クリスマスが終わりました。
みなさんのクリスマスはいかがだったでしょうか?
私の場合、高校生の時にハレルヤコーラスをみんなで歌ったのがとても気持ちよくて、今でもクリスマスシーズンになるとハレルヤコーラスを歌いたくなります。
今年は、久しぶりにハレルヤコーラスを聞く機会があって、改めて感じたことがありました。
クリスマス(Christ-mas)は、ご存知の通り、イエスキリスト(Christ)の誕生(降臨)を祝う日です。
ハレルヤコーラスとイエスキリストの誕生の場面が描かれた聖書の箇所の朗読を聞きながら、心を静める時を持つと、
多くの人がその誕生を何百年も待ち望んでいて、その待ち望む想いがあったがゆえに、その誕生がいかに喜ばしいことなのかが改めて心に沁みて感じられました。
そして、こんなことも感じました。
チャレンジや試練があったからこそ、待ち望む気持ちがあるからこそ、ほんとうに大切なものの価値を心から味わい、受け取ることができる、ということです。
クリスマスの情景に戻ると、聖書には、その時の喜びの様子がこのように描かれています。
「その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
天使は言った。
『恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。…
あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。』
すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
『いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。』」
何百年もの間その誕生が予言され、飢饉などがあり、その誕生を待ち望む人々の心の中で、ある日、天使のお告げによって羊飼い達がイエス・キリストの誕生を知らされます。
そして、天使に言われたとおりにその子を探しに行くと、羊飼い達はかいばおけに寝ている子をみつけるのです。
真実の光がやってきたとも書かれています。
The true light that gives light to everyone was coming into the world. (John 1:9)
その光は、愛、真理、ゆるし、和解、いのちの象徴とされています。
ご存知の通り、キリスト誕生の前と後で、イエス・キリストの前を意味する「Before Christ」BCと「イエス・キリストの年に」を意味するAD(アンノドミニ =Anno Dominiの略)と、時代(西暦)の表記が変わるほどでした。
そして、その光を待ち望む体験があったからこそ、それを心から求め、それを祝い感謝することができるのだと感謝しました。