あらためて「今」「なぜ」「コーチング」なのか?

 

今、なぜコーチングなのでしょうか?

 

経済危機や3.11があり、社会全体の価値観がさらに大きく変わりつつあります。

 

FBやYoutubeといったツールによって、誰もが無料で全世界メッセージを発信できる時代になりました。アイデアによっては、少し前だったら大きな組織ではないと出来なかったようなことも個人で出来るようになりました。

 

多くの人が、自己表現をする機会、意義を感じられる体験、助け合うこと、誰かの役にたつこと、成長し合える人間関係、そして世界の人たちと関わる体験をより強く求め始めています。

 

また、最近の世界情勢に象徴されているように、メディアや予測も含め、誰かの意見を信じていればいいという時代も終わりつつあります。

 

そんな時代の転換期を生きる私たちは直観的に、より自分らしい働き方や仕事、ライフスタイルはなんだろう?と思っています。

 

「答え」は一つではない時代を生きる私たちにとって、自分にとっての「答え」(判断基準)をもつこと、自分の感覚を信じること、「自分にとっての幸せのかたち」をもつことがより大切になってくる、と言えるでしょう。

 

私は国連ニューヨーク本部や南スーダンなどで約10年近く、紛争解決や仲裁、平和支援の仕事に関わり、多国籍チームのチームリーダーも務めました。その後は、米軍の専門家としてアジア各国の政府に派遣され、国際的なプログラムの講師も務めました。

 

いわゆる大企業に就職することを選ばず、ドイツの企業で働くことを選んだ私は、大学卒業時の統計では「その他」でした。結果的に合格し、奨学金ももらうことになった大学院も、それが決まったのは卒業式のほんの数週間前でした。

 

私は国連に入る試験には一度も合格はしませんでしたが、いろいろな人に助けてもらいながら、私のキャリアは「点」と「点」がつながって、結果的に、私の国連でのキャリアは拓かれていきました。

(国連という組織は基本的に毎回自分で応募をするという自己志願制の組織です)。

 

 

 

国連の試験の正式倍率は5千~1万倍と言われていましたが、今思えば、一万倍の競争倍率を努力して勝ち抜く道もあれば、「自分の感覚を信じる力」によって拓ける道もあった、と思います。私にとっての本当の試験は、「自分の感覚を信じ続けられますか?」という試験だったのです。

 

私はこの体験から誰もがその人の「ファーストクラスのチケット」を持っている、と思うようになりました。

 

Emirates Suite

 

とはいえ、私たちは、学校では本当の意味で、どうやって仕事を選んで、 その後どうしたらいいか、自分で考えたり、自分の意見を自由に表現するスキルもほとんど習いません。

 

 

私は、いろいろな国で子供たちに「将来何になりたい?」と聞いた体験があります。

答えは不思議なくらい一緒でした。

サッカー選手、エンジニア、医者、先生。。。

 

そうなのです。

人は基本的に自分が知ってる事、見たことがある事しか答えられません。

 

ハーバード大学のロバートキーガン教授の研究によると、何か問題があった時、8~14%の人は自分の知識・情報・経験の範囲で解決策を組み立てようとし、42%~49%の人が自分の判断ではなく周りの意見で判断をする(日和見主義)という結果が明らかになっています。

 

これは、アメリカでの研究結果ですから、日本での数字はこれよりもさらに高いでしょう。

 

つまり、ほとんどの人は自分の限られた体験や人の意見でしか、物事を考え、決定していない、という訳です。

 

そして、私たちは、本当に「考える方法」も習いません。

 

不安な時ほど、頭の中だけが不安でグルグルと回っていて、自分が思っていることと、本当の問題まったく違うことだった、というケースはよくあります。

 

コーチングセッションの目的の一つは、

 

まず自分のおかれた状況をいったん整理し、

いったい本当の課題は何なのか?

