ロスジェネ世代がゆとり世代に伝える「戦争と平和」③

紛争中でも女性はおしゃれを諦めない。

紛争中でも南スーダンの女性が買い求めたものはカラフルなドレスだった。

紛争が終わって真っ先にオープンしたお店はネイルサロンだった。

 

南スーダン時代の同僚ジョイス。

毎日違うウィッグをつけて、その日の服とネイルを見事にマッチさせるおしゃれぶり。

彼女のファッションに私は毎日興味しんしんだった。

 

女性は日常の生活に潤いをもたらしてくれるものにより敏感。

単純に戦争よりもおしゃれの方が断然に楽しいと思う。

 

じゃあ、なんでまだ、例えば、南スーダンでは紛争が終わってないの?という疑問。

 

それは、ある人たちにとってなんらかの形で平和よりも紛争を続けることに得があるから。

争いを終えて直面するものが怖いから。

 

私が南スーダンで元兵士の社会復帰の支援をしていた時に気づいたのは、

元兵士の人たちが「兵士」をやめる事の怖れー

 

「パワー」も「給料」もなくなったとしても自分は家族・故郷に受け入れられてもらえるんだろうか?という怖れだった。

 

南スーダンの場合、独立闘争だったから、

兵士であることは、生存や安全を意味したし、

 

さらには、

認められること、教育の機会、参加、アイデンティティー、尊敬、帰属意識、誇り、人生の意味。。。

なども意味した。

だから、その人たちが次に何を選ぶにしろ、こうしたニーズがあると周りに理解されていると新しい生活への移行がスムーズにいきやすい。

 

今世界で求められている人とは、

今その社会の中でどんなことが起きているかを観察できて、

人が言葉にしない部分で求めていることが理解できる人。

争いがあるところでは、さらに暴力よりも平和の方が得だよと伝えられる人。

 

これって、必ずしも国連とか政府とか大きな組織が得意な分野でもない。

だからこそ、一人一人の影響力がとても大切になる。

 

影響力といっても、特別なことや大きなことをやるという意味ではなく、

一人の人間として相手と信頼関係を築こうとする姿勢があること。

 

私たちは直接戦争を体験した世代じゃないけど、

 

相手のことを理解しようと思える価値。

相手に耳を傾けられることの価値。

あなたがその人と一緒にいることの価値。

 

何かを言うかもしれないし、別に何も言う必要はないのかもしれない。

相手のことを聴いていたと思ったら、自分のこと、自分の国のことについて知ることになるのかも知れない。

 

ただ一人の人間として、そんな瞬間を共有できること。

 

日本人は本来こういう役割が世界の中でもとても得意な人たちだと思う。

 

私たちに出来ることは思っている以上にたくさんある。

そしてその価値は私たちが思っている以上にとてもとても大きい。

 

日本だからこそ世界に伝えられることがたくさんある。

 

「ゆとり世代に伝える戦争と平和」3回シリーズ(了)

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(写真)2012年ミス南スーダンAtong Demachさん

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投稿者: blossomjp

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉も職歴も違う人達が ー アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」として「国連職員」として仕事を始めることになっった。。。 国連に「出稼ぎ」に来ている人もハーバード卒業の「エリート」もみんな一緒。カオスでにぎやかな現場で80カ国の人たちが一緒に平和を築くためには?!

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