就職活動に落ち、ミャンマーへの一人旅から戻ってきてから、親に伝えました。
国連で働きたいと思っていること、
そのためには大学院に行く必要があるから就職はしないこと、
国連で働くためには海外の大学院を出た方がいいらしいのでイギリスの大学院を目指すことにしたこと、
そして大学院に入学するまでに少し時間があるからその期間は海外でインターンすること。
「緊急家族会議」が招集され、父の一言。
「そんな夢みたいな事を言ってないで就職しなさい。」
就職活動に落ち「退路」を断たれた状況でもあったので、
大学院入学が「最後ののぞみ」をかけた「一大プロジェクト」になりました。
まず、直面した現実。
今のままでは成績がギリギリなので今期はなんとしてでも成績をかなり上げる必要があること、
苦手なマクロ経済が必須科目として残っていること、
英語力(スコア)を短期で上げる必要があること、
合格するには小論文と志望動機が重要であること、です。
もうかっこつけてる場合じゃありません。
毎日大学の図書館に通い詰めました。
以前は教室の後ろの方でつまらなそうに授業を受けていた人が、
突然、まるで別人のように最前列に座り質問までし始めるのです。
苦手だったマクロ経済も最優先にして必死にがんばりました。
(やればできるじゃん、と自分で自分にツッコミを入れたくなりそうです(笑))
大学院に行くためにモーチベーションを保つことも大切でした。
この時に考えた私の「作戦」は、面白しろそうな大学院の科目を聴講させてもらうことでした。
あるイギリス人の先生を訪ね、断られるのを覚悟で直談判に行きました。
「私、今度イギリスの大学院に行こうと思っています。
以前受けた先生の授業が面白しろかったので、もし出来たら大学院の授業を聴講させていただきたいと思っています。
リーディングもやって参加します。」
。。。
一瞬間が空いた後で、「いいよ。」とのお返事。(ほっ)
この先生の授業は面白く、合格するかどうかも分からない大学院応募のモーチベーションを保つのにとても役立ちました。
同時に、留学生も交じりながら少人数で議論が行なわれていく空間に身を置きながら、もしかしたら私でも大学院に行けるかも。。。段々とそんな気がしてきたのでした。
大学院の相談にものって頂きました。
ある日、志望動機を見てもらった時のことです。
「なんでオックスフォードには願書を出さないの?
ロンドン大学もオックスフォードもそこまで変わらないよ。」
そうなの???
オックスフォードってあの皇室の方が行くところじゃなかったっけ?
海外に行きたいのに親に反対されたら(6)に続く