そして、

具体的に何をどうしたらいいのか?を考えていくこと、です。

 

セッションを終えた時には、

「何をすればいいか分からない」という思考停止と行き詰まりの状態から、 ああ、こうすればいいんだ❗️ と💡💡💡光が見えるようになっていることが目標です。

 

 

第三者の存在が、より客観的に、より広い・新しい視点で見れるようになるサポートとなります。

 

同時に、他のコーチングセッションにはない、大仲千華のセッションの特徴があります。

それは、頭と心・身体をつなげるメソッドを持っているということです。

 

私のセッションにいらっしゃる方の中で、「頭ではわかっているけれども思うように動けない」と言う方はけっこう多くいらっしゃいます。(情報過多のスマホ時代を生きる私たちのお悩みの一つのようです。)

 

「頭ではわかっているけれども思うように動けない」時ほど、身体の言うことに耳を傾けることが大切になります。

 

これは、私自身の体験から来ています。

 

私が南スーダンでの国連勤務から帰国して体験したのは、「身体が言うことをきいてくれない」という状態でした。

 

しばらく休もうとは思っていたものの、一年近く休んでも身体に力が入りません。どうして?心は焦るばかりです。

 

カウンセラーも含め、何人かの方にお会いしましたが、なにか根本的な解決が必要だと感じていたとき、ある方の説明が直感的に腑に落ちました。

 

身体には人間の原初的な知恵が保存されていると同時に、身体はポジティブな出来事もネガティブな出来事も緊張もプレッシャーもすべての体験を記憶している、ということ、

 

だから、そうした緊張やプレッシャーを感じた体験(エネルギー)を身体から解放することが必要との、ことでした。

 

私の場合は数回のセッションが必要でしたが、その効果は直感的に分かりました。

 

身体にあった緊張や不安、重さが自覚され、解放されていくにつれて、少しづつ身体が軽くなっていくのが感じられました。視界も明るくなったように感じました。

 

身体の言い分を言葉にしてみるならば、「身体はまだ南スーダンにいると思っていたのだけれども、身体がそれはもう「過去」のことだ、ということを納得してくれた」という表現になるかも知れません。

 

私の例は少し極端かも知れませんが、人生では予期せぬことが起こります。 

 

ただ、そうした体験は、次のステージにより飛躍するために、自分の方向性を見直す機会だったり、心や身体を整える時期であったり、自分の才能を発見し、開いていく機会でもあります。

 

私にとって帰国後の体験は、南スーダンなどでの体験を整理し、解放する時間であったと同時に、そうした体験を通じて、改めて「自分でないもの」を手放し、改めて自分の人生の方向性を確認する、という体験でした。

 

そして、「自分でないもの」を削ぎ落とされ、「自分」が残り、気が付いたら直観力やヒーリング能力が開花していたのです。

 

心の状態を整理し、ハートと身体とのつながりを取り戻し始めると、無理をしなくても自然に身体が動くということも実際に体験しています。

 

大仲千華によるセッションのもう一つの「強み」は、こうしたことを、単なる理論ではなく、自分自身の体験も含めてお伝えできる、ということです。

 

「他の方のコーチングを受けたけれども、モヤモヤしたままで終わってしまいました。でも、大仲さんのセッションは違うように感じます」、とおっしゃってくださった方もいました。

 

 

最後に、なぜ国連職員だった私がコーチング・カウンセリングを始めたのか?

 

アインシュタインは、「問題をつくりだした時と同じ次元の考え方では、その問題を解決することはできない。」と言いました。

 

もう同じアプローチでは限界。

いくらやっても無理。

より高い次元のアプローチを見つけたい。

 

南スーダンでは、大きなプロジェクトの多国籍チームのリーダーを務め、長い間不可能だと言われていた南スーダン独立のための住民投票が実施されるのを見届け、「やりきった」と感じていました。

 

Uganda2

 

なんらかの形でまた「世界」に関わりたい。でも、何か違ったやり方があるはず。

ナイル川を見ながら、それがどういう意味か分からないけど、そう思ったのを覚えています。

 

