人が本来持った才能を輝かせる時ホール全体さえ振動させる

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私のハートは完全にオープンになっていました。。。😍

 

ヤクブ・フルシャの指揮するベートーベン「第九」を聴きながら。。。

 

 

ヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša)は、2011年に『グラモフォン』誌で「大指揮者になりそうな10人の若手指揮者」に選ばれた一人。

 

 

彼が指揮棒を振り下ろした瞬間からすっかり引き込まれてしまい、演奏が第三楽章に入る頃には、私のハートは完全にオープンになっていました。

 

 

そして、私のハートが叫ぶのが聞こえました。

 

 

私も彼みたいに全ての才能を思いっきり表現し尽くしたい!!!

 

 

 

 

人が本来持った才能を輝かせる時、それは周りの人に伝わるのですね。

 

 

あたかも、満席のサントリーホールが振動するかのようでした。。。

 

 

第九は何度も聴いていて、聞きなれたメロディーなのに「えっ?!第九ってこんな曲だったっけ?」と新鮮なおどろきの連続でした。

 

 

2ヶ月ちょっと前に聴く機会のあった世界的巨匠、ズービンメタのような熟成さはないけど(まだ30代ですからね)、でも彼には音楽の神様がついてて、おそらく彼にもその自覚があって、一見軽やかなのに、触れる人の天才性を目覚めさせる魂をゆさぶる演奏でした。

 

 

素晴らしい演奏でした!

 

 

音楽を奏でる人たち&運営する人たちに感謝 です!!! 🙏💛💝

 

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⬆️ 写真はカラヤンのサインとサントリーホール創設者佐治前社長

 

 

 

大舞台での原因不明の発作に苦しんだジョコビッチ選手の「自分を信じる」ということ

さて、「自分の感覚を信じる」ということをお話ししてきましたが、この例で、テニスチャンピオンのノバク・ジョコビッチ選手の体験が面白いのでご紹介したいと思います。

 

ジョコビッチ選手と言えば、2015年、ウィンブルドンや全米オープンなどグランドスラム大会3勝と、3つのグランドスラム大会を制覇。世界ランキング1位に輝き、男子史上3人目となるグランドスラム4大会連続優勝の記録を達成しています。

 

つい先月(2016年11月)のATPワールドツアー・ファイナルズでは、錦織選手が準決勝でジョコビッチと対戦しましたが、「彼(ジョコビッチ)が強すぎました。」とコメントを残すくらい、決勝と準決勝の差は大きいのかなと感じさせるものでした。

 

それだけ見ると、天賦の才能を授けられた天才プレーヤーだろうと思われる方もいるかも知れませんが、たった数年前にはここ一番という舞台で何度も何度も原因不明の症状でコートに倒れ、トイレに駆け込むほどの発作を体験していたことはあまり知られていません。

 

 

その時、彼には、すでにフルサポート体制のチームが組織されていたそうです。

 

 

日々のスケジュールを管理するマネージャー

最高のパフォーマスができるためのストレッチとスポーツマッサージをしてくれる理学療法士

食事内容をみてくれる栄養士

彼の日々の練習内容と動きを見てくれるコーチ

打ち込みなど日々の練習相手を務めてくれるアシスタントコーチ

 

 

練習内容はもちろん食事や飲み物の配分まで、すべての動きを見守る人たちがいて、例えばドリンクもその日の体調に合わせてビタミンやミネラル、電解質の配合が決められていたそうです。

 

そのような体制がすでにあったにも関わず、しかも、何人もの医師の診断を受けたにもかかわらず根本的な解決に至らず、彼の原因不明の症状はしばらく続きます。

 

また、原因不明の「発作」が起き、コート上で突然倒れてしまうのです。

 

しかも、全世界に生中継される大舞台で。

 

全米オープンで、

 

全仏オープンで。。。

 

 

そんなことが続き、対戦相手からもメディアからも「プロとしてあんな調整不足は恥ずかしい」、「どうせまた『例の発作』がでるさ」などと何度も言われたそうです。

 

その時の彼の練習量は、ジョコビッチ選手いわく、

 

「人間が起きている間にできる「ほぼベスト」の「限界に近い」メニューだった」そうです。

 

 

