わたしは留学や海外勤務で海外にいるとき、日本に帰国するのはたいてい年に一回ほどでした。
久しぶりに目にする日本の景色や日常の風景が新鮮に見えて、外国人のような目で日本について見えることがあります。
そんな中でも忘れられない景色があります。
いつもは大抵年末年始の冬の時期に帰国するのが定番となっていたのが、珍しく5月に日本へ立寄った時のことです。
南スーダンの首都ジュバから国連機でスーダンの首都ハルツームへ、そして、ドバイ経由で日本へ向かう便で、機体が成田空港に向けて降下をはじめた時です。
目に飛び込んできたのが緑!緑!緑!
新緑の季節。
緑がほんとうにみずみずしくて、
思わず独り言を言いたくなってしまうくらいに、
「日本は水に溢れたなんと恵まれた国なんだろう!」と鮮明に思ったことがあります。
南スーダンの雨季には多少の木々や花を見ることができますが、サバンナと呼ばれるその辺り地域では草木の種類も限られていて、砂漠に近いスーダン(北)では雨が降るのは年に数日ほどです。
ハルツームにいたっては、砂嵐(すなあらし)と呼ばれるものがあって、感覚的に言うと台風くらいの風が雨なしで吹きながら(文字通り)砂を巻き上げるのです。
「砂嵐注意報」があって、学校や仕事は自宅待機になります。
これが発生すると家中が砂だらけになって本当に大変です。
部屋全体に水をかけたくなります。(笑)
それでも、スーダンの人は「いつものこと」といった様に普通の顔をしているので、水と四季のある国に生まれた人と砂漠の環境に生まれ育った人とでは当たり前だけど肌感覚が違うんだなあと思ったものです。
大好きな新緑の季節。
そんなことを思い出しながら、新緑の景色を楽しんでいます💛
(写真) 新緑の奥入瀬渓谷一度行きたいです。
(*^-^)ニコ