今思えば、国連で働いていた中でも、とりわけやりがいを感じた瞬間は、相手がどこの国の人でも、ふとその人本来の輝きを垣間見る瞬間でした。

 

誰の中にも、そういう輝きがあります。

 

不安やその人でないものが解放されると、その人本来の輝きが自然と溢れ出る瞬間があります。

こういう瞬間は、ナニゴトにも代えがたい「プライスレス」な瞬間です。

 

 

誰もがただ自分が自分であることを認め、互いを尊重し合う世界があれば、争いも戦争もなくなると思う。そんな世界を見たい。

 

これが私がコーチングを始めた理由です。

 

 

特にお勧めするのはこういう方です。

 

⭕️もっと自由に自分にとっての人生を生きたいと感じている方

⭕️人生の転機にあると感じている人

⭕️人生にはなんらかの目的があるんじゃないかと感じている人へ

⭕️頭では思っているけど、身体が動いてくれない、と感じている人

⭕️この激動の時代に地球に生まれてきたなんらかの意味があるはず、と感じている人へ

⭕️より効果的に人に関わり援助するスキルを身に付けたい人へ

⭕️新しいスタイルのリーダーシップで部下やチームと関わりたいと思っている人へ

⭕️災害でのPTSDやトラウマを解消して、新しく人生を進めたい方

⭕️職場での対人関係、人間関係をより根本的に改善したい方

⭕️もっと自由に自分を表現したいと思っている方

 

こちらが一方的にアドバイスするというよりも、どんなことに悩んでおられて、どうしたいのかに耳を傾け、一緒に答えを探っていきます。

 

セッションの時間を有意義なものにするために、いくつか事前に簡単な質問にお答えいただくことになります。

どうぞお気軽にご連絡ください。

 

《コーチング/カウンセリング》

 

初回

⭕️ 90分 15,000円 

⭕️ 60分 12,000円 

 

 
 
学生料金
 

◎ 90分 1,2000円 (税込)

 
◎ 60分 10,000円 (税込)
 

 

⭕️ 2017年1月1日より上記に消費税がかかります。
 

⭐️ 8回コース(90分) 15万円

⭐️6回セッション(90分)12万円

⭐️3回コース (90分)  6万円

 

 

 
継続的なサポートのある環境で安心して、ご自身の課題に取り組むことができます。
 
セッションとセッションの間に課題をこなしていただくことで、日常生活における変化をより確実にします。
 
 
 

単発

⭕️ 60分  18,000円 

 

⭕️ 90分  22,000円 

*2017年1月1日より上記に消費税がかかります。
 
 
 
 

⭕️ 対面 または Skypeにて。

⭕️ 日本国内、海外在住の方も対応可能です。

 

*時差14時間圏内ともセッションを行っています。具体的な時間帯に関してはご相談しましょう。

 

⭐️お申し込み⭐️はこちら⇩⇩⇩

 

https://chikaonaka.com/1729-2/コーチングお申し込みの流れ/

 

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頭ではわかっているけど、身体が動かない時どうしたらいいですか?

heart-mind

私のコーチングセッションにいらっしゃる方の中で、「頭ではわかっているけれども身体が動いてくれない」とおっしゃる方がけっこういます。

 

そういう時ほど、頭が常に忙しく回転しているのですが、「考えている」つもりでも、実際には思考が頭の中でグルグルしているだけで、実際には「思考停止状態」になっている場合もめずらしくありません。

 

そういう方が自分の状況を説明する時には、話しが同じところをグルグル回り始めるのでわかります。

 

でも、上司が。。。これも問題で。。。でもでもでも。。。

 

そのループで考えている限り、表面的な改善はありえても、おそらく根本的な解決はないのが実情です。

 

同じように、なんだかいつも忙しいし、がんばっているのだけれども、いったい前に進んでいるのかどうか分からない、という場合もあります。

 

そして、そういう時ほど、思うように動けない自分に対して「自分はダメだ」と自分を責めがちですが、それもまた効果的ではありません。

 