ヨガ、太極拳、ストレッチ

毎朝1時間半の打ち込み

ストレッチ

スポーツマッサージ

特製ドリンクとランチ

ウェイト・トレーニング

ストレッチ

90分の打ち込み(サーブとリターンの精度を高める)

ストレッチ

スポーツマッサージ

読書

瞑想

などなど

 

 

毎日そんな厳しい練習を続けながら、本番で倒れてしまう悔しい思いをし続けたジョコビッチ選手は、「藁をつかむような思いで」少しでも役に立ちようなものはなんでも試します。

 

その結果、練習にはヨガや太極拳、瞑想を取り入れることになったそうです。

 

そんな日々が続く中、ある日、地球の反対側でジョコビッチ選手がコートで倒れてた場面をテレビで見ていたというある一人の医師から「あなたの発作の原因がわかった」という連絡をもらいます。

 

 

その博士の診断は「グルテン不耐症」でした。

 

彼はそれを聞いた時思わず叫んだそうです。

 

「先生、待ってください!だって、うちの両親はピザ屋なんですよ!」

 

 

ただ、彼はもうその時すでにどんな可能性でも試してみようという気持ちでした。

 

まずは2週間、新しい食事法を試してみることにします。

 

彼はセルビア出身。彼の周りの欧州出身のアスリートの食事と言えば、大量のパンとパスタにピザが当たり前でした。

 

そんな人たちにとって彼が新しく取り入れた食事法は摩訶不思議。しかも、アスリートならみんな摂るはずのプロテインもとらない。

 

 

「エネルギー足りなくなるぞ」「本当にそんな食事法でいいのか」「あたまが狂ったんじゃないか」などといろんなことを言われたそうです。

 

 

ただ、その効果は、冒頭で紹介した2015年ウィンブルドンや全米オープン等グランドスラム大会3勝、そして4度目の年間世界ランキング1位の「実績」がすでに雄弁に物語っています。

 

 

彼が世界一になるまでの体験と彼が取り入れた食事法が紹介されている『ジョコビッチの生まれ変わる食事~あなたの人生を激変させる14日間プログラム』(三五館)は、今年のベストセラーの一つで、彼の食事法を取り入れているアスリートが増えているそうです。

 

 

同時に、ジョコビッチ選手は、相手が、医師だろうが、栄養士だろうが、新しい食事法だろうが、「誰かの言うことをそのまま盲信してはいけない」と言っています。

 

 

ちなみに、ジョコビッチ選手は、試合中に彼を導く内なる声がある、と言っています。

 

初めて、当時の世界王者マレーを破った試合では、いつもボレーをしないジョコビッチ選手の中で、「そこで前進してボレーを打て!」という声がはっきりと聞こえたのだそうです。

 

ジョコビッチ選手は言います。

 

 

「時には何か新しいことを試してみて、自問して自分自身の答えをみつけなければならないことがある。『これは私に役に立っているのだろうか?』と。

 

…(中略)…

 

もちろん、専門家にアドバイスを求めたり他人に耳を傾けることは大切だ。でも、自分の身体が何を言わんとしているがわかるのは究極のところ自分だけだ。

 

自分に関する権威は自分なのだ。」

 

ノバク・ジョコビッチ

 

燃え尽き症候群や他人にノーと言えない人は自分の領域をチェックしよう

ストレスへの対処の仕方はいろいろあるけれども、より根源的な見方の一つに、「境界線(boundary)」または「領域」という視点があります。

 

領域とは何かと言うと、簡単に言うと、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

境界線について自分も体系的に学びたいし、上手く説明できたらいいな、と思っていたら、バイロン・ケイティー(彼女の著作「タオの教え」は読むだけで心が落ち着きます)の「ザ・ワーク」という本の中にとても分かりやすく説明されている一節をみつけました。

 

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(以下彼女の本を元に少しアレンジ)

 

世界にはたった三種類の領域しかありません。

 

私の領域、他人の領域、そして神の領域です。

 

 

私の領域とは何かと言うと、簡単に言うと、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

私たちがコントロールできないもの、それが神の領域です。

 

ストレスの多くは、自分の領域から離れた時に起こります。

 

(あなたは)時間通りに来るべきだ

(あの人は)仕事に就くべきだ

(彼は)もっと愛情表現をするべきた

(母は)もっと私を理解するべきだ

(洪水は)起こるべきではない

(戦争は)起こるべきではない

などなど。

 

