いろんな国で子供たちに「将来何になりたい?」と聞いて気がついたことがあります。
サッカー選手、エンジニア、医者、学校の先生。。。
どんな国でも、不思議なくらい答えは同じだったのです。
そう。
知ってることしか見えない。
私たちは、自分が知ってる事、見たことがある事、親が言うことしか知らないのです。
私たちは、大抵のところ、そんな「小さな自分の世界」だけに生きて、その中の世界だけで将来を決めようとしています。
先日、コーチングにいらした方で、やりたいことがあるのに、身体が思うように動かないんです」、という方がいらっしゃいました。
私には、自分が本当にやりたいことや可能性を自由に発想する前に、今ある職業やなんらかの形態に一生懸命に自分を合わせようとしている、ように感じられました。
身体というのは正直です。「頭」で一生懸命考えたつもりのことでも、身体の方が真実を知っています。
やりたい時には身体は自然に動くからです。
そう、私たちがやりたいことや仕事について自由に考えようとしても、無意識に自分たちの選択をせばめてしまっているのは珍しくありません。
「2011年に小学校に入学した子どもの65%は、いまはまだない職業に就くでしょう。」こう指摘したのは、デューク大学教授のキャシー・デビッドソンの言葉です。
実際、AI(人口知能)と人間が共存を始める日がすでに始まっています。
そんな時代こそ、むしろ私たち人間のひとりひとりがが本当にやりたいことをやるチャンスなんじゃないか、と思います。
そして、今は、FBやYoutubeで無料で全世界に一個人がメッセージを発信できる時代です。少し前だったら大きな組織じゃないと出来なかったことが個人で出来るようになりました。
「職業」に「自分」を合わせる時代は終わりつつあります。
「職業」に「自分」を合わせるのではなく、「自分」が先にあって、自分という存在からこそ生まれる価値や才能を自由に表現していくこと。
それこそが「付加価値」になる時代です。
だからこそ、自分が「自分」を知ることーこれがますます重要になっていくでしょう。