21年前にお世話になったニュージーランドのホストファミリーからクリスマスカードが届きました。21年たった今でもまだカードの交換が続いていることを思うと、とても感慨深いです(涙)
当時、わたしは高校2年生の17歳。AFS(American Field Service)の交換留学生として、人口3万人のニュージーランドの街 Timaru (ティマル)というところで高校3年生の一年間を過ごしました。
日本にいたら受験勉強に忙しかったはずですが、テニスをしたり、トレッキングをしたり、ジョギングをしたり、ずいぶんのんびりした高校3年生を送っていました。大学に進んでもいいし、専門学校に進んでもいいという、それぞれの個性がより尊重されるという社会でした。今思えば、そんな価値観の中で高校3年生を過ごしたことで、全員が一斉に受験や競争をしないといけないといった自分の中の世界から一旦自由になれたことはとても大きかったように思います。
けっきょく、わたしは帰国後、普通の受験勉強になじめなかったのですが、その頃から「社会とはこういうもんだ」というものは、えっ?そうかな?そうじゃないかも?になり、世界にはいろんな道があるということを腹で学んだような気がします。
17歳のわたしを無償で一年間も受け入れてくれ、ほんとうの娘のように面倒みてくれたホストファミリーのHarriet とGerald Byrne夫妻、Tui Walsh(AFSのリエゾンパーソン)は私にとっても今でもとても大切な人たちです。私がその後、国連などで世界で働くようになったのも根底には彼らがみせてくれた精神があるように思います。本当に本当にありがとう。感謝しています。
Thank you for showing me what is important in life and for making me what I am today. I love you.