを
やり遂げるには
どうしたらいいの ⁉️

日本で暮らす
私達の価値観だって
多様化してるし、

少子化にしろ
移民受け入れにしろ

多様な考えや価値観を
理解し、
合意を探っていく
能力はますます
求められていく。

こればかりは、
体験しないと
分からないもの。

分かりあえない時も
あるけど

そんな体験こそ
人生の幅や視点を
広げてくれる

醍醐味の一つ
じゃないかと
思うので〜す
(*^-^)ニコ

日本の大学に行くのは 当たり前なのか?

オックスフォード2位
東大43位
京大88位

慶応・早稲田400位圏外。。。

「ビリギャル」がびーーん!

世界大学ランキングより

 

途上国の学生は
一直線に世界一流校を目指す。

サバイバルに直結するし
出さないと始まらないから。

もちろん、
大学とか
学歴の意味も
変わって来てるし、
留学にはお金もかかる。

でも、

日本でしか通用しない
受験勉強にすごい
時間もお金もかけて、

しかも、

ガラパゴス化してる
日本の大学に行くって

当たり前なんだろうか???

ハーバードも
MITも無料で
どんどん授業を
公開しているし、
https://www.edx.org/school/harvardx

カーンアカデミーでは
高校までの全教科を
全て無料で
勉強ができる。

しかも
ビルゲイツが支援する位
高水準!
https://www.khanacademy.org

ついに、

授業料無料で
アメリカの大学卒業の
資格がもらえる
オンライン大学
までできて、

University of the People
http://www.uopeople.edu

ニューヨーク大学と
バークレーと単位連携
で通学もできる。
https://goo.gl/ou9Y5N

一流大学には
日本人向け
奨学金もある。

大学側も
日本人が欲しい。

国籍数が多いこと=
多様性が高いことが

世界大学ランキングに
直結するから。

入試はないし

基本的には
エッセイ=
志望動機が
中心。

一部に
天才的な人たちは
確かにいるけど

中身に
思われている程の
差はありません。
(本当に!)

たぶん、
語学力と

イメージによる
距離感の方が
大きいと思う。

私のそばには、
Chikaはなんで
オックスフォード
受けないの?

と言ってくれた先生が
いてくれただけ。

知らないことは見えないー

外に目を向ければ
いろんな方法があるよ!

175カ国の人と一緒に働いて学んだガツガツ自己主張しなくても世界中で通じる方法

「これ面接で使えると思いました。」

「惹きつけられるのがわかりました!」

「楽しい!」

 

 

これを体験すると英語は上達するー

今日はそれを確信した日となりました。

 

私たちは毎日いろいろな言葉を発しているけれども、必ずしもコミュニケーションがとれている訳でもないようなのです。

 

上司にはとりあえずこう言っておこう(怒られるのが怖いから)。。。

 

こんなこと言って変だと思われたらどうしよう(傷つきたくないから)。。。

 

かっこいい事を言わないといけない(認められたいから)。。。

 

発言する前に何度も何度も自分の中で考えるのに何も言えない(恥をかくのが怖いから)。。。

 

自分の意見ってなんだっけ?(何が自分の意見で人の意見かもう分からない。。。)

 

っていうか、そもそも「コミュニケーション」って何だったけ???

 

スマホ時代を生きる私たちは、いとも簡単に情報の洪水を必死にさまよう迷子の羊ちゃんのようになってしまいます。

 

しかも、今は英語やら新しい言語を勉強しないといけないというプレッシャーも強くなっていますよね。

 

ただ、基本的にはこういうマインドセットの上に新しいものを加えようとしているので、

なんだか、もういっぱいいっぱいの古いOS上に新しいソフトをインストールしようとしているような感じでもあります。。。

 

ウィーン、ウィーン、ウィーン(モーターがフル回転しています)

 

今日は、

私が175カ国の人と一緒に働いて学んだ

「ガツガツと自己主張しなくても誰とでも通じる方法」のシェア会を開催しました💛

 

まず、

私の8カ国計12カ国での海外勤務・生活から学んだ

誰も教えてくれない海外でのコミュニケーションにまつわる誤解などを紹介しました。

 

例えば、

海外で働くにはガツガツ自己主張をしないといけない?

繊細さは弱さで、弱さは隠さないといけない?

感情は抑えてロジカルに話さないといけない?

日本人はコミュニケーションが下手?

海外で働くには難しい英語を話さないといけない?

