海外赴任者にとっての最大のストレス要因は、現地スタッフの関係・マネージメントだと言われています。
安全対策という視点においても、現地スタッフとの関係が今までに増して重要にっています。
以前は、海外赴任をされる方は比較的英語も得意で、海外生活に興味のあるようなタイプの方が多いものでした。
一方、近年は、製造業の製造拠点が海外に移ったため、技術者の方の海外赴任が増え、マネージメントやコミュニケーションの面でストレスを体験される方も多いようです。
例えば、技術職としての専門性が買われ海外に赴任したものの、文化やコミュニケーションスタイルの違いから、現地スタッフとの間に距離や誤解が生じるというケースです。
そこに生じるのは「なんでそんなことまで言わなきゃ分からないんだ」「だから○○○人は困る」と今までのやり方が通じなくストレスをためる海外赴任者と、「日本人は何考えているのか分からない」とやはりストレスをためる現地スタッフとの関係です。
これが、モーチベーションの低下、ミスの増加、期限を守らない、といった受動的な形での抗議という形で現れることもあれば、場合によっては、処遇への不満・抗議、出勤拒否、賃上げ紛争・デモの実施といったより積極的な形での抗議という形で出る場合もあります。
上手くいっていない時…
もしかしたら、こんなことは当てはまりませんか?
◯「解決」モードになって、彼らの言っていることを「聴いて」いない (自分の要望が理解されたと感じられないの で不満が残る)
⇒ 彼らが本当に理解して欲しいと思っていることは何ですか?
◯ 彼らが伝えようとしていること、なんでそう言うのかを理解していない
⇒「報酬を上げて欲しい」の下にある欲求は 何ですか?
◯ どちらかの意見が「正しい」と思っている。
⇒選択肢がどちらでは解決しない。win-winな方法とは?!
◯ 文句を言わせたままにしている。(現地スタッフの依存的態度を助長している)
⇒どうしたら現地 スタッフに責任を共有してもらえるのか?
◯ 日本人が全てを背負ってしまう
⇒ 現地スタッフの関与を拡げるにはどうしたらいいか?
赴任者は本社と現地スタッフとの間の「板挟み」におかれがちであり、さらに帯同家族のケアをしなければならないなど、その重圧は相当なものです。
赴任者の方が現地に着いてから充分に本来の力を発揮できるよう、想定される課題に対して事前に準備をするお手伝いをいたします。
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