二人の巨匠クラスのピアニストの方の演奏を聴いた時のことです。このレベルになると一体何が演奏の質を決めるんだろう?と単純な疑問が浮かびました。
一人は世界的に有名なコンクールの優勝者で、後者は優勝こそしていないけれどもやはり世界的に長い間活躍されている方でした。
普通はこういう方々が同じコンサートで弾くことはないのですが、3.11のチャリティーコンサートということで、特別に企画されたものでした。
結果から言うと、私は後者の方の演奏に感動し、演奏中に何度もハンカチを取り出すほどでした。
「ピアニストの格」としてはコンクールの優勝者の方の方が上なのでしょうが、私の心の琴線に触れたのは、もう一方の方の演奏だったのです。
クラシック音楽は素人の私ですが、単純に感じました。
ああ、この方はピアノを弾くのが本当に好きなんだろうな、と。
上手く弾こうとかそういう領域をとっくに越えているんだな、と。
表現しているものが何であれ、その人の感情や情熱というものが聴き手に伝わるのですね。
人は正論では動きません。
心が動かされた時に人は動かされるのです。
だから、話すのが苦手だと思っている人へ。
話すのが苦手だなと思っている人は、だからこそ、自分の好きなこと、情熱を感じられることこそを選んで話してください。
立派なことを言う必要も、大きなことを言う必要もありません。
人はあなたはどんなことを体験して、どんなことを学んだのか、あなたはどんなことを大切にしているのか、というあなたのこと、について聞きたいのです。
自分が心から話したいと思うことを話しましょう。
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