 

などです。

 

英語を勉強する会ではありませんが、たぶん、これだけで英語を勉強する・話すことに対する心理的なハードルが30パーセントくらい下がるのではないかなと個人的は思います。

 

そして、

175カ国の人と働いて学んだ誰でもすぐにできる相手の心をつかむコツをみんなで実践しました。

 

 

「これ面接で使えると思いました!」

「惹きつけられるのがわかりました!」

「楽しい!」

 

日本語とはあまり抑揚のない言語です。このトーンのままで英語を話すとどうしてもモノトーンになってしまい、英語耳の人にとっては、ちょっとつまらない印象になってしまうのです。

 

あなたが何かを話そうとしているのに、日本語のトーンのまま話しているので、会話が流れてしまったり、相手が耳を傾けてくれなかったりします。

 

せっかくいい内容でも人の注意や集中力を惹きつけられなかったら「モッタイナイ!」ですね。

 

ただ、英語をしゃべる=「アメリカ人」になることじゃないし、英語は世界の人と通じるための言語として学ぶのだから、必ずしも「アメリカ人のような感じ」で話さないといけないっていうのもなんだか違和感がある。。。

 

このワークはそんな私の実体験から生まれました。

 

これは自分が別に「アメリカ人っぽく」ならなくても、自然に相手を惹きつけられるようになる、という方法です。

 

そして、みんなで新しいコミュニケーションのOSを体験しました。

 

はて、新しいコミュニケーションのOSになるとどうなるかと言うと〜

 

~でないといけない

こういう時にはこう言うものだ

沈黙がこわい

 

ではなくて、

 

別に一言もしゃべらなくていい

話さなくてもそこに存在していい

ただいるだけで祝福されていい

 

というスペースからのコミュニケーションになるのです。

 

するとどんなことが起きたかと言うと~😊

 

「思っていることをパッと口に出していた自分にびっくりしました!」

 

「千華さんの実体験からのシェアだったので心に響いて、すぐに使えるものがたくさんありました。」

 

「人と人が向き合うことがとても神聖なもので特別なことだと気づきました。転職の面接の怖さが優しい時間へと変わる気がします。」

 

「今日の2時間の体験のすべてが私が味わった事のない空間でした。一対一で親友と会話をしている時に感じる心地良さを全員で初対面の方と感じることが出来ました。」

 

「自分はただ生きているだけで祝福されていいんだ~!という実感が得られました。自分の上半身の曇りのようなものがとれたように感じました。」

 

「I was feeling very relaxed, soft and warm afterwards. It feels very warm to open heart and see other people open hearts too!」

 

 

こんなことを体験した上で英語やら新しい言語を学ぶのとでは習得のスピードがずい分変わってくるんじゃないかな?

 

 

だって、

英語を話すことに対する心理的なハードルが下がると、

「英語を話すことの怖さ」が軽くなって、

英語を話すことが楽になって

話すことが楽しくなって、

自然と英語を話すことに対する自信がついてきます。

 

するとどうなってくるかと言うと、

 

結果的に伝える力やプレゼン力が上がるのです。

 

なので、「英語を話すことに対する心理的なハードルが下がること」はとても大きな価値なのです。

 

今の勉強法に時間を費やすのか、

今の自分の前に「はだかる壁」の正体は何なのか、

じゃあ、どんな勉強法やどんなことが自分にとって効果的なのか、

 

その時々に自分に効果的なものを見極めていく賢さも大切ですね。

 

Meet Up March 5 2016 ④

 

次回のシェア会は3月13日(日)15:00~17:00@恵比寿で開催します。

私の実体験と心理学やスピリチュアリティーなどが統合されて詰まった2時間です。

さいきん、私の経歴の印象とはちょっと違う「癒しのギフト」が開いてきているので、そんな要素も入ってくるかも知れません🍀🍀🍀

 

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Meet Up March 5 2016①

Meet Up March 5 2016 ②.jpg

 

 

変化の激しい時代こそいかに学ぶか②: オックスフォード流「考えるステップ」

 

この変化の早い不確実性の高いこれからの時代においてはもはや決まった正解はなく、正解のないような問いに対してどうやって考えるか・アプローチするかがますます問われるようになること、

そういう時代においては、一つの正解を求めるのではなく、

新しい解を導き出すための「考え方」(思考プロセス)を学ぶことがますます大切になるだろうとお伝えしました。

 

ではその考えるステップとはどういうものなのでしょうか?

例えば、オックスフォード大学のチュートリアルでは実際に何をどのように学ぶのでしょうか?

