今の南スーダン政府の政権を担っているのはディンカ族という部族の人たちです。このディンカ族の人たちは、世界の中でも一番身長が高い部族らしいのですが、その身長を生かしてアメリカのNBAでバスケットボール選手として活躍している人が何人かいます。
まず、南スーダン(ディンカ族)出身者としてはじめてNBA入りしたマヌート・ボル選手(Manute Bol)。
1985年から10年間NBAでプレーし、圧倒的な身長と手足の長さを活かしたプレースタイルでリーグ屈指のディフェンダーとして知られています。1985-86年のシーズン中は397ブロックをマークし、新人記録を打ち立てます。出場時間1分間につき、176ブロックというNBA史に残る通算記録も残しています。
ちなみに、彼のお父さんは203cm、お母さんは208cm、おじいさんは240cmあったらしいです(!)
写真⇧ マヌート・ボル選手
写真⇧ ルオル・デン選手
そして、亡命先のエジプトでマヌート・ボルに出会い、バスケットを習ってNBAの選手になったのがルオル・デン選手(Luol Deng)。
2004年からNBA入りして、06-07年は82試合全てに先発出場を果たし、フェアにプレーし、オフコートでもリーグの見本となる行動をしたプレイヤーに送られる賞、「スポーツマンシップ・アウォード」を受賞しています。2010-11シーズンは、チームのキャプテンを務めています。
南スーダンの若者にバスケットボールを教えたりするEnough Projectを立ち上げています。