プロフィール
大仲千華
キャリアコーチ・マインドセットコーチ
(株) Peace Blossom代表取締役社長。
元国連行政官、元米軍専門家
国連の行政官(社会統合支援担当)として国連ニューヨーク本部、南スーダン等で和平合意の履行支援、元兵士の社会統合支援に約10年従事。二つの独立国の立ち上げに関わり、80人強の多国籍チームのリーダーを務める。
閣僚経験者も任命される政府要員向け国連PKO国際研修において、唯一の日本人女性として米軍専門家(教官)として、軍人士官を含む政府要員約400名に戦略策定、情勢分析、課題解決(シナリオ)演習、交渉、多国籍演習等について指導。
燃え尽き症候群とうつを体験し、コーチングとレジリエンスに出会う。燃え尽き症候群や逆境から人が回復していくプロセスと、その人の特性や強み、SHAPE(本来のカタチ)を発見していく過程に共通点があることに気づく。
元兵士の人たちの社会統合支援(DDR)と、東ティモールと南スーダンで二つの独立国の誕生に立ち会う中で、「制度」ができても、国の使命、リーダーのミッションと国民の健全なマインドセットがなければ、国の繁栄も成長も続かない、という気づきとコーチングでの体験を合わせ、「一人一人の主体的な変化と内面からの変革によって、よりよい変化を生み出し、新しい時代を支えていくためのコーチング(Transformative Coaching)」というミッションが生まれる。
紛争当事者とも粘り強く関わり、信頼関係を築き上げた高いコミュニケーション能力と本当の課題を見極める洞察力を合わせ、言葉になっていない相手のニーズや願望に気づき、共感をもって答えや成果を引き出す能力は、クライアントの高い支持を得ている。医師、 医療従事者、 国連職員、 弁護士、ビジネスパーソン(外資金融、製薬、 製造業等)、政府職員、 NGO職員、臨床心理士等のクライアントから支持を得る。特に自己表現(Self Expression)分野でのブレークスルーが数多く生まれている。
紛争地での現場で学んだ知恵と洞察を次世代に繋ぎ、日本人の強みを活かしながら、自分に与えられたミッションを生きる次世代育成のため、明治学院大学にて教鞭をとる。
【経歴・委員】
内閣府「平和維持・平和構築に関する研究会」委員。
国際赤十字委員会・国際問題研究所共催「人道支援に関する研究会」委員。
明治学院大学教員。文教大学「平和学」担当。
オックスフォード大学修士課程修了。
【経歴・委員】
2001-2002年 国連東ティモール暫定統治機構(UNTAET)選挙担当官
2002-2003年 国際協力事業団(JICA)準客員研究員
2003-2004年 UNESCO 中央アジア事務所 社会科学・人権担当官
2004-2006年 国連ニューヨーク本部 PKO局 DDR 担当官
2007-2008年 国連平和維持活動スーダンミッション(UNMIS)DDR 担当官
2009-2011年 国連開発計画(UNDP)南スーダン事務所 社会統合支援専門家(Reintegration Specialist)
2012-2013年 米国政府 海軍大学院 Center for Civil-Military Relations, Global Peace Operations Initiative(GPOI)専門家
【出版・執筆実績(一部)】
- 「自分の軸で生きる練習 ~ オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」(大和書房)
- 雑誌「クーリエジャポン」(講談社)にて連載。国際紛争の現場で学んだ仲裁の力やグーグルと国連研修の共通点等キャリアやリーダーシップに関する記事を多数執筆。
- 毎日Education教育サイト「毎日留学ナビ」にてコラムを担当。
- 2016年に来日のウィーンフィル管弦楽団を取材。東日本大震災後の支援として5年連続東北へ通い続けた団員は何を東北で感じ何を学んだのか?について執筆、寄稿。
【講演先(一部)】
・国連事務総長特別代表養成研修パネリスト、防衛副大臣向け勉強会プレゼンター、自衛隊中央即応集団、上智大学教職員向けに講演。その他多数。
【メディア掲載実績(一部)】
【受賞歴】
・Oxford University New Century Scholar (オックスフォード大学大学院より全額奨金を授与され修士課程を修了)
・経済産業省「地域需要創造型等起業・創業促進事業」
【趣味】
シュノーケリング。お気に入りは沖縄小浜島の穏やかな海と西表島のダイナミックな海。