 

チュートリアルは、週に1回1時間程度、教授と学生が1対1もしくは1対2になって行われ、学生が、毎週与えられたテーマについて事前に調べ、そのテーマに対する回答を小論文として書いて臨みます。

 

チュートリアルでは、

そのテーマについてはすでにどういう事が言われていて(先行理論のレビュー)、

その点で大切だとされていることは何かをまとめ(論点の整理)、

課題の質問に答えることになります(議論の結論)。

 

1、これまでの論点をを理解し・整理し、結論を出す

 

毎週新しいテーマが与えられ、毎回新しい文献を読み、新しいテーマを理解し、整理し、言語化します。そのテーマに関する、それまでの何十年もの(何百年、何世紀もの)洞察の積み上げを、自分の言葉で表現していく作業です。小論文を通じ、これまでの研究では何がすでに明らかになっていて、何が重要なのか、まだどんな課題があるのか、について全体を構成し、結論を出します。

この作業を一年で、一学期8週間×3学期=計24回を繰り返します。

 

2、その結論にいたったプロセスを確認する

完成した小論文を教授に渡し、チュートリアルが始まります。教授に質問されたことは主に三点でした。

 

「それはどういう意味なのか?」

「そこをもう少し説明してくれる?」

「どうしてそういう結論になったのか?」

(私、もしくは、もう一人の学生に対して)

 

「どうして」「なぜ?」と質問されることによって、

または説明を求められることによって、

 

不明確なところは明確にし、

意見の根元にある前提を確認し、

その結論にいたったプロセスを確認しています。

 

 

3、洞察を深める

その上で、一つの意見を掘り下げ、洞察を深めていきます。

このテーマに関して言えば、今の時点ではこうだけど、この点に関してはまだ足りない、という認識の上で、あなたはどう思う?「こういう意見もあるけど、それ対してはどう思う?」と、自分の意見が求められ、時には、自分とは異なる意見に対する意見が求められます。

 

4、何が分かっていて何が分かっていないのか?

そのような質問をされると、自分の中で理解できている時には答えることができても、理解が足りない時には上手く言語化できなかったり、説得力のある答えができなかったものでした。こうした質問のやりとりによって、どこを分かっていてどこを分かっていないのかが明らかになっていきます。

 

5、理解を「積み上げる」

オックスフォードでのチュートリアルでは、ある問いに対する答えや解が一つでないこと自体は問題にされません。

 

むしろ、

解は一つとは限らないこと、

誰も一人では理解を深めることは出来ないという前提の上で、

 

お互いに意見を交わし、自分とは違う意見についても聞くことによって、自分はなぜその結論にいたったのか、という自分の思考プロセスを確認する、という作業が求められました。

 

オックスフォード David Parkin.jpg

⬆️ デービッド・パーキン学部長とクリスマスパーティーにてー授業がパブで行われたことも

 

理解や解はある日突然やってくる訳ではありません。「閃き」も、何千回、何万回もの地道な作業の延長にやってくると言われるように、この時の体験から「理解」とは「積み上げる」ものなんだと学んだように思います。

 

「考える」という作業にも「型」があり、

新しい解やオリジナルな解も「型」を経て到達すること、

一つ一つ成功体験を積み重ねていくこと、

 

そして、

多様な意見があってよいこと、

誰も一人では理解を深めることができないという前提は、

 

変化が激しく、不確実生の高い時代に生きる私たちに大きなヒントを示してくれているように思います。

 

(まとめ)

⭐️解はまったくゼロの状態から導き出すのではない。

⭐️ 新しい解やオリジナルな解にも「型」を経て到達する。

⭐️理解を積み上げる先に解がある。

⭐️解は一つとは限らない。

⭐️ 誰も一人では理解を深めることは出来ない。

main_oxfofrd

変化の激しい時代こそいかに学ぶか①: オックスフォード流「考えるステップ」

最近ビジネススクールで使われている言葉にVUCAワールドというものがあるそうです。

 

VUCAワールドとは、

volatility

uncertainty

complexity

ambiguity

の頭文字をつないだもので、

 

文字通り、

変動が激しく、

不確実性が高く、

複雑で、

曖昧な

世界のことを指しています。

 

改めて指摘する必要もない位、為替の変動から国際情勢まで、今私たちは変化の激しい時代に生きています。そして、ひとつひとつの出来事が、今まで体験したことのないような早さで複雑に影響し合い、思ってもみなかった方法で他の出来事に繋がるようなことも起きています。

 

別の言い方をすると、

私たちは、もはや前例のない「解がない時代」を生きています。

 

最近、世界で政情不安やナショナリズムが激しくなってる背景には、未知の不安に向き合い、答えがすぐにでないような複雑さや不確実性に堪えるよりは、「不正確でもいいからより単純な答え」を求め、

自分に安全をくれると感じられるより大きな集団に帰属感を求めるようになっているからだ、という指摘もあります。

 

私が、南スーダンのような国で仕事をしていた時、それは正に不確実性が極めて高い環境で、解のない課題に向き合う作業そのものだったのですが、私にとっては必ずしも大変だったという記憶だけではなく、ある意味前例もないからこそ、何をやってもいいという切り拓いていく面白しろさがありました。

 

ただ、最初からそう思えたかというとそういう訳でもなく、

不確実性に耐えるメンタリティーと、解がない中で解を導き出すための「考えるステップ」を積み重ねていったように思います。

 

