マインドフルネス(2): 12時間通訳してもエネルギーに溢れる時

メンターの先生の通訳を務めることになって、自分の日常のくせが日々の自分のエネルギーの状態とパフォーマンスにどう影響しているかがはっきりと明らかになっていきました。

ある時、内分泌系やら、慣れない身体の部位がたくさん出てくる生物学のような内容を理解するのに戸惑っていた時、

「完全に起きる」エクササイズをやって、理解度が「ぐいん」と上がったことがありました。

苦手意識がある内容でも、意識がより〈ここにある〉 (マインドフル)という状態だと、理解度も上がるようなのです。

 

最近は、googleなどの一流企業やイチロー選手も瞑想を取り入れていることが知られるようになって、ストレス軽減や集中力が高まるということで「マインドフル」という表現が流行っているみたいですが、

確かに、意識が「ここにある」かどうかでこんなにも身体面で大きな違いをもたらすと実際に体験したことは、確かに目からウロコでした。

 

通訳中には、思い出しては一日に何度もこのグラウンディングのエクササイズをやるようになって、かなり集中力を保てるようになりました。

 

そして!ついに、一日12時間通訳をしていても、

疲れるどころかエネルギーに溢れている状態であることに気づいたのです。

 

わっ!わたし、疲れてない!!!

 

時々疲れない?と聞かれるのですが、

そういう時の状態は、わたしの場合、言葉を頭でほとんど考えていなくて、というか考えていたら言葉・訳がついていかないので、言葉が自然に出るのに任せているような状態です。

 

自分を通じてエネルギーが通っているという状態なんだと思います。

 

12時間しゃべり続ければ疲れるものだと思えば疲れるし、でも、疲れない状態も可能なんだと実際に体験したことは、

私にとっては「ブレイクスルー」でした。

 

ちなみに、このエネルギーが通る状態というのは、自分のエネルギーが上にも下にも両方に繋がっている状態だそうです。私の場合、きっと下との繋がりが強化されたのだと思います。

 

そして、通訳として今回一番の褒め言葉をいただきました。

「千華さんの通訳はハートからハートへの通訳でした」と。

 

シンガーの大嶋潤子さんよりいただいたコメントですが、潤子さんは目がお見えにならない分、身体全体がセンサーのように感覚がとても敏感な方なので、そのように感じて頂けた事はとても嬉しいことでした。

 

ちなみに、最近「マインドフルネス」を高めることのメリットとして、集中力が増すこと、創造性が上がること、ストレスが抑制され免疫力が上がること、などが指摘されています。

ではどうしたら日常的にそういう状態を簡単に取り入れることができるのか?どうしたらそういう状態を保てるか?

ということを実践的な視点で教えてくれる機会は実はそう多くないようなのです。

 

幸いにも、そういうことを分かりやすく、かつ、実践的に教えていただく機会に恵まれました。

 

12時間通訳してもエネルギーに溢れる時 (3)に続く

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投稿者: blossomjp

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉も職歴も違う人達が ー アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」として「国連職員」として仕事を始めることになっった。。。 国連に「出稼ぎ」に来ている人もハーバード卒業の「エリート」もみんな一緒。カオスでにぎやかな現場で80カ国の人たちが一緒に平和を築くためには?!

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