もし本気で人生をよくしたいと思うならば、わたしたちは作戦を根本的に変える必要があります。
それは神さまに応援されることです。
そして、「世間の視点」ではなく、「神さまの視点」を理解することです。
神さまは、わたしたちが心穏やかでいて、幸せでかつ人の役に立つ存在になることを望んでいます。
この中で一番優先順位が高いのは「心穏やかにいること」です。
なぜなら、幸せであることも、愛があることも、人の役に立つ存在になることもその根本には自分が「心穏やかである状態」があることからです。
「心おだやかであること」と言うと、すごく受動的なように聞こえるかも知れませんが、心穏やかでいられることは実はすごくパワフルなことです。
ある大手企業に勤められている方ですが、ある新規プロジェクトに配属されたのですが、そのプロジェクトを率いる部長さんは性格も「一癖」あって、会議もしらけていて、そのプロジェクトがいったいどうしたら進むのか想像がつかない位だった、と言います。
まず、会社へ行くこと自体が苦痛の日もありましたが、自分が穏やかでいられるために、会議の前にある瞑想を取り入れ、会議に参加している時の自分と参加者全体の心の状態に意識を向けることを始めました。
すると、なぜか会議が周り始め、部長も彼女をかってくれ、責任のあるプロジェクトを任され、それまで会社で誰もやったことのなかったことを立派にやり遂げました。
その成果が認められたこともあって、対外的な会議にも会社を代表する立場として出席するようになり、経営企画室に配属されました。
経営企画室の空気はとても重かったと言いますが、出勤する前にある瞑想を習慣づけると、経営企画室の人たちがなぜか彼女を頼り始め、社長からも声をかけ始められるようになりました。(経営企画室に何十人もの人がいる大企業の話しです)
神さまはときどき、「自分の向いている方向があっていること」をそのようなとても分かりやすい形で見せてくれます。
時には「わかりやすい方法」で神さまのサポートを見せてくれることもあるでしょうし、神さまと自分が望んでいることが一致していれば大きな「結果」を体験するかも知れません。
ただ、私たち人間は忘れやすいし、すぐに気移りしてしまう弱い存在なので、応援もやる氣も必要だということをわかっているかのように、「わたしはここにいますよー」とわかりやすい形で応援や結果を示してくれることもあります。
ただ、神さまの視点から、見ると仕事は「手段」の一つです。
神さまが関心を持っているのはわたしの持っている「思い」であり、「意図」(目的)であり、「原因」です。
わたしたちの思いが「原因」で、わたしたちが見るもの、体験するものは「結果」である、という考え方があります。
私たちの中の思考パターンや感情の傾向、エネルギーや過去の体験があるパターンとなって現れる、いう考え方です。
この見方によると、「原因」そのものがそのままだとしたら、目に見える環境や状況をいくら改善しようとしても、なぜかいつも同じような「結果」をつくってしまう、ということになります。
例えば、もし人は信用できない、と思っている考えがあるとすると、それを確認するような体験を繰り返すことがあります。
世界は理不尽だと思っていると、理不尽な体験ばかりが目に入ることがあります。
これは引き寄せの法則というレベルの話しではなく、自分の思い(内側)が外の世界(外側)をつくるという「創造の原則」です。
わたしたちは、自分のいる職場や上司や「理不尽な社会」が原因で、心の動揺や落ち込み、不安、おそれなどを感じると思っています。
でも、神さまの視点から見るとまったく視点がかわります。
神さまは、なんらかの課題や問題を体験したときに、はて?今度はどうしたらいいんだろう?自分の中にそれをつくっている原因はなんだろう?と自分の内面に目を向けることを望んでいます。
そのために、神さまは、それを見せてくれるような仕事や職場を与えてくれます。
自分にとっての魂の課題に取り組むのに最適な人間関係や環境をくれます。
自分のこころの状態、思考パターン、感情のパターン、自分を深い部分で動かしている動機、過去の未完了の体験やこころの重荷、思い込みや自分の中のブロック)に目を向けられるようになるためです。
とくに、頭ではこうしたいと思っていても、なにか「葛藤」があるような感じがする、なにかスッキリしない、「モヤモヤ」する、何かが「つっかえてる」と感じるときは、無理やり進めようとするのではなくて、それに気づいて、分解することが役立ちます。
難しいように聞こえるかも知れませんが、そこにきちんと意識を向け始めることで、目の前の状況が見る見る変わっていくのを体験するとある意味「快感」でもあります。
だって、外の状況(外側)を変えようとすることはすごいストレスですが、自分の内側を変えるのは自分次第だからです。
そして、神さまは、わたしたちがどんな体験をしたいのか?何を望んでいるのか?あなたの意思表示を待っています。
私たちに「問題解決」に追われる人生ではなく、もっと大胆に祝福と喜びに満ちた新しい人生を「創造」して欲しいと願っているからです。
日々体験することや仕事での人間関係を考えるとき、「神さまの視点」という視点から今の状況を理解するならば、より根本的な解決のための糸口が見えてくるでしょう。
視点をあげましょう。
心を開きましょう。
「この件を神さまの目で見させてください」
「神さまの耳で聞かせてください」
「神さまの心で感じさせてください」と、お願いましょう。(*^-^)ニコ