そう考えている時、私たちは「他人の領域」に入り込んでいます。

 

 

もし、地震や洪水、戦争や死などについてすごい心配したり怒っていれば、神の領域に入っていることになります。

 

イライラしたり、傷ついたと感じたり、無力感を感じる時には、私たちはたいてい他人の領域に踏み込んでいる、とバイロン・ケイティーは言います。

 

これは特に「燃え尽き症候群」の人に当てはまります。

 

なぜなら、たいてい私たちは、他人の領域、または神の領域をなんとかしようと常に忙しく、自分の領域がほっぽらかしになっているからです。

 

または、自分の領域に他人が侵入していて、自分の領域がのっとられている状態かも知れません。

 

例えば、他人に「ノー」と言えなかったり、自分の価値観ではなく他人の価値観を優先させている場合です。

 

これらは、疲労困憊の原因になります。

 

または、エネルギー的にとても敏感というか繊細なつくりを持っている方で、他の人の不安が心配などのエネルギーが自分の領域に入り込んでいて、それによって本人の自覚はなくても大きな影響を受けている人もいます。

 

私のところにセッションに来られる方も含め、この境界線があいまいになっているケースは少なくないようです。

 

境界線は、何が「自分」であり、何が「自分でないのか」を明確にします。

 

 

自分が何をやりたいのか分からない、ということをよく聞くことがありますが、もしかしたら自分の領域が「自分でないもの」でいっぱいになっていませんか?

 

そういう人は、ぜひ「ノー」と言うことを学んでください。

 

 

スティーブ・ジョブズは、彼はIphoneの完成にたどり着くために少なくとも1000回は「ノー」と言ったそうです。

 

彼はNoを通じて、Yesにたどり着いたのですね。

 

そうでなかったらあんなスタイリッッシュなIphoneもIpodも生まれなかったのかも知れません。

 

逆説的に聞こえるかも知れませんが、「自分でないもの」がそぎ落とされることで、「自分」が残るのです。

 

自分の領域とは自分のための時間、身体、心、感情、思考、内なる声、魂などです。

 

今の「自分の領域」はどんな状態で、何パーセント位が「自分のもの」なのか、ぜひ意識を向けてみてください。

 

 

もし、自分のものではないもの(感情、思考、信念なども)があったら、外に出て行ってもらいましょう。

 

 

自分の領域の状態を整えることは自分の心の状態や才能の基盤になる部分です

そして、自分の領域が強固になっていくにしたがって、直感や才能は開き始め、自分が望んでいること、やりたいことも自然に明確になっていくでしょう。

 

 

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もしかしたら、それはあなたの不安でも焦りでもないかも知れません。

 

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国連の筆記試験には落ちたけど国連でのキャリアが開かれた私が直面した本当の「試験」

キャリアや転職・就職の相談を受ける中で、自分のキャリアを改めて振り返ってみると、「あーよくがんばったなあ」と改めて自分を承認したいのは、国連に入ったことでも、南スーダンで働いたことでも、多国籍チームのリーダーを務めたことでもありません。

 

それは、「自分の中の「感覚』を信じ続けられたこと」です。

 

国連という組織は、一部の人を除くと基本的に有限契約の自己志願制の組織です。

 

どういうことかと言うと、一つの仕事(契約)が終わったら、次の仕事を自分で探さないといけないということです。

 

毎回応募書類を揃えて、志望理由を送って、面接を受けなければいけないということです。

 

この制度の良い面は、本人の意思に反して行きたくない国に派遣されることはないことなのだけれども、自分がアクションしないと、昇進も昇給もないし、自動更新もない究極の「自己責任制」ということでもあります。

 

次の契約が決まらないと「不安」でしょ、とよく聞かれたし、一つの仕事がもうすぐ終わりだなあという時に、次が決まっていないと確かに「落ち着かない」気持ちにはなります。

 

でも、私の心の奥深い部分には、不思議と「なんとかなるさ」みたいな感覚があって、私の場合は、現場の仕事の方が好きだし、PKOの現場は常に人を探しているから大丈夫だろうと思っていました。

 

 