私がそうしたスキルを初めてきちんと習ったのはオックスフォード大学の大学院でした。

 

私がオックスフォードに入学してびっくりしたのは、教授と学生が1対1もしくは1対2で議論をしながら学んでいくチュートリアルと呼ばれる個人指導のシステムでした。

 

アメリカの大学が授業(議論)への参加と毎週出される課題を中心に進んで行くのに対し、オックスフォードではこのチュートリアルこそが日々の勉強のメインであって、講義の数自体もそんなに多くなく、講義はチュートリアルを補完するものと考えられていました。

学期が始まる前から、卒業生からオックスフォードとケンブリッジの特徴こそチュートリアルなんだよ、とは聞いてはいたものの、さて、それだけで修士課程の勉強が成り立つんだろうか?と正直ピンと来ないまま学期を迎えたものでした。

オックスフォード入学式

🔼 オックスフォード大学入学式

では実際にチュートリアルでは何をするのでしょう?

チュートリアルは、週に1回1時間程度、教授と学生が1対1もしくは1対2になって行われ、学生は毎週与えられたテーマについて事前に調べ、質問に対する回答を小論文として書いて臨みます。

 

1週間で20冊~50冊位の文献のリストが渡され、

そのテーマについてはどういう事がすでに言われていて(先行研究のレビュー)、

何がその点で大切だとされていることは何かまとめ(論点の整理)、

課題の質問に答えることになります(議論の結論)。

オックスフォード入学式②

⬆️ ハウスメートと一緒に。このガウンは日常的にもディナーで着る。

言うは易し。

学期が始まるやいなや、キャンパスでは一斉に「メンタル・アスリート」のような生活が始まります。

週一回のチュートリアルの日、徹夜明けの目をこすりながら、自分の書いた小論文を手に教授の部屋をノックします。

ソファーのような椅子に座り、少し挨拶を交わしてから、自分の書いた小論文を声に出して読んでと促されます。

私の担当の教授は、あまり多くを語らない方でしたが、読み終わると、たいていこのようなことを聞かれたものでした。

 

「それはどういう意味?」

「そこをもう少し説明してくれる?」

「なんでそういう結論になったの?」

 

そして、時にはもう一人のチュートリアルのペアの南アフリカ人のクラスメートに「あなたはどう思う?」と議論がふられていきます。

 

チュートリアルが終わると、

その週の課題を終えて、一旦ホッとするものの、

 

その課題の結論を教授が言うわけでもなく、

模範回答や講義の資料やパワーポイントが渡される訳でもなく、

何かを理解したような確かな手ごたえをつかんだ訳でもなく、

自分が勉強していることは果たしてどこかに向かっているんだろうかと、

大きな雲をつかむような作業が果てしなく続くように感じられたものでした。

 

ただ、いま振り返ってみれば、

このチュートリアルこそ、

何を学ぶかではなく、いかに学ぶかを教えてくれた最強の機会だったと分かります。

 

チュートリアルは、

正解を求めるというよりは、

先人の歩みを追いながら(それまでの洞察や理論の積み上げを自分の中で言語化し)、

自由に考え、

新しい解を導き出すための考える方法(思考プロセス)を教えてくれていたのでした。

 

オックスフォード寮からの景色.jpg

🔼 寮の部屋からの景色ー課題が終わらず泣きそうになった時に窓から見えたリスに癒された

 

このチュートリアルの体験は、

「どんなテーマでも自由に追及して良い」という雰囲気の中で、

 

 

「多様な視点があってよいこと」、

「解は必ずしも一つではないこと」、

「自分でテーマをみつけ、向き合い、探求する楽しさ」、

「解のない課題に対して向き合うメンタリティー」の土台を私に身につけさせてくれたように思います。

 

これからの解のない時代、新しい解を求めるための考え方(思考プロセス)はますます重要になってくることだと思います。

 

では、オックスフォードの教授はなぜあのような質問をするのでしょうか?

その質問の意図とは何なのでしょうか?

 

解のない時代に解を見つけるオックスフォード流「考えるステップ」②

 

 

(まとめ)

変化の早い不確実性の高いこれからの時代においては決まった正解があるとは限らない。

正解のないような問いに対してどうやって考えるか・アプローチするかが問われる。

解を求めるのではなく解を導き出す思考プロセス(考える過程)を学ぶ。

 

解のない時代に解を見つけるオックスフォード流「考えるステップ」②

 

◎ビックリ満載のオックスフォード生活についてはこちら

→ マイストーリー④-日本生まれ日本育ちの私がオックスフォードへ

◎オックスフォードに応募することになった経緯についてはこちら

マイストーリー③就職活動で落ち込みミャンマーへ行くー私ってすっごいバカかも?!

Sheldonian_Theatre_Oxford