ガツガツ自己主張をするのが好きでない人のための「話さないスピーチ」のコツ③です。
第一回目で、自分が好きなことを話そうとお話ししました。
なぜ、好きなことを話すのがいいのか?
それはその人の情熱や感情が自然にこもるからです。
東京オリンピックの誘致プレゼンを覚えていますか?
「お・も・て・な・し」が話題になったスピーチですね。
結果的に、東京が2020年のオリンピック開催地に決まりましたが、2013年5月の段階ではIOC委員は、イスラム圏(イスタンブール)での初のオリンピック開催という歴史をつくるのに名を残す方が魅力的だと感じていて、東京は劣勢だったのです。
二度目の挑戦での、これで結果が決まるという最終プレゼン。
東京オリンピック誘致コンサルタント、ニックバレリー氏はこう言っています。
「太田選手にはそれこそ何百回も練習してもらったよ。」
太田選手が何百回も練習したというセリフとは?
『銀座のパレードには50万人もの人が集まりました』
「この一言の感動が本当に伝わることが大切だったんだ。」
「この一言の感動が本当に伝わることが大切だったんだ。」
それが何であれ、その人がそれを楽しんでいる感情、その人の情熱や感動がそのまま聴き手に伝わるのですね。
逆に言えば、内容がどんなことが人は案外覚えていないものですが、話し手が一生懸命に話している様子は伝わるものです。
だからこそ、自分が好きなトピックが話しやすいのですね。
普段は人を遮って話す方じゃないけど、このテーマについてはつい饒舌になるっていうテーマはないですか?
自分がつい話したくなることについて話しましょう。