国際的な仕事がしたい、ソーシャルな仕事をしたい、国際機関で働きたい、と言った相談を受けることがあります。
そのためには、まず経験を積んでから挑戦するとみなさんおっしゃいます。ではどんな経験を積みどんなスキルを身につけるとそれに挑戦できるのでしょうか?
語学力、調整能力、分析力、交渉力、リーダーシップ etc.。。。
どの段階になったら十分だと言えるのでしょう?
例えば、私が紛争が終わったばかりの南スーダンで、元兵士の社会復帰のプロジェクトの最前線で働いていた時、私たちは日々新しい課題に直面していました。今まで経験したことのない事が次々に起こるのです。頭も身体もフル回転です。
では、そこで働く人達は十分なスキルを身につけていたのでしょうか?
答えはノーです。実際のところ、私も含め心の内を覗けば、自信がなかったり、不安を感じる事は沢山ありました。
きっと現場にいる国連事務総長代表や大使といった人達でさえ同じだと思います。
なぜなら、「課題」というものはいつでも格段に大きく見えるからです。
でも気がついたら一歩一歩課題を超えていた。
ある意味、そんな状況だからこそ(火事場の馬鹿力的に)自分の力を引き出してもらったという面もあるかも知れません。
だから、これを読んでる方に伝えたいことー
十分だからやるわけじゃない。
やりたいからやる。やると決めればスキルは後から身についていく!
自分の目で見て感じてきて欲しい!
自分にこれからどんなスキルが必要か?現場にいって考えればいい。
ここで考えているよりも体験する方が何十倍もの深みと飛躍をもたらしてくれるから。
ビジネスとソーシャルの境界が曖昧になっている中、どんな分野に進む人にも関係していることだと感じます。
ぜひこの時代の機会を楽しんでください!
Good Luck!!!