スマホ時代を生きる私たちが日々受け取る情報量は10年前の400倍だそうです。
同時に、この10年で、職場で注意散漫だとか、遅刻気味だとか、うっかり忘れものが多い、仕事を先延ばし、家事が終わらないといって、自分はADHDではないか?と悩む人も急増中だそうです。
食生活が原因ではないか、とかいろいろな意見があるようですが、必ずしも原因が究明されているわけでもなく、
おそらく原因は一つではなくていろいろな要因が重なっているように思うのですが、
コーチングセッションを受けての感想なのですが、
もしかしたら、刺激 (情報)が多すぎて、情報の処理が追いつかないために、頭がパンク状態になって注意散漫になる方もいるのでは?と思ったりもします。
(あくまで個人的な体験からの見解です。)
頭の中が常に満杯で、古い情報が新しい情報に重なって、回線がプツン。。。
シャットダウン。。。
特に、感受性が高い、繊細な「高反応タイプ」は、同じ情報を聞いても本人の自覚を超えた部分で数(十)倍の刺激として受けることがあるので、より多くの情報の処理が必要となると言われます。
頭が空っぽで何も意見がない。。。
何も考えられない。。。
よくわからない。。。
最近あまりエネルギーが湧かない。。。
というのは何も考えがないのでもなく、
頭がわるいわけでもなく、
もしかしたら頭が「パンク状態」かも知れません。
すると、皮肉なことに、せっかくの彼らの強みである、知能も創造性、インスピレーションも同時にシャットダウンされてしまい、自分の気持ちも分からなくなってしまいます。
いろいろな方法があると思いますが、すぐに出来る方法をいくつかご紹介します。
① ブレインダンプ
今頭の中にあるものをともかく吐き出す「ブレインダンプ」です。新しい紙を出して、ともかく頭の中にあるものをどんどん書いていきます。コツは「考えない」ことです。文章である必要はないので、思いつく単語をともかく「吐き出し」ます。吐き出すことが目的ですが、ここに何らかのアイデアをみつけることもあるかも知れません。
② ストロー呼吸法
鼻から息を吸って、口からストローで息を吐くように細く長く息を吐く方法です。
吐くことを長めにすることにより、自然に呼吸に意識が向き、頭の重心が自然に身体に下がってきます。(簡単にできるのでお勧めです。)
最近は、瞑想が流行っているようですが、頭が忙しい現代人の自然な傾向なのかも知れません。
③ 聞き上手な人に聞いてもらう、です。
自分の考えや気持ちを誰か聞き上手な人に聞いてもらって下さい。
聞いてもらっているという安心感は思っている以上に大きなものです。
そして、一旦、自分の考えや気持ち誰かに出す、表現する、ことで、自然と自分の考えがまとまる事はよくあります。
実際、私のコーチングセッションでもそうした効果を目のあたりにします。どうぞ、お気軽にご連絡ください。
そして、私たちの身体の状態(肉体)、頭の中のトークや(メンタル)、心の状態(感情)、深い充実感を感じているか(魂)などは、全て繋がっていて、お互いに影響し合います。
情報の処理が追いつかないと、身体は緊張して固くなり、呼吸は浅くなり、血行も悪くなります。
現代人は「頭」が忙しすぎて、つい身体がおろそかになりがちです。
感受性の高い人こそ、自分の身体により意識を向けられるといいですね。