ハーバード大学のロバートキーガン教授の研究によると、何か問題があった時、8~14%の人は自分の知識・情報・経験の範囲で解決策を組み立てようとし、42%~49%の人が自分の判断ではなく周りの意見で判断をする(日和見主義)、そうです。これは、アメリアでの研究結果ですから、日本での数字はかなり高いでしょう。

 

つまり、ほとんどの人は自分の体験や限られた範囲での体験でしか解決策を想像することができない、と言っているのです。

 

コーチングの目的の一つとは、

自分のおかれた状況を客観的に見れるように整理するお手伝いし、

何が本当の課題なのか?では、具体的にどうしたらいいのかを一緒に考えていくこと、です。

 

 

それだけを聞くと、ロジカルシンキングのようにも聞こえるかもしれませんが、たとえ「ロジカル」でもそれが単にロジカルだけでも終わると、モヤモヤが残ることがあります。

 

なぜなら、人間は感情の生き物だし、ときには、ある課題は魂の成長のために起きていることがあります。

 

それは、本来はこうあるべきだ、とか効率とった面だけでは説明できない領域があるからです。

 

または、そういうときには、一生懸命に頭で考えた答えであっても、本当にハートが望んでいることとは必ずしも同じとは限りません。

 

私のコーチングセッションの特徴の一つは、頭と心・身体をつなげるメソッドを持っているということです。

 

実際に、数人の方のコーチングを受けたけれどもモヤモヤ感が残ったけれども、大仲さんのセッションは違う気がする、と言って申し込まれた方がいらっしゃいました。

 

ところで、国連職員だった私が、なぜコーチング・カウンセリングを始めることになったのかと言うと、それは自分自身の体験から来ています。

 

私が4年を超える南スーダンでの国連勤務から日本に帰国して体験したのは、「身体が言うことをきいてくれない」という状態でした。

 

身体から気力と魂がすっかり抜け出てしまったように、身体は空っぽ。

ともかく、身体が重いのです。。。

疲れていたから、しばらく休もうとは思っていたものの、数ヶ月休んでも身体に力が入りません。

気がついていたら季節は冬から春に、そして夏を過ぎ、秋になっていきました。

 

枯葉を見ると、どうして?心は焦るばかりで、それでもやはり同じ状況でした。

 

カウンセラーも含め、何人かの方に会いましたが、なにか根本的な解決が必要だと感じていたとき、ある方の説明が直感的に腑に落ちました。

 

「あのね、あなたの身体はまだ南スーダンにいると思っているのよ。だから、身体に今はすでに安全なところにいる、ということを伝えないといけないの。」

 

身体は、「過去の出来事」を「たった今の起きていること」だと認識しているから、身体にそれはすでに「過去の出来事」だよ、ということを伝えることが役に立つかも知れない、ということでした。

 

身体には人間の原初的な知恵が保存されていると同時に、ネガティブな出来事や緊張などのすべての体験を記憶しているとのことでした。

 

例えば、むかし、パワハラ系上司から怒鳴られたことがあって、頭ではもう関係ないとわかっているのに、なんだか身体にその時の緊張が残っているのか萎縮してしまう、といった具合です。

 

これを読まれている方の中には、え?そんなことが?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

 

でも、おそらく誰でもそのような体験は大なり小なり持っているのです。

 

私は効くものならなんでも試してみようと感じていたので、そのアプローチを試してみることにしました。

 

私の場合回復するまでには数回のセッションが必要でしたが、その効果は直感的に分かりました。

自覚はありませんでしたが、身体は自分が思っていた以上に緊張していたのが感覚的に分かり、同時にその緊張や重さや解放されていくにつれて、視界が明るくなっていくような身体が軽くなっていくのが感じられました。

 

私の例は少し極端のように聞こえるかもしれませんが、私のセッションにいらっしゃる方でも「頭ではわかっているけれども身体が動いてくれない。」という方はけっこう多いです。

 

同時に、自分の心の状態を整理し、意識をハートと身体に向け直し、それぞれが繋がってくると、無理をしなくても自然に身体が動くということも実際に体験しています。

 

「心」と「身体」をつなげていくことで、問題や悩みが、まったく違うように見えるようになった、問題じゃなくなったという体験の報告を実際にたくさんいただいています。

 

頭ではわかっているけど、身体が動かない方、いらっしゃいますか?

