80カ国の人たちが一緒に平和を築くには(2)?!「南スーダンの方がマシ」?!

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉もトレーニングも違う人達が アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」としてまたは「国連職員」として仕事を始めることになる。。。

さて、その行方はいかに???!!!

国連のPKOに参加している人には国際職員(international staff)、国連ボランティア(UN Volunteer)、軍事オブザーバー(UN Military Observer)、国連警察(UN Police)、など、様々な職務とカテゴリーの人たちがいます。

そして、この人たちはそれぞれの職種で決まった「手当」をもらいます。この「手当」はその人の出身国や母国の経済レベルに関わらず同額なので、例えば日本人のわたしがもらう額もバングラデシュの人がもらう額も同じということになります。

その紛争国での「手当」ですが、生活環境やリスクを考えると日本の感覚で言うとはっきり言って高くありません。ただ、いわゆる途上国の人たちからみると、勤続30年の公務員でも月収が2万円程度だったら、その「手当」は国によっては一度に母国の月収の何倍かをかせげてしまう機会になるという訳です。

同僚の中には、母国で選挙管理委員会の公務員として30年以上も働いてきて、国連に参加していた人や、帰って母国に大きな家を建てたという人は何人もいました。任期が終わって家を建てるのはそれぞれの自由だけど、中には私ははっきりいって現地の国のことには興味ありません、という態度があからさまな人もいた。

国連の現場で、80カ国の人と一緒に働くとなるとそういう人たちとも一緒に働くことになるのです。

中には、母国も大変な状況の中で(母国が大変だからこそ?!)、国連に参加している人もいました。ジンバブエ出身の警察官だったけれど、ムガベ政権下のハイパーインフレの時に働いていた刑務所では食料が調達できずに、収容されていた人がバタバタと死んでいったそうで、「南スーダンはまだましだよ」と言っていました(汗)。

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お金目当ての人たちのことを「なんてけしからん!」って最初は思っていたけど、それもこれも含めて、国連の現場はまさに世界の縮図。世界に経済の格差というものが存在する以上、自分の国よりも大きい報酬を得られるチャンスがあったら私も参加するだろうと思うのです。

念のために付け加えておくと、この人すごい!と感銘を受けた人にもたくさん会いましたよ。そういう人も、こういう人も、ああいう人もみんな「国連」。すごくリアルな「世界」の体験でした。

80カ国の人が一緒に平和を築くには?(3):インドとパキスタンの本音に続く⇒ https://chikaonaka.com/2015/01/08/80カ国の人たちは一緒に平和を築くことができる-3/

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投稿者: blossomjp

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉も職歴も違う人達が ー アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」として「国連職員」として仕事を始めることになっった。。。 国連に「出稼ぎ」に来ている人もハーバード卒業の「エリート」もみんな一緒。カオスでにぎやかな現場で80カ国の人たちが一緒に平和を築くためには?!

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