世界で一番新しい国の一番新しい大学の生徒に書いてもらったエッセイが手元にあります。住民投票で独立が決まって間もない2011年1月だったので、自然と独立に関連したものになりました。
「『南スーダン』が『スーダン』の体験から学び、新しい国の国づくりに活かすことは何ですか?」「部族化を超えて国をまとめるものは何ですか?」「南スーダンのビジョンは何ですか?そのためのあなたの役割は何ですか?」「独立が決まったばかりの南スーダンが世界に教えられることは何ですか?」その中からテーマを自由に選んでもらいました。
南スーダンの人たちが望んでいることはとてもシンプルなこと ー 彼らの想いが、独立後内紛を始めた南スーダンのリーダー達に届くことをを願います。
米米米
私は今の南スーダンにとって一番必要なのは教育だと思います。なぜなら、教育を受けることで農村に住む人にも街に住む人にも礼儀正しく接することができるからです。礼儀正しく接するということは、違う考えを持っている人たちを理解するということです。相手を理解することができれば、部族の間の争いも無くなると思います。そうすることで、南スーダンは世界の様々な活動に参加できるようになると思います。
米米米
私が望むのは、全ての子どもたちが学校へ行けるようになることです。全ての子ども達が学校へ行けるようになるので、字が読めない人・書けない人がいなくなります。それによって全員が社会に役に立てることをみつけます。教育は特に女の子にとって重要だと思います。なぜなら、女の子が平等に扱われるための手段だからです。学校へ行くと悪い影響があると考える親たちがいますが、それは間違った考えだと思います。私はそのような偏見をなくしたいです。
米米米
私は農業を拡げたいです。たくさんの物資を輸入している南スーダンですが、もっと肥沃な土地がを活用して、農業を輸出資源とすることができると思います。
米米米
私は教育が南スーダンをまとめる鍵だと思います。教育があれば、理解が生まれます。教育があると民主的な制度ができます。民主的な制度があると、誰かが抑圧されたり搾取されたりすることがなくなります。汚職もなくなります。新しい国では誰もが平等に扱われるようにしたいです。