あなたのパートナー、同僚、部下が内向型の場合、どのように会話をするのが効果的でしょうか?
カルフォルニア大学で行われた実験で、外向型と内向型はお互いを高く評価した、という実験結果があります。
内向型は話題を次から次に提供してくれた外向型との会話は話しやすかった、と言い、外向型は、内向型との会話をリラックスできるし、自分が抱えている問題を話しやすいと感じた、のです。実際以上に元気にふるまわないといけないというプレッシャーを感じなかったからだと指摘されています。
内向型は、外向型を気楽な会話を提供してくれる相手として楽しむことができるし、内向型は、こんな真面目な会話ばかりしているのはよくないと思ってる内向型は、外向型からすれば、そういう話しができる貴重な存在だ、という訳です。
内向型のパートナー、同僚、部下との会話のコツ
・内向型のパートナーにその日の出来事をたずねてみる。こちらから聞くと会話が引き出される。
・相手の会話を途中でさえぎらない
・再び話しだすのにエネルギーを必要とすることがあるので、相手が話し終わってから、自分の考えや気持ちを話すこと
・話すだけでなく、メッセージ、ポストイット、かわいい(綺麗な)ポストカード、スタンプなどいろいろなコミュニケーション方法を使う。
外向型のパートナー、同僚、部下との会話のコツ(あなたが内向型の場合)
・短くポイントが分かるように話す
・本当に大切なことを伝える時、大きな声をだすことも必要だと思っておく(そうでないと相手が真剣にとってくれない場合)
・頭に浮かんだことをそのまま言うようにする
・相手のペースについていく必要はなく、あなたが心地よく感じるペースで話してよい
・相手との関係やコミュニケーションを大切に思っていることを相手に伝える
お互いの心構え
・相手のタイプ(内向型、外向型)について批判したり、理想化したりしない
・自分にとって見える・感じる・映る光景は、自分のメガネのものだという認識を持つ。
・自分の捉え方がわかったら、相手にとってこの世界はどう映っているんだろう?相手にとって大事なことに目を向けてみる。
「人間がみな同じだったら、この世界はひどく退屈だろう。世の中を豊かにするには、わたしたち全員の能力と限界が必要だ。」マーティ・レイニー
相手の短所はこちらの長所。
こちらの短所は相手の長所。
人は誰かのために役に立てる時に大きな喜びを感じるとするならば、それぞれの内向型と外向型の特徴を補いあえれば理想ですね。