面接やプレゼンの8割は準備で決まると言えます。5つの点のうち、今日取り上げるのは「どんな印象を残したいか」という点です。
東京オリンピック誘致スピーチのコンサルタントを務めたマーティン・ニューマン (Martin Newman)さんの講演で質問をする機会がありました。マーティンさんはその講演の中で、東京オリンピックの誘致プレゼンで一番大事だったことを伝えてくれました。(ちなみに、マーティンさんはキャメロン首相やプーチン大統領のコーチもつとめた人です。)
彼が一番大切だと言ったことーそれは、どんな印象を残したいのかを決めるということです。
人は言葉で表現されることの7パーセントしか覚えていない。だから、大切なのはどんな印象を残したいかを決めること。
当時のTokyoの外国人にとっての印象はというと ー 安全だけどつならなそう。。。
「東京チームは自分たちの残したい印象を『Shining』(輝いていること)に決めた。その精神は発表者全員によく浸透して、練習が上手くいかない時や迷った時には、Shiningしてるかを基準にして互いに助けあっていた。Shiningの情熱を伝えることをとにかく重視した。」
「知事には日本語でもいいですと言ってあったんだけど、自分も「輝いている」ことが大事だって言って一生懸命英語のスピーチを練習していたよ。」
先にどんな印象を残したいのかを決める。それからそれを効果的に表現する表現方法や言葉を選んでいくという順番ですね。
次は、3、キーメッセージ、ここだけは外さない、自分の強み(あなたの当たり前はみんなの当たり前じゃない)を再確認することです。
面接の8割は準備で決まる5つのポイントのまとめ
1、相手の視点(お悩み、立場、求めていること)を理解する
2、どんな印象を残したいのかを決める
3、キーメッセージ、ここだけは外さない、自分の強み(あなたの当たり前はみんなの当たり前じゃない)を再確認すること
4、感情に訴えるように感情が伝わるように話す(練習する)。
5、感情をマネージメントする。