 

「頭」と「ハート」をつなげるメソッドについてはこちら

 

どうぞお気軽にご連絡ください^^

 

heart-mind

 

 

神様は平等。ちゃんと誰にも長所と短所を作っている

もしオリンピックでメダルが欲しいとしたr、足が長い選手、音感がいい選手、技術の高い選手ーさて誰を選んだらいいのか?

「それはあったらいいけど、なくても大きな問題とは言えないものばかり」と言います。

シンクロ②

リオオリンピックでメダル獲得の瞬間。

 

8回ものオリンピックでメダルをもたらしている奇跡の人、井村雅代シンクロナイズドスイミング女子監督です。

 

実際に彼女が指導した選手の中で、足がとても長い選手がいたそうです。

 

シンクロでは、足が長い方が圧倒的に見栄えがいいです。

でも、その選手は「気が弱い」という側面も持っていた。

 

それについて彼女はこうも言っています。

 

「神様は平等。ちゃんと誰にも長所と短所を作っている。」

 

当たり前だけど、そうなんですよね。

 

だって、足の長さや身長だけが長所となるんだったら、日本はシンクロでもメダルを取り続けることはできなかったのでしょう。

 

だったら、ロシアにはないけど日本にあるのはなんだろう?と彼女は考えます。

 

そして、彼女は、選手たちと一緒に日本しかできない演技を考え、いろんなものにヒントを求め、その分野の人たちから指導を受けます。

 

時には、

阿波踊りを見に行き、

フラメントを見に行き、

シルクドソレイユの指導も受け、

空手の先生から直伝で

武道の精神や空手の型の指導を受けます。

 

 

身体面では足りない点に目を向けたらそれはどうしようもないけれども、彼女は「日本しかないところ」に目を向けるのです。

 

シドニー五輪のチーム演技を私も見ましたが、思わず「すごい!」と叫びたくなるような渾身の演技でした。

 

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彼女の思考の反転もさすがと思いますが、さらに「ああ、この人はほんとうに本物だ」と思ったのは、この発言。

 

「あの時は悔しかった。だって、あんな演技でメダルをとったから。」

 

どういう意味かと言うと、結果的に全部のオリンピックでメダルをもたらしたけれども、彼女はメダルを目指すと同時に、メダルをとったとしても一生懸命やってなかったことに対して「悔しい」と言うのです。

 

メダルも大切だけど、その人がその人のベストを尽くすことなのですね。

あっぱれ!

 

オリンピックでメダルをとる人は何か特別な才能を持っているわけじゃない。◯◯を持っている人がメダルをとる。

メダルをとれる選手は足が長い選手、音感がいい選手、技術の高い選手?

 

「そういうのはなくても大きな問題とは言えないものばかりです。でも、◯◯がなかったら選手は絶対に上手くなりません。」

 

そう言うのは、8回のオリンピックでメダルをもたらしている奇跡の人、井村雅代シンクロナイズドスイミング女子監督。

 

リオマーメイドジャパン

 

井村雅代監督が彼女が選手との向き合い方などを書いた「教える力」という本があります。

 

選手の育成やコミュニケーションはもちろん、そんな彼女の「リアル体験」と「本物感」が詰まった面白い本ですが、

 

総監督としてのチャレンジの一つとしてあげられているのがどの選手を最終的に選ぶか、という判断です。

 

足が長い選手、音感がいい選手、技術の高い選手ーさて誰を選んだらいいのか?