もちろん、人間なので、親に心配されたり、誰かに何かを言われると、「どうしよう?本当に大丈夫かな?」「ニューヨークにいたのに、南スーダンを志望するなんて私っておかしいのかな?」とその感覚が「ぐらつく」ことはありました。

 

 

一瞬「あっち」とか「そっち」に行ってみようかな、と思ってみたり、少し覗いてみたりもするのだけれども、それも違和感があって、結局はやっぱり国連に戻っていったのでした。

 

 

というか、そういうカッコイイ感じでもなく、自分が望まないことに対しては身体は動かなくなるし、よくもわるくも私は自分にうそがつけない体質だったのです。

 

 

数年に一回行われる国連に入る正式な筆記試験(と面接)というのもあって、こちらの倍率は五千倍~一万倍だと言われていました。

 

私はこの試験を20代半ば~30代前半にかけて、計3回、バンコク、ニューヨーク、アディスアベバ@エチオピアで受験をしました(当時の勤務先から一番近いところで受験。渡航費、宿泊費は本人負担)。

 

それらの試験は合格はしなかったものの、私の国連でのキャリアは繋がれていったのでした。

 

(国連で働く大多数の人たちは試験経由ではなく、直接ポストに応募して働いています。)

 

 

人から見たら、とても順調にキャリアを積んできた人のように見えるのかも知れないけれど、本人の感覚から言えば、「点」と「点」がつながって、今見たら一本の線のようにつながったというのが正直な感想です。

 

今私が一番伝えたいのは、自分が自分を信じることを「つらぬく」ことがもたらしてくれるより大きな力です。

 

この場合の信じる力というのは、単なる精神論ではありません。自分の中には自分の方向を教えてくれる感覚があるからです。そして、その道においては競争する必要がないからです。

 

 

超がんばって努力をして、倍率5000倍~10,000倍の競争を勝ち取る道もあるのだろうけれども、「自分を信じる力」によって拓ける道があるからです。

 

 

今思えば、私にとっての本当の「試験」は、

 

「社会や他人が言うこと(価値観)を信じますか?」、

 

または

 

「自分を信じますか?」という試験でした。

 

 

実際、それがなんらかの形で試されるような出来事はありました。

 

でも、その時々に問われていたことはとてもシンプルだったと思います。

 

 

自分がやりたい道、理由はわからないけど惹かれること  or  安定、地位、名声?

 

 

大きなキャリアの選択から日々の生活の中にもそんな場面はたくさんあります。

 

そして、「真実の道」では、これらは必ずしも相反するものでもなく、それが真実ならばそれらも後からついてくることでしょう。

 

 

自分の「意思表示」を続けると、「より大きな力」があなたの味方になってくれるのです!

 

 

 

 

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12/10(日)開催「正解」がないなら「自分の答え」をみつけよう!考える順番と考えるための型を2時間半で学ぶ講座

 

《日時》

2017年12月10日(日)9:30-12:00

 

《場所》

スクエア荏原第2会議室

南北線・目黒線・三田線武蔵小山駅より徒歩10分 アクセス

 

《参加費》

3,000円(税込み)

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2017年に「感受性」を強みとして発揮するために知っておく《5つのポイント》

2017年から「新しい流れ」が始まるようです。

 

新しい時代においては、自分の強みや才能を知っていることがより重要になってきますが、その中でも、これまではあまり「強み」として捉えられてこなかったような特性がより重宝されていくように思います。

 

 

その一つは「感受性」です。

 

このシリーズでは、「感受性の高い」人の強みとチャレンジ、そして、そういうタイプの人が自分の特性を強みとして活かすために知っておくべきポイントをお伝えしていきます。

 

私のところにセッションに来られる方の中には、「感受性」が強く、エネルギー的に繊細 (sensitive)なタイプの方が多くいらっしゃいます。

 

ここで言う「繊細な」という意味は、その人の「構造」というか「つくり」というか、特性が繊細であるという意味であって、「ナイーブ」であるとも「弱い」という意味とも違います。

 

別の言い方をすると、感じ取る能力が高い人、共感能力の高い人たちです。

 

「繊細」とだけを聞くと、「競争社会」の基準からすると「弱み」のように聞こえるかも知れませんが、これからの時代、「感受性が高い」ということは「大きな武器」となっていくことでしょう。

 

 

では、「感受性」が高いことの「強み」とは例えばどういうものでしょうか?

