さて、突然質問です。
あなたはどれだけ上司の方を助けていますか?
なんで上司???
上司はいるけど、特に指示をくれる訳でもないし、表面的なコミュニケーションしかない?
細かいことばかり指示されて困っている。。。
いい上司に恵まれたと思っているのに、なぜかあまり素直になれない?
どんなケースにせよ、上司との関係が職場での人間関係の大きなストレスの原因にもなれば、逆に、今後のキャリアや人生にとって大きな助けにもなるとも言えそうです。
もし、自分が今よりも大きな仕事をしたいと思ったら、効果的な方法の一つは、今の自分の上司を助けることです。
実際、転職を考えているという方のご相談をいただいた時、転職活動を始めるのと同時に、今いる職場で、今の上司を「助ける」ことに意識を向けて下さい、とお伝えしたことがあります。
実際、彼女はそれをすぐに実行にうつしたのでしょう。それから数ヶ月後に、嬉しい報告をいただきました。「転職が決まりました。先週から新しい職場で働き始めました。なぜか前から働いているような心地よさがあります!」
実を言うと、これは、特別驚くことではありません。なぜなら、それぞれの職場での人間関係が自分にとって必要な学びの機会を与えてくれているのだとしたら、上司の方との関係は、どこかの時点で必ず学ぶことになる人生における大きな「レッスン」の一つだからです。
なぜなら、自分と上司との関係というのは、自分と権威(自分よりも上の立場にある人)との関係性のパターン、もっと言うと自分と親との関係性が現れるからです。
私たちは、人生が体験させてくれるいろいろな機会を通じて、こうした自分にとっての権威の人たちとの関係が、相手を尊重ながら、一人の人格として、自分が下でも上でもない対等な関係を持ち、お互いがお互いを助け合う「チーム」になっていくことを学んでいきます。
(この意味については、また別の時に説明したいと思います。)
別の言い方をすると、上司の方を助けることを通じて、自分がより大きな仕事をすること、より大きな責任を持つこと、より上の立場になることに「投資」をしているとも言えます。
なぜなら、潜在意識においては、自分が上司の方を助けることを通じて、自分自身が上司という立場になることを許可しやすくなるからです。
そういう意味では、相手を助けていながら、一番助かっているのは自分だと言えますね。
ちなみに、上司の方を「助ける」というのは、資料を用意するとか、資料をコピーするとか、そういう物理的なことだけではありません(もちろん、それが役に立つと思うならぜひそうして下さい)。
ここでの上司を「助ける」という意味は、相手の状態に意識を向ける、観察する、配慮する、相手の悩みを理解しようと努める、ということも含まれます。当たり前ですが、上司も人間ですからね。
運を下げる人は、上司とは自分よりも上の立場にあるのだから自分を助けてくれて当たり前だと思っています。
運を上げる人は、上司を助けることは自分がより大きな責任を持つことを助けることだと知っています。
【ワーク⑥ 】自分の上司に意識を向けてみましょう。
あなたの上司の方はどんな人ですか?
週末は何をして過ごしていますか?
仕事以外ではどんなことに興味がありますか?
仕事ではどんなお悩みがありますか?
キャリアと人生の法則【⑥】上司を助けると大きな仕事がやってくる
⬆️ 運を下げる人は、上司とはより上の立場にあるのだから自分を助けてくれて当たり前だと思っています。
⬇️ 運を上げる人は、上司を助けることは自分がより大きな責任を持つことを助けることだと知っています。
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