ネガティブな感情はあなたの才能を教えてくれるサインの一つですと聞くと少しびっくりしますか?
才能をみつけると言うと、ワクワクするものや好きなものを探そうというアプローチがほとんどですよね。
まったく逆に、ネガティブな感情を通じて才能を発見するアプローチもあります。
例えば「イライラ」する時です。
誰かの文章を読んでる時、レストランに行った時、ホテルの接客を見て、何かのイベントに参加してこんな風に思うことはありませんか?
ー自分だったらもっとこうするのに。。。
ーもっとこうだったらいいのに。
ーオーマイガッド!ああ、もったいない!
などです(笑)。
私の妹は、ある5つ星ホテルのウェディングプランナーなのですが、彼女と一緒にお茶をすると、彼女の目が自動的にホテルウーマンの目になり、接客を研究し始めることに気づきます。
または逆に落ち込んだり、嫉妬を感じる時もあなたの才能のサインです。
例えば、
誰かの素晴らしい演奏を聞いた時
誰かが笑いをとってるのを見る時
すごく美しいデザインをみた時
誰かが感動的なスピーチをしているのに触れる時、
誰かの圧倒的な着想力に落ち込む時などです。
特に、密かに自分がやりたい、またはもっと結果を出したいと思っている分野で、誰かがそれを軽々成し遂げているのを見る(見える)と私たちは嫉妬を感じたりします。自分と同じ分野の人だとその特にその反応が大きくでるものです。
私の友人の話しですが、10歳の時オーケストラの演奏を始めて聴いた時、すごく感動もしたけれどそれ以上に「悔しくて」涙が出て、家に戻って一心不乱にピアノの練習をはじめた、という人がいます。
彼女はその数年後に、人前でピアノを弾いてお金をもらい始めているので、音楽という演奏でお金を得ることが難しい分野で、人から頼まれて弾くようになったのですから、やっぱりそこに大きな才能があったのでしょう。
ネガティブな感情ー特に「嫉妬」を感じる自分自体が嫌だって思いがちですが、ポジティブな感情もネガティブな感情も両方持ち合わせているのが人間です。
グッドニュースは、自分の才能と関係ない分野だとイライラも感じなければ、落ち込むこともないということです。
これからイライラやフラストレーションを感じたら、自分の才能はなんだ?とあなたの才能アンテナを高くはってくださいね。
参考文献:「自分の才能の見つけ方」本田健