多くの人たちが時代が動いていること、時代が変化しつつあることを感じています。
ではどう時代が変わりつつあるのか?
一つは、「うそっぽいもの」に対して、私たちが敏感になっていることです。
うそっぽいものに冷めちゃっているのです。
「うそっぽいもの」に対して、「うん?どこかおかしい」という違和感を持ち始めたことです。
役所に貼ってあるポスターのような「行っていること自体は正しいけどまったく心に響かないもの」にすっかり冷めてしまっているのです。
そして、このタイミングでの国会の解散。
どんなことをやっても日本の人たちは怒ることも反対もしないとでも思われているのでしょうか?
まったく国民もばかにされてるもんです。
今ではすっかり内戦状態に戻ってしまった南スーダンですが、南スーダンの人たちが忍耐強く結束が固かったのは、独立前の1~2年間の間でした。
「共通の敵」の存在と「独立」という目標が人々をまとめることができたからです。
北朝鮮という「共通の敵」を利用して、国民をまとめようとでも思ったのでしょうか?
先月の国連総会では、「舐められてはいけない」
「アメリカに合わせてこちらも強気な姿勢をみせないといけない」とばかりに、安倍首相を含めて北朝鮮の挑発行為に対する言葉の応酬が続きました。
でも、その視線は、かなしいかな、あくまでもアメリカに向いているとも感じてしまいました。。。
同時期、そんな国際情勢のさなか、日経平均株価は2万円をふたたび突破。
アナリストやディーラーは後付け的な説明をもっともらしく言うのが仕事なので、いくらでも言い方はあるのでしょう。
でもやっぱり自然の法則に反していると言わざるをえません。
もはや市場の原理がもはや自然でないものの影響を受けているとしたら、必ず限界がきます。このまま続くことはないでしょう。
こんな時代の変わり目には、いつわりの「レトリック」が使われます。
ヒットラーが発した表面的な言葉だけを見たらもっともらしい言葉が並んでいるのです。
幸いなのは、そんな挑発的な言動に対してほとんどの人たちが冷静でいること。
私たちはほんとうの力(パワー)とにせものの力(フォース)を見分ける判別力をもたないといけません。
私たちは自分自身の判断基準を持たないといけません。
でも難しく考える必要はありません。
「なんかおかしい」と思ったらやっぱりおかしいのです。嘘っぽいのです。
その感覚を信じましょう。
そして心に響くかどうか?
ほんものや真実は理屈と言葉を超えて、こころに響きます。
私たちは動物のような本能的な感覚を呼び起こすときです。
全身で真実に対する嗅覚を研ぎすませて、真実を見極めていきましょう。