「燃え尽き症候群」の特徴は単に身体的に単に疲れているだけではない、ということです。
自分は燃え尽き気味なのでしょうか?
これは燃え尽き症候群と言うんでしょうか?
となんらかの自覚症状としてあげられるのは例えば以下のような症状です。
ーやる気・意欲が湧かない
ー身体に力が入らない
ーこのままでいいんだろうかと憂鬱になる
ー突然感情的に不安定になる
ー急にとても寂しくなる
ーむなしい。。。
特に、こうした体験や感情が積み重なった場合です。
・これって本当に私がやりたかったことなんだろうか?(失望)
・私が求めていたのはこんなもの?(失望)
・なんでこんな扱いを受けなければいけないのだろう?(人間関係における不当な評価や扱い)
・これって意味があるんだろうか?(無意味感)
・本当に自分がやりたいことってなんなんだろう?(焦り、虚無感)
・この状況をどうすることもできない(無力感)
・どこまでやっても終わりがない(圧倒感)
・でも、自分の悩みはとるに足らない。(対人援助疲労)
・「自分がいなければならない」「もっと〜べきだった」(〜べき)
・「あの時はもっとこうできたんじゃないか?」「なんであの時はああしなかったんだろう?」(後悔)
もう一つの大きな特徴は、「頭」では「もう大丈夫。もう十分休んだはず」と理解しているつもりでも「身体」が思うように動かない、という点です。
これは、部活から就活まで、または、「もうキャリアも15年以上を超えるけどなぜか最近身体に力が入らない」というケースまで程度の差はなんであれ、いつでも起こりえます。
こうした兆候を必ずしも「燃え尽き症候群」と呼ぶ必要もありませんが、ポイントはこの時点では一見「周り道」のようにみえることが、人生の次のステージに持ち上げてくれるための鍵だ、ということです。
そういう意味で、私自身は、「燃え尽き症候群」自体は必ずしも「悪い」こととは思っていません。ただ、人生のフォーカスやルールが変わってきます。
キーワードとしては、
セルフケア
バランス
感情
関係性(人間関係)
受容
ゆるし
でしょうか。
人生のゲームのルールが変わってくるという意味は、
⇨「がんばる」だけでなく自分の限界や弱い部分も「受け入れる」ことを学ぶ
⇨「感情」は排除したりコントロールしたりするものではなく、魂からのメッセージであると捉え、その本当のメッセージに耳を傾けること
⇨他人を喜ばすことから自分を喜ばすことに焦点を向けること
などです。
この段階では、それまで溜められていた感情的な体験や傷が噴出することがあります。
そうした感情面での「未完了」を「完了」することが大切です。
特にこれまでの職場での人間関係や、これまでの人生におけるバランス(バランスが欠けている部分)がよりハイライトされてくることがあります。
私たちは、こうした感情を扱うことを私たちは習っていないので、なんとか「ないこと」にしようとしたり、排除しようとしたり、大抵「ワーカホリック」になってこうした体験や感情を押し殺そうとします。
ただ、私たちは人間なのでそれを無視し続けることは健康的ではありませんし、心と身体は繋がっているので、それが気の流れを邪魔してのちに「身体の不調」として体験する人もいます。
また、感情を押し込めることは情熱や喜びまでも押し殺してしまうことになります。ますます、「やりたいことが分からなく」なってしまいます。
ネガティブな感情もポジティブな感情も両方合わせて受け入れることを学ぶことができます。