 

時には、メディアに取り上げられている選手や、地元の応援を受けている選手、長年目をかけてきた選手、もいる。

 

でも、それでメダルがとれるのか?

スポーツは結果がわかりやすくでます。メダルと4位の差はとても大きい、と言います。

 

 

その決断と結果をぜんぶそんな重大な決断の最高責任者は彼女。

 

でもリオも含めて8回もオリンピックでメダルに日本を導いてきた彼女が基準にしていることとは何か?

 

シンクロ①

 

彼女いわく「心の才能」。

 

「足が長い選手、柔軟性が高い選手、魚のように水と一体感をもてる選手、音感がいい選手、、、そういうのは持っているにこしたことはないですが、なくても大きな問題とは言えないものばかりです。

でも、『心の才能』がなかったら選手は絶対に上手くなりません。」

 

自分ができない時に「私は才能がない」とか、「私は向いていない」とかそんなことは言わないで、「できないのは自分の努力が足りないからだ」と、「だから、もっと努力をしよう」と思えることーこれが、心の才能です。

 

「私はまだこれができないから、できるまでやろう。」という心の才能があったら、何でもできるようになるんです。」

 

「みんな、オリンピックでメダルをとる人だったら、何か特別な才能を持っている人たちだろう、と思うかと思いますが、そうではありません。なにがなんでもオリンピックの舞台で最高のパフォーマンスをしてメダルをとりたいーその想いが強い人がオリンピックでメダルをとるのです。」

 

井村雅代「教える力」より

 

プレッシャーや緊張を感じている時はどうしたらいいですか?自信がない時は?ー8回もオリンピックメダルをもたらした人より学ぶ対処方

 

「緊張したときはどうしたらいいですか?

プレッシャーから解放される方法教えてください。」

 

8回のオリンピックでメダルをもたらしている奇跡の人、井村雅代シンクロナイズドスイミング女子監督。

 

彼女が選手との向き合い方などを書いた「教える力」という本があります。

 

その中で、プレッシャーへの対処方についてこう言っています。

 

「プレッシャーなんてとことん感じたらいいねん。

プレッシャーとか緊張は、とことん味わってそこを突き抜けないと。」

 

真正面から向き合って、プレッシャーを感じつくすと「こんなもの、何の役にも立てへん。自分の力を出すしかないやんか」という結論までいって、ようやく開き直ることができる。

 

なるほど。

 

では、「自信がない時」どうするか?

 

オリンピック選手なんだからもともと自信はあるだろう、と思う人もいるでしょうが、実際には違います。

 

2008年の北京オリンピックの決勝の前日、チームの緊張が最高になって、その72時間は何をしたのか思い出せない、というくだりがあります。

 

その前の演技で思ったような演技ができず、選手達はすごいプレッシャーと緊張を感じていて、長年のカンでこれは「やばい」と思ったそうです。

 

それで、彼女はどうしたかというと、選手たちをオリンピック選手村の一番人通りの激しいところへ連れていきます。

 

そして、そこで「ランドドリル」と言われるシンクロの振り付けを全員で練習するのです。

 

「あの時選手に必要だったのは体力の温存ではなく自信です。」

 

「そして人から見られる怖れを取り除くことでした。」

 

「そのまま練習を切り上げて、一人で部屋にこもっていたら余計なことを考えてしまう。だったら、もうクタクタになって何も考えられないほど疲れ果てて、あとはベッドに倒れこんで寝る方がいい。」

 

最後に心のよりどことになってくれるのは、「これだけやったのだから」という感覚だから。

 

そして、実際にメダルを手に入れるのです。

 

その夜、井村コーチの選手一団が宿舎に戻ってきた時の選手達のすがすがしい顔を見た他の国のコーチは心の中で「ああ、負けた」と思ったんだそうです。

 

おそらくこのレベルにいたると、身体能力の差はほとんどなくて、メンタルなのでしょう。

 

「これだけやったのだから」という感覚 ー シンプルだけど、大きな真理を教えてくれているような気がします。

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