世界13ヵ国で行われた調査で、経済危機後の世界が求めるリーダー像は、感傷的ではなく賢明で静かな強さがある、プライドや権力よりも全体の理念に集中できる等。特徴として挙げられているものは、以下のようなもの。
つながり
謙虚
素直
忍耐
共感
信頼
寛容
柔軟性
弱さ
調和
65%の人が女性のリーダーが増えれば信頼や公正さが増して戦争や不祥事は減ると思う、と回答。
「アラブの女性たちとユダヤの女性たちが対話をすれば、短期間に和平が実現するだろう」by ペレス大統領
スウェーデン政府は、公式ツイッターアカウントを一般市民に開放。1週間ごとにいろんな人が自由に発信。
「私も人生の岐路に直面。バランスをとる必要に迫られたのです」
by シェリー・ブレア(ブレア元英国首相ファーストレディー)
3.11の時の日本など、
どちらかと言うと女性的だと言われてきた特徴が現状打破の「突破口」となっているという、世界各国の事例が紹介されています。
面白いのは、「ミレニアム世代」(2000年以降に成人した人)は、
その前の世代の倍くらい女性的側面を高く評価、女性よりも男性の方が賛同率が高いこと。
この世代は収入や地位への執着が薄くて、人とのつながりやコミュニティー、多様性に重きを置く人たち。
そして、日本のミレニアム世代の男性は13ヵ国中一番高く女性的側面を支持しているー
「男性がもっと女性のような発想をしたら、世界は好ましい方向に変わるだろう」というアンケートに、日本では79%、フランスとブラジルでは76%の男性がイエスと回答。
「21世紀のOSは女性性(femininity)」
ー世界的企業のブランディングに関わってきた専門家が消費者行動の変化から導き出した結論。
論理的、決断力、革新的、分析力等はもちろん大切。
女性も男性もよりバランスが求められる時代に。
もしかしたら、女性自身がもっと女性的な力を認識する時なのかも知れませんね。
ジョン・ガーズマ「女神的リーダーシップ」(ニューヨークタイムズベストセラー)
https://www.ted.com/speakers/john_gerzema
https://www.youtube.com/watch?v=YxgTsyL4y0E&feature=youtu.be