 

例えば、相手が伝える1の情報から、その何十倍もの情報を読み取る能力です。または、より大きな全体像をつかむ能力です。

 

これは、「洞察力」(insight)と呼ばれます。

 

例えば、この人は、言葉ではこう言っているけど、その人の本心はいったい何なんだろう?または、「このミーティングで部長はこう言っているけど、どうも他の人たちはしらけてるなあ。みんなの本心はいったい何なんだろう?

 

今、会議で起きていることやこの組織全体で起きていることは何だろう?」といったより深層の部分が「分かる」能力です。

 

 

これは、人と関わる仕事、交渉や仲裁、ファシリテーション、リーダーシップといった分野で大きな力になります。

 

または、一つのニュースからより大きな流れを読む能力です。

 

例えば、私にとっても紛争地の現場でこの力が大きな助けとなりました。

 

例えば、南スーダンのような紛争地では、この先数ヶ月、政情がどうなるのか分からないというような環境に置かれます。

 

そのような環境の中で、国連のスタッフは、いろんな人に会って情報収集をし、分析を加え、あり得るシナリオなどを考えながら、それぞれの場合どう対処したらいいかを決定していきます。

 

私は、そういう地で仕事をする人として、いろいろな人に会って生の情報(感覚)を得て、この先の流れを掴んでおくことは、決定的に大事なことだと本能的に感じていたので、できるだけそういう時間を意識的にとっていました。

 

なので、新しいニュースがあったり、政情的に何かが起こっても、「ああ、これはこれ以上『大事』にはならないな」とか「今回はちょっとヤバい」とか、ある程度流れが読めたり、予測がついたりしました。

 

私にとってはあまりに自然にやっていたことだったのですが、

 

えっ?!、みんな気づいてないの?!!!

 

と逆にびっくりしたこともあって、「ああ、これは知らせなきゃいけない」じゃないけど、正式な職務の一部であるかどうかは関係なく、分析レポートを書いて重宝されたこともありました。

 

そして、私の分析が全体像を掴んでいた、先を見越していた、ということが実際にありました。

 

同じ街にいながら、同じ国にいながら、同じ人に会いながら、同じ情報を耳にしながら、その人が導き出す結論や分析はまったく人それそれでした。

 

断片的な情報から、全体像を「掴んでいく」能力はまさに大きな才能なのです。

 

こういう場合の「分かる」能力は、ロジカルシンキング的に一生懸命考えてたどり着く結論というよりは、感覚的に「わかる」という種類のものです。

 

私の場合、この能力が、今ではどう発揮されているかと言うと、例えば、カウンセラーとしてある方の相談内容について聴いている時に、その方が言わんとしていることの全体像や課題の根っこの部分が「パッと」把握できる能力です。

 

もちろん、いくつか質問をして、課題を探ったり、それを確認してきますが、その能力は高い方だと思います。

 

また、いくつかのニュースの断片を合わせていって、大きな流れやより大きな全体像をつかめることです。

 

私はクーリエジャポンという媒体で連載記事を持っていますが、2016年8月3日付けの記事 Vol.3 大仲千華「答えを求めない勇気」で英国のEU離脱について書いたことが、今回の米国大統領選挙にもそのまま「当てはまる」ので自分でも少しびっくりしました。

 

Beautiful landscape
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また、「感受性が高い」ということは、「エネルギーを伝達できる能力」にも繋がるので、スピーチや文章を書くなどなんらかの表現をする人にとって大きな力になります。

 

その人が感動したことについて伝えようと思うと、その感動のエネルギーが文章なりを通じて相手に伝達されるからです。

 

私はずいぶん長い間スピーチが苦手だと思っていて、自分がスピーチが上手だと思ったことはなかったのですが、南スーダンの紛争地の現場にいる時、私が話し始めると、それまでしらけていた参加者が耳を傾け始めるということを体験することがありました。

 

南スーダン政府との会合で、

南スーダン人民解放軍の人たちと一緒にいる時、

スタッフミーティング等々で、

 

 

相手がこちらに耳を傾けるのが分かり、上司や他の人たちから「Chikaのスピーチすごくよかったよ」と言われることがあると、嬉しいのだけど、

 

 

