日本だけしか知らない問題点の一つは、「イノベーション」とか「クリエーティビティー」というものがなかなか実感として感じられないことだと感じます。
私がもう10年近く前ケニアに行ったときには、すでにマサイ族も携帯電話を持っていたし、
南スーダンの難民が食料と寝床の次に求めたのは携帯電話でした。
つながりと情報はサバイバルに直結するからです。
2015年に世界全体の携帯電話普及率が100%を超えて、タイの農民もウガンダの難民もスマホで送金やビジネスをする時代です。
タイの農村の人たちが使っているプラットフォームを見ると日本のオンラインバンキングよりもよっぽど簡単で使いやすい時代になっています。
まさに、世界のイノベーションの流れを肌で感じます。
そんな時代に生きる私たちは、もう日本の常識だけでものを考えていたらまったく行き詰まってしまうでしょう。
日本という社会がいかに規制だらけかと嘆くこともできますが、反面、今は、個人が力をつければ海外でもビジネスをできる時代です。
だから、学生のうちに、若い時に外に出て海外にでて、そういうイノベーションの現場をどんどん見てこよう、と勧めています。
もちろん日本を出たら「不便」だと思うこともあるでしょう。でも、便利さを求めるばかりに、私たちはどんどん力を抑圧されている面もあるのです。
日本にはない活気やバイタリティー、ダイナミックな成長を肌で感じることでしょう。
自分の中にまだ眠っている力を感じる人もいるでしょう。
肌で感じて欲しいと思います!
⬆️インドの農村で遠隔医療の研修を受ける看護師たち
⬆️ 南スーダンの避難民の人たちが携帯電話を充電するスポット