海外に行きたいとあなたが言い始める時、何パーセント位の親が賛成し反対するでしょうか?
一人旅をしたい、海外に留学したい、海外で働きたい、アフリカに行きたい。。。自分がやりたいことを実現する、しかもそれに海外に行くことが含まれると誰もが通らないといけない「関門」に親の反対に直面する、または親を説得するということがあるようです。
正式な統計がある訳ではありませんが、周りの人たちを見ていても、最初から親が全て手放しで賛成したというケースはほとんどないようです。
結果的に8カ国計12年の海外勤務・生活を送り、国連では南スーダンでも勤務した私ですが、一番初めに留学したいと言った時は母に反対され、大学一年生の時にはじめてタイに旅行に行った時には、1週間に一回電話をするという条件でオッケーされ、帰国の日には私を迎えに成田空港に来る程でした。(バックパック旅行の話しです。。。(汗))
さて、一番初めに留学したいと言った時の理由は「治安が心配だから」という答えでした。
「治安」ー 確かに親にとっては最大の心配だろうけど、高校二年生にとって諦めるにはあまりにも漠然としすぎてリアルな説得力がない「治安」という理由。。。
「じゃあ、もし安全だったらいいの?
同じクラスのミエは9月からアメリカに留学するんだよー。
アメリカじゃなくてニュージーランドとかオーストラリアならいいの?
AFSの交換留学プログラムは安全なんだってー。」
身近に短期留学に行った友達がいたこと、高校自体に交換留学プログラムがあってそれにも応募したけど落ちた事、例をたくさん出して話していく内に段々と、安全な先でサポート体制がしっかりしているところを探すというのが条件となりました。
資料請求をし、書類を揃え、担任の先生にも推薦書の作成をお願いしました。
そして、試験の日が来て、面接にも行き、合格通知が届きます。
そんな既成事実をどんどん作っていったらもう親も反対しづらいのでしょう。
晴れて、私は高校二年生の1月から1年間ニュージーランドの高校に交換留学しました。
国連では南スーダンでも勤務した私ですが、高校2年生でニュージーランドに留学をするのを決めた時が一番勇気がいったような気がします。行き先というよりも、当時インターネットもEメールもなくて海外に行くことの意味がもっと大きかった時代、日本人がいない日本語もまったく通じない環境へ飛び込むと決めた一歩の「一歩」は文字通り大きかったのだと思います。
さて、念願の留学もかない、大学に入学して一番はじめの夏休みに旅行をしていろんな国を自分の目で見たいと思った時、次の「反対」の「関門」は以外とすぐにやってきました。
(海外に行きたいのに親に反対されたら ②に続く)