「えっ??、はて、私はいつからスピーチが上手になったんだっけか??」と、当人としては「狐につままれる」ように感じたこともありました。

 

 

当時の南スーダンの状況は

(今でもそうですが)、紛争が再発する要因もいくらでもある。

独立できるかどうかも分からない状況。

 

 

 

そんな真剣勝負みたいな日々だったので、

 

「たった今私がこの場でここにいる人たちに届けられる一言は何だろう?」と、私なりに必死に考え、何かを真剣に伝えようとしていた気持ちが相手に伝わったのだと思います。

 

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⬆️国連のスタッフデー@南スーダンにて。

民族衣装を着て来たエチオピア人の同僚と一緒に

 

多国籍チームのリーダーに抜擢されてからは、政府やNGOとのミーティングでも「国連代表」として一言求められたり、視察とか出張先で一言求められるなど、その状況もよりフォーマルになっていきましたが、

 

私はそんな体験を経て、「かっこよく話す」ことも、「国連職員とはこうあるべき」もやめて、誠意を持ってハートから話すことの方が効果的だということを学んでいったのでした。

 

最近のコミュニケーションに関する研究では、言葉や文字として伝わるのは10%以下(またはもっと低い)ということが言われています。

 

今では、文章を書く時でも、言葉を超えて全体のエネルギーとして何を伝えたいのか、ということに意識を置いています。

 

だとするならば、言葉を超えて、全体のエネルギーを伝えることができる能力とは、まさに「繊細さ」や「感じ取る能力」「感受性」の大きな強みなのです。

 

 

こうした能力が開花すると、

 

人に教えること、講師、執筆、ダンス、デザイン、演劇、絵を描く、歌を歌う、音楽、イラスト、建築、彫刻、織物、アスリートなどー

 

そういうタイプの人たちの、自分の中から「湧きでるもの」を表現する意欲、そしてそのベストを追求する「内なる意欲」はもともと強いので、それが助けとなり、それがどんな分野であっても、自分の表現や作品は自然と高い水準に達していきます。

 

 

「感受性」「繊細さ」や「感じ取る能力」を自分の強みとして成功している有名人としては、例えばこのような人たちが挙げられています。

 

スティーブン・スピルバーグ

メリル・ストリープ

アガサ・クリスティーン

アルバート・アインシュタイン

エリザベス・キュープラ・ロス

デール・カーネギー

などです。

 

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Dan Millman ‘The life you were born to live: A guide to finding your life purpose’ p.242より

邦題 ダン・ミルマン「「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか」より

 

 

ただ、どんな人にとっても、その人の強みとチャレンジは「表裏一体」であるように、そういうタイプならではチャレンジもあります。

 

では、こういうタイプの人たちが、その「感受性」「繊細さ」や「感じ取る能力」を才能として「開花」するためにはどんな事が役に立つのでしょうか?

 

次回に続く。

周りと違う生き方をしようとする時に知っておくと楽になる《5つの原則》

最近、ある大学4年生の方でもうすぐ卒業なんです、という方にお会いしました。

 

彼女いわく、自分にはやりたいことがあるんだけど、ある社長さんの一言でそれが「ぐらついた」んだそうです。

 

確かに、

周りと違う生き方をしようとする時、

周りとは違う意見や考えを言う時

新しいことを始める時、

そういうことは起こるもの。

 

いわば、自分の「感覚」を信じていられるかどうかが試される瞬間の一つでしょうか。

 

私も日本に帰ってきてから、「また海外に戻らないんですか?」と少なくとも100回以上聞かれ、なんで博士課程やらないんですか?ともよく聞かました。

 

「博士課程、興味ありません」と言ったら、相手が怒り始めたこともありました。(本当の話しです。)

 

最近よく聞かれるのは、「なんで国連を経てカウンセラーになったのですか?」という質問。

 

聞かれたら答えるものの、こっちが言わんとしていることが伝わる場合もあるし、伝わらない場合もあります。

 

はっきり言って、みんなに理解されることはないし、あり得ないと思う。

世の中にはどんなに努力しても理解しあえない人がいる。(たぶんお互いに)

全員に賛同されることもない。

 

もし全員に賛同されたら、逆におそらくかなり気持ち悪いだろうとも思います◕‿◕。

 

 

