南スーダンで求婚される?!の巻(2)

黒くて背の高い人が美しいとされる南スーダン。黒くないし背も低いワタシ。そんな私が求婚されることに。。。?!

同僚のフィリピン人の家に南スーダン人の高校生アコルくんが居候していました。このアコル君、南スーダンの北西に位置するワラップ州というところの出身で、自分の生まれ故郷には高校がないとかで、学校へ行きたいとの思いを捨てきれず、一人で街に出てきたそうです。

親戚も知り合いもいない街でしたが、外国人を見つけては、

家の手伝いをしますから家に住ませて学校に行かせて下さい、とお願いをして周ったそうです。

何件か周った後で、このフィリピン人にたどり着きます。家といっても、電気もないとてもシンプルな家でしたが、

水を汲んだり、ご飯をたいたり、家の掃除をする「試用期間」を無事に合格し、

私が出会った頃はすでに学校に通いはじめ何ヶ月かたった頃でした。

 

南スーダンの現役の高校生がどんなことを学んでいるのかに興味があったので、私はそのフィリピン人の家に遊びに行く度に、よく彼とおしゃべりをしていました。

「はろー アコル、学校はどうだった?」

「今日はどんなことを勉強したの?」

一度見せてもらった数学の宿題が、2×5=(  )」だったことにびっくりして、

同じ日の別の宿題が、アフリカの戦略的な課題は何ですか?なんていう博士課程のようなテーマだったので、さらにまたびっくりしたことがありました。

彼は確か高校2年生だったと思うのですが、紛争が終わったばかりで、教科書やカリキュラムが存在していない中、実際に教えられる内容は先生の力量にほとんど頼っている状態だったのです。

ある日アコルがこちらを見て、モジモジしていました。

彼は言います。

「チカ。。。僕チカと結婚したい。。。

僕は学校に通っているから、まだ牛は渡せないんだけど。。。」

(ディンカ族では花婿の家族が花嫁の家族に牛を渡すという習慣があります。)

彼のあまりにピュアな気持ちに思わず胸がキュンとしてしまいました。

家族と離れて暮らす中、お母さんや家族が恋しかったと思うし、彼の生まれ故郷では日本のような恋愛カルチャーはないので、結婚と言っても、もっとあなたとお話しがしたい、というようなニュアンスだったように思います。

この件については、まず学校を終わらせようね、そしてまた遊びに来るからいつもの通りにお話しをしようね、という事で落ち着きました。

 

今思い出しても胸がキュンとなります。。。(≧∇≦)

アコル、今でも元気で南スーダンでがんばっていると思います。

Wau March 08 316

 

⇧ 初めてネクタイをもらって、しめ方を教えてもらうアコル

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投稿者: blossomjp

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉も職歴も違う人達が ー アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」として「国連職員」として仕事を始めることになっった。。。 国連に「出稼ぎ」に来ている人もハーバード卒業の「エリート」もみんな一緒。カオスでにぎやかな現場で80カ国の人たちが一緒に平和を築くためには?!

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