念のために一言付け加えておくと、私は職業柄として個人的な性格としても、仕事でもお互いが理解するために、実際にたくさんの人に耳を傾けてきたし、理解をするための努力はいとわない方だと思う。

 

 

 

でも、これは悲観的な意味で言っているわけではなくて、人生は有限だから、自分のことを理解してくれる人に理解をしてもらえばいいのだというシンプルな結論に私を導いてくれているのです。

 

 

みんなに理解されたい、ということがいかに労力を要することかも体験しています。

 

 

私の場合、クーリエジャポンという雑誌(媒体)で連載を始めて、この事が自分の中でさらに腑に落ちました。

 

記事を書くにはエネルギーがいる。

 

時間も労力もかけて記事を書くのだから、出来るだけたくさんの人に読んでもらいたいし、もちろん「いい記事だった」と言われたら嬉しい。

 

でも、「万人受けしたい」という考えがふとよぎったりすると、「プッツリ」と見事に筆が止まってしまったり、頭の中で思考がぐるぐるし始めて、文章さえもグルグルし始めるのです。。。

 

 

「ああ、みんなに受けよう、理解されようなんて思ったら記事なんて書けやしない!」と実感をもって体験したのでした。

 

 

とはいえ、特に自分が大切だと思っていることを書いた時には、相手が同じように感じてくれないと「ショック」に感じることはあります。

 

でも、それをパーソナルにとらえないことも同時に学んでいます。

 

そして、だからこそ、理解し合える人や気の合う人、共鳴する人がいたらなおさら嬉しいし、そういう関係があるのは、決して「当たり前」じゃないから、その価値をよりありがたいなと思うようになりました。

 

だから、自分のメンターの先生に改めてありがとうと伝えたり、友人関係でもそう表現することは多くなったように思います。

 

だって本当に「当たり前」ではないから!^^

 

私はもうすぐ卒業だという彼女に言いました。

 

「私も最近も同じような体験があったし、そういうこと (理解されないことや、自分とはまったく違う意見を持つような人と一緒になること)はいつになってもあるよ。」

 

「でも、大学四年生の時と今との違いは何かと言うとね、そんなにぐらつかなくなること。」

 

それは本当にそうなのです。

 

 

似たように感じる人は、以下にご紹介する5つの「原則」をぜひ思い出してください。

 

 

1、誰かが何かを言う時、その人はほとんどの場合相手の事というよりは、大抵自分のことを投影して発言している。

だから「ああ、自分のことを言ってるんだね」と思えばいい。

 

2、自分の価値が評価されるところへ行こう。

ある人やあるグループにその価値を認められなくても、自分のアイデアや作品の価値を評価してくれる人が必ずどこかに存在する。

 

私は最近5人くらいの編集者さんにお会いする機会をいただきましたが、回を重ねていくうちに、自分の意図と強みがより明確になっていって、最後は自分と相手の望む方向性とアングルがマッチする方にお会いすることができました。

 

イエスキリストはこういう言葉を残したと言われています。

 

Go where invited. Stay where welcomed. If you are no longer welcomed, leave the dust behind and leave immediately.

 

招かれているところへ行きなさい。歓迎されたところに留まりなさい。歓迎されなくなったらすぐに去りなさい。

 

だからこそ、自分と共鳴する人や先生、仲間と出会うことの価値もより分かりますね。

 

 

3、自分と違う意見を言われても、それをパーソナルにとらえないこと。

自分と違う意見が存在し、その意見をただそのまま受け入れられることができるのは誰もがどこかの段階で学ぶレッスンのように感じます。

 

 

4、自分が自分を認め、自分が自分の一番の理解者になること。

自分が自分を認め、自分が自分の一番の理解者になると、他人に認めて欲しい、理解して欲しいという他人に対する欲求が少なくなってきます。

 

 

5、自分だけが自分に関する最終的な権威

究極のところ、誰が何と言おうとも自分の人生を生きるのは自分です。誰かの意見は参考にはできるけど、当然ながら、その結果を生きるのは自分です。

 

自分の内なる声に耳を澄ませ、自分の感覚を信じることを学ぶと人生に対する余裕と自信が生まれてきます。

 

テレビとスマホの電源を切って、自分の中の直感に耳をすます時間をとって、瞑想をしたり、自分の内なる声とのつながりを育む時間を持ちましょう!